ゾロ目・連番

January 06, 2018

押印万歳・タトウ天国(2)

 1月28日(日)開催の防府切手のつどい2018の販売品の一例をご紹介します。年末年始期間中もご寄贈品を多数頂戴しましたので整理を進めています。これからご紹介します下記もほぼ複数以上ありますので、来るべきつどい当日に早い者勝ちでお求めください。どれでもなんでも1点20円です。
 これ以外に実逓カバー類も5箱はご用意しますので終日掘り出しをお楽しみください。

■和紙モノ
 昭和55年5月5日の55.5.5の日以降は多種多様なタトウ、押印台紙、カバー、カード類が作られるようになりました。逆にそれ以前はバリエーションが多くありません。創意工夫のあふれた”作品”は注意して残すようにしています。
 金銀の箔を漉き込んだ和紙に和歌とイラストを印刷し、これにゆかりの局の風景印を押しています。数種類でセット組みされていましたので、当時はけっこうなお値段がしたものと思います。(京都北 53.117)
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■松山千春ふるさと盆踊り記念特集
 北海道足寄の誇るスーパースター松山千春。ふるさとの盆踊り大会のステージにも登場されていたことがわかります。見るからに素人撮影の写真をタトウ内面に堂々と載せているなど、今ではプロダクションがOKしないのではないでしょうか。当時の世相と権利意識そして松山千春の毛髪量をしのぶに十分な逸品です。(足寄 56.8.8)
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■7.7.7記念スタンプ帳
2018010503 スタンプ帳と題されてはいますがよくある2つ折りのタトウです。本品のみどころは表紙が錯視になっている点です。外国切手では100件以上の採用例があるものの、残念ながら日本切手では正刷切手はもちろんのことフレーム切手でも採用例がありません。かろうじて第45回札幌雪まつりの絵入りはがきのパッケージ(1994)に錯視立体視トリック印刷があるのを確認しているのみです(左)。本品が数少ない2点目の確認例です。
 タトウ表紙にはこのように書かれています「遠方に焦点を合せたまま、10cmくらいに目を近づけて見続けてください。流れ星が見えてきましたか。」・・・実は自分はこれが苦手でぜんぜんだめです、見えません。(相模原 7.7.7)
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■魔法使いサリーのひな祭り切手帳
 飛び出す絵本式のタトウも好きです。さらに光プロ・テレビ朝日・東映動画のコピーライトが表示されている立派な作りです。著作権関係も収集対象ですので、版権許諾証のシルバーのラベルが貼られていることもポイントが高いです。
 一郵政局(当時)が適当に作ったものではなく、広告代理店を介して光プロさんにデザインしてもらったことが一目瞭然です。これほどのハイクオリティーな郵便商品、発行当時に目にした記憶がありません。インターネットが普及する直前のアイテムだからでしょう。(平 3.3.3)
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■東北版地方切手発行記念色紙
 今に続くふるさと切手は、史上初の消費税導入初日に発行されました。長野(信越)の”お猿の温泉”とこの山形(東北)の”サクランボ”の2種がその第1弾です。小ぶりの色紙を特別にあつらえての押印台紙に寒河江郵便局長さんの挨拶状を添えてありました。並々ならぬ意欲を感じます。
 なお、当初は”ふるさと切手”ではなく”地方切手”と呼ばれていたこともよくわかる品ですね。(寒河江 1.4.1)
※参照記事:初期ふるさと切手
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■ホットラミネート加工品
 良かれと思ってかホットラミネート加工こといわゆるパウチされた押印台紙類をまれに目にします。挟み込んだフィルムの内側に糊が付いていて、それを高熱で溶融し圧着するので、加工後に切手を傷めることなくフィルムを剥がすことはできません。私自身が仕事でラミネート加工機を操作していたことがあるので、これをやってしまったら終わりだということはよく知っています。
 日本郵便における規制緩和・バブルの残照”郵トピア”も収集対象なのでロゴ入りはマストアイテムでもあるのが悩みどころです。(旭川 1.2.12)
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■かんぽのタトウ
 当時の郵政省は郵便・貯金・保険の3本柱。郵便以外でもまれに記念押印台紙・タトウの類を製作しています。これは往時、かんぽのイメージキャラクターを勤めていた酒井法子さんが表紙に登場しています。後にヘビーなドラッグ・クイーンだったことがバレてしまうとは・・・・。(函館中央 9.9.9)
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■郵趣会名義の郵便商品
 1999年(平11)春、不明朗会計であるとの会計検査院の指摘により、5月1日以降の郵趣会名義の郵便商品が禁止されました。ゾロ目・連番関係のタトウ類ではこの11.1.11が最後になります。これ以後、禁止されるまでの約3ヶ月半の間に郵趣会名義の郵便商品(タトウに限らず)があれば是非とも入手したいです。(岩見沢 11.1.11)
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※参照記事:押印万歳・タトウ天国

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October 31, 2017

テーマは「意味不明」

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 なんの変哲も無い456連番記念カバーです。ですが、これを拾った理由はそれではありません。なぜかカシェに桜島大根が印刷されているからです。何かの語呂合わせになっているわけでもなさそうです。端午の節句に桜島大根をお供えする、みたいな習慣もないし、そもそも収穫時期が合いません。意味が全くわかりません。
 製作者本人しかわからない郵趣品が非常に多いです。ご寄贈いただいた不要品もすべて目を通しているのですが、貼付切手や消印のチョイスの意味がさっぱりわからないものが少なくありません。このカバーなんかまだマシな方です。
 自戒も込めて書くのですが、コレクターは自分がわかれば他の人もわかるはず、あるいはわかる人だけがわかればいいと考えがちです。しかし、やはりそれは間違いですね。せめてカバーの中に製作意図を記したメモを一枚入れておくようにしましょう。意味がわからないことで容易に捨てられてしまうことを防がなくてはいけません。


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July 11, 2017

皇紀2677年7月7日記念カード作成しました

2017071001 当日は集中豪雨の余波でなかなかワイルドな日でした。下関や萩方面への押印を諦めていたところ、出雲市の片寄明正さんからご出勤前に押印可能とのありがたいメッセージが届きました。出雲といえば本家本元総本山(笑)。この際ご厚意に甘えて記念押印をお願いしました。しかも趣旨から言って出雲神話のヤマタノオロチと稲田姫を描く出雲駅前郵便局の風景印の方がふさわしいのではないかとのありがたいアドバイスまでいただきました。この際、地元に詳しい方の導きに従うのが得策というものです。そして送っていただいた官白に神武天皇東征之図を後印刷してカシェとしました。

 送っていただいた際に島根県観光キャラクター「しまねっこ」のカードまで同封してくださいました。出雲市駅の駅スタンプがまた出雲大社とヤマタノオロチでばっちり!。”祝皇紀2677年7月7日”の祝辞のみ加刷しました。
 こうして見ると、今の時代はゆるキャラの方がフィットしている感がします。以前から申し上げているように、ゆるキャラは各地域の神様の化身です。可愛いと感じるその根底にカミへの親しみを感じます。77.7.7のラッキーナンバーもしまねっこの方がお似合いですね。

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June 24, 2017

皇紀2677年7月7日

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 いよいよ来月に皇紀2677年7月7日のゾロ目の日を迎えます。しかし、もうお察しのことと思いますが、郵便局の消印は元号と西暦の2種しかありません。今は皇紀の日付印自体が世の中にほぼありません。せっかくの金曜日で郵便局も営業しています。はてさてどうしたものでしょうか。日本民族であればなんとかしたいものです。

 上は印刷に耐えるように大きな画像を貼り付けてあります。クリックされると大きな画像が開きます。それを適宜ダウンロードしていただいて絵封筒なりカシェに。それを下表の「神社」「神宮」の表示の入った郵便局で記念押印していただく。あるいは最寄りの神社で御朱印をいただき、それに最寄り郵便局で記念押印していただく。

 皆さま、アイデアを出して麗しい記念押印を!。

【神社のつく郵便局】
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【神宮のつく郵便局】
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March 12, 2017

昭和10.10.10から12.12.12

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 昭和10年10月10日を皮切りに12年12月12日までの2年間にわたってゾロ目印を押印し続けたはがきを入手しました。筆跡や裏書きを観察するに、どうやら当時、七校(しちこう。今の鹿児島大学文理学部)に勤務していたらしい外国人教員が自作したもののように思われます。名前はAd Engler、読みは表書きにあるように「エングレル」さん。もちろん、現時点では人物の詳細も、実逓かどうかも判然としません。
 戦前の鹿児島県においてわずかながら数名の郵趣家がいた痕跡が残されています。日本人でありながらすでに外国の切手カタログを使っていたらしい人物すらいたようです。欧米からのお雇い外国人が少なくなかった当時、彼らが郵趣を日本に持ち込んだと伝えられており、これもその実例のひとつであろうと思われます。現地の郵趣家の方々にはぜひエングレルさんの身元調査をお願いしたいです。

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November 29, 2016

111111番を引き寄せ

 地元の簡易局で年賀はがきのA0001組が配給されていたことをご紹介したことが良かったのか、またまたラッキーナンバーを入手することができました。郵趣の神様の引き寄せではないかと思います。博多の即売会で馴染みのパインスタンプさんからゆずっていただきました。
 切手商さんですからおつきあいで地元の郵便局さんから年賀はがきは大量購入されます。完封で買えば包装表面に番号が記されているので開く前から111111ゾロ目番号が入っていることがわかったそうです。それで分けていただくことができたのでした。めでたし、めでたし。

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November 01, 2016

A0001組は山口陶簡易郵便局にて出現

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 平成29年用年賀はがき寄附金付きは、料額印面にマイクロ文字による賀詞「あけましておめでとうございます」が表示されているというので地元の山口陶簡易郵便局に行ってきました。局舎を出てからなにげに気がつきました。なんとA0001組ではないですか。
 管轄局の小郡郵便局に行ってみますとA0002組でした。この調子ならA0003組もあるかな?と両親が入っている介護施設最寄りの小郡黄金町郵便局に寄ってみましたが残念ながらA0015組でした。まあ1,2がGETできたので良しとします。

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October 25, 2015

秘技・999ゾロ目外し

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2015102502 切手のフリーマーケットin広島2015での拾い物です。袋詰めで売られていた昭和初期の郵便振替証紙です。たまたま束の一番上に乗っかっていたので気がつきました。
 受付は香川・瀧宮局9.9.8の為替印、受入取扱は下関の為替貯金局で9.9.10の日付印が押されています。見事に9.9.9の日付を跨いでくれたものです。これにはふたつ背景があるようです。
 まずひとつめは曜日の巡り合わせです。昭和9年9月9日は日曜日でした。もともと下関貯金局もお休みだったのです。そしてふたつめは「御注意」の紫角印です。この振込用紙を他の部署に誤送したために遅延したと記されています。つまり、これは999のゾロ目印が押されなかった合理的な理由が明りょうにわかる稀有な例と言えるのです。
 販売されていた方も、そこまでは考えていなかったと大笑いされました。ふつうそうでしょうね。地元山口県にも関連するアイテムでもありますし、これは私がありがたく頂戴することにしました。はい、面白ければなんでもアリですから。

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July 11, 2015

官製集中押印台紙

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 ゾロ目・連番消印収集は慌てず騒がず、人気が下がった頃合いを見計らって投げ売り処分品の中から救い出すのが流儀です。先に書いておきますが、上図も額面合計だけで640円するものが平成27年の現在ではわずか40円でした。400円の間違いじゃありませんよ。
 旧蔵者は興味が失せた、亡くなったなど処分に際しては様々な理由があったことでしょう。しかし、コレクターズ・アイテムの価値はひとつだけではありません。見方を変えれば別の解釈もあります。つまり、収集者の視線によって新たな価値が生まれるのです。郵趣品はその傾向がもっともよく現れています。上図はまさにそれです。

 一見するとただの「123連番」記念押印台紙です。しかし、局名にご注目ください。1は岡山・明治局、2は鳥取境港大正局、3は広島昭和局で明治・大正・昭和を表現しています。最後に台紙を企画制作した広島・三良坂局の消印です。
 慣れた方ならお気づきですね、3県にまたがる日付印それも8-12の午前印をわずか3時間かそこらで押印することは不可能です。はい、印顆を一ヶ所に集めての集中押印もしくは事前押印しかありえません。額面も123に合わせて100円、200円、300円と中高額切手貼りですから売れなかったらえらいことになります。そうです、企画・製作・販売したのは当時の郵政省・中国郵政局です。いわば「官製集中押印台紙」です。

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February 14, 2015

音楽著作権と郵趣

2015021401 HYPER Philatelistブログではこれまでもさまざまな著作権について採り上げてきました(文末の関連リンクを参照ください)。今日はその中でも音楽著作権について触れたいと思います。
 音楽著作権表示がなされた最初の日本切手は、皆さんよくご存知の「日本の歌シリーズ」です。昭和54年8月24日、第1集の「荒城の月」「夕やけこやけ」が発行された段階から印面に楽譜の一部が、シート耳紙上には許諾番号が表示されています。これは最後の第9集(昭和56年3月10日)まで踏襲されています。日本最初の本格的な音楽切手にして著作権関連切手でもあるという重要な側面を持っています。
 これは偶然ではなく、郵政省に対して日本の歌シリーズ切手発行運動を展開したのが日本郵趣協会音楽切手部会だったからです。部会の世話人であった故鈴木正康さんはご本人が音楽家(ピアニスト)でもあり、郵政との会議の中で著作権表示を強くお願いされました。鈴木さんはまた当時のスタンプショウの名物委員長でもあられ、私も一委員として同委員会に参加していたご縁で、ご存命中にこの話を直接伺いました。
(ビジュアル日本切手カタログVol.1のP.174も参照ください)

 その歴史を踏まえて下の55.5.5ぞろ目印をご覧ください。日本の歌シリーズが始まった翌年です。田中幹久さん(大阪市)からご恵送いただいたもので、東大阪市内郵便局が共同で製作したタトウ(押印台紙)です。もうおわかりですね、タトウに「こいのぼり」の楽譜が印刷されている点が重要です。♪甍の波の〜、の歌の方で、著作権が消滅している文部省唱歌です。
 一般的に55.5.5消印・タトウは一時的な流行り物扱いで、切手屋さんも雑品扱いになっていることが多いです。だからこそ丹念に見ている私に言わせれば、こどもの日ゆえに鯉幟イラスト入りは多いけれども、♪屋根より高い〜の方の歌も含め、楽譜入りは本当に見ません。ただのぞろ目消印ではなく、見方を変えて音楽著作権関連アイテムとしてもリサーチする余地はあると思います。

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 日本の歌シリーズ以外はないかと探し続けた末に発見した、著作権表示がなされている最古の郵趣品が下図です。昭和55年4月23日の第47回逓信記念日、東京中央郵便局の第28代一日局長に藤山一郎氏をお迎えした時のはがき大の押印台紙です。氏の代表作「青い山脈」の歌詞と著作権許諾番号等一式がきちんと表示されています。ふみの日小型印用ですね。
 昭和55年以前の例はないかと、今も心密かに「雑品」を見続けている私です。今では小型印にもゆるキャラのコピーライトがしっかり表示されるようになりました。時代はすっかり変わりましたね。

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【関連記事】
(1)切手と著作権
(2)詩人ルイ・アラゴン切手と著作権問題
(3)ディズニー切手と著作権シール
(4)前代未聞の文字だけカシェ

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