マイクロ印刷

November 01, 2016

A0001組は山口陶簡易郵便局にて出現

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 平成29年用年賀はがき寄附金付きは、料額印面にマイクロ文字による賀詞「あけましておめでとうございます」が表示されているというので地元の山口陶簡易郵便局に行ってきました。局舎を出てからなにげに気がつきました。なんとA0001組ではないですか。
 管轄局の小郡郵便局に行ってみますとA0002組でした。この調子ならA0003組もあるかな?と両親が入っている介護施設最寄りの小郡黄金町郵便局に寄ってみましたが残念ながらA0015組でした。まあ1,2がGETできたので良しとします。

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February 21, 2016

郵便窓口端末機がII型に順次更改

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 2月18日、渋谷郵便局の郵便窓口端末機が更改になり、II型(にがた)が新たに配備されました。郵趣面では出力されるメータースタンプ(フラマ)証紙がセルフ糊式のシールになったこと、表面がつやありになったことがトピックです。印影が鮮明で、図のように光が当たるとピカピカ光りますので肉眼でもじゅうぶん区別がつきます。
 また、新端末の印字部はマルチプリンターになっていて、これまで外付けプリンターから出力していたゆうパック仕分ラベルや着払シールなども出力できるとのこと。インクは赤黒の2色。従来から導入されている波部のマイクロ文字も引き継がれています。
 今後、順次更改が進むということですので、みなさん各地元局での更改状況にご注意を。

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August 14, 2011

世界最初の微小文字切手

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 バッシーくんが折々に送ってくれるアイテムの束に含まれていたものです。今も山口県光市に存在する武田薬品工業気付でキューバから送られた実逓FDCです。前年1960年に発表されたハバナ宣言の記念切手で、図案はキューバ独立の父、ホセ・マルティのちょっと独特なイラストが描かれています。発行日もマルティの誕生日に合わせた1月28日です。誕生周年は108年目にあたります。

11081402 おそらくバッシーくんは山口県ゆかりのカバーとしてみつくろってくれたものだと思いますが、表題の通り、世界最初の微小文字切手としての側面があります。
 マルティの背景にびっしり並んだ横線は実は線ではなくハバナ宣言の文言です。当時のことですから今で言うところのデジタル技術を使ったマイクロ文字ではなく、写真光学的に縮小された微小文字であろうと推測されます。文言のひとつひとつも読むにはちょっと厳しい感じで、正直、明りょうとは言えない印刷です。キューバ革命が達成されたのが1959年1月8日ですから、政治的にはまだ不安定な時期で、切手の製造に関しても具体的にはどのようなものであったのかよくわかりません。
 この3種を無目打で納めた小型シートもわずか5万シートのみ発行されています。人気の薄い国なのでカタログ評価は高くありませんが、時期が時期なのでアメリカ宛実逓カバーなどあるわけがなく、気に入ったアイテムが手に入りません。
 さらに私見では、微小文字切手としては1954年にギリシャが発行した国連キプロス支援切手の方が早いのではないかとも思いますが、そのあたりは微小文字切手の認定基準は何かから始めた根本的な検討が必要だと考えます。

 個人的にはキューバ革命前後の時期はたいへん興味があります。自分がちょうどその頃の1961年生まれであることも関係していますが、何より、カストロもチェ・ゲバラも好きで(笑)。右側に近い位置にいるスギヤマが何で?みたいにお思いでしょうが、昨今言われているように当初から社会主義革命を目指していた訳ではないことなど、反米=親ソの図式で安易に語るべきではないと理解しているからです。若き日のゲバラを描いたThe Motercycle DiariesのDVDまで買いましたからねぇ。
 何よりゲバラは革命からわずか半年後の1959年7月に訪日していることを郵趣家ならずとももっと知るべきでしょう。当時、日本国内では名前すらほとんど知られていなかったことが大きな理由ですが、広島にも足を運んでくれ、それゆえキューバではその直後からヒロシマ、ナガサキのことが教科書に取り上げられているとか。このことは率直に感謝すべきと思います。
 そんなことをもつらつら考えますと、このカバーは一体どういうルートで日本まで送られたのかも気になりますね。武田薬品にお勤めだったノムラ某氏が単に郵趣家だったのか、あるいはそうではなかったのか。中継印も到着印も書面すらも残されておらず、フィラテリストとしては忸怩たる思いで眺めるのみであります。

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November 19, 2010

シロナガスクジラ

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 郵趣12月号用の連載記事が責了しました。次の新年1月号は毎年恒例のJAPEX特集号なので私の連載も1回お休みです。そのお休み号にちょうど重なりそうな大ネタがありますのでブログでご紹介することにしました。2010年10月4日にカナダが発行した10カナダドル普通切手「シロナガスクジラ」です。
 第一印象はとにかくデカい!。縦49ミリ×横128ミリもあり、カナダ郵政によると同国最大の切手だということです。縦2枚連だけでフルシートという貫禄です。
 Canadian Bank Note社によるリソグラフ(オフセット)4色+シルクスクリーン+凹版の計6色印刷。発行枚数は2面シート(普通シート)で150万枚(75万シート)、アンカットプレスシートが1,000シート。マイクロ文字、UVインク、見る角度によって異なる光彩を放つ偏光視覚印刷等、様々な特殊技術を駆使しています。そして、凹版彫刻の冴えが非常に見事です。線の強弱だけで重量感まで伝わってくる優れた表現力を感じます。また、カラーマークがスキューバ・ダイバーの形をしているのも面白いです。実逓カバーが欲しいざんすねえ〜。

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September 23, 2010

シロナガスクジラ

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 2010年10月4日、カナダ最大の切手が発行されます。図案は普通切手における従前からの「カナダの野生動物シリーズ」の一環でシロナガスクジラが描かれ、同郵政の公式発表では128mm×49mmもあります。しかも、デカいせいか普通シートはなんとたったの2枚がけなので額面は20カナダドルにしかなりません(約1,650円)。
 製造はカナディアン・バンクノート社で、高額普通切手にふさわしくマイクロ文字やUVインクなど様々な特殊印刷技術が投入されています。特に凹版彫刻のできばえがいかにも素晴らしそうです。現物の到着が楽しみです。

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May 04, 2009

ルイ・ブライユ誕生200年

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 2009年は6点式点字発明者のルイ・ブライユ誕生200年にあたり、特殊印刷・加工切手を収集対象にしている自分にとっては、そのリサーチに多くの時間を費やさなくてはなりません。エンボス加工の中でも大きな比重を占める点字エンボスが用いられる可能性が非常に高いからです。具体的には総当たりの全品チェックです。楽しいけれども大変は大変です。現在はまだリサーチ途中ですが、気になった1点を速報でご紹介します。それは中国マカオです。
 真面目でそつのないデザインですが、ある意味、面白味はありません。それは、印刷による点字表現である墨点字があるだけだからです。エンボスなり盛り上げ印刷で額面数字とか周年数字の"200"あたりを表現して欲しかったのですが残念ながら一切ありません。
 ところが印面左上にはデザイナー(赤矢印)、同右上には仏カルトール社(青矢印)のインプリントがマイクロ文字で入っています。盲人の生活環境を革命的に変えた偉人の顕彰切手に、それでなくても見えにくいマイクロ印刷をしておきながら、肝心の点字加工をしないっちゅーのはどういうことよ?。おそらく偽造防止のためのセキュリティー対策でしょうが、本来こんなインプリントは耳紙に1カ所入れとけば済む程度のものです。ましてや樹脂熱着式の盛り上げ印刷はカルトール社の得意中の得意ではありませんか。それだけの予算がなかったのかもしれませんが、50年、100年に一度の好機を大人の事情でみすみす逃すとは何ともったいない!。
 一方、公式FDCを見てみますと、封筒の左下部分(黒丸で囲った部分)に点字エンボスで"louis braille"と表示されています。やはり、マカオ郵政自身も、一切点字加工がないというのは寂し過ぎると自覚していたのかもしれません。さらに記念印の図案にも墨点字でルイ・ブライユの頭文字"lb"が組み込まれています。

 それにしてもわが日本国では本テーマでの記念切手発行は予定されていません。日本の盲教育に尽力したのが誰あろう前島密であることを日本郵便はご存知ないのでしょうか。

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June 15, 2008

再発見

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 毎週土・日曜日の夕方に放送されるNHKラジオ番組「地球ラジオ」がお気に入りです。仕事が休みであれば、その時間帯は防府市内のスーパー銭湯か山口市の湯田温泉に出かけている頃合いです。運転しながらつけたカーラジオから聞こえて来たのがきっかけでした。リアルタイムで世界の生活が聞けるのも楽しいし、インターネットでも放送されているのも良い点です。家でパソコン作業をしながら聞くには最適です。
 昨日6月14日の放送で、ポーランド郵便が月初めからストライキを打っているとのレポートが。あれ?、そんな話は初めて聞いたぞ。国際郵便の引受制限とかインフォメーションはあったのかな?と、改めてネットで調べたり。そんなことも地球ラジオの面白さです。
 せっかくなので、郵便ストがらみのカバー類はないかとコレクションを引っ張り出しているうちに、郵便ストとは無関係なのですが図の事故郵便がひょっこり出てきました。事故郵便とは言っても輸送途中の軽破損・補修はマイルドな部類に属します。
 付箋を止めているセロハンテープはそのままにしておくと1〜2年ほどで糊が茶色い樹脂状に変質・劣化し、他に汚染を広げてしまうことはよく知られているところです。なるべく早い時期にヘアドライヤーで熱を加えながらテープを剥がしてしまうようにしています。そうやって取り外した付箋はカバーの中に入れて離散しないように保管しています。
 それまでは事故郵便ファイルに入れっぱなしにしていましたが、よくよく見れば左の切手「アメリカ空軍50年(1997)」は、アメリカ初のデコーダー隠し文字入り切手なのですよ。切手デコーダーと呼ばれる特殊なレンズを通して見ると、背景に無数の「USAF」の文字がモアレっぽく浮き上がります(下図参照)。切手偽造・変造を防止するためのセキュリティー・デバイスのひとつです。正確に記しますと、アメリカのGSSC社(Graphic Security Systems Corporation)のスクランブルド・インディシア(Scrambled Indicia/直訳は「変換文」)という技術です。この技術は1990年代初頭にスペイン切手で採用されたのが最初です。
 幸いにもこの切手には何らの損傷もありません。単なる破損・補修カバーは他にもたくさんあるので、デコーダー切手のファイルの方に移そうかなと思い始めました。しかし、デコーダー切手のカバーとして前面に出すには事故郵便ではセンスが疑われるような気がしないでもないし・・・などとあれこれ考えるのも楽しいものです。

<データ>
・差出印:HAGUE.NY 1998.6.18
・付箋証示印:TOKYO AP 1998.6.24(新東京国際空港郵便局)

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February 26, 2008

国際返信切手券100周年記念券

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 山本誠之さんからのお薦めで購入しました。国際返信切手券(以下IRC)にはそれほど興味はないのですが、IRC発行100年記念のIRCであり、なおかつ日本版の発行はないという特殊事情を考慮してのことです。図は購入した中国版です(2007年2月1日発行)。
 日本でも2006年9月1日からリニューアル発売された新デザインのIRCは、全面マイクロ印刷でホログラム箔もあるハイテク印刷です。ミケランジェロの「アダムの創造」の指部分を主題とする現行デザインを、UPU大会議開催都市の名から「北京2型」と呼びます。そのデザインの一部を変えたのが100周年記念券です。背部の切手柄の中に"100 ans"(100周年)と"1907-2007"の表記があります。
 IRCはUPU本部が一括して製造し加盟国に配給しています。この100周年記念券は、全世界のうちわずか37ケ国しか希望申請がなく、総発行枚数も18万枚しかないなど、思いのほか稀少アイテムのようですよ。個別国名までは明言されていませんが、中には申請数が500枚とか1,000枚なんていう国もあるとUPUみずからのホームページで公表しています。

【IRC100年記念券発行国/全37ケ国】
1.アルゼンチン
2.オーストラリア
3.ボリビア
4.ブラジル
5.ブルガリア
6.ブルンジ
7.中国
8.中国香港
9.中国マカオ
10.クロアチア
11.キプロス
12.チェコ
13.デンマーク
14.フェロー諸島
15.アイスランド
16.イスラエル
17.イタリア
18.カザフスタン
19.韓国
20.ラトビア
21.レソト
22.リトアニア
23.ルクセンブルグ
24.モーリシャス
25.モロッコ
26.ニジェール
27.ペルー
28.ポーランド
29.ポルトガル
30.ルーマニア
31.ルワンダ
32.セネガル
33.南アフリカ
34.スペイン
35.スリランカ
36.トルコ
37.ウクライナ

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January 16, 2005

マイクロ文字によるモンタージュ表現

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 カタログ図版で見た限りでは、主題の4人の女性偉人の肖像がずいぶん薄ぼんやりしているなあ、というのが第一印象でした。カラーマーク付き田型を入手できたことから類推するに、背景は淡いグリーンとオレンジの(おそらく)グラビア2色。それ以外の国名、額面、肖像等はこげ茶1色の凹版のようです。問題はこげ茶でして、右の部分拡大図のように、ドット模様とともに無数のマイクロ文字を混在させて肖像画を表現しているのです。暗部は大きめのマイクロ文字、明部はより小さなマイクロ文字という具合に、マイクロ文字そのものも大きさを変えています。
 世にマイクロ文字印刷の切手は数多く発行されるようになりましたが、ほとんどが偽造防止用に秘符(シークレットマーク)として数カ所に使われているだけです。しかし、この事例はマイクロ文字をも表現手段の一部としてより積極的に用いています。印刷物としての表現力にはキレが足りないようにも感じられますけれど、マイクロ文字によるモンタージュ表現なるパターンは初めての使用法ではないでしょうか。マイクロ文字の今後の発展性を強く感じさせる切手です。

(インドネシア2004年発行/購入参考価格:440円)

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