September 10, 2007

小型シート型Pスタンプの導入を

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 図版は今年3月30日に発行された「切手展ノーザンランド2007」(ニュージーランド)の小型シートです。ご存知のように同国は北島と南島というふたつの大きな島に分かれています。その北島で開催される国内展が「切手展ノーザンランド」です。同国郵政もバックアップしている関係で、このようなローカル小型シートが発行されています。花図案の$2はPスタンプ用切手ですが、その下の太陽熱発電式灯台図案の$2は郵便に使うことはできますが、あまりにも恣意的に過ぎる発行形態であることからUPUは正式には切手として認めていません。それゆえ、一部のカタログでは掲載を見合わせています。同国はこの手の「好き勝手発行小型シート」がけっこう多いです。
 UPUが認めない切手の話はさておき(さておくのかよ!)、今日ここで語りたいのはですね、この「小型シート型Pスタンプ」なる「スタイル」だけ、日本でも導入できたらヨイよ、用途・販路がもっと広がるのではないかということです。
 試行販売期の写真付き切手からフレーム切手に至るまで、日本のPスタンプは連刷シートのスタイルのみです。もう一歩踏み込んで、小型シートスタイルにすると使い勝手が良くなるのですよ。たとえば灯台図案部分を切手ではなく入場券にするというアイデアがありますよね。勘の良い方は、もうそれだけでピンときたことでしょう。切手展に限らず、博物館、美術館の展覧会など、入場券つき小型シートで売価500〜1,000円程度の価格設定も全然違和感はないです。むしろ、使える切手(80円または50円)がオマケにつくので割安感すらあります。記念の小型印も押せるとなればスーベニア性もありますし、小型シートサイズならコレクターズ・アイテムとしても保存しやすい(今のフレーム切手は大き過ぎると思いませんか?)。
 イベントの入場券の他、クーポン券、割引券など、アイデア次第で応用範囲は広がります。小さいサイズの小型シートで、今のフレーム切手フルシートと同等の売価設定となれば、制作引受サイドも粗利が大きいことでしょう。まずは企業や大口専用で試行して欲しいものです。JAPEXの入場券つき小型シート800円とかどう?。または基金応募者に凹版カードのかわりにこの小型シートを進呈するとか、ね。

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August 18, 2007

カナダ郵便会社25年

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 今日はどういう風の吹き回しかebayの落札品、郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布品、カナダ郵政オンラインショップ注文品がどわーっとまとめて配達されてきました。その日のうちにデータベース入力&整理・整頓をと励行しているので嬉しい大変です。
 さて、これは郵趣誌には掲載されることはないだろうとは思われるものの、Pスタンプコレクターさんにはおそらくマスト・アイテムになると思います。まずはカナダ郵政オンラインショップの説明文原文をお読みください。

Product Description : COMMEM ENV CANADA POST CORP
Product Details : October 16, 2006 – Issued to celebrate Canada Post’s silver anniversary as a Crown corporation, this commemorative envelope bears a customized stamp image, created by Canada Post’s Picture Postage™ and printed directly onto the envelope, and a unique cancel. The envelope depicts silhouetted letter carriers walking their routes to symbolize Canada Post employees across the country.

 カナダのPスタンプこと商品名「ピクチャー・ポステイジ」のイメージを応用して料額印面と消印をも直接印刷したものです。このスタイルのコメモレイティブ・エンビロープ(記念封筒)の第一弾なので、何はともあれ初物アイテムということでぜひGETされてください。Pスタンプのさらなる進化形のひとつですから。なお、数字の「25」部分はエンボス加工になっています。
 切手ではないために前記のように郵趣誌の世界新切手ニューズには載らないと思いますので、各自カナダ郵政オンラインショップで購入してください。ショップのアカウントを取って商品番号341738をサーチしてください。1通2.50カナダドルです、日本円で約270円になります。

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September 30, 2006

火だるま切手チラシ

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 山口市役所・小郡総合支所に行ったついでに隣接する山口・小郡郵便局にも立ち寄ってきました。さすがに県央部を代表する郵便局だけのことはあり、ロビーには銀行並みにお客さま係が控えておいででした。早速フレーム切手のパンフレットを頂きたいのですがと申し出たところ、二つ返事で聞こえてきたのは・・・

 は? ふれーむ・・・えっえっ?(←あきらかにたじろいだ態度)

 そう、まったくご存じありませんでした、完膚なきまでに。これはたいへんな吉兆でした。お客様係が何も知らないということはイコール、ロビーにチラシを出していない証拠でもあるのです。思った通り、慌てて窓口担当に何やら聞いていたかと思うと、奥のロッカーからチラシと申込用紙を持ってきてくれました。
 当然ながら、しまいっ放しなので状態は最高です。折れ筋・手垢・日焼けひとつなく、これこそまさしく英語圏(特にアメリカ)で言うところの"POST OFFICE FRESH"そのものです。裏返してみますと、サンプル画像のことごとくが"Flame"(炎)とスペリング・ミスされていました。インターネット上ではごく早い時期に"Frame"(枠)と訂正されていましたが、やはり印刷物は出来上がってしまうと簡単に修正とはいきません。PRのために8月には全国津々浦々の郵便局にまで行き渡っていた紙媒体類は、そこはそれ、この際やむをえないのでこのまま無くなるまで使い切りましょうとなったのでしょう。回収して印刷し直して再配給していたら大変な経費がかかってしまうからです。

 フレーム切手の受付開始前のPR時期から"Frame"を"Flame"とスペリング・ミスしたチラシ、ポスター類が郵便局に大量に配付された。これを通称「火だるま切手チラシ」「火だるま切手申込用紙」等と呼ぶ。日本のPスタンプ史の中で欠くベからざるエラー・アイテムとなっている・・・・・と何十年後かの切手カタログに掲載されるかな???。ま、とりあえずタダでもらえるモンですからGETしておきましょう。いらなくなったらいつでも捨てられますから。

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August 22, 2006

日本初のカスタマイズド・スタンプ

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 切手の絵柄部分そのものを好きな写真・イラスト等にカスタマイズできる、日本初のカスタマイズド・スタンプ(略称:Cスタンプ)がついに実現することになりましたね。詳しくは日本郵政公社の8月21日付報道発表を参照ください(ここ)。
 たいへん良いことなので基本的には大歓迎です。「フレーム切手」という商品名から、フィンランド、オランダ、カナダ、オーストリア、オーランドといった、同一スタイルのCスタンプ先行各国の例をきちんと研究されたことが伺えます。2種類のフレームが選択できるセルフ糊式切手というスタイルに一番似通っているのはカナダの商品名Picture Postageですね(詳しくはここ)。
 細かいことは実物が世の中に出回ってからでも遅くはないんですが、一点だけ気になりました。報道発表を見てまず思ったのが"フレーム状の切手の内側にミシン目で仕切った空白のタブ部分を設け"ウンヌンのくだりです。"タブ"などというバリバリの郵趣専門用語が平気で一般向けに使われているのも驚きですが、文字通り受け止めると切手の内側に更に目打穴があるということでしょうか?。解説図からはルレット目打かな?とも思いますけれど、罫線等の印刷ではなく穿孔であれば、日本初の「穴開き切手」でもあることになります。
 いずれにしてもJPS創立60年・財団化25年のフレーム切手は確実に作られるでしょうから今から楽しみに待っています(おねだり、おねだり!)。

注:上図は想像で合成してみたオアソビ画像です、念のため。

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August 06, 2006

はがきCD

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きってコレクションblogのHIDENさんからすばらしい暑中見舞が届きました。業界初の絵はがきCDです。詳しくはhttp://www.barks.jp/news/?id=1000025143http://www.teichiku.co.jp/artist/matsusen/disco/ci106.htmlを参照してくださいませ。CDを買うとPスタンプが付いてきて、それをCDそのものに貼って送る&贈ることができるというもの。HIDENさんにはずいぶん高い買い物をされたみたいで、ただいま、どのような返礼をすべきかびびってます、まじでー。
 それにもまして、消印が「新宿 18.8.2」となっていることから、CD発売初日に東京都内を駆けずり回って発送してくださったことがわかります。そのレポートを拝見しますと、酷暑の中、体力的にもたいへんであったことが伝わってきました。ほんとうにいたみいります。
 興味のあるPスタンプコレクターさんは、こちらの販売店リストをご覧になってCDショップへお急ぎください。わが山口県は、うーん、見事に1軒もないなー。田舎バリバリやねー。

 なお、第1種定形郵便物の重量便料金(25g〜50gまで90円)なら「CDはがき」じゃなくて「CD封書」じゃないか!というツッコミは、既に私がかまし済ですから、まー、難しいことはさておきましょう。

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(↑Pスタンプ部分の拡大図)

(余談)
 8月4・5日の両日、小泉首相が山口県に来てました。松下村塾とかを見て回ってましたが、うーん、これが初めてというのは意外でした。国会議員の「議員」なる言葉もメイド・イン・山口だし、単なる観光でもかまわないので、早いうちに萩ぐらいは見に来た方が良いですよ。山口県は旧郵政省時代、切手原画やデザインを担った技芸官も少なからず輩出していますので。
 ちなみにすべからく山口県で生まれ育った子供は、小学校卒業までに遠足や修学旅行などで松下村塾、下関の関門海峡・赤間神宮、岩国の錦帯橋、広島県の安芸の宮島には必ず連れて行かれるのです。その意味は推して知るべし。

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July 22, 2006

韓国の竹島(独島)Pスタンプ

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 集中豪雨のため瀬戸内海をまたぐ大分出張はやむなく延期になりました。参ったなーとか思っていた矢先、南北逆方向、日本海の向こうからこんなエアメールが届きました。おやおや、このPスタンプ2種は竹島こと韓国名・独島ではありませんか。差出人は鳥取県のYさん。どうもありがとうございます&ご苦労様です。お隣の島根県が竹島の日を定めたので、わざわざこのような形できっちり『視察』されたのですね、たぶんそうかな、いや、きっとそうに違いないっ!。(下に部分拡大図)


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(ソウル中央局 2006.7.18)

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May 20, 2006

来た!来た!

 今月18日完成予定の仕事を抱えていたので、予想通りスタンプショウ=ヒロシマには行けませんでした。催事日の13・14日両日とも完璧に仕事モードでした。

 そんなこんなで繁忙期のヤマ場も越え、ようやくまったり感も多少感じられるようになりました。そこへ、例の「サウンド・オブ・ミュージック」のCD付きブックレットが届きました。Pスタンプはブックレットの中のページとして綴じ込まれた立派なものでした。映画のワンシーンを描いたものは(案の定)ありませんでしたけれど、モデルになったトラップ大佐ご本人の肖像写真を用いたPスタンプが含まれていました。これって意外にレアかも???。

 さらにCDについてです。演奏が"Official Symphonic Post Orchestra Salzburg"というのが怪しいなあと思っていました。「オフィシャル・シンフォニック・オーケストラ・ザルツブルグ」というのならまだしも、なぜか「ポスト」の一語が挟まってるぢゃありませんか。音楽好きな郵便局員が趣味で結成したかのようなアマチュア楽団で、下手っぴー丸出しの楽曲だったらヤだなあーと、偏見丸抱えの予想を持っていたのです。
 んー、結論からゆいますと、のっけからCDはどうでもいいと思っていたので、それから考えれば「おや、ちゃんとしてるじゃん!」でした。「ドライブが楽しくなりますね!」なあーんて皮肉のひとつも言いたくなるような、スーパーのBGM並みのものとはぜんぜん違ってました。さすがオーストリア!でした。

 ブックレットの日本語もほぼちゃんとしてたし(誰かアドバイザーがいたに違いないです)、PスタンプもCDもトータルで考えれば非常に得した気分です。大真面目にお勧めです。郵趣サービス社さんも、これはぜひ取り扱った方がいいですよ、ホント。なぜなら、ブックレット裏表紙の裏側(見返し部分)の日本語が「サウンド・オブ・ミュー」とのみ印刷されていて「ジック」の3文字が抜けているという脱字エラーのオマケ付きですから(←ほんとだよ)

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May 15, 2005

南アフリカの広告付き小型シート

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 昨日の14日(土)、急きょ予定を1日繰り上げてスタンプショウ=ヒロシマ'05に参観してきました。はるばる東京から来てくれるDOCTORイノウエくんやモーリくんたちのスケジュールを確認すると、この日の方が何かと都合が良いらしいことがわかったためです。すぐに電子メール、iモードで連絡を取り合って調整完了。して、お昼ちょい前に会場に到着すると、いきなり両君が揃って話をしている場面に合流。場所はDOCTORのあの国体切手の作品の前で、そのまま作品解説&質疑応答タイムに(笑)。今回は公私ともに立ち入った相談事もあって広島に出かけたのですが、天野先生に昭和19年の沖縄・名護局消、水力発電3銭一枚貼り私製はがきの鑑定もして頂けるなど、いろいろな用事もきれいさっぱり同時に片付けることができました。そんな"ミーティング的参観"であった関係上、お買い物は重要用件のみごく簡単に済ませることとし、上図もそのうちの代表的な一件でした。

 ごく普通の小型シートのようですけれど実は広告付きです。1986年発行の「シーラカンス」50c切手の横ペアを収め、シート地に「環境学習センター」などの文字が入れられています。英文表記を読まない限り、まずそれとは気付かないと思います。南アフリカは1997年に、この小型シートスタイルを主とした広告付き切手を10点ばかり集中的に発行しています。
 広告付き切手の歴史は意外に古く、1882年から切手の裏面に広告を入れたニュージーランドの普通切手がその始まりです。広告付き切手類も利用者のニーズに応じたカスタマイズ化アイテムですので、現在大人気の写真付き切手(Pスタンプ・Cスタンプ)ともども、将来的には収集分野の括りとしては統合されていくだろうと思っています。その考え方から旧来の裏糊式・小型シート形式の広告付きアイテムも全世界的かつ通史的な視点できちんと押さえておきたいものです。青山スタンプさん、いつもありがとうございます。

(南アフリカ1997年発行/購入参考価格:200円)

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May 07, 2005

SNAPSHOT!

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 写真つき切手ことPスタンプの世界的先進技術国オーストラリアがまたまたやってくれました。オーストラリア郵政曰く"SNAPSHOT! is the world's first personalised booklet"だそうです。
 しかし、「パーソナライズド」の究極の意味は「当の本人以外まったく価値ナシ!」っつーことですからねえ。なんだか「いやげ物(もらって嬉しくないおみやげ)」度も同時に上がってきているような気もしませんかー?。ほんと、お好きな方はどうぞ、としか・・・オーストラリア郵政へは下記URLへ。(注:SNAPSHOT!は商品名)

http://www.auspost.com.au/philatelic/stamps/stampshop_2.asp?pid=766393498&product_type=10&category_id=441

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April 12, 2005

カナダのPicture Postage

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 郵趣誌5月号用の入稿を済ませたのと相前後してスイス、国連、カナダ・・・と各国郵政の広報誌が続々と到着し始めました。その中で目を引いたのがカナダの「Picture Postage/Timbres-photos」なるサービスの開始です。日本の写真付き切手と同じく多くの国々で採用されている"タブ部への任意画像印刷"ではなく、切手そのものの図案をカスタマイズするサービスをカナダ郵政も始めました。カナダ郵政は既に別刷りのシールを重ね貼りするタイプのPスタンプを発行していましたが、ついに一定の指定スペースに任意画像をダイレクト印刷するスタイルに踏み切ったようです。
 このタイプは世界で4番目、個人利用も可能なタイプとしては世界で3番目になります。詳細はhttp://www.canadapost.ca/personal/collecting/default-e.asp?stamp=postageへアクセスしてください。

(図版はカナダ郵政の広報誌「details」Vol. XIV No.2より)

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March 03, 2005

同舟共済

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 郵趣4月号用の記事原稿準備のために調べものをしていましたら偶然にこれにヒットしました。発行国は中国、スマトラ沖地震・津波被害のAID切手で、いわゆるPスタンプ(日本で言う写真付き切手)スタイルを応用したものです。
 いやあ見事です。正刷切手でAID切手を発行しようとすると正式な告示が必要になるなど準備がたいへんですが、なるほど、Pスタンプの「形」を利用すれば短時間で発行することができますね。しかもシート地の余白面積も広いのでデザイン上の訴求力もあります。Pスタンプの新たな可能性・将来性が見えてきたように思います。

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January 01, 2005

年賀印あれこれ

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 元旦に配達された年賀状から面白いアイテムをさっそくピックアップしました。

 左側の2枚は旧印の年賀使用です。予備印として局保存されていた古い印顆を年賀用に臨時使用したものです。(櫛型年賀印/山梨・内船17.1.1年賀および和文機械印・旧波/枚方17.1.1年賀)
 左から3番目の赤い印は年賀レタックス用の証示印です。もともとレタックスに日付印のたぐいは不要なのですが、ま、年賀っぽい雰囲気があった方がよかろうということで回転刻印タイプのゴム印を使っている局があるのです。厳密な意味での郵便用通信日付印ではないので、年賀状の余白にポン!と押して送ってくださったものです。(高知・南国国分17.1.1年賀)
 右端のアイテムは消印ではなく切手の方に注目です。上部に普通切手サイズの切手を貼れるだけの余白を設けたPスタンプ状の私製シールです。これに50円年賀切手を重ね貼りしてあるわけです。はがきも薄物を全面密着すればOKなのでこういう遊びができるのです。Pスタンプで言えばカスタマイズ部にあたる絵柄にJPS藤沢支部にひっかけて20円新フジ切手をプリントしています。そのままでは郵模法に抵触するのでアメリカのプリキャンセル状の図を重ねています。アメリカ切手収集家がいればこそ、こんなアイデアが思いつくのでしょう。(シャチハタ式和文年賀印/藤沢17.1.1年賀)。

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September 15, 2004

アメリカ初の三角切手

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 アメリカ郵政は妙なところがあります。世界に先駆けて!の先進的なプランを実行するかと思えば、意外に保守的な側面をも濃厚にあわせ持っているからです。

 上掲はアメリカでの通算第9回目の開催にあたる国際切手展PACIFIC'97の記念切手で、タイトル通りアメリカ初の三角切手です。第9回と言えば単なる通過点の印象しかありませんが、1997年という年は、アメリカが1847年に最初の切手を発行してから150年の節目の年であったがために、このような大奮発な切手を発行したのでした。初の三角切手へのチャレンジという先進性とは裏腹に、その歴史を反映して切手展の舞台となったカリフォルニアの19世紀中頃の輸送シーン「クリッパー(快速帆船)」と「郵便馬車」を主題にし、しかも伝統的な凹版印刷で発行する古めかしさとの組み合わせがいいではありませんか。この一件だけを見ても、アメリカの古さと新しさの奇妙な同居関係が伺えます。
 言われて初めて気付くことの例では、なぜかアメリカ郵政は寄附金つき切手の発行に冷淡で、最初の寄附金つき切手が世に出たのは上掲切手発行翌年の1998年「乳ガン研究」です。かと思えばアメリカ初の円形切手は、同時に同国初のホログラム切手であり、なおかつ同国初の円形小型シートでもある「国際切手展2000/Space Achievement」(2000年発行)という極端な前衛的切手です。あるいはまた、つい先頃、著作権や肖像権の侵害が危ぶまれるとの理由で、世界各国で実用化されているPスタンプについては同国の審議会が発行を認めないとの厳しい答申を出しました。

 アメリカ切手を鑑賞する時は、デザインに込められた古さと新しさの奇妙な緊張関係を意識してみてください。歴史の浅い国ならではの、古式に対する感覚が私たちとはずいぶん違うことを感じ取ることができますよ。

(アメリカ1997年発行/購入参考価格:2種で200円)

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