多数・多種貼り

November 29, 2013

「料金切手裏面貼付」印

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 JAPEX2013に合わせて開催しました第8回ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)例会での発表品です。
 郵便物表面にスペースがない場合に限って裏面にも切手を貼ることができます。その際、裏面貼付のゴム印が各郵便局に配備されていたような記憶があります(20-30年前頃ですが)。実際に押印された実逓便も何通も見た記憶があるので、それほど珍しい事例ではないのではないかと思い込んでいました。ところが、現役の郵便局員さんによりますと、見たことがないとのこと。あれ?そうなんですか???・・・ということで実例をお示しします。
 埼玉・庄和53.12.5の消印で、人権週間切手発行翌日です。差出人の了解を得たうえで、売行きが芳しくない記念切手を貼らせてもらった・・・という使用例ではないかと想像しています。とりあえず切手は1列ごと縦ストリップに割いて貼るという局員さん独特のクセも伺えますし。差出人は個人でしかも非郵趣家便ですから裏面貼付印はまず間違いなく局常備印でしょう。同様例は果たして本当に少ない、あるいは少なくなった、のでしょうか?。
 人権週間50円切手7枚貼りで現金書留料金350円とぴったりです。よく見たら人権週間切手の実逓カバーとしてもいいかも(笑)。

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August 26, 2013

1円62枚貼り実逓カバー

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 facebookで1円切手の多数貼りカバーの話題が出ましたので私も一通ご披露いたします。平成元年11月11日、ゾロ目日付の時に川崎局で差し出されたものです。これには若干の説明が必要ですね。

 1枚の薄い宛名紙を表裏から挟むように1円切手が貼ってあります。実際はフルシート(縦10×横10枚の100面)を二つ折りして紙を挟み込んだものです。宛名紙が見えるように38枚を切り取り、1円切手62枚を糊付けして封筒形状の出来上がりです。サイズは洋形4号封筒(縦235×横105mm)とほぼ同じという技ありです。
 切手そのものを封筒に仕立てたこのアイデアを実行してくださったのは横浜の橘恵一さんです。もう四半世紀の時間が流れましたが今でもお元気でしょうか。
 詳しく見てみましょう。表面は30枚30円、裏面は32枚32円で合計62円です。当時の第一種郵便料金62円なのでぴったりです。当時のはがき料金は41円、押印できる消印の種類数は「1単位1種」の原則に従えば1種のみです。よって表面の櫛型印か裏面の和文ローラー印か、そのどちらか一方しか押せない・・・というのが本当です。
 しかし、これも抜け道があって、表面を押印後、裏面はわざと未押印のままポスト投函したのではないかと想像されます。それは表面右上に自動取り揃え押印機の専用消印である和欧文機械印が押されているからです。そして裏面が未押印だったことに郵便課の職員さんが気付いて和文ローラー印で抹消したのでしょう。ローラー印が一列一行押しになっていて、これは郵趣家は普通はやらない押し方だからです。

 表面40枚、裏面40枚になるように調整すれば今でも同様のカバーを自作&発送することができます。ただし、1単位1種(今は50円ごとに消印1種)を厳密に守ってくださいね。
 さらに風景印や小型印も鮮明に見えるように考慮すれば、1円ではなく3円切手を使うことをお勧めします。最低27枚使いさえすれば第一種郵便料金80円をクリアできます。それより多い分は単なる過納ですから問題ありません。サイズと重さ、そして中に挟む紙の大きさや色合いもうまく調整してみてください。

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June 21, 2013

全種貼り

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 多数・多種貼りのカバーに注目して集めている人がいます、けっこういます。ドイツやハンガリーのインフレを扱う作品では当たり前のように登場します。そもそも多数・多種貼ってあること自体に魅力を感じるのはごく自然な感性だと思います。
 今から30有余年前、昭和55〜56年にかけて発行された新普通切手群。それら発行ラッシュも一区切りついたので全種を貼ったカバーは作れないか?と。当時、二十歳。時間はあるが金はない。にもかかわらず鼻の奥がツーンとなるような額を投じたのがこれです。そう、たかが遊びに。
 現金書留にしたのが郵便料金の帳尻合わせのポイントです。現金書留の損害賠償要償額が5,000円増えるごとに10円加算されることを利用したものです。今ならどんな組み合わせになるのでしょうか。

[料金内訳]
・基本料金70円(第1種定形重量便25〜50g)
・書留380円(要償額25,000円※)
・速達200円
・配達証明250円
・引受時刻250円
 合計1,150円
※基本料金350円(要償額10,000円まで350円、5,000円ごとに10円加算)

 また、下図は普通40円切手全種貼りの私製はがき速達便です。この料金計算は簡単ですね、はがき料金40円+速達200円=240円。引受は川崎郵便局63.10.20 8-12、到着は狛江63.10.21 0-8。原稿を書いたお礼に担当者の方が面白郵便物に仕立てて送ってくださったものです。

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