May 11, 2008

第3のマーク「赤水晶」

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 世の中の様々なトピックが、切手上にどのように反映されているかを常に注意しておくことも重要です・・・って、何かこ難しそうだぞ(笑)。簡単に言いますと雑学です。例えば、カラー柔道着が世界標準として正式に認められた日をきちんとふまえた上で、柔道図案の切手を見ると色々なことがらが見えてくるのです。主要な大会では対戦する両者とも白柔道着ということはなくなったので、認定後の発行券種でそれがあれば(実は既にありますが)図案ミスの疑いがあるとか、逆に認定前にカラー柔道着図案の切手が発行されていたら、その国は推進派だったのではないか?とか、まあそういうことがらです。
 今回は赤十字、赤新月に続く第3のマーク「赤水晶」図案切手のことです。ご存知の通り、いわゆる赤十字マークは中世の十字軍を連想させるものとしてイスラム教の国々を中心に忌み嫌われ、かわりに赤新月マークが用いられています。さらにキリスト教でもイスラム教でもない国はその両方ともを否定せざるを得ず、紆余曲折の末に赤水晶(Red Crystal)が第3のマークとして定められました。正確には2005年12月8日の国際赤十字締約国会議で決定し、2007年1月14日にジュネーブ条約の第3追加議定書が発効して正式に追加されました。
 実際に赤水晶マークを要求していたのはイスラエルでして、さっそく記念切手でも発行するかと思っていたのですが現時点に至るまでその兆しも何もありません。赤水晶マーク図案切手の第1号はどこかと注意深く観察していましたが、図のクロアチア以外に発見できないままちょうど1年が経過し、おそらく本券が世界初であろうと確信するに至りましたのでここに発表する次第です。
 バリバリのローマ・カトリック教国のクロアチアが第1号というのも妙な感じもしますが、さりながらなんと第1号にふさわしい図案ではありませんか。赤十字、赤新月、赤水晶の各マークの国際承認年が付記されているので、この1枚で歴史がわかるという親切さ。発行当時、未使用単片が高くても約150円そこそこでしたので今でも入手は容易でしょう(たぶん)。
 なお、本券は印面に記されている2007年5月8日(発行日)から15日までの8日間にわたる強制貼付切手のようです。実逓カバーで確認したいところですが、残念ながら日本では入手困難でいまだに成しえていません。

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January 25, 2008

世界最小記録更新

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 コメント欄に荒牧さんが情報を寄せていただいた世界最小面積の小型シートの記録更新についてです。図版の「第4回パンアルメニアン競技大会」(2007.10.25発行)でありましょう。

◆下記コメント欄参照ください。
 http://topofswan.tea-nifty.com/hyper_philatelist_annex/2006/08/post_8d98.html

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August 19, 2007

〒10.1もうすぐ民営化

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 先週の土曜日、8月18日にウチにもこの小冊子が届いちゃいました。まったく予想もしていなかったのに、こんな場面で「日本初」に遭遇するとは、しょうがないなー、これも要保存になっちゃったよぅー。本形式のアイテムってかさばるからなるべく避けたいんですが、なんせ初物となればそうもいかない。
 このパンフレット自体の写真が、表紙をはじめ各所に使われているので「永久図案」のデザインになってます。日本では切手もステーショナリー類もいまだに永久図案モノはありません。まさか、パンフレットで初登場とは!。
 でも、このおねえちゃん、かわいいから許そう!(なんだそりゃ)

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参考)これが永久図案の代表例です。切手の切手の切手・・・・と永久に続きます。(切手発行100年記念/ネパール・1981年)
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August 18, 2007

カナダ郵便会社25年

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 今日はどういう風の吹き回しかebayの落札品、郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布品、カナダ郵政オンラインショップ注文品がどわーっとまとめて配達されてきました。その日のうちにデータベース入力&整理・整頓をと励行しているので嬉しい大変です。
 さて、これは郵趣誌には掲載されることはないだろうとは思われるものの、Pスタンプコレクターさんにはおそらくマスト・アイテムになると思います。まずはカナダ郵政オンラインショップの説明文原文をお読みください。

Product Description : COMMEM ENV CANADA POST CORP
Product Details : October 16, 2006 – Issued to celebrate Canada Post’s silver anniversary as a Crown corporation, this commemorative envelope bears a customized stamp image, created by Canada Post’s Picture Postage™ and printed directly onto the envelope, and a unique cancel. The envelope depicts silhouetted letter carriers walking their routes to symbolize Canada Post employees across the country.

 カナダのPスタンプこと商品名「ピクチャー・ポステイジ」のイメージを応用して料額印面と消印をも直接印刷したものです。このスタイルのコメモレイティブ・エンビロープ(記念封筒)の第一弾なので、何はともあれ初物アイテムということでぜひGETされてください。Pスタンプのさらなる進化形のひとつですから。なお、数字の「25」部分はエンボス加工になっています。
 切手ではないために前記のように郵趣誌の世界新切手ニューズには載らないと思いますので、各自カナダ郵政オンラインショップで購入してください。ショップのアカウントを取って商品番号341738をサーチしてください。1通2.50カナダドルです、日本円で約270円になります。

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August 08, 2007

韓国初の三角切手

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 韓国を旅行されたたぬぞうさんから送っていただきました。ありがとうございます!。

 「切手趣味週間スペシャル」と題する記念切手の小型シートです。朝鮮最初の切手、5文と10文の2種を描く韓国初の三角切手です。普通シートがそれぞれ100万枚ずつ、この小型シートは32万枚発行されました。また、UVライトを照射するとそれぞれ「五文」と「拾文」の文字が浮かび上がってオレンジ色に発光します。なるほど、スペシャルであります。
 題材の2種は日本で製造されたことで特に有名です。もちろん初の日本製外国切手です。銘版も「大日本帝国政府大蔵省印刷局製造」と入っていますので、切手展などで目にする機会がありましたらぜひご覧ください。
 さらに、発行後わずか10日あまりの短命で終わったことも物語を際立たせています。 1884年11月18日の郵便開設とともに発行されたのですが、保守派による反革命クーデター「甲申政変」のために郵便制度そのものが廃止されてしまったからです。日本は曲がりなりにも明治維新で近代化に踏み出すことができたのですが、残念ながら朝鮮はそうはいかなかったのです。この時にいかに失望したか、福沢諭吉があーだこーだ書いてまして、そのことがいまだに日韓間の評価のずれを惹起しておりますが、ここでは政治向きのことは書きません。副館長さんあたりにお願いしますです、はい。
 もうひとつ事実だけを記しますと、日本で製造されたため用紙と目打も当時の日本切手(U小判)と同じです。興味のある方はぜひお買い求めください。ときどき2種セットで17,000円〜くらいで販売しているのを見かけますから注意してさえいれば入手できるでしょう(たぶん)。

 最近の韓国切手はけっこう面白くていろいろ入手していますが、消印がねえ、ちょっとどうかなと思えるくらいにザツなのがひっかかっています。図版にも押されているこの機械印もかなり長期間使われていますけれども、この見た目の"がさつ感"がいかんともし難く、未使用でもかなり安いこともあって、ついつい使用済を避けてしまいます。本当は使用済収集の方が面白いことはわかっちゃいるんですけどね。
 "Me too文化"とも言われる韓国、真似だのインスパイアだの言い方はさておいて、ぜひとも諸外国のきれいな消印を研究していただきたいところです。普通の消印がきれいだとごく普通の実逓カバーでさえも、その姿が良く見えるんですね。それが郵趣文化にとって非常に重要なことなのですが、案外、私たち日本人収集家も気付いていないかもしれません。

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July 24, 2007

世界最初のマリリン・モンロー切手

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 今月のスタンプマガジンに掲載されていたので迷わず購入しました。アフリカのマリが1970年に発行した「映画の発明者リュミエール兄弟」1種です。右下カドにマリリン・モンローが描かれているのがわかりますか?。本券がまごうかたなき世界最初のマリリン・モンロー切手(準切手)です。
 翌1971年にはコンゴが純切手を発行していますけれど、いずれにせよ1995年6月1日にアメリカが「ハリウッドの伝説(第1次)」と題してモンロー切手を発行するまでは、土侯国類を含めてもモンロー切手は少ないです。マリもコンゴもともに想像以上に入手は難しいので要注意です。
 なお、左下も映画女優のジーン・ハローです。また、インプリントはなんと切手印刷の名門会社デラルー社です。意外に超マトモな由緒なのですね。
 ちなみに、切手収集家ならモンローとエリザベス2世女王が同い年であることは知っていますね。かたや夭逝したものの永遠に華のあるその姿を切手上にとどめ、かたや英国の象徴としてその一生を各時代の切手上に刻んでゆく。不思議なものです。
 また、不肖のわたくしめは、故ダイアナ元王妃と同い年だからといってそれがどうした(いや、まーそのう・・・・・)

◆戸川純/バージンブルース〜マリリン・モンロー・ノーリターン

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May 20, 2007

スタンプショウ=ヒロシマ'07参観記

 仕事をやりくりして参観してきました。行きは急ぐ必要もないので富海駅AM6:57発の普通列車に乗って約2時間半、うつらうつらしているうちに広島駅到着です。最初に仕事関係の用件を済ませて11時頃に会場の広島県産業会館西展示館に。東京組の井上和幸副理事長、池田健三郎さん、田中啓之くんらは既に会場入りしていました。

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 HYPER Philatelistの自分ゆえ、テーマチク、トピカル関係について記します。まずは地元の八木栄一さんの作品「仏教切手事始め」から。各人がそれぞれ多彩な収集テーマに取り組みそして披露する、いわば一人一派的な収集を積極的に容認する自由な風土が大切だということが如実に現れている作品です。
 仏教なる宗教テーマは特に言えることなのですが、専門的な知識がないといかんともしがたいのです。作品の冒頭に、世界最初の仏教切手は、1905年12月発行のタイ切手「チュラロンコン国王とワット・アルン」と紹介されている時点で即ハマリました。続いて世界最初の仏像切手は1931年発行の仏領インドシナ切手「カンボジアのクメール遺跡バイヨン」であるが、仏像全体を正面からとらえた純仏像切手は、1939年発行の日本切手「1次昭和・鎌倉の大仏1円切手」とありました。そうか、日本切手だったか!。
 私が世界初や当該国初のアイテムにこだわるのは、歴史を積み重ねてきた郵趣、それもわずか150年ほどの近現代の範囲のことなのですから、各テーマの起源ははっきりさせることが当然だと考えているからです。始まりが曖昧な歴史なんておかしいでしょう。どうしてもわからないジャンルもありますが、初物(はつもの)は極力はっきりさせたいものです。それにはキャリアの長さと専門知識の両方が揃わないと大変です。
 繰り返しますが一人一派こそが魅力的だと思います。

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 二人目も地元の方です。落合朋子さんの「藤田嗣治と戦争」です。美術に興味がある方ならディープなテーマであることはおわかりですね。郵趣家も藤田の戦争画を描いた戦前の官製絵葉書を見慣れているので、戦後の藤田の作風の違いが腑に落ちないとうすうす感じておられることと思います。時折見かけるフランス帰化後の奇抜な風体も、今ならまあアリかなとは思いますが、当時はかなり行っちゃってると思われたでしょうね。
 希望としては全リーフをインターネット上に公開してもらいたいと強く感じました。収集品もまだまだ強化できる余地がありますし、何より郵趣家としての筋目の良さ、センスの良さが光っています。公開することでより良い収集品が集まってくるチャンスも広がりますので、ご当人にとってもプラスになることと思います。
 日本では戦争翼賛画家との烙印が押されてしまったために、今後も日本切手上で藤田の作品を見ることはないと思います。むしろ外国切手上でひょっこり登場することでしょう。不勉強で私も知らなかったのですが、1968年にダオメー(現ブルキナファソ)が発行したクリスマス切手4種が藤田の作品です。その代表的な1枚を上に掲げておきます。

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 作品レポートの最後は小林卓夫さんのJAPEX'06銀銅賞受賞作品「アルゴリズミック・アート -数学的デザインの世界-」です。郵趣の連載記事でだまし絵・視覚トリックの新切手を取り上げた時に、編集部宛に丁寧な感想文を寄せてくださった方だと記憶しています。私の記事は反応らしきリアクションが皆無に近いので(本当に読まれているのかな?)、印象強く記憶しています。
 小林さんは副題からもわかるように数学的な立場から作品を展開されています。私は実父が数学教師だった反動で(笑)その方面からのアプローチは苦手なかわりに美術面からの視点でこれらのテーマをとらえています。現代美術にもオプティカル・アートなるジャンルがあり、ネオン管や蛍光灯などの光源を変形加工したり発光色を変化させるなどの手法が使われています。連載記事でご紹介したナムジュン・パイクのビデオ・アートも広義のオプ・アートですし、今ではLEDやプラズマを使った作品も当たり前に見受けられるようになりました。作品ではこれらオプ・アートもアルゴリズミック・アートの一部分として取り上げられており、その体系立てには無理がなく好感が持てました。
 そして、ここでも一人一派的収集の面白さを強く感じました。フラクタルといった数学的画像から、エッシャーのようなだまし絵、切手の切手の切手・・・・・と永遠に続く永久図案切手まで、実は非常に広い対象を、郵趣作品として成立しうるレベルにまで育てていくのは大変ですがすばらしいことです。何より、題材に対する数学的、美術的、哲学的バックボーンが必須と言う点で、従来の郵趣家とは大きく異なる資質が必要だという点も将来性を強く感じました。日本郵趣協会のホームページ「切手パビリオン」のバーチャル切手展で全リーフ紹介するに値する価値があると思います。関係者の方々、ぜひ検討してください。
 どんなテーマでも同じではあるのですが、アルゴリズミック・アートの切手を発見するのは至難の業だと思います。片っ端から総当りで切手を目視確認して探さねばなりませんし、特にだまし絵などはだまし絵であることを見抜かなくてはいけないわけですから超弩級の困難さだと思います。上掲の小型シートはまさに畏れ入りました的アイテムそのものです。4番切手からシート地にかけて描かれている小型シートが当該小型シートでもある永久図案切手です。小型シートの永久図案はこれが唯一だそうですが、これを見つけたあなた、小林さんの眼力に敬意を表します。

 実はある方からスタンプショウ=ヒロシマ'07のレポートを依頼されていたのですが、仕事で別の場所にも行かなくてはならないし、19日の宿が取れなかったので日帰りせねばならず、時間の余裕がないのでとお断りしたのですが、結局誘われて記念パーティーまでフル参加して最終電車で帰宅してしまいました。すんません、四国のKさんへ、この本文からテキトーに引用抜粋とかしてください。

 収穫品にもけっこう恵まれましたし、いろいろネタはあるのですが、それらはまた別項にて。

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January 01, 2007

ヤング島の切手

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 新年明けましておめでとうございます。

 セントビンセント・グレナディーンに属する小島名義の切手が各種発行されています。いわく、ベキア島とかユニオン島などと表記されたもので、切手代理発行エージェントによる好ましからざるパチもん切手です。昨年11月に、ヤング島(Young Island)名義のケネディ切手が発行された模様です。ヤング島の過去例は見当たらず(今のところ)、これが初めてではないかと推定されます。

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October 17, 2006

世界最初のマイケル・ジャクソン切手

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 先月開催されたJPS全国会員大会で購入した郵趣品の整理がまだ終わっていません。もー、仕事から帰ってすぐにビール飲んじゃうもんですから切手整理の時間がなかなかとれなくて。そんな説得力のない言い訳もけっこう真実だったりするものです。
 さて、これも会員大会で巡り逢うことができた自称逸品です。セントビンセントが発行した世界最初のマイケル・ジャクソン切手の公式FDCです。全8種セットのうち最高額面$5.00券種2種を貼ったもので、セット全体では4通でワンセットになります。切手代理発行エージェントによるあからさまな芸能人切手のはしりのひとつで、発行当時はけっこうインパクトがあり、郵趣サービス社のワールド・トピックス頒布会でも取り扱われたほどでした。
 たとえエージェント絡みのパチもん切手であっても、興味深い側面が潜んでいることに気付いている人は多くはないと思います。それは、初っぱなの一発目は意外に出来がいいこと。そして出来が良ければ良いほど後続の同一・類似企画テーマ切手の方向性をほぼ決定づけてしまうことです。そして(これが一番大切な点なのですが)それらが全体として各時代を象徴する郵趣品たりえることです。マイケル・ジャクソン切手は、そりゃもう1980年代のムーブメントそのものですよ。
 エージェント切手は、だいたい単片にバラされセット組みされた状態で日本に輸入されます。単片以外の郵趣品、例えばブロック、フルシートは滅多にお目にかかれません。ただし、そんなことを考えているコレクターは確実に少数派であるがゆえに収集はかなり大変で、このような公式FDCもまた普段から注意しています。
 だもんで、ふらっと覗かせてもらったスルガスタンプさんのテーブルでこれを目にした時、すぐに喰らいついてしまいました。精悍なイメージを醸し出すことに成功していた当時の整形手術の様もよく観察できますので、現在の"白塗り妖怪"状態との比較も容易です!。めちゃめちゃわかりやすいです(笑)。
 いずれにせよ、企画もの切手はなんでも、その一発目だけは過分なくらいに注意しておくことをお薦めします。

【受領御礼】
 宮崎県に異動された斎藤隆さんからはスタンプショウかごしま2006のPスタンプをご恵送いただき、j_deafさんもインフレ・コレクションの画像集を送ってくださいました。ありがとうございます。

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August 15, 2006

4つの小島

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 ここ山口県にもスタンプマガジン9月号が届いたので、おおよそ全国に行き渡っていることでしょう。9月号ではなかなか面白い切手類がラインナップされているので詳しくご紹介したいと思います。同誌のP.51を参照してください。
 ダイアナ元皇太子妃追悼切手の中に<セントビンセント・カノーアン島>と<同・マスティク島>の6面シートがありますね。それぞれ見出しの後に「一番切手」と付記されていますが、これだけではちょっと意味がわかりにくいことでしょう。

 セントビンセント・グレナディーン諸島(以下SVGと略)はカリブ海に浮かぶ複数の島々で構成されています。代理発行エージェント切手の代表格としても有名ですが、さりながら、今回取り上げるダイアナ元皇太子妃追悼切手は肝(キモ)になる最重要アイテムです。
 SVGに属する数ある小島のうち、ベキア島とユニオン島の2島は過去に独自の切手を発行していたことがあります。しかし、カノーアン島とマスティク島は本件が初の独自切手発行で、それゆえに一番切手と付記されていたわけです。大きな括りで言いますと、4島の共同発行切手(ジョイント・イシュー)で、上図がその4島全図案です。シート構成もスタンプマガジン誌の図版にあるように4島共通仕様の縦2×横3の6面シートです。また、発行当時は正確な発行日がわかりませんでした。しかし、個人的にウォッチしていましたら、郵趣市場に公式FDCが出回るようになったことで、発行日は1997年12月10日であると特定することができました。
 鹿児島県の某谷○口くんなど、一番切手コレクターの方々はぜひ買っておかれると良いと思います。日本国内で一番切手のフルシートが2島とも揃って各640円はまずないと思います。値段以前に品物が揃わないですよ。安い切手だからといってイコール入手しやすい切手とは限らない、その典型です。
 参考までにSVGの地図を下に掲げておきます。なお、フランス海外県のレユニオンとSVGのユニオン島は別物なのでご注意ください。

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【出典:http://www.geocities.jp/svg_jocv/map.htm

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April 07, 2005

First Issues Collectors Club

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 The First Issues Collectors Club promotes the collection of the first postage stamps issued by any nation, province, city or other entity that has, at any time, issued postage stamps, and facilitates the exchange of information about these issues among stamp collectors.

というのがFirst Issues Collectors Club(以下、FICCと略)の趣意です。昨年暮ごろだったと思うのですがアメリカ郵趣協会(APS)の会報にFICCの紹介記事が数行記載されていたのが入会のきっかけでした。ホームページのURLが記載されていたのでさっそくアクセスしてみました。年4回会報が発行されて年会費がわずか$9。入会フォームのページは登録手続きだけでなくPaypalで送金までできるように作られていたので即オンラインで入会してしまいました。自分でこつこつ構築している郵趣データベースに「世界最初の何々」という初物アイテム関係の項目もあり、その情報ソースのひとつとして入会したのです。が、しばらくすると思いがけない便りが届きました。
 北海道の山崎英氣さんという方で、頂戴したお手紙には「FICCに入会している日本人は自分ひとりだけだったのが、やっと2人目の入会(私、椙山のことです)を確認し、嬉しくなって連絡しました」とありました。びっくりしましたねえ、私の方こそ初物アイテムに興味を持つ日本人コレクターが他にもいらっしゃったのか!でした。なんでもJPSの札幌第一支部と三鷹支部にも所属されていらっしゃるということで、共通の知人がいることも判明しました。
 その山崎さんが本日届いた会報「First Issues」最新号にご寄稿されています。映画「シャレード」に出てくる珍品切手について解説されています。スウェーデンの「黄色の3シリングバンコ」、「ハワイ宣教師切手」、「モルダビアの牛」と、一見して有名どころの珍品切手がずらり(実際の映画に登場しているのは額面を変えるなど架空の切手に加工されています)。さっそく当該記事の一部を上にご紹介しておきます。
 初物系アイテムは、ひょっとすると日本人郵趣家が得意とするジャンルのひとつではないでしょうか?。というか、一般的に初物そのものが好きみたいだし、その付加価値もすっと理解・評価できる文化を持っていると感じます。会費もお手ごろですから、ぜひより多くの日本人郵趣家の加入があるといいですね。FICCのホームページはhttp://www.firstissues.org/です。また、入会手続き&年会費送金フォームのページはhttp://www.firstissues.org/ficc/main/application.shtmlです。

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January 10, 2005

各国最初のシール切手(6)ニューカレドニア

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 ニューカレドニアは比較的に広範な自治権を与えられているので独自の切手を発行していますが、国際法的にはフランスの海外領土です。
 私の方でウラ取りを調べましたところ、この90f航空切手がおそらく最初のセルフ糊切手だと思われます。台紙から切手を剥がしてしまうとシール切手とは気付きにくい切手です。また、剥離台紙裏面にはエールフランスのロゴマーク印刷がなされています。

(ニューカレドニア1994年発行)

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January 04, 2005

各国最初のシール切手(5)ペルー、ブラジル

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 荒牧さんご提供の世界各国最初のシール切手紹介の第5回目です。今回は南米2国をまとめてアップロードします。左の2種はペルー1990年11月22日発行の「Pacific Steam Navigation Company(PSNC)150年」です。画像ではちょっとわかりにくいのですが直線スリット型抜き目打を使用しています。この切手が発行される数カ月前の7月28日に日系人のフジモリ大統領政権が誕生したばかりで、額面数字の桁数からも凄まじい貨幣価値の下落が伺えますね。残念ながら実逓便ひとつ目にしたことがありません。
 右端はブラジル1993年5月26日発行の「国内限定ファーストクラス専用切手」です。いわゆる無額面切手の一種で、なおかつ外国郵便には使えない券種ですのでこれも実逓カバーが欲しいところです。
 ペルーもブラジルも日本人移民が多く、ここ山口県からも多くの人々が渡っているにもかかわらず実逓便の入手はなかなか思うようにいきません。単に私の収集の筋目がよろしくないのでしょうが、どなたかお世話いただけるとありがたいです。


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December 04, 2004

各国最初のシール切手(4)フランス

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 荒牧さんご提供の各国最初のシール切手紹介も第4回目になりました。いよいよフランスです。切手帳の形態で10面構成で直線スリット型抜き目打です。さすが郵趣大国フランスで、しょっぱなからばんばん使われているので使用例もたくさんありますし、これの額面変更ヴァージョンや無額面バージョン、海外領土ヴァージョンなど種類も豊富です。海外領土のレ・ユニオンヴァージョン切手を本国で使ってしまったために不足料を取られた、実にスィートな(笑)はがきも持っていたはずなんですが、はて、どこに仕舞ったか出てきません(泣)。

(上図:ペーン全図、下図:切手帳表紙 1990年1月29日発行)

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November 27, 2004

各国最初のシール切手(3)アイルランド

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 良く見る図案ながら予備知識まったくのゼロ(笑)。毎度”困った時のミッヘルカタログ”でさっそく調べてみました。発行日は1991年10月31日で燐光紙だったのが翌1992年には普通紙でも発行されています。自分のコレクションにも実逓カバーがなく、気の効いたコメントは何もできません。どなたか詳しい方のご教示をお願いいたします。

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November 23, 2004

十二支ひとまわり

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 来る12月1日、純粋な装飾目的のエンボス加工では日本初と言っていいグリーティング切手「干支文字」が発行されます。日本以外の漢字圏の国々でもウケるのではないかと期待しているところです。で、そんなこんなでついでに調べていましたら、アメリカ初の年賀切手が発行されてからちょうど十二支ひとまわりになることに気付きました。せっかくなので記録掲載しておきましょう。
 1992年12月20日、アメリカ郵政公社が初めて年賀切手を発行しました。当初、この切手発行は年間予定には入っていなかったのですが、アジア系住民の要望によって実現しました・・・と、当時の資料に記載されています(具体的にアジア系のいかなる団体?等による要望なのかまでは触れられていません)。図案はハワイのホノルルに住む華僑のクラレンス・リーさんによる切り絵のニワトリ。印面左に漢字で「鶏年」、右に英語で「HAPPY NEW YEAR!」の文字が入っています。これはアメリカ初の年賀切手であると同時に中国人のデザインによる初のアメリカ切手でもあります。この1枚の年賀切手発行実現の陰には、多くのアジア人の長いアメリカでの貢献の成果が現れています・・・なるほど、なるほど、いいことずくめですねえ(笑)。
 これがきっかけになって、中国文化圏以外の国々でも年賀切手が発行されるようになったのですから感慨深いものです。今では何の冗談か、オーストラリア領のクリスマス島でもド派手な年賀切手が当たり前のように発行されています。くしくも2005年は、キリスト教国とは真反対に、正式なものでは日本初のクリスマス切手の発行が計画されています。十二支ひとまわりの間に世界の郵趣シーンもずいぶん変わったことを改めて思い知らされますね。

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November 22, 2004

各国最初のシール切手(2)イタリア

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 切手をご提供頂いた荒牧さんによれば「ぱっと見ではシール切手とはわからない」とか。そこで裏糊式切手の方も比較のために添付してくださいました。感謝!。なるほど、これはわかりませんねえ。左がシール式、右が裏糊式です。
 デザインが斬新だったので切手そのものは私も見覚えがあります。テーマは「切手の日」です。そして、(現)成田国際空港第2ターミナルビル建設工事の仕事をしていた時分に、空港でお見かけしたイタリア女性はこんなにクールな面だちばかりではなかったぞよ、とちょびっと思ったりもしたのでした(笑)。
 さて、ミッヘルカタログを開いていろいろ確認しました。イタリア最初のシール切手は裏糊式切手と同時発行されたようですが、シール切手の方が縦寸法が1mmほど長く、紙質の影響か裏糊式切手に比べて印刷の鮮明さがやや落ちるので肉眼での区別は可能。また、一般的に見られる目打13. 1/4のほかに、サブナンバーとして目打14が存在し、同カタログでは約14.4倍の邦貨2,412円の評価になっています。

 デザイン自体もかっこいいし、ぜひ突っ込んでいろいろ集めてみたいものです。

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November 14, 2004

各国最初のシール切手(1)ポーランド

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 頸部痛の鎮痛剤が少しずつ効き始め、自宅でも短時間ならパソコンの前に座ることができるようになりましたので、体調を見ながらアップロード作業を再開します。

 荒牧さんご提供の各国最初のシール切手をご紹介するその第1回目はポーランドです。1990年8月13日に発行された2000ズロチ、5000ズロチ切手2種です。
 この頃のポーランド切手については私もちょいとご縁がありまして、まとまった量のカバー類を見ています。革命直後のインフレが凄まじく、あっという間に額面金額がはね上がっていった時期です。この2種も券種としては普通切手に分類され、オフセット印刷の直線スリット型抜き目打で、いわばインフレ時期の暫定緊急発行と言えましょう。インフレ時期にはつきもので、郵便料金体系がさっぱりわからないのですが、日本あて1枚貼りカバーは2種とも、混貼カバーは何通か所持しています。

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November 03, 2004

世界最初のLOVE切手

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 これは1973年に発行されたアメリカ初にして世界初のLOVE切手です。最初にこの切手を見た時は、記念銘もなければ発行年もないし一体何の切手なんだろう?と困惑したものでした。今で言うところの「グリーティング切手」のパイオニアなのですが、それまでは季節を問わず家族や親しい友人どうしでやりとりする郵便に貼って使うための切手という概念自体がありませんでした。最近になって切手を集め始めた人には意外に思われるでしょうが、かつてグリーティング切手(ラブ切手・ヴァレンタインデー切手など)的な存在は、クリスマス切手や年賀切手しかなかったのです。時代を先取りし過ぎたのか、その後はしばらく発行されませんでした。
 世の中も成熟したのでしょう、アメリカで2番目のLOVE切手2種が1982年に発行されてからようやく発行意義が理解されるようになり、それ以後、急速な勢いで全世界的にグリーティング切手が広まっていきました。
 ちなみに日本初のグリーティング切手は、それとはっきり明示してあるものは1995年(平成7年)に発行されました。一見、世界のすう勢から立ち後れているように錯覚しますが、1979年(昭和54年)からグリーティング切手の一種であるふみの日切手の発行が始まっていますので、日本郵政も世界的には決して見劣りするものではありません。むしろ「ふみの日切手」なる概念が諸外国の郵政当局に与えた影響の方が大きかったと記憶しています。

 キューティクルとか歯周病なんてのも、シャンプーメーカーや歯磨き粉メーカーが盛んにCMを打つなどして消費者に啓蒙し認識させたわけで、それがなければ誰も気にしていなかったのですね。グリーティング切手も同じで、それまで一般には明確に意識されていなかった用途を、切手発行側から提示し認知させていったのです。これこそ郵便文化、郵趣文化、切手文化の担い手である「郵政当局」にふさわしい活動だと思います。

 さらに、このLOVE切手はオリジナル・デザインではありません。モダン・アート作家のロバート・インディアナ氏による作品からの引用です。このことも郵趣家はほとんど知りません。デザインが斬新で、俗に言う「わかりにくい図案」だったことが「グリーティング切手」なる概念を認識させることの障害になった面は確かにあると思います。
 さらにまた、この作品を使った巨大なオブジェが都内某所に屋外展示されていますので(写真)、ぜひ探してみてください。決して美術館のような場所ではありません。そう、通勤時に歩いて通っている道端にひょっこり置かれています。モダン・アート作品とはそういうものです。
 さらにさらに!、本ブログの本館にあたるHYPER Philatelistホームページトップの広告欄も参照してください。広告主のアズ・ポスターさんで、この作品のポスターを購入することもできます。(広告欄は4社のランダム表示になっていますので、何度か更新ボタンを押せばアズ・ポスターさんのバナーが出てきます)

(アメリカ1973年発行/購入参考価格:30円)

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November 01, 2004

世界最小サイズの小型シート選手権大会

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 月が開けたので、またまた閲覧者参加企画をひとつ。「こんな小型シートは嫌だ!」ではなく(笑)、世界最小サイズの小型シートをリサーチしましょう。まずはノミネート券種を私のコレクションの中から提示します。
 左がコロンビア1960.5.28発行・縦56mm×横46mm=25.76平方センチメートルで暫定1位。右も同じくコロンビア1960.10.24発行・縦49mm×横55mm=26.95平方センチメートルの暫定2位です。ミニマム競争ですからおのずと小数点以下の戦いになりそうです。それこそ「選手権大会」っぽくっていいですねー。これを下回る券種をお持ちの方がいらっしゃいましたらコメントをつける形でご参加ください。
 これだけ小さいと小型シートの定義も申し合わせておかなければいけないと思います。が、めんどくさいので(こらこら)カタログで小型シートの分類になっているものはOKにします。どれとは明記しませんが、小型シートの扱いに冷淡なカタログもあるので、さしあたってミッヘルカタログで認められているもの(Blockの記載があるもの)にします。ミッヘルカタログをお持ちでない時は私が調べますんで、その旨お知らせください。

 日本ではごく普通に「小型シート」と呼んでいますが、英語圏ではSouvenir sheet(s)とかMiniature sheet(s)と記します。これを略してS/SとかM/Sという略記もまたよく使われています。小型シートなる郵趣用語を逆翻訳してSmall Sheet(s)の略だと誤解しているあなた!、そうあなたです。それ、思いっきりマチガヒですよ。そう思い込んでいる人がいるはず。いやいや、いるってホントに(笑)。

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October 30, 2004

「初」と言われると弱いなー(笑)

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 私だけでしょうか?。「世界最初の」とか「日本初の」なる冠がつくアイテムは、つい欲しくなってしまいます。これはカナダ初のセルフ糊切手で、日本にはない縦方向二つ折り・吊し売り仕様の切手帳の形で販売されました。図は切手帳の表紙です。表紙中央に描かれている38セント切手が12枚入って、ちょっぴり割増の5ドルで販売されました。単なる通常切手なので珍しくもなんともありませんが、そこはそれ「初物」となると違ったオーラを感じませんか?。それこそが、まーゆってみれば「郵趣は解釈である」とでも言いましょうか。各国ごとのセルフ糊1番切手とその使用例も集めていますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
 来年はいよいよ日本でもクリスマス切手が発行されますね。これも「日本初」です。非中国文化圏の国々でのアジア系住民の増加と社会的地位の向上に伴って年賀切手(干支切手)が発行されるようになった歴史と逆の現象です。そのあたりを系統立てて収集すると民族史のコレクションの一角ができ上がるかも知れません。そう、これもまた解釈によるのです。

(カナダ1988年発行/購入参考価格:450円)

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October 29, 2004

シート買いのススメ

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 いきなり怒られそうなタイトルです。真っ当な収集家なら「切手収集は単片が基本で、専門的な研究者でもない限りシート買いをするのはお金の無駄です!」とよく言われたものです。しかし、最近はフルシート全体で「表現」をするデザイン手法に傾斜しているので、その郵趣的道義的良し悪しは別にして、やはりシートの方が迫力があります。
 上掲は1992カナダ最初のホログラム切手です。こうしてフルシートで見ると、2種ペアでワンセットながら、そのつながり方に2通りあることがわかります。大型郵便物に丸ごと貼って使われたものを水剥がししたものです。意図的に消印状態の良い使用済を作ろうとしたものではないため、消印が不鮮明で年号の1993しかわかりませんが、腰が抜けるほど安い値段で売られていたものですから(笑)。それに、初期のホログラム切手は、水剥がしのために水につけるとホログラム効果が著しく減じてしまう弱点を持っています。このシートはホログラム効果がほとんど劣化しておらず、高度な水剥がしのテクニックにも敬意を込めて購入したのでした。

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October 18, 2004

小さい切手

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 昨日は、スタンプショウはかた'04の出品作品「2004年・話題の世界新切手」をバラしました。切手を元あった場所に戻し、リーフは捨てずにまとめておく。これならまたいつでも作品を再構成できるので。その過程でふと思いついて新しいファイルを作りました。テーマは「最大・最小」です。

 世界最大の切手は、今年になってモンゴルが更新しました。一方、世界最小の切手の記録は実に148年間も破られていません。上掲左がそのレコード保持切手で、現在のドイツ北部にあったメクレンブルク・シュバリーン公国が発行しました。もともと4枚一組で使うことを想定して発行されたものです。また、単片に切り離して使うこともできたそうです。印面寸法はきっかり1センチ×1センチです。この切手の実逓カバーを持っている方もいらっしゃいまして実にうらやましい限りです。せめてその画像だけでも拝ませていただきましょう。「ひろしま切手博物館」の大橋館長さんがお持ちです。こちらにあります。
 小さい方から数えて、たぶん世界第3位あたりにつけているのが上掲右の切手です。コロンビアが発行したUPU75年記念切手7種セットのうちの最低額面5センタボ切手です。印面寸法は縦1センチ×横1.45センチ、目打の山から山の間で計測すると縦1.3センチ×横1.85センチです。図はFDCの部分を抜粋しました。FDC全体図を出してもいいんですが切手が小さ過ぎてナンダカワカンナイからです(笑)。

 世界最小の切手「メクレンブルク・シュバリーン公国」は、ちょいと気の効いたディーラーさんならストックしていることと思います。話のタネに一組持っていてもいいでしょう。そうそう、図案は牛です。牛年生まれの方はぜひ!。もちろん私自身も牛年生まれです(^o^)/

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October 15, 2004

今からでも集められる1番切手

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 もうタイトルそのまんまのお話です。誰しも自国の1番切手を集めたいと一度は思うはずです。そして、できることなら世界各国の1番切手もと。それは切手収集の魅力にとりつかれた者ならごく普通に抱く欲望です。決してビョーキではありませんから安心してください(笑)。
 19世紀に近代郵便制度を導入した国では手の届かない切手も数多くありますが、第2次世界大戦後に独立を果たした国々の方が多いのですから、冷静に考えればそんなに高い壁ではないのです。スタンプショウはかた'04で入手した上掲の切手とFDCもそのひとつです。
 ギルバート・エリス諸島として一緒くたにされていた英国植民地がありました。民族的にはギルバート諸島はミクロネシア、エリス諸島はポリネシアに属し、習俗も言語も異なっていました。そこで1976年1月1日をもって両者は分離独立することになり、エリス諸島がツバルとなりました。上掲左の切手は、旧ギルバート・エリス諸島切手に加刷したツバルの独立1番切手で、全15種あるうちの最高額面券種の$2.00切手です。右は、加刷切手と同日に発行された正刷の独立1番切手全3種のFDCです。正刷の方は切手にもFDCのカシェにも「SEPARATION January 1st 1976」の文字が入っています。ギルバート諸島もまた後に「キリバス」となります。
 合意の上での分離独立は、近年ではチェコとスロバキアを思わせるものがあります。ところがチェコスロバキアと大きく異なっているのは、ツバルもキリバスもさしたる産業もない南海の小さな島国だという点です。独立は果たしたものの、結局国外に出稼ぎに行かなくてはならない、地球温暖化の影響で海面水位が上がり国土そのものも存亡の縁に立たされているのが実情です。
 そうです、ツバルもまた切手の輸出が数少ない外貨獲得の手段になっているのです。一時、国名コードがたまたまtvであることからアメリカの大手テレビ会社が大金を積んでtvのURLを買うとかかんとか話題になりましたが、その後はどうなったのでしょうね?。さしあたって私たち切手収集家がツバルの切手を買ってあげることは決して無駄にはならないと思いますよ。
 ツバルの他にも新しい独立国はたくさんあります。バングラデシュ、中国香港、中国マカオ、東チモール、ボスニア・ヘルツェゴビナなどなど、いずれもコストパフォーマンスの良い「1番切手収集」が可能です。どうですか、チャレンジしてみませんか?。

(ツバル1976年1月1日発行)

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October 14, 2004

アメリカ最初のシール式切手は大失敗

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 Post Office Freshなる言葉を見聞きしたことはありませんか?。郵便局で売り出された時のままのきれいな状態です、という意味ですが、お察しの通りかなりあやしい表現です。タイムマシンでもあれば話は別ですが、発売当初の時代に戻って見比べることなんてできっこないんで、郵趣用語として定着して欲しくない言葉のひとつです。
 言葉からしてあやしいうえに、この切手は切手自体に問題を抱えているので、なんとも困った存在です。アメリカ初のシール切手「クリスマス・1974」は失敗作だからです。年が経るとともに裏糊が変質し、油ジミがじわじわ切手表面に浮き出してくるのです。上掲図はまさにその典型的な姿と言っていいでしょう。もともとは真っ白だった紙がこんな茶色の斑(まだら)状態になります。どんなに保存に気配りをしたところで、程度の差こそあれ、この現象は避けられないのではないかと思います。
 一方、パチもん切手のトップランナーとさえ揶揄されたシエラレオネが発行した世界最初のシール式切手「ニューヨーク・ワールドフェア1964-5」では、こんな不様な現象はほとんど見受けられません。アメリカはこの大失敗のためか、同国で2番目のシール式切手が世に出たのは実に15年後の1989年まで待たねばなりません。その間に裏糊の品質改良の研究が繰り返されたと聞いています。
 切手自体に問題があって決してPost Office Freshではありえない券種は他にもあるように思います。ソ連が発行したアルミニウム箔切手も擦過傷やサビに弱いし、ブータンのレリーフ切手(プラスチック成形切手)も裏糊の変質が激しいです。日本の田沢型切手の大正白紙も日本で保存されたものはカチカチで、あたかも薄いガラスのように割れかねない紙質ですが、逆輸入ものは必ずしもそうではありませんでしたし。各分野の専門家の方々に研究していただきたいテーマのひとつです。

(アメリカ1974年発行/購入参考価格:150円)

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October 06, 2004

小さいサイズ世界第2位の切手帳か?

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 出雲欽也さんから現物をレンタル送付していただきました。10/3付でご紹介した切手帳には及ばないものの堂々の第2位の小ささではないかと思います。出雲さんご自身の解説によりますと「表紙サイズ縦26mm×横79mm、面積20.54平方cmで大き目のチュウインガムといった印象です。中身はと言うと、セルフ糊式切手(日本の通常切手とほぼ同じ大きさ)の5枚ペーンが3-4枚目の間で折った状態で収められています(2ペーン入り)。」

※図版は上から切手帳表紙、同裏表紙、ペーン全図
(仏領ポリネシア1996年発行/scott#678Ab)

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October 05, 2004

トーベ・ヤンソン画のムーミン切手

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 昨日のチャールズ皇太子に続き、絵には描いた人の人となりが反映される例として、原作者のトーベ・ヤンソン氏が描いたムーミン切手をご紹介します。余りにも有名なムーミンのことですからご覧になっただけですべて伝わっていることと思います。
 上段2枚が「ムーミン谷の冬」下段左が「ムーミン谷の夏祭り」、下段右が「ムーミン谷の仲間たち」です。切手の上下に目打がないのは切手帳の形で発行されたからです。トーベ・ヤンソン氏は2001年6月27日に86歳で亡くなっていますので、この切手が発行された当時はまだご存命でありました。で、これがムーミン切手の第1号でもあります。
 私もTVアニメのムーミンをリアルタイムで見て育った世代です。男の子ですからもちろん、スナフキンの生き方に憧れたものです。憧れたどころか、濃厚に影響を受けていますねえ。ムーミン谷が雪に覆われる頃、みんなは春まで冬眠するのにスナフキン彼一人だけはギターをかついで