未発行・販売中止

April 08, 2017

幻のゆうペーン

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 平成7年の切手趣味週間(阪神・淡路大震災寄附金付切手)にはゆうペーンはなかったはずですがなぜか表紙が現存します。発行翌年の1996年頃、名古屋中央郵便局窓口で「自由にお持ちください」扱いのふるさとペーン表紙の中に紛れ込んでいたものだそうです。
 どなたか詳細をご存じの方はいらっしゃいませんか?とfacebookの郵趣グループで呼びかけたのですがまったく反応がありませんでした。よって表紙が作られたもののお蔵入りになった可能性が高いです。20年以上を経て意外なところで激レア品が確認された?

[20170427追記]
 愛知県の堀本稔さんからゆうペーン表紙をカシェがわりに使って作成された初日カバーの画像をご恵送いただきました。初日に堀本さんご自身が名古屋中央郵便局で作成されたものです。これにより、その稀少性が実証されました。たいへん重要な資料です。ありがとうございました。

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July 28, 2016

ついに日本でも「翌日切手」を発行

2016072801 昨日7月27日付で日本郵便さんのプレスリリースがありました。リオデジャネイロ2016オリンピック・パラリンピック競技大会期間中、日本選手が金メダルを獲得した場合、翌日の正午にメダリストのフレーム切手が東京中央郵便局で各1,000シート販売されます。売り切れた場合でもオンライン通販サイト「切手SHOP」で受注販売されます。詳細は、金メダルを獲得した翌日に発表されます。
 日本切手初のことなのでたいへん驚かれる向きもあろうかと思いますが、実はこれと全く同じ切手は16年も前、2000年のシドニー・オリンピックの時にオーストラリア郵政が実現済です。左はその時に発行されたうちの1枚で、女子400mで金メダルを獲得したキャシー・フリーマンです。たまたまミクスチャーの中から掘り出しました。その世界最初の翌日切手について、当時の郵趣誌(2000年11月号)の記事を引用しましょう。

【シドニー・オリンピック2000】
 世界に先駆けて、切手の”翌日”発行を成功させたオーストラリア。同国の誇る最新のデジタル技術とデータ送信システムが、高速印刷を可能にしたといえる。郵政ではオーストラリア・オリンピック員会(AOC)の支持を得て、この企画を数カ月にわたって準備したようだ。以下に”即席”切手が発行されるまでをまとめてみた。
 シドニー五輪で同国の選手が金メダルを獲得した場合、まず表彰式での受賞の瞬間を、高解像度のデジタルカメラで撮影。公式のオリンピック写真団体「オールスポーツ」所属のプロ・カメラマンにより、郵政切手デザイン専任官の立会いで行われ、何十枚ものショットが撮られる。
 それらの画像データを元に、最も相応しいショットが選ばれると、切手シートの形に加工される。候補図案のデータはすぐにAOCに送信され、認可を受ける。ここまでの過程で2時間弱。
 AOCが承認した切手図案は直ちにシドニーの郵政デザイン・スタジオに送信され、最終的な修正が行われる。
 完成した図案は高速データ通信で、同国6州の州都にある専門の切手印刷センター(在シドニー、パース、アデレード、キャンベラ、ブリスベーン、メルボルン)に送信。翌日の昼には、全国の主要67局の窓口で、全く同じ切手が一斉に発売されるという仕組みだ。なお同国では、1996年から存命中の人物の切手発行が許可されている。
 世界初の「Pスタンプ」や一般市民が登場する切手など、革新的な試みを行ってきた、オーストラリアならではの切手発行といえるだろう。(引用はここまで)

 翌日切手の基本的な仕組みは、最初の2000年の時点でほぼ完成していることがおわかりでしょうか。当時と比べてIT技術ははるかに進歩している上に、日本では原則的に東京中央郵便局1局だけの発売ですから、意外に余裕がありそうに思えます。

【北京オリンピック2008】
 また、オーストラリアでは翌日切手とは別に、正式な平版印刷の切手も後日発行しています。その実例を2008年の北京オリンピックの例で比較しました。
 翌日切手の方はデジタル版、後日発行分が平版と呼ばれ、プリンター性能の違いで前者のドットが粗く見えますので容易に区別ができます。これは2000年のシドニー・オリンピックの時から行われていまして、私の持っているものはことごとく平版です。デジタル版は皆さん使わずに大事に残しておられるのでしょう。
 日本の場合も同様の違いがあるのかどうか、についての説明はありません。もし、違いがあるとしたら、全国の郵趣家の皆さんの目がまたしても大きく吊り上がることになりそうです(笑)。

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2016072803【ロンドン・オリンピック2012】
 2012年のロンドン・オリンピックの際、イギリス・ロイヤルメールも全く同じ金メダリストの翌日切手を発行しました。その時、これだけのための切手発行案内書を作成し、それを全世界の収集家に向けて発送しました。左はその表紙です。表紙をめくると下のような解説ページがあります。ここでも「最新のデジタル技術、データ送信、高速印刷」あってこその翌日切手というスタイルが踏襲されています。
 下図をクリックするとより大きな鮮明画像がポップアップウィンドウで表示されます。簡単な英語ですからぜひお読みください。

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2016072805【翌日切手の問題点】
 オリンピックメダリストの場合、ドーピング違反によるメダル剥奪の危険性が容易に想像つくと思います。実際に問題が発生して販売中止・回収騒ぎになったのが左図です。2004年のアテネ・オリンピックの際にギリシャが発行したものです。
 重量挙げ男子62キロ級のレオニダス・サバニスです。ドーピング検査で陽性反応が出たため、メダル獲得の翌日10月17日の発売日から、メダルが剥奪される22日までのほんの数日間のみ販売されました。郵便局に残っていた切手は回収されました。
 日本選手は倫理と遵法意識が高いので、このような問題は起きないだろうと信じます。むしろ、繰り上がりで金メダル獲得になった場合、当の選手もかなり白けそうだなあと、そちらの方を懸念しています。

【基本技術はPスタンプで培われた】
 勘の良い方は既にお気付きかと思います。翌日切手を可能にした基礎技術はPスタンプです。シドニー・オリンピックの前年1999年3月にメルボルンで行われた国際切手展オーストラリア’99会場で、帆船ポリー・ウッドサイド号45c切手のタブに個人の肖像を印刷した「個人切手」こと正式名称”Personalized Stamps”が世に出ました。
 本来は図のようにタブ部にはコアラの記念ロゴが印刷されているのですが、会場だけでこの部分に個人の肖像が印刷されました。この技術開発に数社の民間企業が参加しており、写真処理はMac、印刷機はフジゼロックスのDocucolor4040カラーレーザープリンターであることも判明しています。何のことはない、日系企業が一番最初から噛んでいたのです。
 にもかかわらず日本で翌日切手が実現するのが最初から数えて16年もかかってしまいました。せっかくの技術がありながらこれほどの周回遅れは忸怩たるものがあります。技術立国ニッポンの名折れです。
 日本郵便さんも民間からの提案をどんどん受け入れ、ぜひとも世界中があっと驚くテクノロジーの切手を”世界最初に”世に送り出して頂きたいものです。

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April 25, 2015

日韓国交正常化50周年記念切手発行反対/関連資料(1)

2015042501 1967年(昭42)、当時の沖縄切手で起きた「日米琉合同記念植樹祭記念」切手の発行中止事件についての基本資料をお示しします。左図が問題となった切手図案です。

 一見しておわかりのように、日の丸が星条旗よりも上の位置にあったことが問題となった・・・と一部のマスコミもそこまでは伝えていますが肝心な点が抜けています。これが直接原因となって米国民政府が激怒して発行中止に追い込まれたことです。

 大事なことなのでもう一度書きます、強制的に発行中止です。

 しかし、日米琉の三者が平等であれば何も問題にならなかったわけで、当時のアメリカ側の考えは筋が通っています。明らかに日琉側のデザインがトラブルの原因です。勉強不足、配慮不足です。
 それと同じ轍を踏もうとしているのが「日韓国交正常化50周年記念切手」です。

(以下、ビジュアル日本切手カタログVol.2より)
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March 08, 2015

変形郵便と発行銘

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 捨てないで残しておくと、後で別の意味に気がつくことが多いです。上もその典型で、札幌大通局の平7(1995).2.8付の第46回さっぽろ雪まつりの変形記念カードです。

 まず、この当時から郵便局でフォルムカード的な変形カードを製作・販売していた事実に着目です。往時はただのお土産品的な見方しかされませんでしたが、フォルムカードが定着した今、それまでとは違った意味が伺えます。
 規格外のサイズのため定形外郵便物扱いとなり、50g以下130円料金となっています。それゆえ、どこにも「郵便はがき」の表示もありません。これは今のフォルムカードと全く同じ制度運用ですね。
 さらに細かく見ますと宛名面右下に小さく「札幌郵趣会」の銘があります。文字通り郵趣会が発行したものなどではなく、郵趣会の名義を借りて郵便局(おそらく札幌中央もしくは札幌大通郵便局)が発行したものです。郵趣会名義での各種郵便商品の製作・販売という手法は決して珍しいものではなく、私見では郵便局名義の方が少ないようにすら感じます。
 ところが、このスタイルは不明朗な会計処理につながると会計検査院から厳しく指導され、平11(1999).4.30付で禁止されました。それ以後、全国各地のオリジナル郵便商品が激減したことに気づいておられる方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
 ですから郵趣会名義の禁止以前と以後、フォルムカード登場以前と以後の変形郵便物(カード)は、その違いを細かく見る必要があります。それが郵便局製であればなおのことです。

 なお、ついでに記しますと、今でこそゆるキャラやマスコットがひんぱんに小型印図案に採用されていますが、ほとんどの場合、著作権関係をクリアした証として印面にコピーライト表示「©マーク」が刻まれています。ところがさっぽろ雪まつりだけは昔から、そして直近の第66回(平27)でも©マークがありません。事前に調整のうえ円満に解決されてのこととお察しします。その詳細については地元北海道の郵趣家の皆さんの手で歴史をまとめて発表をお願いしたく存じます。

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July 14, 2014

究極のヤラセ

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 1996年の夏、財団法人日本郵趣協会はモンゴルに「日本モンゴルジュニア親善使節団」を派遣しました。いずれも私の郵趣の教え子たちで、現地からいろいろなカバーを作って送ってくれました。当時の通信文を見返すと「椙山さんの好きそうなゲテモノを送ります」としれっと書いてあります。当時から私の悪趣味は知れ渡っていたわけです。その中でも最高のゲテモノがこれです。貼ってある4種の切手を見ただけで「おっ!」と唸った人は相当なヘンタイです(笑)。
 1962年7月、モンゴルは図版のチンギス・ハーン生誕800年記念切手4種を発行しました。モンゴルも鷹揚なもので何の疑問も抱かなかったらしい。ところがソ連にとってチンギス・ハーンは歴史上最大の宿敵です。えらく不評を買ってしまい、モンゴルもやっと事の重大さに気が付いて慌てて発売中止にしました。郵便窓口から一斉に引き揚げて倉庫の奥にしまい込んでいたと言われています。
 それが1989年の民主化を受けて、保管していた切手に”CHINGGIS KHAN CROWNATION 1189”の黒加刷を施し、即位800年記念切手として1万組だけが世に出ました。加刷の方も貴重ですが、図の無加刷の方がよりレアなのは容易に想像できると思います。使節団の彼らは現地の収集家との交換会でこれを入手したそうです。それを実逓使用したところが素晴らしい。きっと先生が良かったのでしょうね(笑)。
 しかし、モンゴル郵政の消印は不鮮明である場合が多いです。このまま投函しても消印で失敗しかねないと考えた彼らは究極の方法を思いつきます。歓迎のレセプション・パーティーの席上でカバーをとある人物に託したのでした。その人物とはモンゴルの郵政大臣でした。いずれの国でもこれ以上の「押印お願い」はないでしょう。究極のヤラセにより、この実逓カバーには1996年8月9日の鮮明な消印が押され、途中で盗難されることもなく無事に日本に到着したのでした。

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September 12, 2010

「ふるさと心の風景・第7集」再発売

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 マサスタンプこと山本誠之さんから、ほんの10分前に届きました。いわゆる「択捉島抜け」の図案ミスによる発売中止から3ヶ月、問題個所を削除した改版が2010年9月10日に再発売されました。その札幌 22.9.10付の実逓FDCです。いつもありがとうございます。
 何せ届いたばかりなのでまだよく見てはいませんが、切手自体は初版とまったく同じはず。それでも何らかのシークレットマーク(秘符)として、おばあちゃんが撒いている鶴のエサのつぶつぶの数が変わってないか、ホルスタインの白黒模様に差はないか、小屋の板塀はどうかなど一応チラ見はしましたが、めんどくさいので記念特殊切手の専門家の方にお任せします。後はよろしく!。
 わかりやすい変化としては左下のQRコードです。ケータイのバーコードリーダーで読むと、初版はKCH:01;KKC:2000000709130;で、再版は末尾が215;に変わっています。ドットのレイアウトが明らかに異なるので肉眼でも差異がわかります。

 それにしても山本さんのカバーはセンスがいいですね。グラフィックスが素人臭くないし、フォントの選び方もいいので全体的にあか抜けたイメージに仕上がっています。商品としてお金を取るに十分な美麗さを持っています。パソコンの普及で、普通の人でも手軽に自作カバーが作れる時代になりましたけれど、やっぱり道具ではないですね。センスの悪い人は何やってもいまいちですから。
 近日中に山本さんのブログに詳細が掲載されることでしょう。右のリンク欄からアクセスしてみてください。

■参考:緊急速報「ふるさと心の風景・第7集」販売停止

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June 10, 2010

緊急速報「ふるさと心の風景・第7集」販売停止

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 本日2010年6月10日、表題の通り「ふるさと心の風景・第7集」の販売が一時停止と報道発表されました。シート地右上の北海道地図の北方領土(北方四島)のうち、なぜか択捉島が省略されていることが直接の原因です。図案ミスと断定して構わないと思います。ただし、切手自体には何の問題もないので引き続き使用することができます。また、9月10日に再発売されるとのことですが、まず間違いなく北海道地図部分が修正されることでしょうから、郵趣的にはサブナンバー扱いの別種ということになるでしょう。また、既発行分218万枚(朝日新聞の報道による数値。おそらく21万8,000シートの意味でしょう)は国立印刷局製ですので、もし製造所が変わるようなことでもあれば製造面での変化も注意したいところです。

http://www.post.japanpost.jp/whats_new/2010/0610_01_c01.pdf

 択捉島抜けのことはスタンプショウ=ヒロシマ'10の折に知りました。下手に騒ぎ立てると回収騒ぎになりかねないと思いましたので、mixiに書いた他、郵趣関係の出版社編集部やごく近しい収友などにしか伝えませんでした。皆さん素早く反応されて無事に現物を入手済みであることを祈ります。しかし、まさかこんなに早く販売停止になるとは思いませんでしたね。

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June 27, 2009

幻のマイケル・ジャクソン切手

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 既にみなさまご存知のようにマイケル・ジャクソン(以下MJ)が急逝しました。わがHYPER Philatelistブログでも何度かMJ切手について取り上げたことがあります。その中でも不発行に終わった英領ヴァージン諸島名義のMJ切手について、荒牧裕一さんからコメントをいただきました「世界最初のマイケル・ジャクソン切手」は特に有益な一編です。ぜひ参照ください。
 そこで話題になっていた不発行切手の画像が、MJの死去に合わせてinternational STAMP NEWS.comさんに掲載されていましたのでご紹介します。図の上2種が不発行切手で、下2種がセントビンセントから発行された正刷切手です。まったく同一図案で、国名表示のみが異なるデザインです。郵趣1986年6月号P.69によると、イギリスのオークションで横流しされた連刷ペアが£370(約10万円)だったと伝えています。上記の荒牧さんからのコメントによりますと「2ペア4種の図案が載っており、それぞれperfとimperfのセット(計8種)で35ポンドです。」とお手頃価格に落ち着いた様子が伺えますので、実際に横流し・流出した数は相当量あったものと思われます。MJの急死でさらに郵趣市場に出回ることになるでしょうか。要注意ですね。

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June 08, 2008

信じ難い図案ミス(2)

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 今年(2008)4月6日付でアップロードしました「第3回経済協力機構郵政会議」の実逓書留カバーが届きましたのでご紹介します。販売中止となった2007年10月12日の引受消印が押された郵趣家便です。一般に郵趣家が意図的に作成したカバー類は価値が低いものとされていますが、この手のモンは作らなくては後世には残りません。あるいは作られた物だからこそお値段も安くなるわけで、良い面はしっかり利用したいですね。
 なお、翌13日の到着印が押されているところを見ると、販売中止・回収はされても使用禁止にはならなかったのではないかとも類推されます。

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March 16, 2008

ダカール・ラリー30年

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 既に報道各社が伝えていますように、今年2008年のダカール・ラリーは、ルート地のひとつでありますモーリタニアの治安悪化のため、スタート予定前日の1月4日になって急きょ中止されました。ラリー30周年にあたる今年に限っての、いかにも"よりによって"な残念な出来事でした。
 2006年からスタート地点がポルトガルのリスボンになっていた関係で、同国が1月5日に発行を予定していた上図の「ダカール・ラリー30年記念」小型シートは発売中止にされることもなく、予定通り発行された模様です。このように、催事自体はキャンセルされたのに、記念切手および関連記念印類は予定通り(あるいはやむをえず)発行・使用された例は稀にあります。今年2月6日の記事「雪支」もそのひとつですし面白アイテムとしての資格も十分だと思います。
 なお、今年の4月に中央ヨーロッパを舞台にした代替大会が開催されるほか、来年はついにヨーロッパ・アフリカ大陸を離れ、南米での開催と決まったようです。スタート地点がリスボンなってようやく定着しつつあったところにこれですから、何ともポルトガルには可哀想な切手となってしまいました。
 ちなみに発行枚数は6万シートです。人口が1,000万強しかない国と言えども、このような背景を背負っている面白切手としては少ないような気がします。

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