April 08, 2008

インドネシアー日本共同発行

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 何かとお世話になっていますマサスタンプこと山本誠之さんから上図画像を送っていただきました。日本とインドネシアの共同発行切手、そのインドネシア側の発行券種です。同国では2種を市松模様型に8面並べた別建てシートも5種発行するようですね。インドネシアも発行情報が非常に入手しにくい国のひとつなので、世界を駆け回っている国際派ディーラーの山本さんならではのありがたい情報です。ありがとうございます。

 インターネットで何気なくトラベル情報を見ていたら、今さらながら安さと便利さを再認識させられました。今月末のスタンプショウ'08は特に参観予定ではなかったのですが、旅費・宿泊費の安さにそこそこ気持ちが揺れましたねえ。山口宇部ー羽田間往復航空券付きホテルパック、それも2泊でもわずか3万ちょっと。イメージコストでは5万円に近い4万円台のような気がしていたので、1万円を超える割安感はかなりインパクトがあります。
 それでなくとも4月は何かと物要りです。新車に買い替えたばかりだし来月にはスタンプショウ=ヒロシマ'08もあります。ここはひとつ冷静にと自分に言い聞かせて踏みとどまりましたが、ワンクリックしさえすればチケットが手に入るというのは・・・・・魔物ですねえ、あぶないあぶない(笑)。
 そんな話を職場でしていたら、東京に行ったら銀座のユニクロに行きたいという女性の意見あり。ユニクロの本社は山口市にあるんだし店舗も県内にもあるし、何も銀座店にまで行かなくても、などと考えるのは男どもの短絡的発想だそうな。銀座店ではコンセプトの異なる品揃えでぜんぜん違うのだそうで。ふーん(←としか返事のしようがない俺)
 自分ならコッテコテの山口弁を駆使しながら銀座店で買い物をするっちゅーのはどうかなあ?とか、くだらんことを考えてしまいました。

「何なんこれ。ワヤすらー」
「こねーにイナゲなもんは売れんじゃろー」
「それいね、山口店でも防府店でも売っちょらんじゃったそに」
「なして銀座店じゃからって違うんかね?」
「店員にニクジでも言うちゃろかぁー」
「ジラくいよったらぶち怒られるいやー」
「やっぱやめちょこうか」
「うちゃあ見ちょるだけで、はー、うるおうた」
「お金もみてたしねえー」
(※標準語訳は付けません。わかる人がわかればということで)

 しかし、3万ナニガシも使うなら韓国に行った方が焼肉食い放題の殿様旅行ができるだの、飛行機は苦手じゃぁー、福岡か下関からフェリーで数時間で行こう、いや私は台湾に行きたい、あ!パスポートがないぞ・・・・・と延々と茶飲み話に花が咲くことでした。

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February 13, 2008

イイダバシ・パケット到着

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 一昨日、現場施工から戻ってくると会社宛に届いていました。そうです、折々に私好みの郵趣品を詰め合わせて送ってくれる恒例のイイダバシ・パケットでした。今回は予告がなかったので(もっともそんな堅苦しい儀礼の必要などないのだが)不意打ちを喰らってしまった。

 相変わらずなかなかいい配慮をしている。

 今回は面白切手、話題のカバー類は控えめで、むしろA4判のオークションカタログが重量的にも主でありました。めくってみると世界各国のプルーフ、エッセイ、原画、カラートライアルがごっそり、否、それだけで一冊を成しております。ははーん、これは郵趣1月号にイイダバシくん自身がレポート記事を書いていたゲルトナー・オークションのカタログだなあ。資料的価値が高いので保存すべき、との意味でありましょう。

 相変わらずなかなかいい目をしている。

 図版をひとつしか転載しないのも気が引けるけれども、あまりにも膨大なのでプログレッシブ・プルーフの羅列を見ていると目がチカチカするんだよ。ジャポニカ切手収集家ならば誰でもが知っている&持っているであろうアジマン(アラブ土侯国)の札幌五輪のプルーフ8種をここに示します。これで参考値が150ユーロということは約23,610円かぁ・・・そんなに高いもんでもないねえ。
 というのも、けっこう桁の大きい買い物をしてきたからか、相対的に安く感じるのかもしれません。いえね、母のおさがりのコルサが18万キロにも手が届こうかというほどにしっかり走り続けてくれたものの、このクラスでの18万キロはやはり限界を感じます。この5月に車検も切れることだし、今日3台目となるクルマを決めてきたのでした。突撃長州参號挺と呼ばれることになるであろう新車です。維持費さえ安ければ2トントラックが欲しい、などと真剣に考えている神経&美意識の私のことですから決してカッコ良くて高い車ではございません。丈夫でしこたま荷物が運べて燃費がいい、それがすべてでそれ以上も以下もありません。当然、4ナンバー車です。いずれ、その突撃長州参號挺でスタンプショウかごしまに出かけてしまうかもしれません。
 今週末には現金払いしなければならないという、まさにそのタイミングでイイダバシ・パケットの到着なわけですよ。この折にさらに支払いが加わる因果よ!(笑)

 相変わらずなかなかいい根性をしている。

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January 27, 2008

旧日本兵を描くキリバス切手

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 郵趣2月号が届きました。自分の連載記事で取り上げられなかった切手についていくつかご紹介したいと思います。その筆頭は、図案の裏付けがどうしても取れなかったために記事化を断念せざるをえなかったキリバス切手です。
 P.56に8種セットの「軍服」切手が掲載されていますね。過去にキリバスとゆかりのあった外国軍兵士が主題です。射撃や突撃場面を描いたりと、それっぽい図案の中で、旧日本軍兵士を描く$1切手だけが挙動不審(笑)だと思いませんか?。後ろの3兵士は地べたに座り込んで俯いているし、手前2人のうち向かって右側の兵隊さんの左手の白い紙は何?。キリバスは郵政ホームページもないため、詳細がほとんどわかりません。
 以下、私の想像です。後ろの3兵士は家族にあてた手紙を書いているのではないでしょうか?。手前右の兵隊さんが持っているのは郵便物(軍事郵便)で、手前左側の上官らしき人物がそれを検閲しているようにも見えるのですが、さてどうでしょう?。もし、私の推論が当たっていれば、軍事郵便を書く人および検閲官を描く非常に珍しい場面を描いた切手の可能性があるのでは?。
 軍事郵便収集・研究をされている方の調査に期待したいと思います。

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January 07, 2008

ポートダーウィン空爆65年

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 オーストラリアはPスタンプのフォーマットをそのまま使ったスーベニア・スタンプ・シート、略してSSSという郵趣商品を発行しています。いわゆる正規の新切手とは違いまして、日本切手で言えば、ふるさと切手以下・写真付き切手以上って感じの、やや格落ちなんですができばえやテーマ設定は決して悪くはありません。
 郵趣誌の世界新切手ニューズには掲載されない筋合いの郵趣品なので、ときどき自分でチェックすることが大切です。そこで、このポートダーウィン空爆65年SSSを見つけて注文し、本日現物が届きました。オーストラリア人のプライドとしてはDARWIN DEFENDERSと表現したいんでしょうね。かつて日本とオーストラリアが戦争をしていたことを知らないおこちゃまもいるようなので、こういうのを見ておべんきょうしてくださいませ。

<SOUVENIR STAMP SHEET>
http://www.auspost.com.au/philatelic/stamps/stampshop_1.asp?product_type=3

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December 01, 2007

モンゴル独立

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と言っても日本に戻ってきた朝青龍のことであるとか、ましてや政治向きのお話ではありうべくもないのです。ついにモンゴルという国単位でのアルバムをしつらえることにしたのです。
 変形切手、変り種切手、日本にはない制度下の切手などを核とした切手収集をしている私は、およそ普通に考えられる通り、「三角切手」だの「ホログラム切手」だのというトピック・テーマのアルバムもしくはクリアファイル類を充て、そこに国名のアルファベット順に格納していきます。ところが、そんな面白切手を集中的に発行している国というのがあります。いわゆるパチもん切手濫発国=三流郵趣国です。それらはテーマ別にバラすより、その国のみのアルバムを設けて全部そこに格納してしまった方が使い勝手がいいのです。母国日本はまず当然として独立アルバムを与えておりまして、これに続いてブータン、トンガ、シエラレオネが独立アルバム方式で整理しています。そしてこのたび、モンゴルも独立させることにしたのです。
 社会主義国時代のモンゴル切手は、その初期こそまあまあですが、東西冷戦時期はもうロクでもない安っぺらな切手が多いです。それも収集の軸足をちょいと工夫すると面白くなるし、もともと変形切手も多いので、そろそろ独立させる潮時かと判断したのでした。
 図版は最近モンゴルが発行した、かの有名な「オリンピックおじさん」の顕彰切手です。詳しくはこちらを参照ください。

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October 14, 2007

国連開発計画

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 「切手市場」スタッフブログで本ブログのことを取りあげてくださったスルガスタンプさん、どうもありがとうございました。郵趣誌に記事を書かせて頂いてはいますが、筆者の私あてに直接反響が寄せられる仕組みにはなっていないので、たまにこうして話題にして頂けると率直にうれしいです。こういうことはもっと書いてください(こらこら)。

 せっかくですから、またまたパシフィコ横浜の会員大会で入手したFDC類のひとつをご紹介します。1986年に国連が発行した「国連開発計画」です。ニューヨーク本部用、ジュネーブ事務局用、ウィーン事務局用に図案の異なるそれぞれ4種田型が発行されました。図は本部用の公式FDCです。
 この切手は日本の旧大蔵省印刷局が製造したジャポニカ切手というだけでなく、国旗シリーズを除き、国連初の田型図案切手でもあります。さらにFDCだけの一風変わった話題もあります。その当時、郵趣誌でも記事になっていたのですが、おそらくほとんどの方はご記憶にないでしょう。図版をよーっく見てみてください。田型が単片にバラされて貼ってあるのがわかりますか。
 3事務所いずれも公式FDCはすべてこのような「バラし貼り」で作成されました。切手と封筒に記念印が"タイ・オン"(割り印)しなければならないと考えた教条的・原理主義的吏員の仕業でしょうか、事前に何の説明もなく実行されてしまったので、わざわざ手間暇かけてなぜ無惨で無意味なことをしたのかと全世界から顰蹙を買ったアイテムです。そして、国連郵政部は事後に至っても、なぜそうしたかの説明は一切していません。 
(参考:国連開発計画・公式FDC/今でも1通300円位でしょう)

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August 14, 2007

発行中止

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 お墓参りから帰宅したところ、Iさんから質問のメールが入っていました。某A社から購入したとのことですが、素性がわからないので教えて欲しいとのこと。実は、私も同じものを持っておりますよ(^O^)

 "中国足球"の文字がありますが中国切手ではありません。目打は施されていますが、国名も額面も入っていませんのでまるで宣伝シールか何かのようです。この正体は、北朝鮮が発行寸前まで用意していた「ワールドカップ・サッカー2002記念切手(の完成一歩手前の円形変形シート)」です。ここまで準備しておき(たぶん中国に製造を依頼していた)これに国名と額面を加刷式に刷り重ねて発行しようと計画していたものです。上段2種(1,2番切手)が各40ウォン、中段4種(3〜6番切手)が各20ウォン、下段(7,8番切手)が各30ウォンの計220ウォンとなる予定だったそうです。それがなぜ中止になったと言いますと、北朝鮮は1996年頃から既に韓国に対して共同開催の提案をしていたのですが、結果はみなさんよくご存知の通り日韓の共同開催でした。これに北朝鮮が割り込めるような風向きではなく、実際のところ、韓国も本気でそんなことを考えてはおらず(要は無視)、韓朝共同開催の芽が潰えたのに伴い、本件も発行中止となってしまったのです。
 計画されていた時期は、シートの円周に組み合わせグループが列記されていることから、抽選会のあった2001年12月1日よりも後であることはわかりますが、それ以上の日程の確定はできていません(大会は2002年5月31日から開催)。
 ここでは中国代表チームが登場していますけれど、これと全く同じフォーマットで全参加国のシートを発行しようと考えていたのではないかと想像しています。

 そんな発行中止アイテムがなんで世の中に出回っているのか、ですが、ありていに言いますと横流しされたものだからです。日本みたいに管理がガチガチに厳しい国の方が少数派で、切手でなければただのラベル、シールだからマニアに売っても別にいいじゃん!ってな感覚でしょう。紙質が良いこと、オフセット印刷のスクリーンメッシュ(網点)が中程度に細かいこと、そして最も重要なポイントですが、横流しが日常茶飯事、の3点から北朝鮮が中国に依頼して作ってもらったもの&中国で横流しされたもの、と書いたわけです。
 発行中止と決まってゴミと化した時、廃棄処分の過程で管理が行き届かなくなったレベルで、人気のある自国代表チームのシートのみ持ち出したやつがいたのでしょう。そうでなければ市場に出回るわけがないし、かの大陸では類似事件は非常に多く、いまさら遠回しに言ったところで隠す理由もないのでハッキリ書きました。

【発行前の完全回収について】
 日本でもありましたね、誤字脱字や写真の裏焼きなどの理由で配給済切手の発行前の全回収が。日本郵政くらいの大規模な組織になると完全回収なんて絶対に無理。ふとどきな動機だけではなく単純に事務的に限界があるのです。実際に回収漏れが発見されていますし、それらは超レアアイテムとなり、地下水脈的マーケットで取引されるのです。動機はどうであれ、欲しい人がいるのにモノがなことでさらに不健全な事態に陥るのです。どんなへ理屈をこねようとも、これが無視できない現実です。
 ですから、私は致命的なミスに気付いても発行前には一切言いませんし、発行後も十分な量が行き渡るまでは黙っています。切手の図案ミスなんて、要は発行母体のメンツを損なう以外に何ら実害はありません。郵便に使う上ではもちろん何の支障もないし、最後は誰かが責任をかぶって「ごめんね」と言えば終わる程度のことです。誰一人として生命や財産が損なわれることはないのですから、ことさらに大袈裟に扱う必要はないのです。
 郵政民営化後は今まで以上に図案ミスが頻発することでしょう。それでもなお、否、それだからこそ、それと気付いたからといってご注進に及び、結局は闇市場を活性化させるだけのような愚はゆめゆめ行ってはなりません。いかなミスでも大量に出回り、なおかつ時間も経ってしまえば、それが最も被害が少ないのです。そんな例はカナダやアメリカなど、いくらでも実例はあります。

 完全回収できるなどと考えるのはただの空想ではなく明らかな犯罪である。

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August 05, 2007

愛すべきおばか

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 良識ある日本国民であるならば当然深い関心をお持ちのはずです。そう、よくご存知のテーマ、おばかな人のことです。またやっちゃいましたねえ朝青龍。疲労骨折で巡業を休んでいながら、親方も知らないうちにモンゴルに帰ってサッカーやってたって・・・・・見事なまでの無神経ですなあ。並の人間では真似できませんね。
 いかにモンゴル人がおおらかとは言え、もう何年も日本にいて日本語もペラペラではないですか。これをやったらまずいことになる等の勘所はとっくにわかっているはずです。厳しい処分を下されたからといって、いまさらのように精神状態が不安定だとか、悲観して引退する気だとか、そんなカスっぱな根性の横綱のわけがない。ここだけの話、本当のことを書きましょう。

 朝青龍は"おばか"なんです。

 難しいことを考えるだけでちゃぶ台をひっくり返したくなる人なのです。体を動かしていないと具合が悪くなってくるタチで、休みの日に家でじっとしていると偏頭痛がする。そんな特異体質の人は、みなさんの近くにもけっこういるでしょ?。文化の違いなどでは決してありません。おばかなのでわからないんです。かわいそうな人なのですよ。親方も「何言っても理解できないから言うだけ無駄」とわかっているのです。
 こういう人に理屈を言ってもまったく意味がありません。安息が得られるモンゴルの草原にちょくちょく戻って、心身ともにリハビリするしかないのです。

 私はそんな横綱・朝青龍が大好きです。

※図版はそのものずばり、「横綱・朝青龍」小型シート(2005.7.18発行/モンゴル)

Jackass The Movie - The Night Pandas
 MTVでお馴染みのおばかスタントマンによるおばかムービーです。素人の皆さんは決して真似をしてはいけませんが、朝青龍なら何もモンゴルに帰らなくても、このように日本でも大暴れできますのに、実に惜しい方を・・・・・(こらこら)。

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July 29, 2007

13億円

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 世界陸上2007大阪大会もいよいよ来月開催です。これに合わせて現役アスリート10人を描いた記念切手も発行されることは既にご存知のことでしょう。本格的に生存者を主題にした日本初の切手という面でもエポック・メイキングです。なお、サンマリノが日本よりも早く去る6月2日に同大会の記念切手(3種)を発行済で、これがまたかっこいいデザインで日本語表記もあるすばらしい出来です。
 ところが、華やかなスポーツ大会の印象とは裏腹に、我々の知らないところで、いつのまにかえらいことになっている競技があります。

 日本バスケットボール協会、そ、あんたのところだよ。

 2006年8月19日〜9月3日に日本で開催された「バスケットボール世界選手権大会2006」。図版左がスペインの優勝記念、右がギリシャの準優勝記念の小型シートです。主催国日本では切手の発行はありませんでしたが、外国ではかのようにナショナル・イベントの扱いです。ギリシャなんか銀メダルにちなんだのか銀箔押し加工までしている喜びようです。さらに、ファイナルラウンドはさいたまスーパーアリーナで開催されたので、埼玉県の郵趣関連アイテムでもあります。
 ところが大会の収支は13億円の大赤字。執行部の強引な運営体質もあいまって反対派から訴訟まで起こされる大醜態を曝しています。そう、今も。一体なにやってんだか。
 赤字だからといって一概にNOとは言えない面があることは確かです。東京オリンピックは運営費が100億円、それに関連する道路整備などを合わせると、当時の国家予算のほぼ1/3に匹敵する一兆円を超えていました。それが懐かしの昭和30年代との惜別と高度経済成長の起爆剤となったことはどなたも異論はないでしょう。
 要は、あらかじめ見込んでおいた額なら異論は少ないものなのに、どうやらフタを開けてみたら13億円!、なにこれ、そんな話聞いてないよ、どうすんだよ、こらあ〜、となっちゃったのが問題の根っこだったようです。

◆SPAIN 2006 World Basketball Champion - Medal Ceremony

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May 20, 2007

スタンプショウ=ヒロシマ'07参観記

 仕事をやりくりして参観してきました。行きは急ぐ必要もないので富海駅AM6:57発の普通列車に乗って約2時間半、うつらうつらしているうちに広島駅到着です。最初に仕事関係の用件を済ませて11時頃に会場の広島県産業会館西展示館に。東京組の井上和幸副理事長、池田健三郎さん、田中啓之くんらは既に会場入りしていました。

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 HYPER Philatelistの自分ゆえ、テーマチク、トピカル関係について記します。まずは地元の八木栄一さんの作品「仏教切手事始め」から。各人がそれぞれ多彩な収集テーマに取り組みそして披露する、いわば一人一派的な収集を積極的に容認する自由な風土が大切だということが如実に現れている作品です。
 仏教なる宗教テーマは特に言えることなのですが、専門的な知識がないといかんともしがたいのです。作品の冒頭に、世界最初の仏教切手は、1905年12月発行のタイ切手「チュラロンコン国王とワット・アルン」と紹介されている時点で即ハマリました。続いて世界最初の仏像切手は1931年発行の仏領インドシナ切手「カンボジアのクメール遺跡バイヨン」であるが、仏像全体を正面からとらえた純仏像切手は、1939年発行の日本切手「1次昭和・鎌倉の大仏1円切手」とありました。そうか、日本切手だったか!。
 私が世界初や当該国初のアイテムにこだわるのは、歴史を積み重ねてきた郵趣、それもわずか150年ほどの近現代の範囲のことなのですから、各テーマの起源ははっきりさせることが当然だと考えているからです。始まりが曖昧な歴史なんておかしいでしょう。どうしてもわからないジャンルもありますが、初物(はつもの)は極力はっきりさせたいものです。それにはキャリアの長さと専門知識の両方が揃わないと大変です。
 繰り返しますが一人一派こそが魅力的だと思います。

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 二人目も地元の方です。落合朋子さんの「藤田嗣治と戦争」です。美術に興味がある方ならディープなテーマであることはおわかりですね。郵趣家も藤田の戦争画を描いた戦前の官製絵葉書を見慣れているので、戦後の藤田の作風の違いが腑に落ちないとうすうす感じておられることと思います。時折見かけるフランス帰化後の奇抜な風体も、今ならまあアリかなとは思いますが、当時はかなり行っちゃってると思われたでしょうね。
 希望としては全リーフをインターネット上に公開してもらいたいと強く感じました。収集品もまだまだ強化できる余地がありますし、何より郵趣家としての筋目の良さ、センスの良さが光っています。公開することでより良い収集品が集まってくるチャンスも広がりますので、ご当人にとってもプラスになることと思います。
 日本では戦争翼賛画家との烙印が押されてしまったために、今後も日本切手上で藤田の作品を見ることはないと思います。むしろ外国切手上でひょっこり登場することでしょう。不勉強で私も知らなかったのですが、1968年にダオメー(現ブルキナファソ)が発行したクリスマス切手4種が藤田の作品です。その代表的な1枚を上に掲げておきます。

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 作品レポートの最後は小林卓夫さんのJAPEX'06銀銅賞受賞作品「アルゴリズミック・アート -数学的デザインの世界-」です。郵趣の連載記事でだまし絵・視覚トリックの新切手を取り上げた時に、編集部宛に丁寧な感想文を寄せてくださった方だと記憶しています。私の記事は反応らしきリアクションが皆無に近いので(本当に読まれているのかな?)、印象強く記憶しています。
 小林さんは副題からもわかるように数学的な立場から作品を展開されています。私は実父が数学教師だった反動で(笑)その方面からのアプローチは苦手なかわりに美術面からの視点でこれらのテーマをとらえています。現代美術にもオプティカル・アートなるジャンルがあり、ネオン管や蛍光灯などの光源を変形加工したり発光色を変化させるなどの手法が使われています。連載記事でご紹介したナムジュン・パイクのビデオ・アートも広義のオプ・アートですし、今ではLEDやプラズマを使った作品も当たり前に見受けられるようになりました。作品ではこれらオプ・アートもアルゴリズミック・アートの一部分として取り上げられており、その体系立てには無理がなく好感が持てました。
 そして、ここでも一人一派的収集の面白さを強く感じました。フラクタルといった数学的画像から、エッシャーのようなだまし絵、切手の切手の切手・・・・・と永遠に続く永久図案切手まで、実は非常に広い対象を、郵趣作品として成立しうるレベルにまで育てていくのは大変ですがすばらしいことです。何より、題材に対する数学的、美術的、哲学的バックボーンが必須と言う点で、従来の郵趣家とは大きく異なる資質が必要だという点も将来性を強く感じました。日本郵趣協会のホームページ「切手パビリオン」のバーチャル切手展で全リーフ紹介するに値する価値があると思います。関係者の方々、ぜひ検討してください。
 どんなテーマでも同じではあるのですが、アルゴリズミック・アートの切手を発見するのは至難の業だと思います。片っ端から総当りで切手を目視確認して探さねばなりませんし、特にだまし絵などはだまし絵であることを見抜かなくてはいけないわけですから超弩級の困難さだと思います。上掲の小型シートはまさに畏れ入りました的アイテムそのものです。4番切手からシート地にかけて描かれている小型シートが当該小型シートでもある永久図案切手です。小型シートの永久図案はこれが唯一だそうですが、これを見つけたあなた、小林さんの眼力に敬意を表します。

 実はある方からスタンプショウ=ヒロシマ'07のレポートを依頼されていたのですが、仕事で別の場所にも行かなくてはならないし、19日の宿が取れなかったので日帰りせねばならず、時間の余裕がないのでとお断りしたのですが、結局誘われて記念パーティーまでフル参加して最終電車で帰宅してしまいました。すんません、四国のKさんへ、この本文からテキトーに引用抜粋とかしてください。

 収穫品にもけっこう恵まれましたし、いろいろネタはあるのですが、それらはまた別項にて。

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April 09, 2007

佐野一彦氏のご紹介

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 去る3月15日に発行されたアメリカ切手「ヘンリー・ウォッズワース・ロングフェロー」のプロダクト・データをつらつら読んでいましたら"Sano Kazuhiko"なる日本人そのものの名前に気付きました。改めてきちんと読み直してみますと、この切手の原画は日本人アーティストの佐野一彦氏の作品だとのこと。さらに20世紀シリーズの1970年代(1999年発行)にも氏のイラストレーションが12点も採用されているとのこと。

 しまった、完全に見落としていました!。

 週末を利用して更に調べてみましたら、アメリカ社会に溶け込み国籍や人種に関わらずトップ・アーティストとして活躍されていらっしゃいました。よく知られているアンドリュー・ワイエスやノーマン・ロックウェルなどのアメリカン・リアリズムの系譜上に位置する画風かと思います。切手を見ても確かにおよそ日本人臭は微塵も感じられません。また、スターウォーズのエピソード6「ジェダイの帰還」のポスターも氏の作品と知り、自分の勉強不足を思い知らされました。改めてご紹介いたします。

◆USPSの紹介文
 A native of Japan, Kazuhiko Sano studied painting in Tokyo before moving to San Francisco in 1974 to study at the Academy of Art College, where he was awarded a merit scholarship and baccalaureate and masters degrees. During his nearly 30-year career as a freelance illustrator and painter, he has created advertising art and movie promotions for such prestigious clients as Lucasfilm, Coca-Cola, and American Express. His beautifully conceived images featuring subjects from the 1970s appear on 12 United States postage stamps in the Celebrate the Century series. The artist’s original works have been exhibited at the Central Museum in Tokyo and the Museum of American Illustration in New York.

◆20世紀シリーズ/1970年代
 セサミ・ストリート、国際婦人年、CTスキャナーの3種を除く12種が氏のイラストレーション。

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◆サノ・カズヒコ氏ホームページ
 http://www.kazusano.com/sano_website.html

◆参考

アンドリュー・ワイエス「クリスチーナの世界」

Aw

ノーマン・ロックウェル「自画像」

Nr

スターウォーズのエピソード6「ジェダイの帰還」ポスター

Sw6

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June 17, 2006

ザビエル生誕500年

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 図はポルトガルが発行したフランシスコ・ザビエル生誕500年記念切手です。布教の様子を描いたタイル画の単片2種と小型シートでワンセットです。発行日は2006年4月5日です。
 私が住んでいる山口市も、ザビエルとはそれはそれは深いつながりがあり、市の中心部に記念聖堂まで建っているくらいです。宗教そのもののテーマなので、日本でも記念切手あるいはふるさと切手を出すというのはハナから無理と諦めています。しかし、そうです、今は写真付き切手があるぢゃありまんか。
 おまけにことしは雪舟没後500年の節目の年でもあるのだよ。山口毛利博物館(防府市)蔵の「山水長巻」はまだ切手になっていないので、こういうタイミングでふるさと切手にでもなれば素晴らしいんですけど。
 誰か何かやんなさいよー、山口市民にそれらしき盛り上がり感がまったくナイのもちょっと寂しいぞ。

<山口市民トリビア>
・山口では「ザビエル」ではなく「サビエル」と呼ぶ。(証拠はこちら

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