防府切手のつどい2024夏にて現職の方から頂きました。今も郵便局のATMの横に置いてある無料でもらえるアレです。郵便局の倉庫を整理していたら日本郵政公社時代(20030401/H15〜20070930/H19)のものが出てきたそうで、スギヤマはきっとこういうものも好きに違いないと。ご推察の通り、大好物です(笑)

まことにお恥ずかしい話ですが、高齢郵趣家の中にはこれを郵便用に流用していた者が少なくありませんでした。しかし、現金入れ封筒は本来、自宅や会社に持ち帰るまでの、ほんの一時的な用途に過ぎなかったため紙質が薄い。これを郵便に使うと区分機に詰まってトラブルになる危険性が非常に高い。迷惑になるからやめてくれと何度もお願いしたものですが、いまだに郵便物を手区分していると思い込んでいる爺さま連中には全く響ませんでした。
これを踏まえて現代のお持ち帰り封筒を見ると、紙質が若干厚くはなったものの、目的外使用されにくいように封筒の表裏に広告など全面表示が入っています。

また、郵便に使っても良い仕様に整えられた広告入り封筒が別途用意されています。サイズも異なりますし、広告代理店の郵宣協会さん、ヒューレックさんなどの名入りなのでそれとすぐにわかります。

郵便局のみならず、市井の銀行などATMを置いている金融機関の現金入れ封筒の、郵便への誤った流用例もしっかり集めています。ほとんどが郵趣家なのがみっともない限りですがこれも歴史を伝える物証です。風景印・小型の郵頼に使っている例が多いように思います。チラシを裏返して封筒に仕立てている例も少なくありませんで、きっと郵趣家はケチで貧乏だと思われていたことでしょう。かえすがえすもお恥ずかしい限りです。
平和相互銀行さんの現金入れ封筒を郵便に流用した実逓便。さらにお恥ずかしいチラシを裏返して封筒に仕立てた実逓便もご覧いただきます。前者はともかく、後者は機械区分の障害になるもので、機械区分の証である呉局の和欧文機械印が押されているのはまったく冷や汗ものです。
ケチと節約の混同は厳に慎まなくては。また、時代遅れにならないよう、郵趣知識の上書きと先取の精神を忘れないようにしたいものです。
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