金箔切手

December 04, 2015

金箔切手発行50年

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 50年前の1965年12月4日、ガボンが世界最初の金箔切手を発行しました。

▶︎参照:世界最初の金箔切手
▶︎参照:金属製切手の根本を問う化学切手展

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October 22, 2013

アメリカズカップ優勝記念1987

 facebookでゴールド・レプリカ(金箔エンボス加工の切手に似せたシール)の話題が出たので、その実例を本ブログに記録掲載しておきたいと思います。以前、広島県の大橋武彦さんからいただいたもので、国際的なヨットレースとして有名なアメリカズカップの記念郵趣品です。発行は英領のソロモン諸島です。

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 表紙写真です。合成皮革に金文字印刷を施した収納帳です。オフィシャル・プレゼンテーションと名付けられています。

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 開くと左側に押印済の記念カード、右側にゴールド・レプリカが納められています。レプリカの台紙には同島の郵政大臣(郵政長官)の認証と管理ナンバー2720番の表記があります。またMade in Australia Philatelic Internationalとのエージェント名まで入っています。そして23 Karat Pure Yellow Goldと大書きされています。

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 記念カードには$5記念切手を貼って記念印が押されています。さらにDennis Conner(デニス・コナー)の直筆サインがあります。切手よりもゴールド・レプリカよりもむしろ、このサインにこそ意味があると思います。その理由はwikiにも以下のように記されています。

 『1983年の第25回大会においてNYYC所属の「リバティー」号がオーストラリアのロイヤル・パース・ヨットクラブ(Royal Parth Yacht Club)から出場した「オーストラリアII」号に敗れ、アメリカス・カップは初めてアメリカ国外へ渡ることとなった。しかし、それまでは予選の組み方や使用艇の要件等、明らかにNYYCにとって有利なルールが長年に渡るアメリカの独占を支えていたため、この敗戦はアメリカスカップが近代的な国際スポーツイベントへ生まれ変わる契機となった。
 「リバティー」号のスキッパーであったデニス・コナーは「カップを失った最初のアメリカ人」としてアメリカ中からの非難に晒されたが、1987年オーストラリアのフリーマントルで開催された第26回大会に自らのチームを率いて乗り込みカップ奪回に成功した。コナーは一転アメリカンヒーローとして凱旋し、ロナルド・レーガン大統領によってホワイトハウスに招待され、"ミスター・アメリカスカップ"と称されるようになった。同時にカップ奪回に賭けたコナーの苦闘は小説化され 、映画「ウインズ」の題材にもなった。』

 どうりでかくも立派なプレゼンテーション・パックが作られたわけです。ただし、注意して頂きたいのは、金箔切手かのように見えるゴールド・レプリカはあくまでも記念品であって郵便切手ではありません。
 また、デニス氏は郵趣品以外にも多種多量にサインをしていらっしゃるようなので、同類品は比較的に手頃な値段で入手可能なのも好ましく思います。

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August 11, 2012

世界最初の金箔切手

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 変り種切手の雄と断言できるのが今回ご紹介する金箔切手です。図はガボンが1965年(昭40)12月4日に発行した「シュバイツァー博士追悼」記念切手です。これが世界最初の金箔切手です。
 裏糊引きをした純金の箔にエンボス加工をして印面を作り、目打の型抜きをして切手の体裁に仕立てる金箔切手としてのスタイルがこの時点でほぼ完成していました。博士は同年9月4日に亡くなったばかりなので、前例のない製造工程を没後わずか3ヶ月のうちに成し遂げていたことになります。(注)
 本券の特殊性はそれだけではありません。当時は金の輸入が禁止されていたため、発行後8年間は日本に輸入できませんでした。日本の郵趣市場に登場するのは1973年(昭48)4月からの金の輸入自由化以降のことです。解禁直後の価格が5,000円位でしたので今の貨幣価値だと2〜3万円相当です。1960年代後半に発行された初期金箔切手はおおむね同様の状況で、今でも万に近い数千円の販売価格が一般的です。
 その後、切手製造技術上の進歩もめざましく、金箔に見える別の金属箔を使うといった「技術開発」もあり、今では純金である旨の証明書を添付して販売されるもの以外は金箔切手のそっくりさんと理解して良いでしょう。そこで、一連の金属箔切手を非破壊検査して確認されたのが日本の化学切手研究会です。理学博士の伊藤良一氏によりますと、シュバイツァー博士追悼記念切手は看板に偽りなく、確かに主成分は金であるとの結果が出ています。詳細は以下の過去記事をご参照ください。

金属製切手の根本を問う化学切手展

(注)博士が亡くなるはるか以前に用意していた可能性も否定できません。

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November 08, 2011

金属製切手の根本を問う化学切手展

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 全国切手展JAPEX'11最終日の11月6日は参観をパスし、上野の国立科学博物館に行ってきました。今年は国連が指定した国際化学年、それにちなんで化学切手展が開催されていたからです。
 上図は私のコレクションの一部で、奥が赤道ギニアが1974に発行した世界最初の銅箔切手「コペルニクス誕生500年」小型シート貼り実逓FDC、手前がニューカレドニアが2010年に発行した世界で2番目のニッケル箔押し切手「ニッケル採掘」3種の公式FDCです。ところが、化学切手展の研究発表によると、この2種はいずれもクロ判定だというのです。

11110602 切手を実際に非破壊検査にかけて成分分析を行ったそうです。左がその際の写真だということで紹介されていました。自分もまた以前から金箔切手をはじめとするさまざまな箔押し切手類については大いに疑義があると考えていました。しかし、実際にどのように調べればいいのかがわからず何も実行できないでいました。そこはそれ、餅は餅屋でさすが化学切手研究会さん、本物の博士の方々が勢揃いされているだけあって主要な金属箔切手の分析結果が示されていました。携帯カメラによる接写で見にくいのが恐縮ですが、以下のような結果が示されました。

○ガボン:シュバイツァー博士追悼(1965)世界最初の金箔切手
○オートボルタ:クリスマス(1970)銀箔切手
○ボリビア:錫(すず)産業(1986)錫箔切手
×赤道ギニア:コペルニクス誕生500年(1974)銅箔切手
○ブータン:製鉄産業(1969)鉄板切手
○ハンガリー:アルミニウム生産20年(1955)世界最初のアルミ箔切手
×ニューカレドニア:ニッケル採掘(2010)ニッケル箔切手

 冒頭に記しましたように赤道ギニアとニューカレドニアはいずれもそうではないとの判定です。切手収集の範囲内でのことですから、それらしい風合いが伴っていればそれでいいとは思いますけれど、箔押しだからという理由で販売価格が高くなるのであれば、偽りのない看板を掲げるべきでしょう。
 同じように検査測定してみたい切手は他にも沢山あります。今年から発行が始まった日本の「星座シリーズ」もまた然りです。報道発表でも「箔押し」と表記されてはいますが金箔押しとは断言されていません。それゆえ自分もまた郵趣誌での担当記事中では「金色の箔押し」という曖昧な表現をしています。
 案内説明役を務めていらっしゃった理学博士の伊藤良一氏と名刺交換もさせていただきました。これをご縁に化学切手同好会の皆さんとも有意義なおつきあいができたらと希望しています。

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April 23, 2011

ロイヤル・ウエディング2011

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 カナダ郵政の郵趣広報誌ditails4月号Royal Wedding Special Editionが届きました。当然ですが全編これウィリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんばっかり!。故ダイアナ王妃と同い年の自分としてはまあ何というか、時の流れをただただ感じるばかりです。
 カナダは$1.75と永久保証(PERMANENT)の2種が基本券種です。これの普通シート(ペア×8組=16面)、各額面ごとの10枚切手帳、小型シート、金箔加刷した特別版の小型シート(上図)といった展開になっています。いつものパターンです。今回はさらに切手付き封筒,切手付きはがき、コインカバーと、およそ前例のあるすべてのバリエーションが用意されています。イギリス本国をも凌ぐ勢いです。だいじょうぶか、ほんとに?。
 来る4月29日が発行日です。興味のある方は参照ください→http://bit.ly/eY6IcD

 なお、日本のマスコミは「ケイト・ミドルトン」と呼んでいますが,正しくはキャサリン・エリザベス・ミドルトンさんです。ケイトはキャサリンの愛称ですが、ご本人が過去にケイトと呼ばれた事実はないとのことです。これらカナダ切手上でも"Miss Catherine Middleton"と表記してありますので、良識あるフィラテリストたる者,日本語表記の場合は正しく「キャサリン・ミドルトン」とすべきであると特に記しておきます。

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December 03, 2009

見本券組み込み小型シート

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 ニュージーランドがまたまた興味深い小型シートを発行しました。同国ではよくある郵趣イベント向けアイテムで「全国切手展TIMPEX2009記念」小型シートです(2009.10.16)。この手のローカル関係シートは郵趣誌の世界新切手ニューズには掲載されないことが多いのでご注意を。
 2009年発行のヒラリー卿追悼切手から3種と1994年発行の$20マウント・クック普通切手を再現した見本券を組み込んでいます。同国は1995年にも「POST 'X 95/オークランド郵便史博覧会」小型シートを見本券組み込みで発行していまして、おそらく本件が同国および世界で2番目だと思われます。
 特に重要だと思われるのは$20見本券のスペックです。私が見る限りオリジナルの切手を金箔押しとグラビア印刷で正確に再現しています(オリジナルは金箔押し+凹版)。表面に透明ニスで反復印刷されている"New Zealand Post"のロゴもそのまま。しかも、本来、凹版彫刻であった部分はかの故スラニアの手によるものですから、グラビアで再現されたスラニア切手の亜種ということにもなります。
 その他にも見本券はいわゆる切手ではないので、目打穴も穿孔されていますから「穴開き切手」の仲間になります。また、Philatelic Trustへの寄附金$2.50を上乗せして$6.50で販売されましたので「割増切手」であり、かつ「寄附金額非表示型切手(小型シート)」でもあります。
 興味のある方はニュージーランド郵政のオンラインショップで直接注文してください。

<Timpex Exhibition>
http://stamps.nzpost.co.nz/Cultures/en-NZ/Stamps/NewZealandCurrentIssues/TimpexExhibition/

(注:2010.05.11追記しました)

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February 24, 2009

金の自由化と金箔切手

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 「切手のつどいin広島」での収穫品紹介その2です。パインスタンプさんのお薦めで購入したガボン共和国発行の日本万国博記念金箔切手です。しかし、目玉は切手そのものではなく、初めて日本に輸入された1973年頃の販促チラシの方でした。(ポップアップで拡大図が開きます)

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 PR文の全文をご紹介しましょう。

─────1970年、大阪で開かれた世紀の祭典<日本万国博>は、まだ皆さまの記憶に新しいことと思います。会場では各国の記念切手が、各パビリオンで発売され、大変な売行きでした。
 そのなかで、アフリカのガボン共和国の切手だけは、発売することができませんでした。それは純金(999:1000)のため、輸入が許可されなかったためです。発行数5000枚という僅少のため、当社は当時これをスイス銀行に預けておきました。
 いらい3年。収集家の間では幻の切手として、郵便物の上にはられてきた、ごく少数が極めて高価で取引きされていました。今回、金の自由化にともない、輸入できましたが、あまりにも少数のため、デパートなどで宣伝して販売できませんので、ごく限られた方に、ご案内することにしました。
 この切手は、純金をうすい箔にして作ったものですが、額面が1000フランという高額であることも、仲々簡単には手に入らぬものでした。またとない入手のチャンスです。─────

 私はこの話をまったく知りませんでした。世界最初の金箔切手「シュヴァイツァー博士追悼」(1965)を発行したガボンですから十分ありうる話です。もし本当ならば、初期の(本物の)金箔切手の類はすべて、ニクソン・ショックあるいはブレトン・ウッズ体制の崩壊、その結果による金の自由化との関係を考慮しないわけにはいきません。パチもんだのバッタもんだのと軽く見ていた傾向もありますが、金箔切手がまったく違った姿に見えてきました。当時の委細をご記憶の方はいらっしゃいませんか?。

 ちなみに当時の私は小学校6年生で切手収集にはまだ着手していませんでした。

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January 18, 2009

イタリアの"本物"の金箔切手

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 郵趣誌の連載記事に間に合わなかったアイテムです。やっとリサーチが終わりましたので遅くなりましたがブログでご紹介します。向かって左が国際切手展<イタリア2009>2種のうちの2.80ユーロ切手「真実の口」、右がクリスマス2種のうちの同じく2.80ユーロ切手「リース」です。ともに2008年の発行です。
 見た目そのままで金箔紙にオフセット印刷、ルレット目打、セルフ糊式で、あたかもヨーロッパ各国でよく目にするクリスマスシールっぽい感じです。注目点は1平方メートルあたり2gの純金を使用していると公表していることです。実際問題として純金以外の金属箔を使っているものやアルミ系の金属色インクと何が違うのか肉眼ではほとんど区別がつきません。それが、発行元の郵政当局が正式発表したのはおそらくこれが初めてで、それによりこの2種も晴れて(?)あの悪名高い『金箔切手』の仲間入りをすることになりました。
 かつてパチもん切手、いんちき切手、子供騙し切手の代表と思われていた立体切手(3D切手)が、最新のデジタル技術を身に纏って、名称もレンティキュラー切手とリニューアルして再登場しましたが、金箔切手まで同様の復活をしてきたのは驚きです。いずれこの金箔紙にエンボス加工した切手も世に出てくることでしょうし、そうなると往時のゴテゴテ金箔切手とさして変わらなくなってしまいます。どうしよう(笑)。
 なお、個人的なことですが、この手の「ひょっとして初物?」の可能性がある場合、とりあえず田型、ガッターペア、あるいは余裕があればフルシートで買い押さえることにしています。単片では得られない情報がわかることがありますし、後に入手難になることもけっこうあるので、一種の保険としてブロック買い、シート買いをしています。図版もそれで田型ブロックになっているのですが、正直、お値段はきつかったです。フトコロ具合と道楽根性に余裕がある人だけ真似してください。

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