初日カバー・記念カバー

November 11, 2017

西福寺の群鶏図

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 昭和48年の切手趣味週間に採用された伊藤若冲の群鶏図は、大阪府豊中市にある西福寺の襖絵の一部です。当時は伊藤若冲じたいがさほど世に知られてはいませんでしたので、郵政省の先見の明は率直に賞賛されるべきものと思います。切手になったおかげで西福寺もまたさらに知名度が上がることにもなりました。
 カシェがわりに西福寺の判が押された初日カバーを入手しましたのでご覧いただきます。豊中南郵便局の和文ハト印、特印もバッチリです。
 神社仏閣などの名刹が所有する文化財が切手図案に採用された場合、こうして当該社寺の判が押された初日カバーも好きで入手に努めています。下手なカシェよりよっぽど風格があって和風の粋を感じます。
 当然ながら私製カバーであって、私製であるというだけの理由で雑品扱いされていることがたいへんに多く、それは極めて不幸なことと考えます。なかば使命感でレスキュー収集しています。持て余しておられる方がいらっしゃいましたらぜひ私にお譲りください。

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November 04, 2017

押印万歳・タトウ天国

 寄贈品を仕分けしている最中に面白いのがいくつか出てきたのでご紹介します。

[大文字五山送り火]
 左京 12.8.16。美しい挿絵推しが印象的な押印台紙です。しかしてその裏表紙には・・・”このたび、平成十二年十二月一日より、利用停止とさせていただくこととなりました。永年のご愛顧ありがとうございました。”(図版の赤矢印部分に注目)。それで大謝恩祭「ありがとうパック」なんですね。
 郵政民営化前のかんぽの宿・保養センターのお取り潰しは平成16~19年頃ですから時期が違いますね。小泉政権も平成13~14年ですから構造改革の時期とも異なります。いわゆる経営不振による廃業だったのでしょうか。

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[さようなら東島郵便局]
 東島 8.10.25。開局記念は数あれど閉局記念は初めて見ました。最終取扱日記念タトウと表紙に明記されているのが悲しいです。局長さんのごあいさつ文もグッときますな。
 ところが同じ場所に東島簡易郵便局が今も現存しているではありませんか。えーっとぉ、まさか”閉店売り尽くしセール”的なアレですかね???(笑)

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[話せばわかる 犬養毅集]
 吉備 3.5.15。5.15事件60年を翌年に控えた平成3年の色紙郵趣品です。500,10,5円切手は5.15をイメージしてのチョイスでしょうが、なんで5円切手に風景印を押さなかったのでしょう。当時のはがき料金41円をクリアしていますから同じ風景印であれば必要最低回数押せたはずです。
 押印もれは未完成品と見做されるため欠陥郵趣品扱いです。そのマイナスは製作サイドの郵便局が考えている以上に大きいことを認識していただきたいものです。
 また、世界共通規格であるアルバムリーフに収まらない大判物も嫌われます。自分もこれは手元には残しません。未完成の欠陥品にしてオーバーサイズでは要りません。・・・話せばわかる、ことではありません。

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[風景入日付印更改使用開始記念]
 上美生 3.4.25。日付に合わせての3,40,25円切手のチョイスだということはわかります。が、ここでも3円切手が押印もれなので欠陥郵趣品扱いやむなしです。同じ風景印なら押印できたものを、左下のイラストが邪魔で押印スペースがありません。
 こういうのを見ると、肝心の郵便局サイドが押印規程に疎すぎると悲しい気分になってしまいます。今はなきワープロを使っての軽印刷の手作り押印台紙のプリミティブな魅力があるだけに惜しいです。

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[ミレニアムたとう]
 白丸 12.10.20。2000年10月10日、20日、30日の日付がなんでミレニアムになるのかと意味がわかるまで30秒かかりました。局名が白丸なので数字のゼロが並ぶって意味なんですね。でもそれって欧文印でないと企画破綻ではないでしょうか?。やはり・・・企画自体に無理がありません?。

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[11(いい)年、11(いい)日]
 大阪中央 11.2.11。これもすぐには意味がわかりませんでした。回文になる日付をメモリアルする意味なのでしょうか。それなら11.1.11から始まって11.2.11、11.3.11・・・11.9.11、11.11.11まで展開することになります。こうして単品になると意味がわかりにくくなるのはちょっと無理っしょ。

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[幸・幸たとう]
 富山市役所内 13.1.3〜13.3.31までの6日。無理やりと言う意味では最高峰だと思います。”平成13年の1と3の数字が並ぶ日を集めて数字の「3・1」、漢字の「幸」にかけて幸・幸(さいさい)たとうと致しました。”と説明がありますが、ちょっと何言ってるかわかんないんですけど?(笑)。伝わりませんって、無理無理。
 要は3と1のみの日付を集めましたってことですね。だったら最初からそう言えばいいのに。そのあんまりなこじつけは、郵趣品界のキラキラネーム、DQNネームレベルと言えましょう。・・・この企画よく通りましたね。

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 未着手がまだ段ボール5箱もあります。ちょっと目眩が・・・・(笑)

[20171105追記]
 平成7年7月7日の7.7.7ゾロ目の時、郵便局が製作したタトウ類自体に、いわゆる「一連・一群」の決まりを守っていないものが相当数出現しました。当局自身が理解できないような難解なものだったことが露呈してしまったわけで、やむをえず現状追認する形で一連・一群の規程は廃止されました。
 なので、未消印の2点は、当時としては一連・一群の決まりを守った正しい押印例と言えます。ただし、押印できない郵便商品が郵趣品としてふさわしいのかどうかはまた別の問題です。


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November 02, 2017

ローソンのe発送サービスゆうパック送票

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 まず今年から始まったe発送サービスの概要から。専用機ゆうぷりタッチが設置された郵便局約1,000局をはじめ、ローソン12,300店、ミニストップ2,200店(201704現在)の体制でスタートしました。

(1)0620:e発送サービス開始
(2)0628:ローソンのe発送サービスがシステム不具合で中止
(3)1023:取扱郵便局を2万局に拡大
(4)1031:ローソンのe発送サービスが復旧

 上図は(4)の復旧初日に谷之口勇さんにお願いして鹿児島県のローソンから発送してもらったものです。送票の左上にLoppiのロゴが入っているのが特徴です。透明袋に送票を差し込む仕様で、輸送中に抜け落ちたりしないのかな?と若干心配な気もしますが、綺麗な姿で取り出せるのでコレクションする側にとってはありがたいです。送票だけでは使用年月日がわかりませんので検索結果(追跡記録)もプリントアウトしてセットで残しています。(←収集上の重要ポイント)
 なお、復旧に際してのローソンさんの報道発表文を読みますと、システムダウンの原因は日本郵便側にあったと婉曲に記されていたのも印象的でした。サービス開始後わずか一週間でダウンし、復旧までに4ヶ月も要したというのは想像以上に深刻だったのでしょう。
 下図は郵便局のゆうぷりタッチを使ったもので、制度開始月内の6月30日、やはり谷之口勇さんにお願いして鹿児島南郵便局から差し出してもらったものです。こちらは郵便物にぺたっと貼り付けて使うシール式送票です。こんなに外観が違うのも面白いですね。

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 現時点では中国地方には1店舗もないミニストップ店の送票も入手したいです。ヤフオクに出品利用されていらっしゃる方、新規出品時にe発送サービス利用の手続きをされると発送時に同サービスを利用できます。ただし、出品後では利用できないようなのでご注意を。

[追記]
 一日遅れでゆうパケットも届きました。送票のフォーマットは同じで種別だけが異なります。ゆうパックと混同しないよう、表示が黒地に白抜き文字と目立つ工夫がなされているあたりも好感が持てます。
 ところが送票の下にもう一枚挟まってました。《郵便局ご担当者様へ》と題してあるし右下には(一年保存)とも記されています。郵便局さんの抜き忘れですね。検索結果(追跡記録)によると大隅垂水郵便局さんのようです。受付したローソン垂水新城店のストアスタンプもありますしこれはラッキーでした!。よく見たら店長さんのお名前も漢字こそ違えど私と同じスギヤマさん(笑)。我ながらツイてますね。郵趣の神さま、いつもありがとうございます!。

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October 31, 2017

テーマは「意味不明」

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 なんの変哲も無い456連番記念カバーです。ですが、これを拾った理由はそれではありません。なぜかカシェに桜島大根が印刷されているからです。何かの語呂合わせになっているわけでもなさそうです。端午の節句に桜島大根をお供えする、みたいな習慣もないし、そもそも収穫時期が合いません。意味が全くわかりません。
 製作者本人しかわからない郵趣品が非常に多いです。ご寄贈いただいた不要品もすべて目を通しているのですが、貼付切手や消印のチョイスの意味がさっぱりわからないものが少なくありません。このカバーなんかまだマシな方です。
 自戒も込めて書くのですが、コレクターは自分がわかれば他の人もわかるはず、あるいはわかる人だけがわかればいいと考えがちです。しかし、やはりそれは間違いですね。せめてカバーの中に製作意図を記したメモを一枚入れておくようにしましょう。意味がわからないことで容易に捨てられてしまうことを防がなくてはいけません。


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October 16, 2017

私製加刷(2)

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 スタンプショウはかた2017で2種の私製加刷をGETしました。上図は国際切手展PHILATOKYO’81の記念シート(切手ではありません)に全日本切手展’89の加刷をしたものです。加刷・発行は当時の全日本郵趣連盟さんでしょう。これに切手趣味週間切手を貼って記念押印しています。組合カタログには加刷版もリストアップされているので参照ください。
 PHILATOKYO’81は初めて押印係のアルバイトをした記念すべきイベントです。国際展会場内の東京中央郵便局臨時出張所にいましたので思い出深いです。
 しかし、開催資金を得るために1,000円でしたかずいぶん高い値段で販売しておいて、その名前もスーベニアシートと呼んでいたため、外国からのお客さんに、これは切手ではないことを説明するのに大変難儀しました。スーベニアシートって日本語では小型シートの意味ですから。図のように切手を加貼しないと記念押印できないことを拙い英語で説明しても「WHAT?」な顔され続けました。よく怒られなかったものです。
 しかも大量に余ったためにかくも安易な加刷が何回も作られました。後に1991年の国際展準備の際、売上金の使途や不良在庫の実態が不明瞭であると相当揉めました。カタログ評価は安いけれど実際はそんなに目にする機会はないとのことなので、これも何かのご縁でしょうから完集を目指します。それでもこんなメンドくさいものは二度と作って欲しくないですね。

 もうひとつは電子郵便専用封筒への東京中央郵便局による私製加刷です。以前にも大阪中央の例(ここ)をご紹介しましたので、これが2局目になります。旧電子郵便500円切手の初日カバーを兼ねています。・・・と思いましたら全然違いました(笑)。収友が速攻で教えてくれました。
 本物の電子郵便専用封筒そっくりに真似て封筒丸ごとを独自にあつらえられた記念封筒だそうです。東京中央郵便局が独自に作成して配ったもので、そうなると公式模造のジャンルになります。似過ぎで怒られなかったのでしょうか?。かえってびっくりです!。

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October 11, 2017

2017年度第4回 郵政博物館 特別切手コレクション展 日本の記念特殊切手コレクション展

 かくも長い題名の入った小型印が押された記念カバーを横山裕三さんからご恵送いただきました。お気遣いいただきありがとうございます。ここまで長い題名は日本新記録では?
 さらに記念・特殊切手研究会 結成10周年記念のオリジナルシールを全面貼りしていただきました。目打穴まできちんと穿孔されています。フレーム切手全盛の今、あえてこのような古式ゆかしいシールを作られるとはなかなか意味深いです。
 シール全面が見えるようにさっそくオープンカバーにしました。画像をクリックすると大きな画像が開きます。どうぞご覧ください。

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October 05, 2017

大政奉還150年

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 来週の10月14日(土)は大政奉還150年にあたります。倒幕派、佐幕派ともそれぞれに感慨深いものがあることでしょう。
 ただし、土曜日なので記念押印するにしても開いている郵便局は限られます。
 山口県では萩、山口中央、防府、下関、長府などの各郵便局での記念押印が想定されます。山口市の菜香亭には岩倉具視直筆の額もありますし(しかも撮影可)、その写真をカシェにして記念カードでもあつらえましょうか?。
 さらに京都や大阪ではどんなアイデアが考えられるでしょうか。

◆参照:大政奉還150周年記念プロジェクト


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September 25, 2017

蛇足

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・・・蛇足とは、付け加える必要のない余分なもの。不要なもの。余計な行為。

 荒城の月の作詞家・土井晩翠ゆかりの福島県で行われた音楽切手展記念の小型印付き絵入官葉です。昭和45.4.18の日付があります。
 それから9年後に日本最初の歌テーマのシリーズ切手”日本の歌シリーズ”第1集が発行されました。それを加貼+記念押印してリユース郵趣品に仕立ててあります。
 もうおわかりですね。荒城の月切手だけにしておけばよかったものを、同一セットだからと”夕やけ小やけ”も貼ってあるのが邪魔。切手が小型印の一部を隠してもいます。一緒にさえしなければ、こんなにはがきの淵ギリギリに貼ることもなかったでしょう。なんとも余計なことをしてくれたものです。蛇足とはまさにこのこと。

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[蛇足ではない追記]・・・はがきや封筒の淵に沿ってギリギリに切手を貼ること自体センス悪いと思います。


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September 24, 2017

semi official & private

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 日本語だと”準公式と私的”とでも言いましょうか、そんな初日カバーに興味があります。まずsemi officialの方です。東京中央郵便局では切手発行日の朝、販促を兼ねて同局名入りFDC用封筒を無料配布していました。これはもうたいへん有名ですね。
 しかし、それ以外でも名古屋中央郵便局でも同様の無料配布をやっていましたし、ここに掲げましたように単発で催事の最寄り郵便局がFDC用封筒を作ることがありました。この単発バージョンが収集の”隙間”なので密かに集めています。たいてい不要品扱いですので、同類品がありましたらぜひお世話ください。

 そしてprivateの方です。こちらは”アートマスター版”と勝手に呼んでいます。絵心のある技能者さんが時に自筆でカシェを描いておられます。ひとつずつ手描きですからせいぜいが20〜30部がいいところです。レア感とともに美的なセンスに触れることもできて素晴らしいです。
 もちろん、アートマスターでないバージョンもいいですよ!。お示ししましたのは中高生あたりの作でしょうか、自作木版の一色刷り版画カシェです。切手となった題材の、伊東深水の”指”を彫刻刀で彫り出すのは難しかったのでしょう、端っこに”指”って漢字を彫ってます。しかし”指”って何だよ?(笑)。ニヤニヤ眺めてしまいどうにも手放せません。

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September 05, 2017

石原裕次郎記念館閉館

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2017090402 おなじみ札幌市の湯浅英樹さんからご恵送いただきました。いつもありがとうございます。
 ファンの高齢化による入館者の減少、経年劣化による建物自体の老朽化などのために小樽の石原裕次郎記念館が2017年8月31日をもって閉館となりました。最寄りのウイングベイ小樽内郵便局風景印にてラストデー・カードを作られました。石原裕次郎切手を使われた点ももちろん素晴らしいですね。

 また翌9月1日発行のエコーはがきもご恵送くださいました。実に6年11ヶ月ぶりのことだそうです。整理番号は2007年10月に郵政民営化で「1」に戻ったので、本件は「北海道-4」になるそうです。併せて掲載紹介させていただきました。


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