山口県

April 13, 2026

防府市の「おこめ券」送付の行政郵便

 桑木正道さんからご提供をいただき実逓カバーを入手することができました。いつもありがとうございます。

 

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 事前周知の通り、郵便局のゆうパックでの発送でした。中身はおこめ券3,080円分 (440円券×7枚) と商品券2,000円分 (1,000円券×2枚)。検索結果 (追跡記録) を見ますと、先月の3月13日には防府郵便局に持ち込まれていました。同月19日朝から順次発送が始まり、桑木さんお住まいの多々良地区では4月3日に配達されていました。ちなみに他の地区の例も確認しましたところ、持ち込み~発送準備完了までのスケジュールはまったく同じでした。

 

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 商品券の類は信書には当たらないので、法的には宅配業者さんも取り扱うことができます。しかし、ヤマト運輸さんや佐川急便さんなどでは、約款で商品券・金券類は取扱不可または補償対象外とされています。理由はシンプルで、現金と同等のリスク (盗難や紛失) が懸念されるためです。つまり、実務上では郵便が最も現実的で安全です。むしろ日本郵便さん以外での配達例があれば是非ともGETしておきたいものです。

 一昨年からの米不足と市場価格の高騰、農政の失策、高市政権の施策などなど、その時代の物証と言える郵便資料です。防府市以外の例も入手したいところです。引き続きご協力・ご支援をお願いいたします。

 

 

 

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April 10, 2026

月刊「郵趣」を山口図書館で

 今年4月号から山口県立山口図書館2階の定期刊行物(雑誌類)のコーナーに並べられることになりました。というか、既に並んでいます。前月末〜当月初旬頃に私自身がお届けします。興味のある方はぜひ手に取ってご覧ください。
 私の担当連載記事はその時々の世界中の話題の新切手をご紹介したもので、タイトルは「WORLD STAMP NOW」と言います。来月の5月号で通算250回を迎えます。郵趣家としてのライフワークのひとつで、かれこれ20年になります。
 どうぞご高覧いただきますように。
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March 28, 2026

切手趣味週間ミニ切手展2026

 山口郵趣会より春の切手趣味週間切手展についてご案内申し上げます。

 山口ケーブルビジョン放送の「にんげんのGO!」でお馴染み、長谷川一夫さん(山口郵趣会会員)による毎年恒例の切手趣味週間ミニ切手展が今春も開催されます。場所は山口後河原郵便局ロビー、会期は来月4月13日(月)~24日(金)です。どうぞお立ち寄りください。

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March 21, 2026

年会費無償化の試行

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 山口郵趣会 (JPS防府支部) はここ数年間にわたって収益体質の改善と向上に努めてきました。その成果で、条件付きではありますが山口郵趣会の年会費を無償化することになりました。以下がその条件です。

(公財)日本郵趣協会の普通会員以上の会員資格を有すること。
・山口県内在住者および通勤・通学者。

 来るべき4月からの新年度から試行し、一年後に成果を検討します。
 会員登録をするとペーパーの会報は発行していないものの、その代わりにfacebook内に設置したメンバー限定のオンライン会議室に参加できます。さらに、毎月の例会案内・切手展・講演会の案内はがきをお送りします。
 興味がおありの方は郵便番号・住所・氏名・JPS会員番号・電子メールアドレスの5点をご連絡ください。会員在籍資格の確認ができ次第、折り返しオンライン会議室のアクセス方法などをご連絡します。

[追記:4月例会のお知らせ]
・日 時:4月18日(土) 13:00〜16:00
・場 所:防府市立佐波公民館
     (防府郵便局隣)
・参加費:無料

 

 

 

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March 14, 2026

山口郵趣会 (JPS防府支部) 例会案内

日 時:2026年3月21日(土)13時~16時
場 所:防府市立佐波公民館(学習室)

 今月も終活郵趣家さんからの寄贈品を2~3箱持ち込み、皆で分配するお楽しみ企画を行います。これまで通り、例会開始の13時から1時間を交換・売買の時間に充てますのでふるってご参加ください。大量につき自宅に持ち帰ってのチェックと購入にも応じます(信用取引)。

 2月に初開催しました郵趣講演会「楽しい切手の話」にご参加いただきありがとうございました。県外では広島、熊本からもご参加があったほか、なんと池田防府市長さんまでお見えになりました。詳しくご報告いたします。

 2月の衆院選 (県知事選) では面白い郵便使用例が散見されました。山口県内でも自治体によって対応が若干異なっていましたので実例をご覧いただきます。また、特に珍しい不在者投票の使用例についてレジュメをご用意しましたので詳しくお話しします。皆さんもご自身宛に届いた選挙はがきがあればぜひご持参ください。

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 山口県では、偶然、衆院選と県知事選の投票日が重なってしまいました。山口市は衆院選用の投票所入場券を別途発行することはせず、県知事選用のそれを共用する旨のお知らせはがきを送ってきました。同様例の記憶がないので配達日をメモ書きしてコレクションに加えました。

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 最も重要なご相談があります。ここ数年をかけて会の収益体質を強化してきた成果で、年会費無償化の目処が立ってきました。新年度4月からの実施を視野に細かい条件を決めるべく3月例会でご相談・ご提案いたします。

[連絡先]
椙山哲太郎 (山口郵趣会会長)
aplcofe@gmail.com
090-8765-2197

 

 

 

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March 11, 2026

第51回オンライン郵趣

日 時:3月13日(金) 21:00~22:00
テーマ:月刊誌「郵趣」3月号に関連したテーマで以下を予定しています。

・「外国切手最新事情」(スピーカー:椙山哲太郎)
・「日本切手の壺」+1解説(スピーカー:山口充さん)

※テーマ及びスピーカーは変更になることがあります。

 公益財団法人日本郵趣協会の「郵趣イベント・カレンダー」記載の「接続先リンク情報」にアクセスしてください。開始5分くらい前で十分間に合います。

 郵趣3月号の巻頭特集「”発光切手”を振り返る」は圧巻でしたね。特に5ページの7円切手4枚・15円4枚貼りの故高岸年夫氏あて定形外重量書留便は羨望の的です。
 高岸氏は長年にわたって関門 (下関・門司) 地域の郵趣シーンを牽引されたリーダーでした。没後数年ののち、ご遺族の手によって大手オークションでコレクションが売り立てられました。やむを得ないこととはいえ、地元、下関~山口・福岡両県に受け継ぐ人はいなかったのかと悔やまれます。その当時、私も山口県を離れていたので偉そうなことは言えませんが、優れたコレクションはなるべく地元に残そう、引き継ぎたいと考えるようになりました。それが終活・物故郵趣家さんのコレクション引き取りと分配活動をするきっかけのひとつとなりました。

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 高岸氏と同じ下関つながりということで椙山家についてお話ししたいと思います。曽祖父の椙山伊三郎は明治の中頃、20~30年代にかけて下関郵便局に奉職していました。彼は訳あって逓信省官吏を辞し、近所の私塾で英語を学び、明治37年に渡米した日系移民1世でした。図は昭和16年頃、日系人に対する差別的管理強化がなされていた時期の外国人登録証のコピーです。仏壇の引き出しに仕舞ってあったもので原本は既にありません。ChatGPT先生の助けを借りで解読しました。

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 椙山家の家系図です (主要部分のみ)。伊三郎夫妻には子供がいなかったのでトミさんのいちばん下の弟を養子に迎えました。それが私の祖父「晃」です。生まれた段階ですぐに養子に出されたようですが誰も教えてくれなかったそうです。大学受験の際に初めて戸籍を見、自分の姓が徳永ではなく椙山になっていたので驚いたと話しておりました。つまり、生物学的にはこの時点で椙山家のDNAは途絶えていることになります。
 その後、家付き娘だった母「芳子」が婿養子を取り、私と弟が生まれました。祖父・父と2代続けて男の側が苗字を変えていますが何の問題もありません。
 また、かつては直系で3代以上続いた男子しか地域のお祭りに参加できないというド田舎ルールがありましたが、さすがにそれもなくなりました。それに従えば私と弟の2人しか参加資格がないことになってしまい、お祭り自体が成り立たなくなるからです。

 

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 昭和25 (1950) 年用に印刷されたアメリカのはがきです。差し出さなかった1枚が残されたおかげで当時の住所がはっきりわかります。また、椙山では読みにくかったからでしょう、仕事上では誰でも読み書きできる「杉山」を名乗っていたこともわかります。

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 昭和32 (1957) 年にトミさんが亡くなりました。在サンフランシスコ日本国総領事館に死亡届を郵送。それが無事に受理されたことを知らせるはがきです。
 戦時中、全財産を没収され、日系人強制収容所のひとつ、アリゾナ州ヒラ収容所にぶち込まれたこともあり、帰化せずいずれ日本に戻ることを決意していたようです。2026031105

 

 アメリカの国際往復はがきの返信部の実逓使用例です。これは少ないですよ。
 トミさんの実家である徳永家の本家筋が槇家で、その頃には下関市菊川町に移っていたようです。トミさんが亡くなって約1年後の通信です。

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 トミさんの実姉 (11人兄弟姉妹のいちばん上) は防府市の板村家に嫁ぎ、すぐに夫婦揃って渡米し帰化しました。この義姉夫婦の存在が、伊三郎の渡米を決意させるに多大な影響を与えたものと思われます。
 伊三郎夫妻には子供がいなかったので、甥姪への愛情も大きかったことでしょう。伊三郎が亡くなった後も昭和40年代くらいまでは手紙のやり取りがありましたけれど、昭和時代のうちに交流は途絶えました。今では4〜6世の時代でしょう。

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 唐突ですが、なぜかここでかつて大手町にあった逓信総合博物館で入手した最初の郵便切手類発売機「自働郵便切手葉書売下機」のパンフレット (表) のご紹介です。

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 同パンフレットの裏面です。ここに発明者の俵谷髙七の事績がまとめられています。

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 図版左は現在の下関南部町 (なべちょう) 郵便局前に設置されている髙七の顕彰碑の写真です。右側に表記を文字起こししました。
 そうです、曽祖父伊三郎が奉職していたのと同じ時期に髙七もまた指物師として同局に出入りしていたのです。曽祖父と髙七は面識があったのではないかと想像をたくましくしていますが、残念ながらそれを示す痕跡は何もありません。
 自分が郵趣データベースの構築に郵趣人生を賭けている一種の記録魔になったのは、そうしたご先祖さまたちの無念を託されているような心持ちがいたします。

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March 04, 2026

山口湯田郵便局一時閉鎖

 悲しいお知らせです。山口湯田郵便局さんが来る2026年3月28日(土)付で一時閉鎖になります。実質的な営業最終日は3月27日(金)で、消印上では同日12-18時間帯が最後になります。

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 3月3日(火)に直接伺ってきました。一時閉鎖とは言うものの、現局舎も局前のラッピングポスト「ゆう太」(20210630~)も撤去されるとのこと。局舎が局長さん個人所有のものではないなど、よくある大人の事情があるそうで、それ以上のことは伺うのが憚られました。
 特に「ゆう太」ポストは山口県内初のラッピングポストであるばかりではなく、私の元勤務先が耳部を作っていたので個人的にも思い入れがあります。廃棄処分されることなく佳き場所への移設を願ってやみません。

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 近くなので風景印ポストが設置されている中原中也記念館にも足を運びましたところ、残念ながら既に撤去されていました。山口湯田局の一時閉鎖が理由であることを館員氏もお認めになりました。時期は「ちょっと前」とのことですので、2月下旬以降であろうと思われます。
 こちらも個人的に思い入れがあります。たまたま訪問したその日が風景印ポスト設置日で、最初に投函された全5通のうちの2通が私であったことは既に筆者のHYPER Philatelistブログでご紹介した通りです。それゆえ、最終便も作成したかったのですが、叶わぬ夢となりました。

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 ▲偶然、設置初日に行き合わせたおかげで自分あてに差し出した2通のうちの一枚。20120906 (平24) 差出、20120928取集・風景印引受消印。
 会場に一歩足を踏み入れた途端に目の前に丸ポストの模型が。そのわきには「中原中也記念館から手紙を出そう」との解説パネルが。これは看過できないではありませんか。私の様子を察した受付係さんが声をかけてくれました。その丸ポスト模型に手紙を投函すると山口湯田郵便局の風景印を押して発送しますとのこと。
 展覧会の初日からやりたかったのだが手続きが間に合わなかった。展示内容を3期に分けて入れ替えをするのだが、今日9月26日からの第2期にようやく間に合ったので始めました。そう、今日がその初日であるという。なんだよ、私の普段の行いの良さが炸裂ではありませんか。たまたま行ったその日が初日とは!。(20120926設置初日の記録抜粋)

 なお、山口湯田局さんを訪問される方へ。局駐車場は台数が限られていますので公共交通機関をご利用ください。湯田温泉駅からも徒歩圏内ですからご配慮をお願いいたします。

 

 

 

 

 

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February 01, 2026

郷土の大郵趣家・藤本敏一氏

 昨2025年8月17日、山口県が誇る大郵趣家・藤本敏一(ふじもと・としいち)氏の子孫の方から直接ご連絡をいただき、遺品コレクションを引き受けさせていただきました。郷土の郵趣家の事績も記録保存している自分にとっては願ってもないことでした。主要コレクションは既に処分された後とのことで、その通り切手に関しては普通でしたけれど、郵趣活動家としての貴重な品々は残されていました。前述の通り、自分はむしろその方面での資料収集に力を入れているので記録に残すと同時に可能な限り公開して参ります。
 藤本氏は戦後間もない昭和23年に山口郵趣会を創設されました。奇遇にもお声かけいただいた2025年に自分がJPS防府支部を山口郵趣会と改めました(第2次になります)。そのご縁を踏まえ、遺品コレクションは私個人ではなく山口郵趣会として引き受けさせてていただきました。その後半年を経て、例会での引き継ぎ分譲もほぼ完了しましたので、一区切りつける意味で郵趣活動家としての足跡を示す8点を選抜してご覧いただきます。

 全体のボリュームはこんな感じでした。軽自動車の後部座席ほぼ満杯の量でした。

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 中国郵政局(当時)からの第20回全日本切手展 中国地方予備選の審査員依頼です。公務員の方なら依頼書のフォーマットが正式な公文書であることが一目でおわかりかと思います。
 なお、藤本氏は「山口県吉敷郡小郡町」だけで郵便が届くトンデモナイ有名人でらっしゃいました。個人情報保護のモザイク処理を必要としない大家であったこともあわせてご理解ください。
(19691213/昭44)

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 審査員依頼書に同封されていた中国郵政局報第887号です。全日展の審査基準が表紙を含めて3ページにわたって掲載されています。これこそ後年の資料とするため、関係箇所全文をご覧いただきます。
(19691218/昭44)

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 春の切手趣味週間に合わせて企画された宇部郵便局の切手展、その出品要請に応じた藤本氏へのお礼状です。文面と日付から開催前に送られたことがわかります。手持ちの資料と照合しますと、昭和46年4月の切手趣味週間切手展で、使われた小型印図案も「常磐公園と鯉」と判明。小型印の使用期間は4月20日から22日までの3日間です。
(19740418/昭49)

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 戦後直後の昭和20年10~12月の山口郵便局の別納使用例です。本来なら廃棄処分されるところを郵趣会重鎮の顔でレスキューされたものの一部と推測します。料金別納制度は大正時代からありましたが、別納シートを郵趣家・切手商に払い下げが開始されたのは1955/昭30年9月からです。空白期の貴重な使用例をよくぞ残しておいてくださいました。
 なんせ終戦直後に第1・2次昭和切手のシートを在庫していたというのが驚きです。山口郵便局が意識して在庫していたものか?。あるいは金額的に民間企業とは考えにくいため、地理的に近かった山口県庁・山口市役所が手持ちしていたものかと今となっては想像するしかありません。これらブロックも山口郵趣会例会で目利きさんに委譲されました。
(19451022/昭20)

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 ドイツ占領セルビアの小型シートです。藤本氏は戦前から国際的な文通・交換サークルに加入されていました。これはその交換相手から入手されたものと思います。額面1+寄附金49、同2+48セルビア・ディナールというトンデモナイ高額寄附金付きです。裏糊のない厚めの紙が使われており、ハナから郵便使用を意図したものではありません。いったい誰が買えたのだろうと不思議です。なお、別に無目打シートもあり。現在のカタログ評価は目打あり・なしとも€70ほどです。
(1941/昭16)

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 第2次国立公園シリーズの「大山隠岐国立公園」より隠岐浄土ヶ浦のマキシマムカードです。フジカラーのプリントサービスを使ってのはがき用紙であることから、写真趣味もおありになった藤本氏自身が撮影されたものと思われます。当該切手に駅鈴を描く有名な隠岐島の西郷郵便局の風景印が押されているのがベスト・マッチングです。
 なお、写真下部に2人の紳士が写っています。誰なのか今となってはわかりません。初日カバーやマキシマムカードを自作される場合は、後年のために解説書の添付や裏面への印刷を切望するのはこうした事例があまりにも多いからです。(実際はほとんどがこの説明なしパターン)
(19650120/昭40)

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 最後はちょっと変化球。当時取引をされていたであろう切手商の東京スタンプ商会の切手納入袋です。はっきり印刷されているように、郵便切手の直輸出入のほかに観光客向けのお土産品も作っていたことがわかります。切手商さんの業態も時代によって変化していますので、こうした梱包用品類も大切に保存しています。
(時代特定は困難。左書きであるところからおそらく戦後、それも貿易再開の昭和23年以降)

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January 30, 2026

謎の農事グループ「百姓家」

 防府切手のつどい2026冬にてまたまた百姓家宛の郵便を入手しました。なんともストレートに過ぎる名前なのでギョッとしますね。しかし、その実態はほとんどわかっていません。

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 「百姓家」名義で農業雑誌を発行していた記録が国会図書館にあり、農業を核にしての出版、啓蒙活動をしていた農事グループ会社ではなかったと想像しています。場所も「阿武郡奈古村第三百六十六番屋敷」と判明しています。

 それが倒産したか廃業・解散して家屋敷が解体された結果、百姓家宛郵便物が古物商へと流れ、そして私たち郵趣家の許へと流れ着いたことはまず間違いないところです。それを100年以上も後になって調べようなんてのがそもそもクレイジーであることは承知の上です。

 にも関わらず惹きつけられるのは、差出人がいずれも東北・北関東に偏重しているからです。今回お示しするのもはがきが栃木県(明治21)、書状が宮城県(明治30)です。

 特に1896-09(明治29-39)に発行された「實業雑誌」には百姓家の出版物「百姓家」を「其名の如く農家の談話実験等を記載したる小冊子にて有益の書なり」と讃えているのですが、その出版社は福島實業雑誌社と言います。長州の宿敵会津藩なのにいいのか?。

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 以下は私の全くの想像です。藩政時代に地域の知を統べていたのはいわゆる庄屋さんでした。当時、読書階級といえば武士と僧侶しかいなかったと思われがちですが、実際の農村地帯の小作人子弟のために寺子屋や私塾を運営したり、生活のあらゆる面をサポートしていたのが庄屋さんです。
 それが明治維新後にもその社会機能が維持され、知的好奇心に溢れた青少年たちの集う場所になりました。身近なところでは山口市阿知須の江口家がそうです。それが後の自由民権運動の担い手になり、要は今で言う反体制活動組織としておおいに弾圧もされました。東京の八王子・多摩地区なんかはその騒乱の代表地なのはよく知られているところです。
 記録が全く見つからないのでなんとも言えないのですが、百姓家もその始まりは庄屋さんあるいは篤農家による農村社会の啓蒙活動団体だったのではないか、またそうあって欲しいと夢想しているところであります。

 実は2年前の2014年に実際に現地を訪ねました。活動期間は決して短くないのに痕跡は一切なく、阿武町史にも記述がありません・・・とは町役場でお聞きしたご返事でした。それ以後、リサーチは全く進んでいません。地元の方で何かご存知ではありませんでしょうか?。

 

 

 

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January 05, 2026

防府切手のつどい2026冬

 報道資料が出来上がりましたので公開致します。公益財団法人主催行事なので入場料は無料です。たくさんの方々のご参加をお待ちしています。なお、およそ15時頃には入場者のピークが過ぎて自然終了になります。お早めにお越しください。

 あらかじめ購入希望品がある場合は、事前に出店者さんにリクエストを送っておくと確実に在庫品を持参してもらえます。”HYPER Philatelistブログで見た”と書いて直接お問い合わせください。さらに郵趣用の名刺を作って当日交換されると今後の交流・取引に便利です。

(広島蒐郵会さんの例会は14時から開催です)

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下図が会場レイアウトです。突発的な要件で当日になって変更になることもありますが、基本的にはこの通りとご理解ください。
(20260120追記)福岡スタンプ社主さんが入院中とお知らせいただきました。豊田陽則さんも体調不良とのこと。残念ながらお二人様とも出店とりやめです。

 

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今回に限ってのお願い】
当日午後にお隣の会議室でとある検定試験が行われます。その時間帯のみできるだけ静粛にお願いいたします。また、試験中はエレベーターを降りてから会場までのルートも一時的に変更になります(迂回路)。当日会場の標識表示あるいは施設係員氏の指示に従って行動してください。
何卒ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

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