Mail & Postal Arts/メールアート

November 14, 2019

メールアートの絵はがき

 某所でポストカードを漁っていましたら3枚組でたったの50円で掘り出しました。ふつうの郵便物のほかにハンガーそしてニワトリ、バッタ、手袋の形に切り抜いた紙(厚紙?)に切手を貼って送った実逓便を題材として取り上げています。メールアート自体が日本ではまだまだ知られていないと言うのに、それを題材にした絵はがきとはびっくりです。
 宛名面の郵便番号枠が7桁なので、7桁郵便番号制度がスタートした1998年(平成10年)2月2日以降の日本製であることは明らかですけれど、製造者名も何もないので詳細は全く不明です。わからないながらも興味深い事例なので特にご紹介しておきます。

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 実は私もいくつかのメールアート作品製作プロジェクトを同時進行中です。今公表できるのはこれ、角6封筒をベースに日用品のラベル類、紙モノの端材、スタンプ類をコラージュした「日常の記録」です。
 角6封筒をベースにしたのは、ボストークアルバムリーフ、A4判リーフともにすっきり収まるので収納や展示に合理的だからです。5~10通の封筒を常に帯同し、アドリブでコラージュしています。自分の感性で仕上がったなと感じた段階で行く先々最寄りの郵便局で引受消印して自分宛に送っています。さしあたって100通を目標にしているので「Project-0100」(プロジェクトぜろいちまるまる)と名付けました。いずれ全作品をご覧いただく機会を作りたいと思っています。

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June 27, 2019

高級感のある横向き郵政はがきを切望

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 1枚70円の国際はがき(外信はがき)の紙質と淡いベージュの色味がたいへん良いので記念押印台紙がわりに重宝しています。今年10月に予定通り消費税が10%に上がると国内はがき料金も現行の62円から63円になります。そうなると国際はがき料金との差はわずか7円まで圧縮されます。市販品でも和紙の高級な私製はがき用紙はありますが、それに別途切手を貼るくらいなら、最初から国際はがきを使った方が手間がかからない分割安感があります。郵便番号枠もないので郵趣家にとっては押印スペースもその分広く記念押印にはもってこいです。

 いっそこのことお値段は70円くらいしてもいいので、国際はがき並の紙質で横向きの郵政はがき(官製はがき)を発行していただきたいです。今の時代、郵政はがきに縦向きしかないこと自体が不便です。これは何も郵趣に限りませんで、若い世代は横向きの方が便利に感じるはずです。第2種郵便単独では大赤字だというのも意外とそれが敬遠されている原因のひとつかもしれませんよ。

 

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May 08, 2019

徳仁、令和、弥栄

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 私、椙山オリジナルの令和改元ミッションが今日完結しました。ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)会員さんにはもれなくこのカードが届きます。到着まで少々お待ちください。切手と消印の組み合わせの意味は以下の通りです。

(1)平成最後の特殊切手「ハッピーグリーティング62円切手に平成最後の営業日。山口・徳佐31.4.26 12−18。

(2)慶事用62円切手に令和最初の営業日。防府仁井令1.5.7 8–12。

(3)令和最初の特殊切手グリーティング(シンプル)82円切手に山口・美和局の風景印。美和 1.5.8。

<コンセプト>
徳佐と仁井令で「徳仁」
仁井令と美和で「令和」
美和局の風景印に描かれているのは「弥栄」大橋

 「令」の字を含む郵便局は、現時点では防府仁井令局ただ1局のみなので山口県内郵便局だけで、と言うより山口県内郵便局でしか作成・完結できない記念カードです。

[ご案内]
 かねてよりご案内していますように、ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)に入会していただきますと、時折このような記念カード類が私椙山の気まぐれで送られてきます。
 facebook内に会員限定の会議室を設けており、一般公開に先立って有益な情報をアップロードしているほか、会員同士による有益な情報交換の場としてすでに積極運用されています。令和改元時の記念カバー作成のアイデア、ヒントも多数寄せられていました。
 誰が読んでいるかわからないHYPER Philatelistブログには書けないことも多々ありますので、ぜひFSCにご入会ください。まずfacebookのアカウントを取り、椙山哲太郎あてにお友だち申請と同時に入会希望のメッセージを送ってください。折り返し詳細をご返事します。

 年会費は8,000円ですが公益財団法人日本郵趣協会の普通会員以上の方は全額免除します。ただし、WEB会員は対象外です。

 

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May 04, 2019

自分オリジナルの令和改元郵趣品

 スタンプショウ2019会場内の浅草郵便局臨時出張所に押印ボランティアスタッフとして詰めていました。会期中の3日間で史上最高の25,000人以上もの入場者があり、いずれの部署も初体験の規模に奮闘しました。自分は押印する側ですからとても行列に並ぶ余裕などありません。収友に預けたり、バックヤードで郵頼処理しているスタッフに押印を頼んだりと苦心してご覧いただけるものができました。人と同じことをするのが嫌いなので、製作の方針は極力「自分オリジナルの令和改元」です。

(1) 山口・防府仁井令局と宮内庁内局のコラボ
 去る4月1日、令和の「令」の字が付く日本で唯一の防府仁井令(ほうふにいりょう)局の風景印を記念押印しました。その経緯はすでにご報告した通りです。その押印台紙に宮内庁内局風景印で令和初日印を追加押印しました。この押印台紙は10枚しか作っていません。しかも、手元に残したのはこの1枚だけ。同様品は他にありません。

◆日本で唯一「令」の付く郵便局

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(2) 技能認定書/押印技能1級
 4月30日の夕刻、スタンプショウ2019交流会があり、その席上で認定書をいただきました。その日付が4月30日。これに5月1日の宮内庁内局風景印を押印して平成令和のサドルにしました。平成最終日に押印技能1級の認定をいただいたのはなによりのメモリアルになりました。

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(3) フリースタイル切手展2019表彰状
 作品「父を送る」に倉地選考委員賞をいただきました。表彰式があったのが5月1日。業務が逼迫していたので自分の表彰が終わると許可を得てその場を離れて臨時出張所にトンボ返り&宮内庁内局風景印を押印しました(なので受賞者の集合写真に私は入っていません)。令和初日に表彰とは記憶に残るありがたい出来事でした。

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(4) 令和の典拠
 阪口安弘さんに天理大学のチラシを事前にご恵送いただいていました。これに5月1日の宮内庁内局風景印を押印しました。同じチラシを持ち込まれた方が数名いらっしゃいましたけれど3人を上回ってはいないと思います。

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(5) 貝淵純子デザイナー直筆サイン入りカード
 押印業務で身動きできない私のことを哀れんでか谷之口勇さんが恵んでくださいました(笑)。直筆サイン物大好きな自分にはお宝そのものです。なお、フィラテリー展の小型印は、申請時にはまだ新元号が決定していなかったことを示す意味あるデザインになっています。

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(6) 皇居のパンフレット
 事前に大沢秀雄さんから送って頂いていた皇居のパンフレットに天皇陛下在位30年記念切手を貼って記念押印しました。同じ日付では芸がないので日本語版と英語版で日付を変えました。

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(7) 500フィラ券
 ボランティア・スタッフの謝礼の一部がフィラで支払われました。これもよくあることながら発券日が4月30日と5月1日。そりゃあ記念品にするでしょう。

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(8) ホテルスタンプとのコラボ・カード
 たまたま泊まった浅草セントラルホテルにホテルスタンプがあるのを発見。帝都大東京における国際観光都市浅草に、まさか昭和の名残が現存していたとは!。しかも雷門にスカイツリーという直球ど真ん中のベタな図案(笑)。手持ちの予備はがきに急きょ押印し、浅草局の風景印で平成最終印を押しました。

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(9) Hさんありがとう!
 フリースタイル切手展出品作品「父を送る」を見て感動されたHさんがご恵送くださいました。滅多にアルバムリーフ作品を作らない私ですが、こういうご縁があるなら年一くらいはやってみようかなと思い始めています。神田局 1.5.1の引受時刻証明便0-8印です。ありがとうございました。

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(10) Margin No.5~8/Mail & Postal Art作品
 シール切手の耳紙を使ったコラージュ・プロジェクト「Margin」(耳紙の意)シリーズです。左下は柴田公子さんからご提供いただいた耳紙を使い、3月に実逓投函して作ったシリーズ最初の試作品です。パーツを細切れにし、カラートーンをあえて統一しないようにしたもので、あだ名は「ミックスピザ」(笑)。同時に作った作品Margin No.4は柴田さんの元に送らせていただいています。
 大判はがきを使ったものの、いまひとつ納得ができませんでした。そこで同一規格品を4枚田型に組み合わせることでひとつの作品空間を形成することにしました。パーツは同じく細切れでブルートーンに変えたもの、大きめのパーツで淡いトーンとミックストーンと変化をつけました。追加の3枚はいずれも平成最終印、令和初日印の記念押印です。

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(11) Mother’s April/Mail & Postal Art作品
 父は亡くなる1ヶ月前まで健在でしたので郵趣作品「父を送る」にまとめることができました。しかし、母は寝たきり生活のため自分ではもう字も書けません。なので父とは違ったアプローチを考えました。
 母は週2回の訪問入浴サービスを受けています。その際、入浴前後のバイタル測定値とともに観察記録メモを残してくださいます。これを捨てずにMail & Postal Art作品作りの素材として利用することにしました。一月分をA4判用紙に並べて貼り、右上に当該月最終日の郵便印を押してもらっています。左上の余白はいずれタイトルなり説明文を入れます。今年1月から始めて12月まで12枚でひとつの作品を形成する計画です。平成から令和に切り替わる時期の母の生活記録です。

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(12) オマケ
 日本・フィンランド外交関係樹立100周年記念 ムーミン切手展の小型印は、その使用開始初日からムーミンの「ン」の字の一画目の写りが芳しくありません。意識して強めに押印していましたが「ムーミノ」としか読めない印影がほとんどです。「フィンランド」の2つの「ン」は鮮明なのが対照的です。印顆を見た限りでは特に彫りが浅いようにも見えず、なんとも不思議な現象でした。

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March 09, 2019

アートとしての実逓便

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 日本郵便も民営化したのだから民間輸送会社便を低く見るのはあたらない。それこそ官尊民卑の発想でよろしくない。また、切手貼りの郵便物が全郵便物量の1%以下になった今、いつまでも切手貼りにこだわっていては現在の郵便の実像は理解できない。・・・と自分の郵趣観もここ10年ほどの間に大きく変わりました。なのでヤマト運輸の宅急便もこうして切り抜いてコレクションに加えています。もちろん追跡結果もプリントアウトし、データベースにインプットして有益な資料化もすすめています。

 そうして多くの送票を見ているうちに気が付きました。送票カットそれ自体になんだか美を感じるぞと。例えて言うなら、無造作にシールがべたべた貼られた旅行用カバンの”無造作の美・無作為の美・無意識の美”に通ずるものがあると思います。もちろん、郵趣家ですから日本郵便をはじめとする世界各国の郵便事業者による切手が貼ってあって消印も鮮明なのが最上級と思います。ですが、そうでないものもメールアート品として考えればまた違って見えます。

 いつもならアルバムリーフにきれいに収まるように長方形にカットするところです。ですがわざとランダムにカットしてみました。たったそれだけのことで表情ががらりと変わりました。願わくばせっかくいい味出しているクール便シール、指定日配達シールもちょっと斜めに貼って欲しかった(笑)。水平垂直にぴしっと貼ってしまうのは律儀な日本人の性格が出ていますね。

 送票カットを額に入れたらそれっぽく見えると思います。それを大きなパネルにたくさんコラージュしても面白そう・・・アイデアが広がります。


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January 28, 2019

審査員特別賞を受賞しました

2019012801 毎年暮に開催されています秋吉台国際芸術村の<ポスコン?!2019>で審査員特別賞を受賞しました。まったくの望外のできごとで私自身がいちばん驚いています。
 作品は2月11日(月・祝)まで秋吉台国際芸術村ギャラリーで展示されています。ぜひご覧ください。

参照:ポスコン?! 2019

 もともと郵趣(切手収集)をはじめとして各種紙モノ収集の癖があるのは皆さまよくご存知の通り。身の回りにあるいわゆる”紙屑”をスクラップする行為で、それ自身が芸術とは言えなくても芸術的だとは薄々感じていました。そこに昨年春、軽井沢ニューアートミュージアム様が日本で初めて、メールアートの文献を発刊されました。今まで自分がやってきたことも、視点を変え、理論を正しくすれば芸術に昇華できる可能性があることを知りました。

 その手始めにたまたまポスコンを選んだのでした。郵送での応募に加え、後で作品を返却していただけるというので、我がメールアート作品第1号にちょうど良いと気楽に考えたにすぎませんでした。幼児からご老人まで参加できる気軽な催事と思っていましたら、蓋を開けてみると応募総数1,649点、12名もの専門家・アーティストによる選抜展でした。げっ、ガチじゃん!

 1月27日(日)13:00から授賞式がありました。案の定、回りは小学生以下のおこちゃまとその親御さんだらけ。表彰順だからと前から3列目に座らされた57歳おじさんの俺でした。アウェー感満載!(笑)
 ちょうど芸術村で滞在製作中の6名のアーティストさんたちに選んでいただいたのが審査員特別賞でした。私はシンガポールのジョエル・チン氏に選ばれました。氏じきじきに賞品を手渡していただき、がっちり握手させてもいただきました。ありがとうございました。
 しかも、当日いただいたプリントの講評は完璧でした。製作者の私の意図を100%汲み取っていただけました。一言一句この通りです。ここまで理解していただけたらもう何も言うことはありません。来年以降も賞にかかわらず盛り上げ役として作品を送らせていただこうと思います。

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 これまで職業デザイナーでしたので(諸般の事情で)コンテスト応募には興味がありませんでした。なので、この受賞は天啓のように感じています。今後はメールアート (Postal & Philatelic Mail Art) 製作を中心にしたアーティスト活動にも取り組んでいこうと思います。よって2019年1月28日(月)、ここにアーティスト宣言をいたします。

[記念カードと表彰状]
 授賞式は日曜日でしたので、翌28日(月)に秋吉郵便局の風景印で記念カードの作成・発送と表彰状への記念押印をお願いしました。中野剛一局長様のご厚意に深く感謝いたします。

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 なおメールアートの本については既に私のブログでも取り上げています。興味のある方は下記過去記事を参照ください。

参照:メールアートの本


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May 26, 2018

メールアートの本

2018052501 軽井沢ニューアートミュージアムさまが今年2018年4月14日に発行された一冊です。タイトルは”Book for Mail Art"で日本語では副題の通り”メールアートの本”です。

 私たち郵趣家や郵便愛好家は趣味、楽しみとしてさまざまな郵便を送り合います。ですが、視点を変えれば現代アートとしての側面も兼ね備えています。私自身がデザイナー(工業デザイナー)なので、そのことはうすうす気付いてはいたものの、頭の中で体系だてて理解していたわけではありませんでした。

 本書は日本で最初のメールアートの文献です。メールアートの始まりから発達過程、SNSを使った新たな展開、そして用語の解説など、基本となるべきことがらが一冊に濃縮されています。

 これまでは郵趣的な発想から一度使った封筒を再差出したり、遊びとして切手以外のシールやマスキングテープを使ったり、あるいは消しゴムはんこを押したりといった行為が、行為それ自体をアートとして捉え直すことが可能であることがたいへんによくわかりました。

 著作権の制約がありますので表紙のみの図版紹介に留めますけれど、絵手紙、笑い文字、切手工作、スタンプ押しなど、郵便を使ったあらゆるアプローチに関わっておられる方は必読と思います。強力にお勧めします。

◆こちらで購入することができます
 Karuizawa New Art Museum - メールアートの本

※”インスタレーション”など若干の現代アート用語が出てきます。初めての方はちょっと驚かれるでしょうがそんなに難解なものではありません、すぐに慣れます。それでもお悩みの方は私に聞いてください。


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May 23, 2018

メールアートの世界(上)

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 メールアートという芸術領域があることは20年以上も前から知っていました。しかし、現代抽象美術好きの自分自身でさえ、ただの趣味の「郵趣」とアートとの違いが判然としません。むしろその境界そのものがないのではないかと思います。ですが、それでは一般の人にはあまりにも理解しにくいです。極端に難解すぎると芸術として認知されません。

 郵便物として送られること自体がアートなのか、それなら宅配便もアートなのか?。
 絵手紙、絵封筒もアートというのはわかりやすい。逆に安易にアート扱いして良いものなのか?。
 記念押印は時間を固定する。それを積み重ねることの芸術性とは何か。

 そろそろ理論が必要な時期に至ったように思います。念のため、メールアートの本は注文しました。
(通信文化新報5月21日配信号より)

軽井沢ニューアートミュージアム オフィシャルショップ


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March 25, 2012

最少8×4.5cm

2012032501 Facebookで可愛らしい絵封筒が話題になりました。こんな遊び心満載の封筒で届いたらすぐにお金を払っちゃう!なんてね(よく見ると請求書在中のハンコあり)。もちろん、これはれっきとしたメールアート。創ったのはイラストレーターのニシダシンヤさん。氏のホームページには楽しい絵封筒の数々が掲載されていますのでぜひご覧ください。(ここをクリック!

 Facebookではまた、こんなに自由に描いていいの?、実際に郵便で送ることができるの?という話題も出ました。デザイナーにしてフィラテリストたる私としては、ここははっきりお示しせねばなるまいと直感したのでした。
 答えはOKです。実際に郵便で差し出すことも可能です。わがHYPER Philatelistは郵趣ブログですからその直近の歴史からご説明したいと思います。今をさかのぼること28年前、1984年(昭59)4月1日に大きな規制緩和が行われたのが始まりです。(下の画像をクリックすると大きな画像がポップアップします)

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 当時の郵趣速報紙の当該記事を封筒表面に実際に印刷しているものです。詳しくはポップアップ画像をじっくり読んでいただくとして、要旨を簡単にまとめますと、封筒の場合、宛名記載部分を最少8×4.5cmさえ確保してあれば封筒の表面を自由に使えることになりました。それまで自由に使えたのは封筒の表面下部1/3と裏面だけでした。この封筒も8×4.5cmの宛名記載部分を確保してあるのでOKです。消印は和文機械印・柳井59.4.9。規制緩和直後の郵趣家便です。(現金封筒や航空書簡に類似したふちどりは従前通りダメです)
 なお、はがきもそれまでの表面下部1/2以内の規則は残りましたが、受取人の住所氏名郵便番号が明確に判別できるならばこの限りではないとの規定が加わったことで事実上の自由化となりました。(外国郵便はがきは従前通り1/2以下です)
 今でこそ全面印刷した家電量販店等差し出しの派手なDMが郵送されてきますけれど、元を辿ればこれがすべての始まりです。当時、そんな派手派手封筒を探しましたけれど、余りにも大幅な規制緩和だったせいで逆に怖じ気づいたのか、企業の方はなかなか適応できなかったように記憶しています。待っていても手に入らない、ならば自分たちで作ろう!となったのが下です。昔懐かしい明星の表紙を切り出し、二つに折って封筒に仕立ててあります。この眼差しだけでジャッキー・チェンだとわかった貴女はステキです!(笑)
 消印は櫛型印・柳井59.11.28。当時は半信半疑でばかばかしい気もしていましたが、いやいやどうして、やっぱり作っておいて正解だったと思い直しています。

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 「宛名記載欄最少サイズ8×4.5cm」どうかこれだけをしっかり丸暗記し遵守してください。そのうえで自由で楽しい絵封筒を描いて送り合って楽しんでください。
 なお、封筒の大きさや厚さ重さが極端に変わると、定形郵便物が定形外郵便物となって郵便料金が高くなります。大き過ぎるだけでなく小さ過ぎても定形外扱いになりますから注意が必要です。封筒を自作される方は日本郵便の「定形郵便物・定形外郵便物のサイズ・重さについて」を参照してください。

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