August 12, 2007

左右の手で握手?

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 母方の祖父の隔世遺伝で少し左利きが混ざっています。自転車のギアチェンジ、トランプを配る、札束を数える時などがすべて左です。それでレフティ、左利き、サウスポーの切手も意識しています。常にそういう眼差しでいるものですから、こんな切手に気付くのも当然のなりゆきではあります。
 ふだんはデラックスシートやプルーフ(※)のたぐいは手を出さないのですが、左右の手で握手している何とも奇妙なデザインを発見し、ついついGETしてしまいました。コートジボアール、別名アイボリー・コースト(象牙海岸共和国)が1986年に発行した独立29周年のデラックスプルーフです。まずこういう握手の形はありえませんね。
 想像力をたくましくして類推すると、背景の国民の行進(?)が手がかりかと思います。洋服を着た右手は現代文明を、左手は過去から伝わる伝統文化を意味し、ともに手を取り合って未来に向かって前進する、その行進最前列の人の手元を大きく描いた、という解釈です。つまり、手をつないで並んで歩いている場面であって握手ではないというものです。それでも手をつなぐ時の手の表裏が逆のような気がして違和感が残りますが。さあ、どうでしょうか?

(↓部分拡大図)
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(※)プルーフとは実際に切手になった図案の試し刷り。不採用図案のものはエッセイと呼んで区別します。

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October 20, 2005

6本指のレフティ切手

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 母方の祖父が左利きだった関係で、特定の作業は左手でないとうまくこなせないなど、私にも若干のDNAが伝わっています。そんな軽い理由で、左手を描いた切手こと"レフティ切手"にも興味を持っています。実際のコレクションについてはHIDENさんが大家でいらっしゃるので「きってレフティ」を参照してください。
 そんなレフティな私たちも驚く切手が世に出ました。チュニジアが発行した「世界禁煙デー(World No Tobacco Day)」に描かれている、タバコを薦める誘惑の左手(紫色の手)がなんと6本指!。たぶん図案ミスだろうと思うのですが、こんな大胆なミスにも関わらず発行中止になったとか回収された等々の話は聞き及んでいません。ひょっとすると、かのチュニジアでは6本指に何か隠喩でもあるのでしょうか?。なお、発行日は5月31日。オフセット印刷による20万枚発行です。
 ちなみに6本指のレフティ切手はこれが初めてではありません。モナコが1947年5月9日に発行した「アメリカ切手100年切手展」の中の50c切手が世界初です(下図参照)。切手収集家としても知られるルーズベルト大統領がコレクションを鑑賞しているシーンを描いたもので、切手を持った左手の指が6本に見える超有名な図案ミス切手です(もっとも、ピンセットを使わず素手で切手に触っている絵自体が既におかしい)。原画はフランスのマリアンヌ切手を描いたことで有名なガンドン。彫刻師はまた別人で、原画の段階で間違っていたのか、彫刻師のミスかは現在に至ってもなお判明していません。

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(右は6本指部分の拡大図)

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