IT技術の活用

November 13, 2023

イベント用名簿管理の重要性

 防府切手のつどい2017夏から2023夏までの6年間、支部主催イベント・切手展参加者の名簿を管理しています。その間に蓄積されたのは220人(亡くなった方は含まず)。そのうち、過去3年間に一度でも参加された方には案内状をお送りしています。さて、そのアクティブな方々はいったい何人いらっしゃるでしょうか。

 答えは90人です。

 私自身も少ないなあと感じています。定着率が低い、リピーターさんが増えない=イベントの魅力がないのではないか?と。そこでブース出店者さんを積極的に勧誘する、SNSでの告知を徹底する、地元ローカルFM局に出演するなど創意工夫を重ねてきました。ようやく新型コロナからの復調が感じられるようにはなったものの、いまだに実際の参加者は70名程度です。

 イベントに来られなくなった人の中でも、きちんと連絡をくださった方々をみますと、高齢で行けなくなった(家族が反対している)、親の介護を抱えている、郵趣誌を見て行ける時に行くので案内状は不要、”あて所に尋ねあたりません”のハンコが押されて案内状が返送された等々、さまざまな理由が見受けられます。しかし、突然再訪される方も少なくないため、明らかに亡くなったことが判明した場合以外はデータを残しています。その蓄積結果が"6年間で220人”という数字になりました。

 しかし、90人に案内状を送り、そのうちの70人が参加してくださるのですから、考えようによっては対費用効果は高いと言えます。今ではこれが普通なのかもしれないと思い始めています。
 新型コロナ以後に環境も激変し、不特定多数で何百人も来場するようなイベントは会場側が警戒するようになりました。むしろ70人程度なら問題ありません・・・と言われました。100人越えを目指していた昔とは考え方が完全に逆転しました。

 名簿管理は本当に面倒臭いです。イベントが終わるたびにおひとりずつチェックをしなければなりません。パソコンが使えないと無理だと思います。それでも毎回やらなくてはいけないと痛感しています。昔のようにバラ撒き方式で案内状を送っていては、その過半数が捨て金になってしまうことが十分以上に理解できたからです。

 イベント主催者の皆さん、基本中の基本「名簿管理」をがんばりましょう!。

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 上は名簿管理の実際のデータ入力画面です。四角欄に数字の1が入っているのが”参加”のマークです。後々各種集計ができるように◯✖️等の記号ではなく数字にしました。なのでご夫婦で参加された場合などは2になります。
 なお、2020春は新型コロナのため、2022春は会場の改修工事のため中止を余儀なくされました。

 

 

 

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August 30, 2023

ポーランドは”暗号はがき”まで発行

 (公財) 日本郵趣協会ポーランド郵趣研究会の代表世話人・山本勉さんからこのチラシを送っていただきました。「郵趣」8月号の担当連載記事で取り上げたポーランドの暗号切手ことCrypto Stamp (クリプト・スタンプ) です。ところがその裏面を見てびっくり、暗号はがきまで発行しているではありませんか。切手は注目していましたけれど、はがきは完全に盲点でした。これが世界初なのかどうかすら把握できていません。

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July 14, 2023

キャッシュレス決済端末 stera

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 大杉輝男さんからキャッシュレス決済端末 stera 配備・使用開始記念カードをご恵送いただきました。いつもありがとうございます。
 今年9月末までには全国2万局の直営郵便局への配備を完了させる予定であることは業界紙の通信文化新報で知っていました。地元局でも見かけたのではありますが、こうした記念&記録郵趣品を作ることまでは頭が回りませんでした。いかに”作り物郵趣はやめた”とは言えども、この種の記録郵趣活動は怠るべきではなかったと反省しています。もっと柔軟に考えねば。
 自分のiPhoneにはゆうちょPayもiDもインストールしています。しっかり使おうと思います。

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April 08, 2023

イギリス ロイヤルメールの国際郵便再開

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 今年1月10日に注文した切手類が届かないので、3月9日に問い合わせたところ、イギリス ロイヤルメールがサイバー攻撃を受けて国際郵便が差し出せなくなったと返事がありました。それがようやく復旧したようで、SOUTHAMPTON局の3月14日消印で届きました。航空便なのに22日もかかっていますので、復旧したとは言ってもけっこうな混乱だったことが伺えます。外国からの自分あて郵便物は、書留でなくとも地元局の留置にしておいて正解でした。到着印がなければ遅延の事実がまったくわからなくなってしまうところでした。
 その後、イギリスメディアのニュース記事を確認しました。ガーディアン紙等によりますと、ロシア系ハッカー集団によるランサムウェアサイバー攻撃で11,500の支店で1月10日以降約6週間にわたって国際郵便が止まっていたそうです。その復旧も一度にはできず、可能な支店から徐々に行われました。
 このハッカー集団は6,700万ポンド (8,000万ドル) の身代金を要求。ロイヤルメールはこれを拒否したとも。

 以下がバイヤーさんとのやりとりの記録です。

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 ところで貼られた£2.55サファイアブルー普通切手はすばらしい出来栄えです。高額切手はこうでなくては。サイズも24.5W×30.0H(mm)もあります。

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 なお、新国王のチャールズ3世を描いた普通切手は4月4日から発行が始まりましたので、それ以前の消印があるものは適正期間内使用例と言えるでしょう。ちょうど良い?タイミングでサイバー攻撃に巻き込まれたのも郵趣の神様の思し召しかも???

 

 

 

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April 01, 2023

4月1日の午前0時直前にうるう秒実施

 先輩郵趣家さんからお預かりした委譲委託品の中に1993年 (昭58) 7月1日消印のうるう秒記念カバーがありましたのでセールの前にご紹介します (部分拡大図です)。と申しますのも、2017年 (平29) 1月1日以来、実に6年ぶり、この4月1日午前0時直前にうるう秒が実施されたからです。

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 閏秒(うるうびょう、英:leap second)は、現行の協定世界時 (UTC) において、世界時のUT1との差を調整するために追加もしくは削除される秒である。この現行方式のUTCは1972年に始まった。2022年までに実施された計27回の閏秒は、いずれも1秒追加による調整であった。直近の閏秒の挿入は、2017年1月1日午前9時直前 (日本標準時) に行われた。
(Wikipediaより)

 このうるう秒調整は一見合理的なようで、実は世界的な大問題になっていました。現在はあらゆるシステムがITのもとに動いていることから、この1秒調整が予期せぬ異常事態を惹起する脆弱性が指摘されているからです。しかし、UTCとUT1間の調整はいまだに決着がついていません。中にはうるう秒は廃止されたと思い込んでいる人もいますが、ペンディング状態が続いているだけで廃止されたわけではありません。
 それが動いたのが2023年3月27日。ロシアがベラルーシに戦術核を配備すると発表したことを受け、その実戦使用を阻止する一環として”1秒の差”を活用するアイデアが米国防省とNATO軍との間で話し合われました。わずか1秒あればロシアの核システムを機能停止させることができるためだとのこと。ただし、その軍事的性格を鑑み、事前の報道発表は一切伏せられました。実施されたのは以下の通りです。

 3月31日、23時59分59秒
      ↓
 3月31日、23時59分60秒(1秒差し込み)
      ↓
 4月1日、0時00分00秒

 事前発表がなかったため郵趣家による記念カバー製作は不可能でした。たまたま当該日・時間帯の消印を実逓郵便物から掘り出すしかありません。日本の郵便印では3月31日の18-24時間帯刻印が該当します。4月1日の0-8ではありません。これから探すとなると相当な困難が伴うことが予想されています。知らんけど。

詳しくはこちら

 

 

 

 

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February 26, 2023

郵趣家なら一発で理解できる時間感覚

 産業図案切手が出た昭和23年の28年後は、51年の封書50円時代の始まりです。この間に見返り美人・月に雁・ビードロ・写楽が発行され、皇太子ご成婚(今の上皇陛下)、東京五輪、日本万博、札幌五輪、高松塚古墳発見、関門橋開通、沖縄海洋博も開催されました。いかに長い年月かよくわかりますね。

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 では同じく今から28年前というと、そうです、あのWindows95が発売されました。こんなにも長い年月が経っているのに、いまだにパソコンが使えないなんて、その間一体何してたんですか?。学びのチャンスは何度もあったはずです。置いてきぼりにされたんじゃなくて、ご自分の怠慢、勉強不足以外の何ものでもありませんよね。

 今さら「パソコンが使えない人を見捨てるな」などと筋違いのことを言わないでください。今の世の中はパソコンが使えるのが前提でものごとが進んでいます。現役世代の足を引っ張らないでください。

 

 

 

 

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February 15, 2023

音楽でありがとうを伝える切手&レターセット

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 さっそく購入してきました。切手の方はプレスリリースの段階からデジタルコード付き切手であること等が詳しく述べられていました。こうした新しい試みは大歓迎です。
 さて、私は500円の切手 (小型シート?) のみのバラ売りの方ではなく、1,000円のレターセットの方を購入しました。レターセットやメッセージカード類もこつこつ集めているからです。するとそれらも興味深い特殊加工がなされていました。今後のために備忘録として掲載しておきます。

<メッセージカード>
 3種共通で表紙にTHANK YOUの金色の箔押しに音符の形の穴開き加工。

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<レター>
 ピンク、青、緑色それぞれの色の箔押し加工。2023021503

 

 

 

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November 30, 2022

印刷のCMYK

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 表題の印刷方式自体をテーマにした切手がわずかながら存在します。直近例であり非常にわかりやすい代表例ということでイスラエルが2020年に発行した、その名もズバリ「CMYKカラープリント」のフルシートとマキシマムカードをご覧に入れます。題材はサンゴを背景にブダイの仲間を描いたもので、CMYKの4色だけでこれだけカラフルな印刷表現ができますよ、ということをアピールしているものと推察されます。
 マキシマムカードもCMYKの刷り重ねを表現しています。なかなかに凝ったデザインですけれど、実際に印刷に関わった経験がある人以外は実感が伴わないのではないかとも思うのですが、どうでしょうか?。

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参考:「提案:色の区別を示す目安はRGBを推奨」
   CMYKの基礎知識を詳しく説明しています。

 

 

 

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November 29, 2022

ブラック・フライデー

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 ブラック・フライデーのセールは今日までですよ!と海外のディーラーさんたちから山のようにオファーのメールが届きました。ヨーロッパからは写真のような”作り物郵趣品”がしこたま売りに出されていました。若い時分はなんとも思わなかったものの、さすがにこの年になると多少は分別が身についたようで、とても浮かれる気分にはなれません。

 パソコンの普及と進歩で、どなたでもこの程度には洗練されたデザインで郵趣品を作れる時代になりました。そのかわり、よりハイレベルな技術がないとありきたりの、無味乾燥な、人間の匂いがしない、均質的な工業製品のような郵趣家便ばかりになります。これは、私が理想とする郵趣のあり方ではありません。世の中の事象の、その上澄みだけを掬ったような記念カバー、それでいいのか?。現在進行中で多くの兵士や市民が死んでいる現実があることをやすやすと看過するべきでは、ありません。

 以前にも書いたように、青臭いことを言うようですが、私は切手 (郵趣) は平和と友好の象徴であるべきと考えます。今のロシア・ウクライナ戦争に限らず、あらゆる事件・事故・紛争・戦争の陰に犠牲者とその遺族がいることに想いを寄せるのが人の道というものです。皆さんがどのような宗教観をお持ちかに関わりなく、その”思い遣り”は共通であることを希望します。

 もちろん、収集品を自ら作ることができる点は郵趣の特徴であり、なおかつMail & Postal Artの側面も備えていますので、これら”作りモノ”を一律に全否定するつもりはありません。しかし、これらを許容するには10年、20年といった長い年月が必要だと感じます。

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November 18, 2022

デジタルデータでの活用

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 連載記事を担当しているため、一足先に世界新切手ニューズの郵趣誌2022年分が揃いました。記事を書くために必要という正当な理由があって毎月PDFデータを支給していただいているからです。一年分を束ねましたらテキストが106ページで5.6MB、図版が158ページで105.1MBになりました。これをiCloudで同期させておくと出先でもiPhoneで閲覧や検索ができます。図は2022年1月号のテキスト、図版それぞれの1ページ目のイメージです。

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 主に使うのはテキストの方です。「エンボス」で検索をかけると52点の掲載があることが瞬時にわかります。同時に当該部分は強調色で示されます。

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 図版も件名が併記されているので手っ取り早く探す際に有益です。「東京2020」で検索しましたら43点の掲載があることが、これまた瞬時にわかります。強調色で当該切手を示してくれるのも同じです。

 この検索機能があるおかげで後年でのリサーチが極めて容易になりました。これを紙ベースだったらとてもじゃありませんがやってられません。人力頼みなので見落としもあるでしょう。郵趣誌に限らず、あらゆる文献はPDFデータ化していかないと資料として非常に使い勝手が不自由になります。
 個人でせっせとスキャンしている方もいますが、それでは画像データに過ぎないのでテキスト検索ができません。紙を画像に置き換えただけでは労力をかけても割に合いません。元の編集データからPDFデータを生成し、テキストがアクティブな状態にするのが肝要です。それゆえ、郵趣研究や郵趣ウイークリーと同じように郵趣誌の電子版配信を求めているのです。

 

 

 

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