May 09, 2009

パチもん切手の楽しみ

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 代理発行エージェントの手による切手は、その多くがパチもん、バッタもんですが、視点を変えて見ると別の楽しさがあることは既に様々な実例でご紹介してきました。簡単に言うと「切手をよく観察する」ことであって、本来切手収集の基本中の基本姿勢と何ら変わるところはありません。
 1999年、エリザベス皇太后100歳記念切手が英領各国オムニバスの形で多数発行されました。図のレソト切手もそうです。スタンプショウ'09の時、某切手商ブースで各国のオムニバス小型シートが山盛りになっていたその中からセレクトしました。紋章部分が金箔押し+エンボス加工になっている同一フォーマットでしたから、どうせなら面白いのをひとつでいいやと思いまして。
 ぱっと見、何の変化もありません。が、よく見ますと故ダイアナ元妃が目打穴でまっぷたつ!。たまたま俯いている写真ではあってもかなり際どいですね。もしも、正面を向いていたショットだったら目打穴の位置(トリミング位置)がずいぶん変わっていたのではないかと思います。あるいはこの写真自体が没になっていた可能性も考えられますね。こういう実例を見ると、王室関係切手の発行姿勢はやや保守的にシフトしていた方がちょうど良いのかなとも思えます。
 いずれにせよ、パチもん切手は「基本的に脇が甘い」ので、例えばこのように目打穿孔だけをきっちり見ていくだけでもけっこう笑える発見があります。ダイアナ元妃関係ではもっとパワフルなアイテムもありますが、今日のところは自粛しておきます。

(参考関連記事)
スカウト運動100年
スタンプショウ=ヒロシマ'08(3)

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March 30, 2009

極地保護切手(フィンランド)

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 今日、フィンランドから極地保護切手が届きました。さすが本家本元、いやあ、ホントにかっこいいです。第1種用(=0.80ユーロ)の円形切手が上下に2枚納められていて、上のアイスクリスタルはブルー、下のそれはシルバーの箔押しで、それでいてケバケバしい印象がまったく感じられない爽やかさ。素晴らしい作品です。
 また、せっかくなので公式FDCも注文しました。見ての通りこれもまたかっこいい。シート地とカシェが連続した流氷の海原のように見えます。細かい部分を見ると、絵柄は実際には連続してはいないのですが、そんな風に思わせるのが巧いです。この流氷模様は、カバー裏面にも印刷されているあたりも面白い演出です。こういうのを見せつけられてしまうと、しつこいようですが、やっぱり日本の極地保護切手のデザインは"おばか"にしか見えませんよ。この歴然たる差はいかんともしがたいです。
 かつての切手デザイン大国と言われたオランダはエンスケデ社で持ってるようなもので往時の勢いはなく、格式を誇ったオーストリアは若作りし過ぎ、スイスは半歩時代遅れ、フランスは滅茶苦茶と、今世紀に入ってからの変化はめまぐるしい限りです。そしてフィンランド切手のデザインの良さは、他の追随を許さないレベルに達しています。もはや従来の切手収集における美意識やグッド・デザインの基準を変えざるをえないところまできているように感じます。そう、たとえて言うならフィンランドは"劇的"です。

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January 05, 2009

Golden FDC

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 以前にも金箔押し(ホットスタンプ)方式による消印を使ったFDCをご紹介したことがあります(こちらを参照)。ごく稀にご祝儀気分のお賑やかしにやる位ならまあいいかなと思っていたのですが、手堅い郵趣施策を堅持していると思い込んでいたノルウェーが、あろうことか金箔押しを使った定番郵趣商品を開発していました。その第1弾はおそらく図の2007年6月15日発行の「第2次灯台シリーズ」2種、気付いたのは昨2008年暮のことで、あやうく買いもらすところでした。あぶない、あぶない。以下にノルウェー郵政の説明原文を示します。

The Golden FDC is mentioned as the Rolls-Royce of the first day covers. The illustration on the cover is in four colours, and the postmark and the stamp designer's signature are with gold foil print. On the back of the cover, you can read more about the issue (text in Norwegian only). In addition, Enzo Finger, the stamp designer, is presented. The Golden FDC is issued in a numbered, limited edition of 5,000 copies only.

 簡単に言いますと「初日カバー界のロールス・ロイスだ!」と、日本のおやじギャグよりたちの悪いキャッチフレーズをかましてやがります。消印や切手デザイナー(この場合はEnzo Fingerさん)のサインなどを金箔押し。カバー裏面にはノルウェー語で説明文を印刷。製作数は限定5,000部だそうで自分のは5,000番中4,776番の通し番号が打たれていました。
 これを年に数件発行すると謳っていまして、現時点では8件が発行済です。定価は95NK(ノルウェー・クローネ)で約1,300円位になります。ただし、同国郵政への支払い方法が不便で、郵便局の国際送金を使うと手数料だけで一律2,500円もかかるのが難点です。
 とりあえず初っぱならしき本件をGETできたのでこれで良しとします。後はよっぽど変り種的要素がない限りスルーすることにします。

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April 29, 2008

北京オリンピック

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 聖火リレーにまつわるお騒がせニュースがいろいろと報じられていますが、私のところにも北京オリンピック関連アイテムが届きました。上図はマン島が4月21日に発行した北京オリンピック記念切手の一種です。この1枚を見ただけでピンときた貴方はたいへんすばらしい!。

 確かに今年の干支は子年ですが、オリンピックと直接関係はありませんね。呪術の世界観が生きていた古代中国ならまだしも、現代ではあたかも宗教のように干支が生活の隅々にまで敷衍しているかのような意味と有効性を持ち続けているわけではありません。異文化を大切にしようというマン島郵政の気持ちは理解できるものの、オリンピックの記念切手に干支は変です。やはり何かの思い違いです。
 また、印面下部に波形の五輪色をアレンジしているのもどうでしょう。デザイン的に特に優れた効果を発揮しているようにも見えませんし、むしろなぜ普通の五輪マークを使わなかったのかが気になります。
 そしてうっかり見落としそうなのが額面です。よーっく考えてみてくださいね、たったの1ペンスの記念切手なのですよ。日本で言えば最低額面券種の前島密の1円切手と同じと思ってください。交換レートを考慮したとしても秋田犬の2円切手とほぼ同額です。この意味は全4種を納めた小型シートを見れば、おおよその察しがつきます。

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 向かって左から1p、2p、3pそして94pという額面構成です。そうです、額面数字でワン・ツー・スリーを表現したかったに違いありません。94pはヨーロッパ宛航空便40〜60gまでの料金ですが、さほど頻繁に必要とされる券種ではありませんので、ここはやはり額面合計でぴったり1ポンドにしたかっただけのことかと類推されます。
 さらにさらに、公式FDCの消印はなんと金箔押しです。箔押しによる郵便消印は前例がない訳ではありませんが珍しいことには変りはありません。下図に箔押し消印の部分拡大図も添えておきます。金箔切手を集めている方ならなおさら話のタネにお薦めです。

 どうでしょう、相当オモシロ・タノシイ切手だと私は思うのですが。

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April 12, 2008

青山と言えば・・・・・

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呉市の切手商さんのことではありません。いや、その話題をしてもいいんですが、今日はベクトルが違いまして同じ青山でも「テルマ」さんの方です。

 父方のおじいさまがトリニダード・トバコ人ということで、検索で間違ってこのブログに来てしまったあなた、決してハズレでもないのですよ。青山さんは調布市のアメリカンスクールに通っておられたとのことですので、調布にゆかりがある方ならば、長州人の敵・近藤勇以外(笑)は支援しなければなりませんので、ホッピー同様に大プッシュいたしませう。
 切手収集の面では、個人的にはトリニダード・トバコに対する印象はかなり良い方です。カリブ海各国によく見受けられる、切手代理発行エージェントによる不健全な怪しい切手発行といった側面も希薄です。苦難の歴史も切手を通して見聞きしていますし、なによりスチール・ドラム発明の地であることで有名です。
 1969年に発行された16種の普通切手がすべて多色刷りで金箔押し(エリザベス2世女王のシルエット)であることに驚いたのが最初の好印象でしょうか。当時、既に金箔押し切手は旧英領植民地各国で採用されていましたが、普通切手への全面的な導入例はこれが初めてで最後、つまり空前絶後のことです。旧宗主国イギリスの同国における力の入れようには並々ならぬものを感じました。
 上掲の西ドイツ宛書留カバーはイイダバシくんが探し出して取り次いでくれたものです。前述の普通切手のうち$1と40cの貼り合わせで、その姿の良さもあってたいへん気に入っています。もちろん第1軍扱いのコレクションです(NEWTOWN 28.JAN.77)。しかし、昨今の新切手では特筆すべき券種に乏しいのがやや残念です。

がんばれ トリニダード・トバコ!
がんばれ 青山テルマ!

■MAKAI - Garden of Love feat.青山テルマ
 (もちろんiTunesでPVを購入しましたとも!)

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