トピックス

March 06, 2021

収集品は自らの意志で行きたいところに行く

・・・と常々非科学的なことを言っている自分ですが、今日まさに収集品の方が私を選んでやって来てくれたとしか思えない経験をしました。
 1969年(昭44)に東京で開催された万国郵便連合(UPU)大会議の際に配布されたらしきトンガ王国とビルマ(現ミャンマー)の贈呈帳です。この時は日本も4種セットの記念切手を発行しています。

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 「よくわからないのが出てきたんだけど」と私の目の前に出されました。もちろんその場で意味がわかりましたので二つ返事でいただいてきました。

 しかし、なんでまた贈呈帳が山口県の片田舎に眠っていたのでしょうか。会議に出席した郵政省の関係者に山口県出身者がいて、たまたま入手できたのでしょうか?。もちろん、収集家向けに一定数を販売した可能性もあるにせよ、新切手の発行日に郵便局に並んでいたような凡庸なレベルのコレクターでは手に入れられなかったでしょう。そもそも、日本切手ではないので日本の郵便局では売っていなかったはずです。

 常識的に考えておそらく製造数は1,000部もないと思います。また、参加国が贈呈帳を作っていたなら、ホスト国の日本の郵政省も作っていても不思議ではありません。どなたかお持ちではありませんか?

2021030502 ビルマの贈呈帳表紙です。上質な紙製でリボンを結んであります。

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 こんな感じで当時の美麗切手をチョイスして貼り込んであります。ヒンジではなく裏糊の一部分を湿らせて台紙ページに直接貼ってあります。

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 1968年の「独立記念日」記念切手も貼り込まれていました。左上の男性は誰だかおわかりですか?。今まさにクーデターの渦中にあるアウンサン・スー・チー女史のお父様、惜しくも暗殺されてしまったビルマ独立の志士アウンサン将軍です。

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 トンガ王国の贈呈帳です。ビルマと違ってお金かけてますねぇ。図版では省略しましたがしっかりした箱に納められています。

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 ビルマと同じく、切手は台紙ページに直接糊付けされています。

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 セルフ糊式切手(シール式切手)もトンガ王国名物ですね。この当時、セルフ糊式切手は程度の低いキワ物、パチもん扱いでした。ところが今では主要先進国ではセルフ糊式切手の方がメジャーです。かくも価値観が逆転する時代が来るとは、当時は誰も予想だにしていませんでした。

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 トンガ王国ならではの円盤切手は大きめのヒンジで留められていました。一部のヒンジはダメになっていましたので帰宅してから補修しました。

 

 

 

 

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February 26, 2021

三戸町の猫スタンプ

 千葉明夫さんから毎年ご恵送いただいているねこの日小型印付きはがきです。今年2021年もこうして届きました。ありがとうございます。(宛名ラベルは剥がしました)

 自作の郵趣データベースによると2018年から送っていただいていまして、その時から無料で押印できる三戸町の猫スタンプ(赤矢印)が気になっていました。昨年12月にはクリスマスバージョンがあるなど、たいへん興味深い取り組みです。小型印は日本郵便さんのプレスリリースで今でも調べられますけれど、無料で押せる三戸町の猫スタンプはわかりません。ぜひ地元の皆さんの手で使用時期、図案説明、製作者などしっかりしたデータベースを作ってください。たいへんに期待しています。

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January 22, 2021

新型コロナウイルス感染症 WHO報告1年記録カバー

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 武漢中共肺炎こと新型コロナウイルスが世界保健機関(WHO)へ最初に報告されたのが2020年12月31日。この情報隠蔽とも言える中国政府の遅すぎた対応が今日の災禍の直接原因です。そのことをはっきり示した記録カバーを宅見潔さんからご恵送いただきました。この視点で郵趣品を作った方はいらっしゃらないのでは?。宅見さんの卓見に敬服いたします。
 なお、日本にある国連機関でWHOの国連広報センターが神戸市にあることから神戸中央郵便局の風景印をチョイスされたとのことです。

 また、同封されていたお便りも資料性の高いものでした。宅見さんのお許しをいただきましたので全4ページを掲載させていただけることになりました。宅見さん、かえすがえすもありがとうございました。

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2021(令3)年用 年賀小型シート

 山内和彦さん、堀本稔さんのご両名から初日実逓カバーをご恵送いただきました。お礼が少々遅くなりまして申し訳ありません。

 Facebookに書きましたように、同日早朝に鹿児島の叔父が老衰で亡くなりました。年賀小型シートでは初のセルフ糊式にして円形切手というトピックとともに、たいへん印象深い切手になりました。ありがとうございました。

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January 19, 2021

まさかの事故郵便

押印失敗例などの欠陥郵趣品も「NG集」として喜んで収集している痴れ者がいる。そう私のことだ!。

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 昨日仕事に出ようとしたら、庭先にこれが落ちていました。運悪く (運良く?) 雨に濡れカバー裏面は泥だらけ。郵便受けのすぐ脇だったので、おそらく配達員さんが郵便物の束を掴んでバイクを降りた時にこれがこぼれ落ちたものでしょう。運悪く (運良く?) 踏んづけた靴跡が残っている(1)ほか、地べたの雨水が染みて乾かした後でも痕跡が残ってしまっています(2)。

 全世界からいろんな郵便が届く私です。形状もまちまちのうえ量も多いです。こうした事故の遠因は私にあります。決して怒っていませんのでご心配なく。むしろ、言われてみればありえる事故郵便だけれど、滅多に起きるものでもないのでなかなかお目にかかれるものでもありません。NG集用コレクションとして貴重な一枚が手に入ったとたいへん喜んでいます。決して皮肉で言っているのではありませんよ。

 

 

 

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January 16, 2021

「Letter From 代官山」年賀状サービスの結果

 昨年12月28日までにTSUTAYA内のポストに投函すれば、2021年元旦の日付で小型印を押して引受消印してくださるという素晴らしい企画でした。私宛にも5枚が届きましたけれど、本当に残念なことに3枚が印影にムラがあったり薄かったりの失敗でした。なんとか及第の2点の画像をご覧いただきます。

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 わずか5枚ですが押印のクセから複数人で押印処理されたことが容易に見て取れます。熟練した方もいらっしゃたようですが、一方で見習いレベルの初心者もいたようですね。
 失敗例は一見して肉じゅうのトビ色インクが少ない。印影の写り具合をみて適宜インクを補充すべきなのに、なぜそんな簡単なことがわからないのでしょうか?。

▼専用の年賀状用カードの表裏
 インクの乗りが良い紙質なのに3枚のうち2枚までが失敗。武士の情けであえて失敗例は出しませんが。2021011602

 例えば、指先の感触だけでミクロン単位の加工ができる旋盤工さんは日本中にいらっしゃいます。そういう方々の仕事こそが「難度の高い仕事」と形容します。ハンコにインクをつけて転写する程度の軽作業が難しいとは、いったいどれだけ不器用なのでしょうか。
 私自身も長年手を使う仕事をやってきたのでわかります。常に考えながら手を動かす、小さな変化を見逃さず作業環境を整え、動作そのものにもフィードバックする、そういった基本的なことができていないと察せられます。
 また、押印も身体動作なのでスポーツと同じです。こうしたらきれいな押印ができるという確かなイマジネーションを持つことが大事です。押印技能一級資格を持っている私は常に百発百中です。また、そのくらいの強気の気持ちがなかったら確実に失敗します。

 せっかくの好企画なのに、郵便愛好家ではない一般の方も相当落胆していると思います。そのくらいド下手。指導者の方はもう一歩踏み込んだ教育をお願いします。

 

 

 

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December 15, 2020

杉乃井ホテル

 これも誰もやってなさそうなので密かに取り組んでいるテーマです。ホテルの銘入り封筒もしくは観光絵はがきにご当地局の消印が押された実逓郵便物です。これまで入手できたのは、戦前では大連のヤマトホテル(昭8)、戦後は帝国ホテル(東京)、ホテルオークラ(東京)、都市センターホテル(東京)、ミヤコホテル(京都)、富士屋ホテル(箱根宮ノ下)、ホテル阪急(大阪)など。いざ探してみるとけっこうな数があって面白いです。それも有名な大ホテルばかりではなく、地方のホテル例を特に注意しています。このたび西日本では有名な長期滞在型リゾートホテルの杉乃井ホテル(大分県別府市)の例を入手しましたのでご覧いただきます。

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 wikipediaをご一読いただければ同ホテルの歴史も容易にわかります。ニクソン・ドルショックで世界経済が大揺れした1971年(昭46)に本館を建設して別府一の巨大ホテルになりました。このポストカードはその翌1972年8月、右肩上がりの急成長真っ只中の使用例です。その通信文には「杉乃井リゾートホテル」「別府」の文言が見えますので収集対象としてはベストです。翌日には帰るとあるので米軍関係者かもしれませんね。
 なお、余談ですが当時からアメリカさんは”リゾートホテル”って言ってたんですね。日本人でこの言葉を使っていたかなあ???

 伝統郵趣的には45円ミズバショウ切手単貼のありふれた外信はがきに過ぎません。地方の中小ホテルほど欲しています。内外信を問いませんので、雑エンタとして処分される向きがありましたらぜひお世話ください。

◆参照:杉乃井ホテル

 

 

 

 

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November 24, 2020

「サンタさんからの手紙」中国地方展

 個人で購読している業界紙の通信文化新報に表題の展覧会の記事がありました。9月23日の鳥取中央郵便局を皮切りに、松江、岡山、広島の各中央郵便局を巡回した最後が山口中央郵便局。会期は11月19日から27日までです。写真撮影してきましたのでご覧いただきます。

▼全景(正面から)
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▼全景(右手から)
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▼挨拶パネル
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▼昨2019年の実例紹介
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▼返信はがきで寄せられた作品紹介
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▼フィンランド・サンタクロース中央郵便局①
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▼フィンランド・サンタクロース中央郵便局②
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 取材にあたっては一般財団法人 日本・フィンランドサンタクロース協会の広報担当者の方に直接許可をいただきました。撮影当日も山口中央郵便局さんに許可を得たものです。無許可撮影ではありませんので念のため申し添えます。

 また、同協会に電話した際に九州地方展のこともご教示いただきました。明日11月25日から福岡中央郵便局でも同様展が開催されます。福岡ではフィンランド郵政から提供された同国のクリスマス切手の展示も行われるそうです。お近くの方はぜひご参観ください。会期は12月1日まで。

◆参照:サンタさんからの手紙|日本・フィンランドサンタクロース協会

◆お願い:
 郵便・郵趣関係の催事情報も直接お送りいただけるとたいへんありがたいです。まず、こうして私個人の郵趣ブログ「HYPER Philatelist」やtwitter、mixiに掲載するほか、特に中国・四国地方の場合は私自身が広報担当なので、公益財団法人日本郵趣協会 中国四国地方本部のfacebookページにも掲載します。
 左欄の上から2行目の「メールを送信」をクリックするとメーラーが起動します。それを利用していただくか、aplcofe@gmail.comへメール送信ください。紙資料が多い場合は郵送でもかまいません。よろしくお願いいたします。

 

 

 

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November 01, 2020

#ALLFOR916小型印の使用更新

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 ハロウィンの10月31日(土)に届くように古川貴子さんがご恵送くださいました。いつもありがとうございます。

 現地の記念ポストに投函しない限り、郵便窓口での記念押印も郵頼さえも応じていただけない小型印として物議を醸した表題の小型印。存命中の元タレント・安室奈美恵さんを描くデザインであることも話題になりました。古川さんが差し出してくださったおかげで、毎年更新しながら使われ続ける (らしい) ことがわかりましたのでプレスリリースと合わせてご紹介しておきたいと思います。

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October 29, 2020

葛城山(かつらぎさん)頂上の風景印ポスト

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 北浦秀明さんから10月24日付の風景印付き実逓はがき、それと詳細な一次取材源情報のご報告をいただきました。いつもありがとうございます。

 大阪府千早赤阪村と奈良県御所市の境にある葛城山頂上に丸型ポストが設置されました。このポストに郵便物を投函すると御所郵便局の風景印が押印されます。ここにまたひとつ風景印ポストが新設されました。大歓迎です!。
 北浦さんには御所郵便局さまに直接お尋ねいただき、以下お知らせいただきました。この種の正確な情報は容易にわからなくなるものです。北浦さんグッジョブ!です。
 2020年4月16日(金)に供用開始。取集めは17日(土)からで、この日から風景印が押されている。実務は葛城高原ロッジの方が取集め、ロープウェイで山麓の登山口駅まで運び、そこで郵便局職員さんに引継ぎ。

 

 

 

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