エンボス・デボス

November 28, 2017

行政郵便物の収集と整理

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 個人情報がネックとなってなかなか集められないものですからどうしても自分自身や家族宛のものを収集・分類・整理するのが中心にならざるを得ません。母が要介護5の寝たきりなので、市役所さんからもこうした行政郵便物が頻繁に届きます。到着日を封筒に裏書きした後にA4判の厚紙をアルバムリーフにして貼り込みます。

 Macintoshユーザーなのでアプリのpagesが最初から入っています。事前に作っておいたフォーマットにちょいちょいと打ち込んで印刷そして郵便物はヒンジ止めです。極力手間をかけないよう手書きと同等程度の作業量が目安です。混み入ったフォーマットだと長続きできませんので。さらにいつものように簡略な文章で自作の郵趣データベースにインプットしてあります。
 なお、特に重要かもと思われる内容の場合のみ、リーフの裏面にカラーコピーします。安直ですが便利です。

 個人情報はしっかり守ります。私を信用していただけるなら、切手を貼ってあるなしに関わらず行政郵便物をご寄贈いただけるとたいへん幸せます。意識して残していかないと確実に失われてしまう大事な実物史料です。
 行政郵便物を郵趣分野のひとつとして収集しているのは、日本広しといえども私だけではないかと思います。ご協力をお願いいたします。


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August 13, 2017

豹変したスペイン切手

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 2014年以降のスペイン切手は豹変しました。偽造防止目的と言われている「ñ」(エニェ)の穿孔あるいはエンボス加工が施されるようになり、ここ数年は全ての記念切手が何らかの変形切手・変り種切手であると断言できるような状況です。いつアイデアが枯渇するのかと心配ですらあります。

 そのスペインがまた奇抜な切手を発行しました。1960年代の世界的事件を収めた変形シートです。切手も変形、シート自体にも不思議な穴あけ加工がされている摩訶不思議なアイテムです。
 取り上げられている題材のうち、アメリカのケネディ大統領、アポロ11号の月面着陸は日本でも有名ですね。1967年・世界初の心臓移植、1968年・フランス五月革命はいまひとつピンときません。特に五月革命は実質的に失敗で、日本への影響もほぼなかったので、これを世界的な出来事だと取り上げる感覚そのものが理解しにくいです。

 今後、1970年代も発行されるようです。はてさて、いったいどうなりますことやら・・・


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December 04, 2015

金箔切手発行50年

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 50年前の1965年12月4日、ガボンが世界最初の金箔切手を発行しました。

▶︎参照:世界最初の金箔切手
▶︎参照:金属製切手の根本を問う化学切手展

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May 03, 2015

見えません・・・

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 1991に開催された第7回世界教会協議会メルボルン大会記念の切手付き封筒です。カシェも印面もエンボスなのでスキャナー性能によってはぱっと見はただの白い封筒(笑)。かろうじて国名、料額43c、記念銘は淡ブルーで印刷されています。
 闇夜のカラスの反対ですね。なんといえば良いでしょうか。牛乳の中に豆乳、雪原にユキウサギ、ご飯にしらす・・・・???

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August 02, 2014

リヒテンシュタインの新切手「結晶学」

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 リヒテンシュタインから2014年9月1日発行予定の新切手広報誌が届きました(上図)。各新切手が表紙を飾っています。この中で注目していただきたいのは下の「結晶学」の2種です。すっかりお馴染みになったAR拡張現実機能が備わっており、sepacアプリでスキャンすると切手に描かれている結晶の変化をアニメーションで見ることができます。上の図版でも私のiPadはきちんと認識してアニメーションを見ることができました。
 また、マキシマムカードがまたデザインがかっこいいです。その素晴らしさに当該ページも下に示しておきます。化学大好きコレクター垂涎の的でありましょう。
 なお、製造もまたすっかりお馴染み、フランスのカルトール社です。

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※参照:リヒテンシュタイン郵政の当該ホームページ

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October 22, 2013

アメリカズカップ優勝記念1987

 facebookでゴールド・レプリカ(金箔エンボス加工の切手に似せたシール)の話題が出たので、その実例を本ブログに記録掲載しておきたいと思います。以前、広島県の大橋武彦さんからいただいたもので、国際的なヨットレースとして有名なアメリカズカップの記念郵趣品です。発行は英領のソロモン諸島です。

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 表紙写真です。合成皮革に金文字印刷を施した収納帳です。オフィシャル・プレゼンテーションと名付けられています。

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 開くと左側に押印済の記念カード、右側にゴールド・レプリカが納められています。レプリカの台紙には同島の郵政大臣(郵政長官)の認証と管理ナンバー2720番の表記があります。またMade in Australia Philatelic Internationalとのエージェント名まで入っています。そして23 Karat Pure Yellow Goldと大書きされています。

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 記念カードには$5記念切手を貼って記念印が押されています。さらにDennis Conner(デニス・コナー)の直筆サインがあります。切手よりもゴールド・レプリカよりもむしろ、このサインにこそ意味があると思います。その理由はwikiにも以下のように記されています。

 『1983年の第25回大会においてNYYC所属の「リバティー」号がオーストラリアのロイヤル・パース・ヨットクラブ(Royal Parth Yacht Club)から出場した「オーストラリアII」号に敗れ、アメリカス・カップは初めてアメリカ国外へ渡ることとなった。しかし、それまでは予選の組み方や使用艇の要件等、明らかにNYYCにとって有利なルールが長年に渡るアメリカの独占を支えていたため、この敗戦はアメリカスカップが近代的な国際スポーツイベントへ生まれ変わる契機となった。
 「リバティー」号のスキッパーであったデニス・コナーは「カップを失った最初のアメリカ人」としてアメリカ中からの非難に晒されたが、1987年オーストラリアのフリーマントルで開催された第26回大会に自らのチームを率いて乗り込みカップ奪回に成功した。コナーは一転アメリカンヒーローとして凱旋し、ロナルド・レーガン大統領によってホワイトハウスに招待され、"ミスター・アメリカスカップ"と称されるようになった。同時にカップ奪回に賭けたコナーの苦闘は小説化され 、映画「ウインズ」の題材にもなった。』

 どうりでかくも立派なプレゼンテーション・パックが作られたわけです。ただし、注意して頂きたいのは、金箔切手かのように見えるゴールド・レプリカはあくまでも記念品であって郵便切手ではありません。
 また、デニス氏は郵趣品以外にも多種多量にサインをしていらっしゃるようなので、同類品は比較的に手頃な値段で入手可能なのも好ましく思います。

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October 08, 2012

山尾庸三誕生175年記念カード

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 以前にブログで予告しましたように長州ファイブの一人、山尾庸三の誕生175年記念カードを作成しました。

 本来は誕生地である山口市の秋穂二島(あいおふたじま)郵便局で記念押印したかったのですが、残念ながら当日は体育の日で祝日。やむをえず山口中央郵便局で押印しました。
 カシェは平成18年(2006)4月26日、山口大学吉田キャンパスに設置された長州五傑記念碑のレリーフ(前列右が山尾)と後年の肖像をアレンジしました。こういう事例はお堅い雰囲気ぐらいの方がよろしかろうと思いましてフォントは明朝体のみ。消印も風景印は似合わないと考えて和文印にしました。
 なお、映画「長州ファイブ」にも描かれているように、山尾は日本の視聴覚障害者教育にも尽力したことから「日本の点字制定100年」記念切手(1990)貼りバージョンも別途製作しました。

 山口ローカルな題材である面もいなめないので需要はそれほどはなかろうと思い、余部はもう1セット分しか作りませんでした。それをご希望の方に無料で差し上げます。
 50円普通切手貼りか、点字制度100年記念切手貼りのいずれかの希望を書いてメールで申し込んでいただければ余部の1セットをばらして計2名の方に差し上げます。これは早い者勝ちではなく、どなたがふさわしいか勘案した上で決めたいと思います。工学関係の方、障害者教育に携わっておられる方あるいは郷土史研究者の方などが適しているかとは思いますが、まずは必要とされるPR文を添えてご連絡ください(遠慮はいりません)。

<2通とも行き先が決まりました。ありがとうございました>

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August 11, 2012

世界最初の金箔切手

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 変り種切手の雄と断言できるのが今回ご紹介する金箔切手です。図はガボンが1965年(昭40)12月4日に発行した「シュバイツァー博士追悼」記念切手です。これが世界最初の金箔切手です。
 裏糊引きをした純金の箔にエンボス加工をして印面を作り、目打の型抜きをして切手の体裁に仕立てる金箔切手としてのスタイルがこの時点でほぼ完成していました。博士は同年9月4日に亡くなったばかりなので、前例のない製造工程を没後わずか3ヶ月のうちに成し遂げていたことになります。(注)
 本券の特殊性はそれだけではありません。当時は金の輸入が禁止されていたため、発行後8年間は日本に輸入できませんでした。日本の郵趣市場に登場するのは1973年(昭48)4月からの金の輸入自由化以降のことです。解禁直後の価格が5,000円位でしたので今の貨幣価値だと2〜3万円相当です。1960年代後半に発行された初期金箔切手はおおむね同様の状況で、今でも万に近い数千円の販売価格が一般的です。
 その後、切手製造技術上の進歩もめざましく、金箔に見える別の金属箔を使うといった「技術開発」もあり、今では純金である旨の証明書を添付して販売されるもの以外は金箔切手のそっくりさんと理解して良いでしょう。そこで、一連の金属箔切手を非破壊検査して確認されたのが日本の化学切手研究会です。理学博士の伊藤良一氏によりますと、シュバイツァー博士追悼記念切手は看板に偽りなく、確かに主成分は金であるとの結果が出ています。詳細は以下の過去記事をご参照ください。

金属製切手の根本を問う化学切手展

(注)博士が亡くなるはるか以前に用意していた可能性も否定できません。

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February 12, 2012

台湾のバレンタイン切手

2012021201 台湾の大学生郵趣家君が新切手(バレンタイン切手)の情報を知らせてくれました。タブを間に挟んだ2種横連刷と小型シートで1セット。連刷の方はエンボス加工(浮き出し)にスポット・バーニッシュ(ツヤありニス)印刷で立体的な効果を出していること。小型シートはハート形切手を1種納めていて、台湾初の香り付きインク印刷。製造はフランスのカルトール社製。2月10日に発行されたばかりです。詳しくは下記URLを参照ください。
 日本切手だけの切手収集は今後、収集家人口の減少と高齢化で否応でも廃れて行きます。外国人コレクターとの交流に進んでいかないと収友自体がいなくなります。たかが英語くらいなんだ!的な気合いで読みましょう。

http://www.post.gov.tw/post/internet/u_english/post_news_dtl.jsp?news_no=18169&search_type=16


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November 30, 2011

才能がないとはこういうことだ

11113001 パインスタンプさんから頂いた不要品ロットの仕分けが終わりました。不要品とは言え、たぶんまぐれ当りでしょうが本当のレア・アイテムも散見されました。そこでお礼の電話をかけ、これこれの逸品もありましたよと謝辞を述べるのは至極当然のことでありましょう。
 ところがこのパインスタンプの店主はおよそ不埒であります。お礼を言ってるっつーのに返す言葉が「けっ!、そんなもん珍しがってるのはダンさんだけだよっ!」とか「それがどうした?、ばかじゃないの?」と好き勝手を言う。こちらもタダでもらってますから客扱いしろとは言い難いけれども、いくらなんでも人の道にはずれている外道なもの言いであります。
 ま、実際のところ、カバー関係についてはおそろしくヒドい。作った人のセンスの悪さは相当なもので、ここまで救いようがないのは逆に珍しい。いっそのこと、醜悪カバーを選り抜いた特集をしたいくらいだと私もうっかり口をすべらせてしまいました。パインのオヤジは、むしろそのブログ特集を早く見せろと言う。しょうがない、言った以上は実行せざるをえません。
 初っぱながこれです。8円カモシカ切手にカモシカを描く秋田八幡平の風景印のコラボレーション、それだけならいいんですが、右下に余計なことをしています。手書きで「観音エンボス」と書き込みがあるのが読めますか?。有名な観音10円エンボスのバラエティーのある切手だという意味ですけど、あの、もしもし、エンボスって裏面であってこんなふうに貼って使っちゃったらわかんないじゃん!。このあたりで単なる無知、知識不足ではない別次元の頭のネジのゆるみ加減が彷彿とされます。

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 あーあ、という声が聞こえてくるようです。まったく余計なことしてますでしょう。後面の昭和52年国土緑化の自作FDCにカシェ代わりに貼られた切手のお邪魔感。植物図案の普通切手を適当に貼っているセンスの悪さ。確かに切手そのものをカシェにしたらどうか?、なんてアイデアは誰でも一度は脳裏によぎるものですが、実際にやるまでもなく打ち消してしまう浅知恵でしょうに。
 手前のミカドアゲハはもっと筋が悪いです。カシェ代わりの20円新フジ、75円オオムラサキの貼り合わせの意味がわかりません。ミカドアゲハと何の関係を見出せと?。

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 余計、蛇足に加えて計画性のなさも際立つ一通です。昭和9年の逓信記念日制定特印と田沢型1銭5厘を貼っているセンスの悪さは言うに及ばず、上から順に記念銘を書いていたら下の方の余白がなくなってしまいVIA AIR MAIL表示にかぶってます。普通は貼る前に封筒の上に仮に置いてみて、スペースを確認してから作業開始するものでしょう。また、そもそも外信用枠付き封筒でなければ表示にかぶるの何のの問題はなかったわけです。
 昭和48年用切手趣味週間は、その特印の2羽のハトのうち左側が逆さまに描かれています(右は拡大図)。どの郵趣文献、カタログもこの点を指摘していませんが、私は一種のトリック図案ではないかと考えています。あえて上下逆さまである必要はないわけですから。それゆえ意識的に変わったFDCの入手に努めていますけれども、もちろん本便はその範疇ではございません。

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 さあ、大関クラスの登場です。突っ込みどころ満載で細かく説明する必要もないでしょう。地図を描いてみたり関連の切手を貼ってみたり、浅知恵や小手先の些末なへ理屈を総動員しても、結局「汚い」の一言で片付けざるをえません。前述のように仮置きしてレイアウトを検討してさえいれば、まだ多少は見映えが良くなっていたと思われます。
 PCが普及した今では手先の器用さを必要とせずとも美しいカバーを作ることができます。しかし、それ以前は不器用で無神経だとこのような悲惨な結果になるのはままありがちでした。しかも、手書き文字すら汚いヘタっぴぃ、技能音痴に限って「作り物の郵趣品より自然な使用例の方が美しい」とか「価値がある」などと言いがちなのでこれまた困ったものです。自分で出来もせんのに美醜をよく言えるなとひやひやしながら内心では小馬鹿にさせていただいています。
 さて、最悪は下です。ここでも昭和10年2月18日付、小笠原島局の風景印の実物を切り貼りしています。そのまま持っておいた方が意味があるとはちっともお考えにならなかったらしい。小笠原の郵便を収集しているイタバシくんの嘆きが聞こえてくるようです。

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 横綱はこれです。意外とすっきりしているじゃないかと不思議に思われる向きもあろうかと思います。確かにご紹介した中では見た目はまあまあマシですから。郵趣家便とは言えども低額過ぎて使い道の少ない1円前島切手も貼ってあるし、損害賠償要償額の割増かな?などと建設的なことを夢想するだけムダというものです。簡易書留ですので償額割増はありません。詳しく書くと、郵便料金は第一種基本料金20円+簡易書留料金60円の計80円です。11円過貼の91円である必要はありません。ちょっと画面から離れて眺めて見てください。まだわかりませんか?
 答えは「切手の貼り並びで郵便マークの『〒』を表現している」です。どうですか、こんな小芝居、ぜんっぜん必要じゃないでしょ?。

 ここまでセンスの悪いフィラテリックカバーの群例は本当に悪い意味で珍しいです。「最悪」なるファイルを作ってコレクションしてしまいたい悪しき動機がふつふつと・・・(笑)。

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