左右の手で握手?

母方の祖父の隔世遺伝で少し左利きが混ざっています。自転車のギアチェンジ、トランプを配る、札束を数える時などがすべて左です。それでレフティ、左利き、サウスポーの切手も意識しています。常にそういう眼差しでいるものですから、こんな切手に気付くのも当然のなりゆきではあります。
ふだんはデラックスシートやプルーフ(※)のたぐいは手を出さないのですが、左右の手で握手している何とも奇妙なデザインを発見し、ついついGETしてしまいました。コートジボアール、別名アイボリー・コースト(象牙海岸共和国)が1986年に発行した独立29周年のデラックスプルーフです。まずこういう握手の形はありえませんね。
想像力をたくましくして類推すると、背景の国民の行進(?)が手がかりかと思います。洋服を着た右手は現代文明を、左手は過去から伝わる伝統文化を意味し、ともに手を取り合って未来に向かって前進する、その行進最前列の人の手元を大きく描いた、という解釈です。つまり、手をつないで並んで歩いている場面であって握手ではないというものです。それでも手をつなぐ時の手の表裏が逆のような気がして違和感が残りますが。さあ、どうでしょうか?
(↓部分拡大図)

(※)プルーフとは実際に切手になった図案の試し刷り。不採用図案のものはエッセイと呼んで区別します。



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