February 26, 2008

国際返信切手券100周年記念券

080225

 山本誠之さんからのお薦めで購入しました。国際返信切手券(以下IRC)にはそれほど興味はないのですが、IRC発行100年記念のIRCであり、なおかつ日本版の発行はないという特殊事情を考慮してのことです。図は購入した中国版です(2007年2月1日発行)。
 日本でも2006年9月1日からリニューアル発売された新デザインのIRCは、全面マイクロ印刷でホログラム箔もあるハイテク印刷です。ミケランジェロの「アダムの創造」の指部分を主題とする現行デザインを、UPU大会議開催都市の名から「北京2型」と呼びます。そのデザインの一部を変えたのが100周年記念券です。背部の切手柄の中に"100 ans"(100周年)と"1907-2007"の表記があります。
 IRCはUPU本部が一括して製造し加盟国に配給しています。この100周年記念券は、全世界のうちわずか37ケ国しか希望申請がなく、総発行枚数も18万枚しかないなど、思いのほか稀少アイテムのようですよ。個別国名までは明言されていませんが、中には申請数が500枚とか1,000枚なんていう国もあるとUPUみずからのホームページで公表しています。

【IRC100年記念券発行国/全37ケ国】
1.アルゼンチン
2.オーストラリア
3.ボリビア
4.ブラジル
5.ブルガリア
6.ブルンジ
7.中国
8.中国香港
9.中国マカオ
10.クロアチア
11.キプロス
12.チェコ
13.デンマーク
14.フェロー諸島
15.アイスランド
16.イスラエル
17.イタリア
18.カザフスタン
19.韓国
20.ラトビア
21.レソト
22.リトアニア
23.ルクセンブルグ
24.モーリシャス
25.モロッコ
26.ニジェール
27.ペルー
28.ポーランド
29.ポルトガル
30.ルーマニア
31.ルワンダ
32.セネガル
33.南アフリカ
34.スペイン
35.スリランカ
36.トルコ
37.ウクライナ

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January 16, 2005

マイクロ文字によるモンタージュ表現

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 カタログ図版で見た限りでは、主題の4人の女性偉人の肖像がずいぶん薄ぼんやりしているなあ、というのが第一印象でした。カラーマーク付き田型を入手できたことから類推するに、背景は淡いグリーンとオレンジの(おそらく)グラビア2色。それ以外の国名、額面、肖像等はこげ茶1色の凹版のようです。問題はこげ茶でして、右の部分拡大図のように、ドット模様とともに無数のマイクロ文字を混在させて肖像画を表現しているのです。暗部は大きめのマイクロ文字、明部はより小さなマイクロ文字という具合に、マイクロ文字そのものも大きさを変えています。
 世にマイクロ文字印刷の切手は数多く発行されるようになりましたが、ほとんどが偽造防止用に秘符(シークレットマーク)として数カ所に使われているだけです。しかし、この事例はマイクロ文字をも表現手段の一部としてより積極的に用いています。印刷物としての表現力にはキレが足りないようにも感じられますけれど、マイクロ文字によるモンタージュ表現なるパターンは初めての使用法ではないでしょうか。マイクロ文字の今後の発展性を強く感じさせる切手です。

(インドネシア2004年発行/購入参考価格:440円)

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