真顔で呆れられたぜっ!

夏から続いたレリーフ2件、モニュメント1件のオブジェ設置工事が終わり、ようやく落ち着きました。昔から本業モードのアート・モードになっていると、何故か切手関係に気が回らなくなるタチです。帰宅して切手を眺めてもあんまりリラックスできないんですよねえ。脳みその使用部位が近いのかな?。
さて、久しぶりのブログ更新ということで、今年もっとも馬鹿にされたアイテムをご紹介しましょう。パインスタンプさんが記念・特殊切手の初日押印C.T.O.類をリーフ売りされていました。この官製マキシマムカードはいかにも邪魔っぽくリーフ売りの最後にホッチキス止めしてありました。明らかに不要品然として光り輝いていたわけですな。ところが私はこれが欲しい、これ以外こそ要らないので、バラ売りしてくれとお願いしました。
案の定、店主のMさんは「それこそオマケなのにー!」と本気で馬鹿にしてくれました(笑)。私が欲しがる理由がわからないと。ま、そりゃそうだ。
原画作者はアンパンマンで超有名なやなせたかし氏。本当の虹は内側から紫藍青緑黄橙赤(シランセイリョクオウトウセキ)ですが、そこはそれ、氏の眼力・筆力でもって4色に簡略化して表現されています。これをエラーだの図案ミスだのと騒ぎ立てるのは低能としか言いようがありません。
しかして、切手、マキシマムカード、特印のいずれもが実在しない虹、つまりトリプルの特徴を備えているとなるとHYPER Philatelistの私が見逃すわけがありません。とりわけ特印はトビ色1色なので、2パターンの帯表現で4色を表現するという小手先仕事創意工夫に仕事師魂を感じます。
真面目な印刷の話をしますと、切手はグラビア印刷、マキシマムカードはオフセット印刷なので、本当のことを言えば色調は必ず合いません。印刷方式も紙も異なるので似た色にはなっても全く同じにはなりません。にも関わらず、この図案の肝(キモ)はまごうかたなき4色の虹です。できる限り色調を揃えよう、そのために他の部分のカラートーンが多少違ってしまっても、という意志がはっきりわかります。結果、虹色は本当によく似せてあります。切手と同時に視野に入るものなので、ちょっとの違いも目につきやすいのがマキシマムカードであり、製造サイドは素人が考えるよりもはるかに厳しい仕事を強いられるものなのです。
もちろん、これからも「実在しない虹切手」は、私の収集上重要なポジションを占めることでしょう。なぜなら、その方が話が面白いから(なぁ〜んだ!)。パインスタンプ店主Mさんの呆れ返った顔をまた見たいしね。あ、そうそう、このマキシマムカードは50円にまけてくれました。ははは、額割れやがなー(笑)

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