証示印

November 14, 2016

留置制度を利用した郵趣品作りは避けよう

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 以前に製作予告をした「普通郵便航空輸送開始50年記念」カードが返送されてきました。差出局の宇部郵便局さんには余裕を持って早めに10月26日には郵頼し、同時に留置局の豊中郵便局・大阪国際空港内分室さんにも”このようなはがきが約50枚行きますのでよろしくお願いします”とwebレターでお伝えもしていました。”留置期間経過後に差出人戻しにしていただくことをお願いいたします”と明記してあるのですが、まとめて私のところに送り返されてきました。
 本来、はがきの裏に書いておいた<差出人>あてに個別に送り返すのが留置制度なのですが、どうやらそのことをご存知なかったようです。
 送り返すのは私宛であり、50枚のはがきをむき出しでばらばらに送っては傷がつくかもしれない、紛失するかもしれません。だからわざわざ通信事務で”この度の還付郵便物はまとめてお送りさせていただきます あしからずご理解下さいませ”のメモ書きを添えて送ってくださったのでしょう。良かれと思っての判断だと私はそう思います。

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 そもそも私の文章が稚拙でした。”留置期間経過後にはがきの裏側に書いてある差出人あてにそれぞれ還付してください”とはっきり書かなかった私が悪いのです。
 昨今の郵便局員さんは非常勤が増え、そのために職業練度が落ちに落ちているという現実をうっかり忘れていました。「くどくど書かなくてもわかるよね」的な発想で作文してしまった私が悪いのです。相手の程度に合わせるのがお願い事の基本だということを55歳にして改めて痛感しました。
 そもそも留置制度を知らないのではないかと思います。ひょっとして「りゅうち」と読んでいるかもしれません。留置場じゃあるまいし・・・とは思うものの、この状況から察して笑えないかもしれません。

 この例と同じく留置郵便がまとめて戻されてきたという収友の話を、ここ5〜10年の間にちょくちょく聞くようになりました。実は私もこれが2度目です。あくまでも郵便局員さん個々人の問題だと軽く見ていましたが、どうやら組織全体の問題ではないかと思い始めています。不要なトラブルを避けるためにも、留置制度を利用した郵趣品作りは避けるのがベターであると提唱します。

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 まとめて送り返していただいたので状態はたいへん良いです。しかし、このままでは正直困ってしまいます。これから毎日、おひとりずつ別の封筒に納めて発送しなくてはなりません。送料82円+封筒代10円としてひとり92円。それが50人分なので4,600円もの余分な出費です(痛!)。
 だいたい費用以前にその作業時間を確保するのが難しいです。毎日5名ずつくらい10〜15日をかけて少しずつ発送しますのでどうか気長にお待ちください。

 ということで還付付箋は1枚添えられていただけでした。これは役得で私がいただきます。

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May 02, 2016

下谷郵便局のカシェスタンプ

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 これまでも東京中央郵便局の販促用カシェスタンプ、名古屋中央郵便局のオリジナルカシェ封筒(プリントゴッコ印刷)などをご紹介してきました。もちろん、それ以外にも日本橋、渋谷などたくさんの局での使用例を確認しています。それも昭和20年代からありますし、おそらく戦前もあったことでしょう。
 自局調製印のひとつであることから、注視していた人はほとんどいないように思います。しかし、新切手の初日指定局になった際に作られることが多いため、高品質なものが多いことは評価すべきでしょう。今回は動物園100年記念切手の初日指定局であった下谷局の例をお示しします。入手した2種を掲げましたが他にもあるかもしれませんね。
 初日カバーの中でも私製なので売るに売れず扱いに窮しておられる方も多いことと思います。実物を集積し、しかるべき時期に集計結果を発表したいと考えています。
 手押しスタンプだと水平垂直が微妙に曲がります。そのズレこそが手押しスタンプの証拠なので、はっきり曲がっているものほど信頼性があります。冗談みたいな話ですが私は本気です。持て余しておられる方こそどうぞご支援ください。よろしくお願いいたします。

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September 02, 2015

西平郡郵便局の新料金領収印

2015090201 世間は本当に狭いものです。この6月に離島の郵便と題して平郡島(へいぐんとう)の平郡郵便局の使用例をお示ししましたところ、同島にあるもうひとつの郵便局、旧西平郡特定郵便局(現西平郡簡易郵便局)にお勤めだったKさんからご連絡をいただきました。現在は異動されて島根県の局に今も現役でお勤めのとのことです。

 片付けをされていたら西平郡局時代のものが出てきました、とのことで左図のミニレターをご恵送くださいました。特定局時代といえどもこの新料金領収印(以下、収納印)はレアです。とかく離島は郵便物の量自体が少ないのに、さらにその収納印ですから現存数は数点の世界でしょう。消費税5→8%に伴う郵便料金値上げの際にはとうとう収納印の使用自体が見送られました。さほどに切手貼りの郵便物が減っているのだということです。

 山口県の郵便局消印収集の中に収納印付き郵便物も当然含まれます。貴重な資料として大事にします。ありがとうございました。

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August 24, 2015

台湾”萌えポスト”

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 今年の台風13号のために落下したビルの袖看板の直撃を受けて傾いてしまった2基の郵便ポストが人気。見た目が可愛いってんで”萌えポスト”と呼ばれ、新たな観光スポットになっているとか。台湾の収友がさっそく送ってくれました。萌えポストに投函すると、図のような記念スタンプが押されるという悪ノリぶりです(笑)。


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 観光利用したい気持ちはわかるけれど、やはり中華郵政の当初予定のように、安全な場所に移設するべきだと思いますねえ。写真だけでもポストの構造が弱く設置工事の強度も不足しているのがはっきりわかるからです。
 看板屋に勤めていたことがあるのでわかるのですが、落下したビルの袖看板は鋼材のフレームにトタン板を貼っただけの軽構造で重量は1トンないと思います(参考:軽自動車がだいたい1トン)。その程度の重量物が当たっただけで、こんなにやすやすと傾いてしまうのはいくらなんでも弱すぎます。衝撃を逃がす意味であえて柔構造にしているのか?、とも一瞬思いましたけれど、接地している固定用のベースプレートも持ち上がって曲がっているので、そもそも構造的に強度不足だろうと考えざるをえません。
 設置工事も問題ありです。日本の場合は既製品のコンクリート基礎(いわゆる2次製品)を土中に埋設し、真ん中に開けられた穴の中に支柱を差し込んで固定する土木基礎方式が主流です。萌えポストのようなベースプレート方式でも土中に基礎が埋められていることが前提です。台風被害の大きい台湾で、この程度の建築基準で良いというのはかなり疑問です。
 人が寄りかかって突然落下したら「痛い!」じゃ済まない事態になるんじゃないかと危惧しています。

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August 10, 2015

郵便物の事前検査ー事前検査済印

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 上は昭和32年5月、神戸からアメリア宛に1gの真珠を船便で送ったカバーです。内容物が課税対象金額以下の場合、あらかじめ税関票符こといわゆるグリーンラベルに物品の種類、重量、価格を書いて郵便物に添付して郵便窓口に差し出すと、誤って課税されたり課税対象の疑いをかけられて配達を止められたりすることを回避できます。本便の場合、差し出しが宝飾会社さんで内容物が真珠ですから手慣れた手続きだったのでしょう。
 てなことで現行制度を再確認していましたら、税関さんのページに詳しく記されていました(当たり前ですけど)。

—↓—
1.価格が20万円以下の郵便物を外国へ送る場合
 税関への輸出申告は必要ありませんので、日本郵便株式会社配達郵便局(以下「配達郵便局」といいます。)に備えてある「税関票符」(グリーンラベル)又は「税関告知書」に必要事項を記載して郵便物に添付し、配達郵便局に差し出して下さい。
 配達郵便局に差し出された郵便物は、税関の外郵出張所等が置かれている日本郵便株式会社通関郵便局(以下「通関郵便局」といいます。)に送られ、税関検査が行われた後、外国へ送り出されます。

 この税関検査のときに関税関係法令以外の法令により輸出の許可・承認が必要とされる品物があった場合には、税関から「輸出郵便物の通関手続について」という「はがき」が送付されますので、そこに記載されている手続を行って下さい。

2.価格が20万円を超える郵便物を外国へ送る場合
税関への輸出申告が必要ですので、「仕入書」など輸出申告に必要な書類を揃えて、日本郵便株式会社や他の通関業者(以下「通関業者等」といいます。)に輸出通関手続を依頼するか、ご自身で税関への輸出申告を行ってください。輸出申告の際に、税関に提出する必要がある書類については、コード番号5009番「輸出申告の際に必要な書類」をご参照ください。
税関の審査・検査が終了し、輸出が許可されると、郵便物は外国へ送り出されます。
なお、郵便物を配達郵便局に差し出す際に、配達郵便局の窓口で通関手続の案内を受けることができます。

3.郵便物の事前検査
  価格が20万円以下の郵便物を配達郵便局に差し出す前に、通関郵便局にある税関外郵出張所等又は最寄りの税関であらかじめ検査を受けることができます。これを「事前検査」といいます。この検査が終りますと税関では郵便物に「事前検査済印」を押印し、封印します。これをそのまま配達郵便局に差し出せば、原則として開披検査は行われずにそのまま外国へ送り出されることになります。

 価格が20万円を超え、輸出申告が必要な郵便物であっても、配達郵便局へ差し出す前に事前検査を受けることができます。
 なお、税関で事前検査を受けた場合は、その税関で輸出申告を行うことができますので、事前検査を行う際に、税関に輸出申告を行う旨を申し出てください。

 また、違約品として返送する場合や、修繕のために輸出して再輸入するなどの場合には、郵便物を輸出する際に、税関の確認を受けておきませんと、関税、消費税などの減免税、戻し税を受けられない場合がありますので、このような場合には、事前検査を受けるようにして下さい。

[出典]
6201 外国へ郵便物を送る場合の手続(カスタムスアンサー)
—↑—

 この中で注目は最後の3番です。税関外郵出張所であらかじめ検査を受ければ「事前検査済印」が押されるというくだりです。うっかりしてましたねえ、なんか見た覚えはあるのですが、意識して手元に残す、分類するなんてしてませんでした。
 最寄りの税関外郵出張所は福岡郵便局内にある門司税関福岡外郵出張所でちと遠い。でも我が防府市はマツダさんがあるおかげで門司税関防府出張所があります。ここに持ち込めば事前検査を受け付けてくださるのでしょうか?。もし可能なら実逓カバーを作成&回収活動にトライしてみたいです。

[関連記事]
エコノミー航空便SALのススメ

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May 26, 2015

「みきゃん」ゆうパック

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 2011(平23)年11月11日生まれの愛媛県イメージアップキャラクター「みきゃん」を用いたゆうパック用品を日本郵便株式会社四国支社が製作していました。栃木県の柴田公子さんからゆうパックシール(79H×119W)をご恵送いただいたことで気がつき、それをきっかけにリサーチしましたところ、今年4月に登場したらしいことがわかりました。新年度に合わせてのリリースかと思われます。
 ゆうパックの専用箱、料金後納印まで作成されているようで、ユニークな郵便商品として特に高く評価されるものと思います。後年のために記録掲載します。
 山口県からは柳井港から松山行きの防予フェリーが出ていますし、しまなみ海道でも渡ることができます。うむむ、機会を作って自ら購入・押印収集せねばならないか?とただいま楽しく絶賛お悩み中です!。

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参考:みきゃんのかんづめ(えひめのPRウェブサイト)
※こちらのfacebookページから一部図版をお借りしました。

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April 12, 2014

エコノミー航空便SALのススメ

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 アオヤマスタンプさんから勧められて買ったカバーです。何が面白いんだろう?付箋の内容かな?と思っていたら「リーフに貼れる適当に小さいサイズのSAL便は少ないよ」とのことでした。外国に小包を送る機会が多い方はきっとよくご存知だと思います。日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するので船便より速く、航空便より安いサービスです。それでエコノミー航空便と言います。略称のSALは文字通りサルと読み、薄緑色のラベルが目印です(ラベルは郵便局で無料でもらえます)。

 本便の差出しは大阪の郵趣家で消印はTOYONAKA(豊中)2008.6.5、小型包装物(SMALL PACKET)をSAL扱いにしてチリに送ったのですが具体的な理由なく返送されてきたものです。川崎港局の付箋の証示印は8月25日、この間約2ヶ月半を要しています。
 小型包装物の税関用グリーンラベルには使用済切手とはがきを40gを贈り物として送ったこと、その価格はNoValueで要は使用済なので課税されるほどの値打ちはありませんよ、との意味が読み取れます。これから想像するに、普通の航空便(書状)で発送したら課税されるかもしれない、あるいは世界ではよくあることですが金目のものではないかと狙われて輸送途中に盗まれるかもしれない、それを予防する目的だったのではないかと思われます。
 日本郵便のインフォメーションページにもはっきりと「印刷物、小形包装物および国際小包に対し適用可能です。」とあります。小包だけの制度ではないということですから、この手の普通サイズの封筒でもSALにできる道理です。しかし、実際問題として小包以外ではまず使いません。見比べましたら軽く小さな郵便物の場合は航空便と同じ料金に設定されていますし、同じ料金で送達日数は長くかかる・・・・ではねえ。しかし、郵便がちゃんと届く日本のような先進国こそ実は少数派です。盗難を牽制する効果があるなら、そして郵趣的にも少ない使用例であるなら、SAL便での差し立てを推奨したいと私は思い至ったのであります。

エコノミー航空(SAL)便について

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November 29, 2013

「料金切手裏面貼付」印

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 JAPEX2013に合わせて開催しました第8回ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)例会での発表品です。
 郵便物表面にスペースがない場合に限って裏面にも切手を貼ることができます。その際、裏面貼付のゴム印が各郵便局に配備されていたような記憶があります(20-30年前頃ですが)。実際に押印された実逓便も何通も見た記憶があるので、それほど珍しい事例ではないのではないかと思い込んでいました。ところが、現役の郵便局員さんによりますと、見たことがないとのこと。あれ?そうなんですか???・・・ということで実例をお示しします。
 埼玉・庄和53.12.5の消印で、人権週間切手発行翌日です。差出人の了解を得たうえで、売行きが芳しくない記念切手を貼らせてもらった・・・という使用例ではないかと想像しています。とりあえず切手は1列ごと縦ストリップに割いて貼るという局員さん独特のクセも伺えますし。差出人は個人でしかも非郵趣家便ですから裏面貼付印はまず間違いなく局常備印でしょう。同様例は果たして本当に少ない、あるいは少なくなった、のでしょうか?。
 人権週間50円切手7枚貼りで現金書留料金350円とぴったりです。よく見たら人権週間切手の実逓カバーとしてもいいかも(笑)。

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October 07, 2012

個人情報の保護

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 個人情報の保護に関する法律(略称:個人情報保護法)は2003年(平15)5月23日成立、2005年(平17)4月1日全面施行された比較的新しい法律です。しかし、実逓使用例の宛名を目隠ししなければならないなど、我々郵趣家にとっては実に鬱陶しい面倒な法律であることも確かです。郵便物の使用例としての興味はあっても通信文の中身までは基本的に興味はないのに、短絡的に差別視する御仁もいて非常に「迷惑」してもいます。しかし、せっかくならそれも収集テーマのひとつにしてしまえ、と考えるのがHYPER Philatelistであります。
 上図のはがきは今も岐阜市に実在するメガネ屋さんが差し出した営業挨拶はがきで、表面下部に個人情報の取扱に関する宣言文が明記されています。消印は岐阜中央2006.1.25なので個人情報保護法施行の10ヶ月後です。郵便物上でこの宣言が確認される例としては比較的に早い方だと思います。これを更新する初期例を常に意識しています。

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 個人情報保護に関する郵便物の技術(ハード面)も考慮しています。郵便物の外観に物理的な変化があるので広義には変形郵便物の一種でもあるからです。そこで今では普通に見られる目隠しシール貼りはがき、圧着はがきの初期使用例も集めています。順番では前者の方が早く、上図も平成12年11月22日の日付(振込予定日)が見えます。
 この当時、鹿児島の川内原発のある川内市(現薩摩川内市)に隣接する串木野市(現いちき串木野市)に住んでいました。原発に近いというただそれだけで毎年1回「原子力立地給付金」という名目で3,000円が振り込まれていました。川内市内在住だともっと高額です。要は「毎年こうしてお金をあげるから原発が万一のことになっても許してね」的なものと理解していました。これはこれで、原発関係テーマでも使えそうな郵趣アイテムですが、左側の個人情報部分には目隠しシールが貼ってありました。はい、個人情報保護法が施行される5年前です。

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 目隠しシールはもっと以前から存在した記憶があり、今日の「ほうふ切手の集い2012」でその実例をゴミから掘り出しました(アオヤマスタンプさん、ごめんね)。日本信販が差し出した目隠しシール貼りはがきです。住所がマンション名までしか印字されておらず、配達不能付箋が付けられたことで日付印が押された幸運な事例です。消印は広島・長谷63.8.7 8-12で、これは個人情報保護法施行のなんと17年前、1988年です。しかも目隠しシールを剥がさないまま残されていたのはちょっと驚きです。
 ネットで調べても目隠しシールの発明や商業化に関する明確な開始時期がよくわかりません。ご存知の方があればぜひご教示下さい。
 また、剥がし済みでもかまいませんから、目隠しシール、圧着はがきのより古い使用例があればぜひお譲りください。ほとんどの場合、一瞥して捨てられているのでなおさら残されていないと思います。よろしくお願いいたします。

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August 19, 2012

阿蘇山頂郵便局の出世物語

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 これもかつては雑品、ゴミ扱いされていた中から掘り出し、平成7年には東京目白の切手の博物館で開催された切手展「天災、郵便そして切手」に採用されるという出世を果たしたアイテムです。
 1979年(昭54)9月6日、阿蘇山が爆発し観光客3人が死亡しました。自分も中学時代の修学旅行で山頂まで登り噴火口を覗き込んだ経験がある身ですのでたいへん驚きました。山頂郵便局も同時に一時閉鎖となりました。それを知らなかったのでしょう、これは北海道釧路市の某が風景印か何かの郵頼をした時の依頼信です(試行印:釧路58.7.30)。管轄の熊本・坊中局では「阿蘇山頂郵便局は五十四年の爆発以来一時閉局中です」と手書きした付せんを貼り、8月3日付の日付印を押して差出人に送り返しました。それが回り回って昭和時代の終り頃でしたでしょうか、私の目の前に現れたのでした。ルックスからしても、いかにも雑品扱いされる風体ですわなあ。
 ところが阪神淡路大震災を受けての上記切手展が企画された折、探してみると阿蘇山噴火の郵趣アイテムがまったく見当たりません。突然の噴火であり即時閉局、立ち入り禁止となったため、めぼしい郵趣関係品が残されなかったらしいことがその時になって初めて認識されたのでした。一人の収集家のほんのささいな思い違いが、こうして貴重な郵趣アイテムとして残されました。
 さらにこの話には続きがあります。山頂局廃止の告示が出たのは2007年(平19)3月20日、正式に廃局になったのは同月31日のこと。一時閉鎖から28年間も経過しています。その理由はなんと「廃止の告示を出すのを忘れていた」でした。
 同年10月1日の郵政民営化を控えて資産・財産の総点検をしている過程で告示もれが発覚したとのこと。いやはや、日本郵政民営化にも関わる郵趣アイテムという肩書きも加わったことでした。

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