円形切手

December 23, 2013

アメリカ最初の全世界あて永久保証切手

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 あまり大っぴらに言えませんがよほどのことがない限りアメリカの新切手は買いません。日米間の郵便物量は非常に多いので、じっくり待ち構えていればいつのまにか実逓カバーが入手できてしまうからです。案の定これもイタバシくんが恵んでくれました。我ながら実に横着な収集態度ですな。
 これは永久保証切手の中でもGlobal Forever(グローバル・フォーエバー)と呼ばれる無額面・円形・シール式の切手です。1オンス(約28g)までの全世界あての書状・はがきに適用されます。2013年1月28日発行で、発売時の価格は1枚$1.10、約115円でした。今後、郵便料金が値上りしても値上げ分の差額を加貼する必要はありません。だから”Forever”なのです。

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 アメリカではこれが最初ですけれど、世界的に見ればフランスに続いて2ヶ国目になります。せっかくですからそれもご説明しておきます。世界最初の全世界あて永久保証切手はフランスが2009年5月19日に発行した「フランスの名所」切手帳です。国際郵便用(書状20gまで€0.85)の無額面・永久保証切手8枚を納めるセルフ糊式切手帳です。採用されたのはメゾン・デ・タヌール、アゼ・ル・リドー城、ノートルダム大聖堂(パリのセーヌ河岸は世界遺産・1991)、ボルドーのブドウ園、プロムナード・デ・ザングレ、モン・サン・ミシェル(世界遺産・1979、2007)、エッフェル塔、サン・ポール・ド・バンスです。特に注目なのは裏表紙に日本語の説明文が入れられたことでした。その文面は

郵便切手シート(8枚入り)・この切手1枚でフランスから世界中に20gまでの書状を送ることができます・有効期限はありません・

 画期的なことではありますが、句点「。」と中黒「・」を取り違えていること、そもそもこの形状は切手帳であって郵便切手シートとは呼ばないこと、その2点のミスが惜しまれます。
 また、2011年にもボジャールのマリアンヌ図案で発行されています。それは、こちらのページの1番切手、紫色の無額面でMonde=世界あて書状20gまでです。売価は€0.89でした。現在はまたオランド大統領に変わりましたので近いうちにOlivier CiappaとDavid Kawenaデザインの新しいマリアンヌ切手が発行されるものと思います。

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September 08, 2011

「シュトルーベの三角点アーチ観測地点群」切手貼りはがき

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 勤務のためにフィンランド滞在中の木村正裕さんから2011年8月28日付の2通一組となるはがきが届きました。郵趣誌8月号でもとりあげました「シュトルーベの三角点アーチ観測地点群」切手貼りです。
 円形切手の中に同国の地図型切手が入れ子になっています。スリットが施されているので地図型だけを抜き取ることができます。中も外も第2種郵便用の等級表示があるのでそれぞれ別個に郵便使用可能です。注目すべきは地図左下に小さく見える白い島、これがオーランドです(赤矢印)。律儀にスリットが入っているので、これのみ抜き取ることができることを実際に証明してくださいました。実物はタテヨコ3ミリもない小さなセルフ糊式の紙片です。うっかり落としでもしたらたちまち見失ってしまいかねません。おそらく切手収集用ピンセットで丁寧に作業してくださったものとお察しします。加貼用低額面0.05ユーロ(5セント)丸十字切手の貼り合わせのセンスも抜群です!。ありがとうございました。

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May 30, 2010

国宝・ウィーン博物館の至宝(2次)

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 新切手のうち年間10点にも満たないごく数点のみマキシマムカード(以下MCと略)で購入する場合があります。通常は未使用切手で事足ります。コレクションに変化が欲しい場合は時々公式FDC、さらにこれぞと思う素晴らしい出来の時に限ってMCとなります。切手のデザインはもちろんのこと、MCとのマッチングも優れていなければならずまさに少数精鋭。切手図案をほぼそのまま拡大するMCゆえ、むやみに集めていると野暮ったくセンスのないアキュームレーションになってしまう気がするので、我ながらO型・長男にしては似合わない神経を使っています。
 図は2010年で初そして今のところ唯一購入したアイテムです。リヒテンシュタインが発行した表題の切手で、絵の部分の緻密さもさることながら、円形切手の周囲(マージン部分)の紋様までもがみっちり描き込まれています。この圧倒的な"切手の美"はMCで大きく見るに値します。オーストリア政府印刷局の製造で、同国初の円形切手でもあります。
 1950〜60年代は日常生活の中に美しい多色刷りの印刷物が乏しく、それゆえ切手の持つ美しさが目立つのは納得がいきます。しかし、現在のように白黒印刷の方が少数となると、単なるカラー表現では説得力がありません。本例のように伝統絵画に取材した題材の方がより表現力を持つというのは考えさせられます。

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 なお、発行日は2010年6月7日なんですが予約をしていたらあっさり先週届きました。リヒテンシュタインでは発行日前にお客さんに渡しても別に問題じゃないんでしょう、たぶん。

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March 30, 2009

極地保護切手(フィンランド)

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 今日、フィンランドから極地保護切手が届きました。さすが本家本元、いやあ、ホントにかっこいいです。第1種用(=0.80ユーロ)の円形切手が上下に2枚納められていて、上のアイスクリスタルはブルー、下のそれはシルバーの箔押しで、それでいてケバケバしい印象がまったく感じられない爽やかさ。素晴らしい作品です。
 また、せっかくなので公式FDCも注文しました。見ての通りこれもまたかっこいい。シート地とカシェが連続した流氷の海原のように見えます。細かい部分を見ると、絵柄は実際には連続してはいないのですが、そんな風に思わせるのが巧いです。この流氷模様は、カバー裏面にも印刷されているあたりも面白い演出です。こういうのを見せつけられてしまうと、しつこいようですが、やっぱり日本の極地保護切手のデザインは"おばか"にしか見えませんよ。この歴然たる差はいかんともしがたいです。
 かつての切手デザイン大国と言われたオランダはエンスケデ社で持ってるようなもので往時の勢いはなく、格式を誇ったオーストリアは若作りし過ぎ、スイスは半歩時代遅れ、フランスは滅茶苦茶と、今世紀に入ってからの変化はめまぐるしい限りです。そしてフィンランド切手のデザインの良さは、他の追随を許さないレベルに達しています。もはや従来の切手収集における美意識やグッド・デザインの基準を変えざるをえないところまできているように感じます。そう、たとえて言うならフィンランドは"劇的"です。

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