ジャポニカ

February 03, 2019

東芝の自動選別機が南アフリカ切手に登場

2019020301

 南アフリカが2017年10月に同国の郵便自動化50年の記念切手2種を発行しました。郵趣誌ではまだ掲載がないようですので先にお知らせします。セルフ糊式のルレット、仏カルトール社製、発行枚数は25万シートです。

The SA Post Office is celebrating 50 years since the installation of the first mail-sorting machine in South Africa with a stamp issue consisting of two Standard Postage stamps and a First Day Cover. Marli Grobbelaar, a student at the Cape Town Creative Academy, is responsible for the designs. The artwork on the first stamp depicts the first Siemens mail sorting machine installed in 1967, and the second stamp depicts one of the Toshiba sorting machines currently in use at the Tshwane Mail Centre in Pretoria.

(意訳文)
 南アフリカ郵政は、南アで最初の郵便選別機が設置されてから50年になるのを記念して2種の切手を発行した。 デザインを担当したのはケープタウンクリエイティブアカデミーの学生Marli Grobbelaarです。
 1種は1967年に設置された最初のシーメンス製選別機、もう1種がプレトリアのTshwaneメールセンターで現在使用されている東芝製選別機を描いています。

 かつて1978年にハンガリーが発行した「郵便自動化」記念切手にも東芝製の郵便番号区分機が描かれていると言われています(下図)。が、本当に東芝の機械なのか裏取り確認はできていません。どなたか詳細をご存知ありませんでしょうか?

2019020302


| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 31, 2018

世界の童話シリーズ第2集「はらぺこあおむし」

[20181130追記]
実物を確認しました。穴開けのスリットが入っていたのはシール部分だけでした。日本最初の穴開き切手第1号の栄誉は持ち越しとなりました。

 11月30日に発行される世界の童話シリーズ第2集は、エリック・カールの絵本でお馴染み「はらぺこあおむし」がテーマです。絵本と同じく実際に穴があいているとインフォメーションされています。

2018103102


2018103103 2006年、イギリスが「児童書の挿絵」8種を発行しました。このうち42p1種に在英日本人作家きたむらさとし氏の作品Comic Adventures of Boots(ブーツのぼうけん/2002)が取り上げられていたことで話題になりましたが、68pには今回と同じく「はらぺこあおむし」が採用されていました。この時も絵本と同じく虫食い穴をイメージさせる穴が2ヶ所にあけられていました。
 イギリスは裏糊式切手、こんどの日本切手はセルフ糊式切手です。穴形状はもちろんのこと、製造方法の違いなどもおおいに期待しているところです。

 なお、「児童書の挿絵」はイギリスとアメリカの共同発行でした。それぞれ8種を発行した中で「はらぺこあおむし」と「メイシーちゃんのABC」の2種が共通図案でした。ただし、穴あけ加工が施されていたのはイギリスのみでした。両国のコンビネーションFDCもご紹介しておきますので穴の有無もどうぞご確認ください。

2018103104

 また、日本切手でデザインとして穴があけられた最初は平成29年用年賀小型シートです。シート地に花びらの形などがAPS目打方式であけられています。もし、切手の料額印面そのものに穴があけられていたら「はらぺこあおむし」が日本切手第1号となります。切手以外の部分だけの穴あきだったとしても第2号になります。

2018103105


| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 29, 2018

11月11日は第一次世界大戦戦勝100年記念日

2018092901 アメリカが7月27日に発行した第一次世界大戦終戦100年記念切手です。図案中のコピーにある通り、アメリカが参戦したことで世界の潮流が大きく変わりました。国際政治の中心がヨーロッパ、特にイギリスから新興工業国アメリカへとシフトしました。そのアメリカの自負が反映しているデザインですね。

 ところが日本も参戦したこと、第一次世界大戦での戦勝国であることはほとんど語られていません。日英同盟があったために渋々参戦したに過ぎないだとか、ドイツの敗色が濃厚になってからあたかも火事場泥棒のように遼東半島を占領したのだとか、甚だしく間違った言説が流布しています。日本海軍は遥か遠く地中海まで戦艦を派遣して数多の輸送船を護衛しています。戦死者もありマルタ島にはその慰霊塔まで建設されています。詳しくは下記をご覧ください。

▪️第一次世界大戦下の日本

2018092902 チェコでは2017年に第一次世界大戦開戦100年記念切手を発行しています。図案はトマーシュ・マサリク初代チェコスロバキア大統領と軍人ミラン・シュチェファーニクや兵士、作家ヤロスラフ・クバピルと同アロイス・イラーセク。タブにオーストリア1918年発行軍事切手1hなどを描いています。
 注目していただきたいのはシート地のデザインです。右上角の日章旗が認められますね。大戦の主戦場であったヨーロッパから遠く離れてはいましたが、大日本帝国も参戦し戦勝国の一員であったことを示しています。外国では普通に語られているのに、当の日本では見て見ぬ振りのような扱いは不自然で不当です。

 日本関係だけでも郵趣関係では青島軍事切手、坂東収容所切手(はがき)、収容所差出の俘虜郵便など豊富なアイテムが残されています。せめて11月11日には戦勝(終戦)100年の記念カバー・カードを作ってお祝いしようではありませんか。

【日英博覧会記念絵はがき】

 旭日旗を描く絵はがきも収集しています。その中から1910年にロンドンで開催された日英博覧会の際に発行された2枚をご覧いただきます。いずれも当時のイギリスで製作されたものです。イギリス人画家のフィルターを通してイメージされた日本の姿です。これらも年表を辿っていくと理解が進みます。

2018092903

2018092904・1902年(明35) 日英同盟締結
・1910年(明43) 日英博覧会
・1914〜1918年(大3〜7) 第一次世界大戦

 日英博覧会は日英同盟締結を受け、日本政府が8年もの準備期間をかけて開催したものです。その目的は、Wikiの記述の通り『日本の近代産業を同盟国かつ世界有数の経済大国であるイギリスに広く紹介し、通商の活性化を狙ったものであると同時に、日清戦争や日露戦争の勝利の結果、欧米の列強と肩を並べる規模に至った植民地経営と、それがもたらす資源について誇るものである。』です。

▪️日英博覧会

 当時の絵はがきには日本髪姿の日本女性が頻繁に取り上げられています。イギリスの一般大衆が本物の和装の女性を目にしたのは、博覧会に動員された応対係の女性たちが初めてだったからでしょう。
 とりわけ上の1枚はイギリスのブリタニアのイメージとゲイシャガール、これに極東の太陽の帝国のイメージがミックスされています。イギリス人がイメージする大日本帝国ってこんな感じだったのかなと実に愉快です。
 もう1枚も興味深いですね。髪型はほぼ正確ですが衣装はちょっと怪しげ。下半身の裾払いの描き方はまさにファンタジー(笑)。さらに右下の菊花紋はセンターライン直上に花弁がない非公用タイプ。日本の皇室に遠慮してでのことではなく、単に正確な資料がなかったのでしょう。

 私はこれら日英博覧会の絵はがき図案を活用して記念カードを作ろうと考えています。なお11月11日は日曜日なので押印局のチョイスにはご注意ください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 21, 2018

ボー・グエン・ザップ将軍の切手

 第3回We Love Kitte in KOBEに向かう新幹線車中の山口新聞で目にしました。山口に戻ってからのリサーチなので丸一日遅くなりました。記事の切手はこれだと思いますが、発行年のインプリントは2017年になっているため生誕または死去の周年にしてはキリの良い年数ではありません。記念切手名称をはじめ発行年月日等の詳細は現時点では不明です。

2018012101_3

▼山口新聞 2018年(平30)1月20日朝刊
2018012102

2018012103

 なお、日本人カメラマンの写真が切手になったものとしては以下の2点が知られています。

2018012104

・デューク・エリントン(アメリカ・1986年発行)
 ジャズ専門カメラマン阿部克自氏撮影。1966年5月、デューク・エリントン・オーケストラが来日した際、赤坂のクラブ"月世界"にて撮影された。
・アンジェイ・ワイダ(ポーランド・2000年発行)
 もともとは週刊アエラの表紙用に坂田栄一郎氏が撮影。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 04, 2017

郵便配達実証実験車両トヨタコムスが切手に

2017120401

 相変わらずパチもん切手をリサーチし続けています。シエラレオネが2017年7月28日付で発行した「郵便輸送」4種連刷シートの3番切手にトヨタコムス(超小型一人乗りEV車)が採用になっています。気になったのでいろいろググってみましたら2015年に名古屋市で行われた実証実験の際、環境ビジネスオンラインさんが配信した報道写真をまんまパチっているらしいことがわかりました(下図)。

2017120402

 その当時の日本郵便さんのプレスリリース、環境ビジネスオンラインさんの記事もリンクしておきます。実証実験の結果はどうだったのかについてもおおいに知りたいところです。

日本郵便さんのプレスリリース
環境ビジネスオンラインさんの記事


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 13, 2017

ついに山口百恵さんの切手が登場

2017081202

 肖像権・著作権無視のぱちモン切手にまたひとつ黒歴史が加わってしまいました。リトアニアの新興切手代理発行会社によるニジェール(2017)名義の切手です。毎度のことながら無許可発行だと思われます。肖像権・著作権ともに親告罪なので盗用された側が訴えない限り事件になりません。相変わらずバレなきゃいいや、訴訟にならない限りやったモン勝ちの世界です。
 ただ、気になるのは近年は妙に日本情報に精通してきていることです。インターネットのお陰で簡単に調べられる時代になったとは言え、セールス的に成り立つかどうかの判断を下すにはネット情報だけでは足りません。日本国内にネタを提供しているエージェントがいるのではないかと思います。が、ブラック・マーケットの常で、その秘密が明らかになることはないでしょう。
 なお、何かの周年に当たっているのかな?と調べました。が、デビュー45周年(1972)ということ以外さしたる一致はありませんでした。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 09, 2017

500 TYPE EVA

2017080903

 山陽新幹線で絶賛運行中のエヴァンゲリオン新幹線、500 TYPE EVAが切手になりました。

 ギニア・ビサウが2016年4月21日付で発行した小型シートです。残念ながら切手部分は東北新幹線のE5系はやぶさなのですが、しかし、シート地のイラストレーションの方がはるかに大きく目立っています。しかも”Serie 500 Shinkansen 500 Tipo EVA”とはっきり明記してあります。
 外国切手にエヴァ新幹線が描かれたのはおそらくこれが初になると思われます。しかも、背景には山陽新幹線の路線図も入っているのですからこれは入手しなくては!。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

石川佳純選手を描く外国切手

2017080902

 ジブチが2016年5月5日付で発行した「卓球」4種連刷シートの1種に石川佳純選手(山口市出身)が描かれていることが判明しました。樊振東、劉詩雯、許昕といった中国選手らと一緒に3番切手位置に採用されています。筆者が確認した中では、外国切手に登場したのはこれが2件目です。
 1件目のシエラレオネ切手(2005)は誰だかわからない似ても似つかないイラスト図案でしたので、それに比べれば多少マシになりました。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

June 26, 2017

美しきコビトカバ切手

2017062601

 1913年に生きた個体が捕獲されるまではカバの奇形だ、いやこれはカバではなくブタだろう、とまともに取り扱われることすらなかったのがコビトカバです。体長150-175cm、体重180-275kgで通常のカバの1/3ほどしかありません。たまたま生息域と戦乱地が重なっていた不幸も災いして野生の生息数もはっきりしていません。今ではジャイアントパンダ、オカピと並ぶ世界三大珍獣のひとつだそうです。
 さりながら飼育しやすいことから日本の上野動物園などでも容易に見られます。特徴的な丸っこい頭部などのかわいいポイントをどうぞ愛でてやってください。

 そんな数奇な運命が心に残り、動物切手コレクターでもないのにコビトカバの切手には常々注意していました。今では20種以上の発行が確認されますけれど、私のイチオシはコートジボワール(アイボリーコースト/象牙海岸共和国)が1979年に発行したこの1枚です。フランスの切手デザイナーVeret Lemarinier氏(1944〜)のイラストレーションが他を圧倒する美しさです。
 コビトカバ切手発行の直後にも3種の野生動物切手が発行されています。それらもたいへん素晴らしい出来なので特にご紹介します。5Fローンアンテロープ、20Fコシキダイカー、60Fツチブタです。いずれもデ・ラ・ルー社によるグラビア印刷です。

2017062602

 Veret Lemarinier氏、実は日本切手も手がけられています。2003年の日本の第2次世界遺産シリーズ第11集『「平和」切手デザインコンクール』で当選した「La Paix(平和)」の原画は氏の作品です。一般応募で見事当選されました。

2017062603

| | Comments (0) | TrackBack (0)

January 30, 2017

Father of PAC-MAN Died

2017013001

Masaya Nakamura of the BANDAI NAMCO Senior Advisor is death, 91 years old. 22 Jan. 2017.

(1月22日、ナムコ創業者の中村雅哉氏が死去、91歳。)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

AR拡張現実 IT技術の活用 Mail & Postal Arts/メールアート Pスタンプ・フレーム切手等 お気楽話 お知らせ お笑い郵趣 くっだらねー話 なんでも郵趣品化運動 まいうー ゆうペーン・切手帳 エラー エンボス・デボス グッド・デザイン切手 サッカーW杯 シルク切手 ジャポニカ ゾロ目・連番 デコーダー デジタルコード トピックス ナンバーワン ハマってます! ビニール製切手 ホログラム マイクロ印刷 マンガ切手 レアな国々 レフティ(左利き、サウスポー) 三角切手 事故郵便 他人の空似切手 付箋・証示印 似てない肖像切手 偏光視覚切手 偽造・模造 六角形切手 共通切手・同居型シート 円形切手 円盤切手 初日カバー・記念カバー 同姓同名 図案ミス 墨汁一滴(日常之徒然) 変り種切手 変則目打 変形シート 変形郵便 外国製日本切手 多数・多種貼り 実在しない虹切手 山口県 暮らしと郵便 未発行・販売中止 権利・差別 永久保証 永久図案 災害郵趣 無額面 特殊印刷 特殊詐欺対策 現代史 環境郵趣 異物混入・添付 盛り上げ印刷 監獄郵趣 直筆サイン入り 示温インク 私製加刷 私設郵便 穴開き切手 立体・3D切手 箔押し切手 表面コーティング(ニス塗り) 誕生日 誤送 輸送手段 連続・分割図案 郵便を出そう 郵便印 郵政民営化 郵趣イベント 郵趣文献 金箔切手 香り付き 鹿児島県