指揮者トスカニーニ没後50年

毎月1回届く郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布会。今月の3種のうちのひとつが上掲の「指揮者トスカニーニ没後50年」でした。収集対象としては音楽関係に限定しての興味はないので処分ファイル行きかと思ったその時、何か印面が光ったように見えました。
印面にL型のオレンジ帯がありますね、記念銘・国名・額面が白抜きになっている部分です。日本の発光切手を観察するように、切手を目の高さにして光にかざして見ると、このL型部分が金色に輝いて見えるのです。何だこれは?、聞いてないよ!(笑)。
さっそくイタリア郵政ホームページで確認しましたところ、正体は"clear-gold interference ink"というものらしい。直訳すると"透明金色の光干渉インク"。見る角度によって光彩が変化する偏光視覚切手の一種のようです。同国の高額普通切手は最先端の印刷技術の粋を集めて製造されていることはつとに有名で、本件もその流れの一種ならば、ちょっとお堅い話になりますが偽造防止目的と言えます。ただし、カラーコピーをしたりスキャナーをかけたりした際に光が撹乱されて画像が得られないという程の強力なセキュリティーではないです(←実際にやってみました)。
変り種切手の中でもホログラムやレンティキュラー(3D印刷)をも含めた広義の偏光視覚切手は、デジタル技術の躍進と連動してその種類と量を急激に増やしています。現時点ですでに一大ジャンルを形成していると言ってもいいでしょう。本格的な収集・研究グループの立ち上げが大いに期待されます。

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