郵便印

January 23, 2018

郵便とアートの邂逅/第3回 We Love Kitte in KOBE

 1月20日(土)に開催された第3回We Love Kitte in KOBEに初参加してきました。風景印関係の展示提供などで実は第1回から裏方としてお手伝いしていました。しかし、両親の介護を抱えていたため遠出ができませず、第3回目にしてようやく参加することができました。山口県からはスタッフとして湯野郵便局長の山本仁さん、郵趣家は私と岩国市の家倉猛さんの3人が伺いました。
 第3回で印象的だったのは、ご当地のたくさんのアーティストさんたちが、作品展示・販売・ワークショップなどさまざまな持ち味でブース出店されていたことでした。私自身が工業デザイナーでもありますし、アートと郵便・郵趣は親和性が高いのではないかと常々感じていましたので、ここぞとばかりに積極的にアプローチしてきました。それは、作品にアーティストさんたちの直筆サインをいただいて回り、それに切手を貼って記念押印したことでした。そのコラボの成果をご覧いただきます。
 作品によって切手や消印の種類を変えているのは作品の方を生かすため、あるいは私なりに全体の調和を考え、工夫した結果です。その意図も想像しながらご覧いただきたいと思います。

■後藤加奈子さん(笑い文字)
 最初に今話題の笑い文字のブースに向かいました。その場で書きますよ、というご厚意に甘えさせていただき、私の名前をお願いしました。直筆サインのかわりに右上に落款を押してもいただきました。さらに私の後すぐにお客さんが列を成し、お仲間の岩本千加子さんと二人並んで一生懸命書かれていらっしゃいました。
 笑い文字の技術、郵便局員さんはかもめ〜るや年賀はがきの、そうでない方もさまざまな営業活動の中で使えますよ。興味のある方はぜひ学びに行かれてみてください。
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■西尾志乃生さん(己書)
 これも目の前で書いていただきました。頂戴した名刺には次のように書かれています。『己書とは、型にとらわれず自由に描く絵のような温もりのある書です。己書が生む楽しさや絆を世界に広げてまいります。』 積極的にワークショップも行われていらっしゃいます。
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■森国雅子さん/大枝活版室(活版印刷)
 会場に活版印刷機と組み版の実物を持ち込んでおられましたので、まずそれに惹きつけられました。私もかろうじて活版印刷を知っている世代だからです。自信作の大阪市中央公会堂を印刷した肉厚で横長のカードを教えていただき直筆サインもお願いしました。
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■田村美紀さん(マステちぎり絵)
 ドカタに近い仕事の私ゆえ、マスキングテープというと養生用の黄色いテープ、コンクリートなど不陸面用の青いテープならお馴染みです。それとは全く違う表現としてのマステのアートです。薄い青テープを貼り重ね、その重なり具合で空の色の変化を出し、手前はちぎり絵の要領で街を表現する・・・作画工法のご説明までしていただきました。これも自信作のカード(印刷)をチョイスしていただき、右下に直筆サインもいただきました。
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■ヨシカワ ナオヒデさん
 一昨年でしたか、日本郵便のカレンダーで氏のアートを知りました。残念ながらご本人はお見えになりませんでした。私の好みで「ありがとう」と題する赤ちゃんのカード(印刷)を購入し、ここで今日初めて小型印押印を選びました。
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■山田貴裕さん
 お仲間数人でグッズ販売ブースを構えておられました。最初に猫のイラストレーションに釘付けとなりました。そこで不躾ながらアーティストさんをつかまえ、ここでも自信作のカード(印刷)への直筆サインをお願いしました。今回のコラボカード作りの中で一二を争う上品な郵趣品になりました。
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■永田恵理さん
 ソ連時代に宇宙ロケットに乗せられたワンちゃんを描くカード(印刷)について詳しくご説明くださいました。これにも直筆サインをお願いしました。
 後でご本人のfacebookページを拝見しましたら体調が芳しくなかったとのこと。そんな時にドカタのおっさんみたいなのがやってきてさぞかしご迷惑だったことでしょう。すみません。
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■ドン・カジョンさん
 それっぽいお名前ですが日本人だそうです(あらら)。「366日のバースデーカード」の中から私の誕生日である3月23日のカード(印刷)を買わせていただきました。この方もご本人様にお目にかかりたかったです。
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■Mariko Iwauchiさん
 これは栞でしょうか、のり巻き三角オニギリの版画です。10部製作のうちの5番を買わせていただきました。つまりオリジナルプリント物です。これもアーティストさんご自身がお見えになっていなかったのが残念です。臨時出張所で和の食文化シリーズ第3集を買い求め、版画によく似たオニギリ82円切手をコラボしました。気づいた人だけが作ることができたコラボ郵趣品です。
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■INGRESS
 以前に記事にしたこともあるINGRESS(イングレス)のブースがありました。私自身がいまだにガラケーでゲームも全くやらないものですからご説明自体ができません。大人がやるポケモンGOみたいなやつ・・・程度の認識しかありません。テーブルの上にずらり並べてあった六角形のスタンプを面白がってぽんぽこ押してきました。
 なお、来たる2月10日に大分でミッションが行われるそうです。興味のある方はどうぞ。
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■三木ゆかりさん(ちひゆ筆文字工房)
 その場で作品を書いていただいただけでなく、名刺を持っていないからとはがき用紙に大きく一筆いただいた三木ゆかりさんの作品を最後にご覧いただきます。アーティストさんと鑑賞者・購入者・ファンとの間がたいへんに近い。これが”生活の中にお気に入りのアートを”と常々考えている私の理想の姿です。
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 来年の参加からとは言わず、直近の郵趣イベントから私も作品をオリジナルポストカードにして名刺と一緒にお配りしようかと考え始めました。本業の工業デザインの作例もありますし、もちろんちょっと自慢したいお宝郵趣品もあります。面白くなってきました!


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January 22, 2018

ダルビッシュコート×りおた展

 午前11時の開場すぐに行ってきました、山口県防府市出身在住の若きイラストレーターなかむらりおたくんの個展「ダルビッシュコート×スポーツイラストレーターりおた展」。テーマは十二支の干支をテーマにダルビッシュ有投手を描くというもの。神戸の地元新聞にも紹介されていました。係員さんが写真撮影もOKです、と声をかけてくださったので、自分の干支「牛」の作品一点のみ撮らせてもらいました。

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 A4判ポスターもいただいてきました。普通の郵便局なら日曜日はお休みです。ところが神戸中央郵便局三宮分室は例外的に土日曜日も営業しています。そこで日本人のソウルフードであるオニギリ82円切手をチョイスして記念押印してもらってきました。これも”なんでも郵趣品化運動”の一環です。

 がんばれ、ダルビッシュ有!
 がんばれ、なかむらりおた!

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January 15, 2018

怒涛の多局印作品到着!

 すごいのが届きました!

 図版を見ていただければ瞬間で意味がおわかりかと思います。表裏合わせて25個の押印があります。台紙は平成30年用年賀の四面はがきです。本件はただのお賑やかしではなく、2017-18年時期ならではの複雑な規定をすべてクリアしている点です。

参照記事:年賀2018

 まず、郵趣用の四面はがきの売り渡しは11月1日からという基本的な決まりがちゃんと守られています。(事前発売は印刷業者さんに限られており、それをどんな手を使ったのか不正に入手し、10月のうちに記念押印をしようとした不逞の輩がいました。)
 最初の押印はJAPEX2017初日の11月3日です。以後、沖縄、青森、大分、伊勢、仙台、名古屋、長野等々と押印が続き、最後は中野松川局(長野)の1月11日に引受消印で発送されています。その間、52円の料額印面脇にも10円分以上の切手が加貼され、”年賀取扱期間中であっても記念押印は62円以上”という決まりが完全に守られています。この手の郵趣品は、郵趣家が無理やり押させたと疑われるので、ひとつでも法令違反があると公にはできなくなります。
 さらに裏面の左右辺には2017年のニューストピック画像がアレンジされています。数年後にこれらを全部覚えていられるでしょうか。たいへん貴重なメモリアルです。
 作成者ご自身は”気まぐれ”と題されていますけれど、決して気まぐれではここまでできません。お見事です。そしてありがとうございました。
 皆さんも拡大画像をじっくりご覧ください。画像をクリックすると大きな画面が開きます。

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January 13, 2018

自然災害と郵便

 来たる1月20日(土)に開催されるWe Love Kitte in KOBEに8リーフ作品を展示します。ご当地ゆえに阪神淡路大震災を軸に、郵便に見る災害の痕跡と記録を郵便資料等を使って表現したものです(図版はその一部です)。

 災害用郵便の中でも、規定はあるけれど実際の使用例が極めて少ない速達便が第1リーフ。生々しい被害状況を伝える手紙文をはじめ、復興の歩みと他地域の災害もご紹介します。具体的には新潟県中越地震(H16)、東日本大震災(H23)、口永良部島噴火(H27)、熊本地震(H28)、平成27年台風13号(被害を受けて曲がってしまった台湾の”萌えポスト”)などご覧いただきます。


 イベント当日のみの限定公開となります。どうぞご参加&ご覧ください。

第3回We Love Kitte in KOBE(公式facebookページ)
 実は第1回の時から裏方で協力していました。第3回にして初めて参加し、なおかつ作品展示をします。郵趣用名刺を箱ごと持参しますので名刺交換をどうぞよろしくお願いいたします。

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January 10, 2018

やっぱり年賀状交換はやめるべき?

 今朝放送のFM番組クロノスで郵便学者の内藤陽介さんが年賀郵便について語られていました。年賀状の交換は文化である。文化とは無駄の集積なので効率で判断できるものではない・・・のご指摘には全くその通り、腑に落ちるお話でした。
 私自身は郵政民営化と同時に年賀状交換を辞退しますと宣言しました。企画ものの郵政はがきが多いため、なし崩し的に復活めいた発受信がないわけではありませんでしたけれど、内藤さんのお話を聞いて、やはり一線を引くべきかと思い直したところです。

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 図の左側、矢印で示した料額印面下部の模様に注目してください。これは消印を省略しますという意味の表示で、郵趣用語では”プリキャンセル”と言います。ところが昨今はオリジナル年賀や広告付き年賀が増えてきて、本来あるべきプリキャンセルの意味が薄れ、ただの広告スペースと化してしまっています。
 例としてお示ししますアパホテルさんの広告付き年賀をご覧ください。消印は”省略することができる”であって”省略しなければならない”ではありません。しかし、このデザインは明らかに消印しないことを前提にしています。アパホテル社長さんの顔に重ならないよう、差出人さんのご配慮で年賀印の方が右側にシフトした位置に押印されています。これではあべこべではないでしょうか。料額印面の下に、せめて切手1枚分の余白があって、そこに年賀印が押されていたらなんと美しい視覚的ハーモニーだとは思われませんか?。外国に差し出す際に18円切手を加貼するスペースにもなりますよ。

 西暦2,000年のミレニアムイヤーの際に和欧文機械印に「年賀」の刻印をセットしてすべての年賀はがきに押印するサービスが行われました。今は地域区分郵便局も増え、押印機の性能も上がりましたし、同等の年賀印を押すのは容易になったのではないか?とfacebookに書いたもののあっさり否定されました。ミレニアムの時、想像以上にコストがかかったのでやっぱりダメなんだそうです。20年近い年月が経過しているというのに、いまだに機械が押すコストが大問題になるなんて、それじゃ機械化(自動化)の意味自体がないと思ったのですが、そこはそれ、私もオトナなのでそれ以上は言いませんでした(笑)。

 しかし、内藤先生のご説の通り、年賀状は文化であって文化とは無駄の集積、効率で判断すべきものではない・・・のであれば、差し出す側は従来と変わらぬ手間暇をかけているのに、日本郵便さんだけがコストを言うのは不公平ではないでしょうか。ある程度のコストも必要経費だと割り切って、何か新しい工夫をしないと年賀状文化は廃れるだけではありませんか?。
 消印がないのではただのカードと変わりません。ただのカードならSNSやLINEで画像を送りあうのと大差ないどころかきわめて低コストで済みます。そこまでいくともはや郵趣とは言えません。
 我々ユーザーもコストを第一に考えれば年賀状をやめるのがもっとも合理的な結論になります。年賀印もない素っ気ないただのカードなら・・・やっぱり年賀状交換はやめるべき?


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January 08, 2018

リコール郵便・お詫び郵便

 全国ニュースになった事件事故も郵便資料があるものであれば入手と保存につとめています。

■タカタ製エアバッグのリコール
 世界規模のリコールに発展し総額一兆円を超える負債を抱えて経営破綻しました。エアバッグのインフレータ(ガス発生装置)の欠陥がマツダのデミオ、ボンゴなどにも該当するという通知郵便です。該当するメーカーはホンダ、トヨタ、フォード、日産と多社にわたっているため、本状を受け取った方も多いことと思います。
 日付の表記がないので時期を特定することはできませんが、国土交通省へのリコール届出が2016(平28)年6月30日ですので同〜翌年のものと推定されます。

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■ソニー生命保険会社元社員による詐取事件
 これも全国ニュースになりましたのでご記憶の方も多いことでしょう。2017(平29)年7月18日にプレスリリースされ、受取人へは約2ヶ月後の9月11日に配達されています。本便のように日付入り会社印があると郵便消印がない場合でも資料性が確保できますのでありがたいです。

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 注目点はもうひとつあります。通知コードによる顧客管理システムの採用で、いわゆるプライバシー保護シール貼りの手間と経費を削減していることです。私は初めて目にしました。

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January 06, 2018

押印万歳・タトウ天国(2)

 1月28日(日)開催の防府切手のつどい2018の販売品の一例をご紹介します。年末年始期間中もご寄贈品を多数頂戴しましたので整理を進めています。これからご紹介します下記もほぼ複数以上ありますので、来るべきつどい当日に早い者勝ちでお求めください。どれでもなんでも1点20円です。
 これ以外に実逓カバー類も5箱はご用意しますので終日掘り出しをお楽しみください。

■和紙モノ
 昭和55年5月5日の55.5.5の日以降は多種多様なタトウ、押印台紙、カバー、カード類が作られるようになりました。逆にそれ以前はバリエーションが多くありません。創意工夫のあふれた”作品”は注意して残すようにしています。
 金銀の箔を漉き込んだ和紙に和歌とイラストを印刷し、これにゆかりの局の風景印を押しています。数種類でセット組みされていましたので、当時はけっこうなお値段がしたものと思います。(京都北 53.117)
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■松山千春ふるさと盆踊り記念特集
 北海道足寄の誇るスーパースター松山千春。ふるさとの盆踊り大会のステージにも登場されていたことがわかります。見るからに素人撮影の写真をタトウ内面に堂々と載せているなど、今ではプロダクションがOKしないのではないでしょうか。当時の世相と権利意識そして松山千春の毛髪量をしのぶに十分な逸品です。(足寄 56.8.8)
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■7.7.7記念スタンプ帳
2018010503 スタンプ帳と題されてはいますがよくある2つ折りのタトウです。本品のみどころは表紙が錯視になっている点です。外国切手では100件以上の採用例があるものの、残念ながら日本切手では正刷切手はもちろんのことフレーム切手でも採用例がありません。かろうじて第45回札幌雪まつりの絵入りはがきのパッケージ(1994)に錯視立体視トリック印刷があるのを確認しているのみです(左)。本品が数少ない2点目の確認例です。
 タトウ表紙にはこのように書かれています「遠方に焦点を合せたまま、10cmくらいに目を近づけて見続けてください。流れ星が見えてきましたか。」・・・実は自分はこれが苦手でぜんぜんだめです、見えません。(相模原 7.7.7)
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■魔法使いサリーのひな祭り切手帳
 飛び出す絵本式のタトウも好きです。さらに光プロ・テレビ朝日・東映動画のコピーライトが表示されている立派な作りです。著作権関係も収集対象ですので、版権許諾証のシルバーのラベルが貼られていることもポイントが高いです。
 一郵政局(当時)が適当に作ったものではなく、広告代理店を介して光プロさんにデザインしてもらったことが一目瞭然です。これほどのハイクオリティーな郵便商品、発行当時に目にした記憶がありません。インターネットが普及する直前のアイテムだからでしょう。(平 3.3.3)
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■東北版地方切手発行記念色紙
 今に続くふるさと切手は、史上初の消費税導入初日に発行されました。長野(信越)の”お猿の温泉”とこの山形(東北)の”サクランボ”の2種がその第1弾です。小ぶりの色紙を特別にあつらえての押印台紙に寒河江郵便局長さんの挨拶状を添えてありました。並々ならぬ意欲を感じます。
 なお、当初は”ふるさと切手”ではなく”地方切手”と呼ばれていたこともよくわかる品ですね。(寒河江 1.4.1)
※参照記事:初期ふるさと切手
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■ホットラミネート加工品
 良かれと思ってかホットラミネート加工こといわゆるパウチされた押印台紙類をまれに目にします。挟み込んだフィルムの内側に糊が付いていて、それを高熱で溶融し圧着するので、加工後に切手を傷めることなくフィルムを剥がすことはできません。私自身が仕事でラミネート加工機を操作していたことがあるので、これをやってしまったら終わりだということはよく知っています。
 日本郵便における規制緩和・バブルの残照”郵トピア”も収集対象なのでロゴ入りはマストアイテムでもあるのが悩みどころです。(旭川 1.2.12)
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■かんぽのタトウ
 当時の郵政省は郵便・貯金・保険の3本柱。郵便以外でもまれに記念押印台紙・タトウの類を製作しています。これは往時、かんぽのイメージキャラクターを勤めていた酒井法子さんが表紙に登場しています。後にヘビーなドラッグ・クイーンだったことがバレてしまうとは・・・・。(函館中央 9.9.9)
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■郵趣会名義の郵便商品
 1999年(平11)春、不明朗会計であるとの会計検査院の指摘により、5月1日以降の郵趣会名義の郵便商品が禁止されました。ゾロ目・連番関係のタトウ類ではこの11.1.11が最後になります。これ以後、禁止されるまでの約3ヶ月半の間に郵趣会名義の郵便商品(タトウに限らず)があれば是非とも入手したいです。(岩見沢 11.1.11)
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※参照記事:押印万歳・タトウ天国

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January 03, 2018

年賀2018トピック(1)

2018010301 2日は本来普通郵便の配達はお休みのはずなのに配達があったかと思えば、昨日が配達指定日だったものが今日配達されたり(左)、このお正月は例年にはないトピックが記憶されることとなりそうです。
 その際たるものが年末期におけるゆうパックの集中です。ヤマト運輸、佐川急便の相次ぐ値上げで、大量の荷物がゆうパックに流れました。東京・大阪で5割増、福岡でも2割増と聞いています。受信したゆうパックやレターパックの検索結果(追跡記録)は必ず確認しているのですが、某日の京都中央局では同じ郵便物が時間違いで3回も記録が残っていました。関係者さんにお尋ねしましたらパニック状態の証拠だということでした。記録を訂正・削除することもできるのだそうですが、それすら手が回らなかったのだろうとのこと。(参照記事:検索結果を残そう
 この3月にはゆうパックも料金値上げになりますので、年末年始の業務集中もしだいに収まるものと思います。

■年賀状は52円、記念押印は62円
 平成30年年賀については、平成29年12月15日から平成30年1月7日の間に差し出される「年賀はがき」に限って52円で引き受けるとされた反面、この間における記念押印については62円とされ、現場に混乱をきたしたようです。
 年賀はがきとそれ以外の普通郵便扱いのはがき料金が異なる例は50年前にもありましたので、私たち郵趣家はさほど驚きませんでした。しかし、当時は記念押印の習慣はほとんどなかっため、引受消印(年賀はがき限定)と記念押印で料金差があることで混乱したのはほぼ初めての経験と言っていいでしょう。
 そこで大晦日の記念押印は62円切手、元旦の年賀はがき差し出しの引受消印は52円年賀切手、の見事な”料金違いのサドル便”をご恵送いただきました。お見事です!。

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■青い輪ゴムの意味
 配達された年賀状は青い輪ゴムで束ねられていると思います。これは年末の配達準備中に年賀状の宛先を全部確認しましたという意味です。普通の輪ゴムの場合は宛先を確認していないという意味なので、配達員は配達に持ち出さないようになっています。チェックは複数の配達員の目で確認します。
 なおインクジェット紙は長い間輪ゴムを付けたままにしておくと輪ゴムの色が葉書に写ってしまいます。配達後は直ちに取り外しましょう・・・以上、現役局員さんからの受け売りでした。

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■初めて届いた喪中はがきの返礼品
 2014年(平26)10月14日から販売開始された喪中はがきの返礼品、お線香たよりの「翠麗」を初めて受け取りました。これまでも郵便窓口脇に置いてあるのは気がついていましたけれど完全にノーマークでした。しかも郵趣家ではない親戚からというのは印象的です。郵趣家といえども知っているようで盲点はあるという何よりの証拠です。おおいに反省しなくてはなりません。
 消印は地域区分郵便局の山口郵便局 29.12.30です。250円料金の文通週間130円+普通120円も非郵趣家によるナチュラルな貼り合わせです。

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■社員限定版の東京2020寄附金付き年賀はがき
 ブログ記事を見ていただいてのご恵送が10枚以上ありました。もちろん、日本郵便社員さん差し出しの正規の用途です。何らやましいものではないものの、万一にでもご好意を仇で返すようなことになってはいけませんので、プライバシー処理を施した上でお3人さん方のみご覧いただきます。数えてみましたら12月1日に発売された一般向け3種より、こちらの方が到着数が多いという皮肉な結果になりました。(参照記事:日本郵便社内には椋梨藤太がいる

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 中国人の友人が”日本はいい国だけどしがらみが多すぎる。物事がなかなか決まらない。決まった時にはタイミングを逃して手遅れ。その失敗を気にしなさすぎるし誰も責任を取らない。社会にダイナミズムがない。”と言うのも当たってるなと身近に感じたことでした。

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January 02, 2018

戌年なのに猫

2018010201 ここのところ不思議に猫関連郵趣品が届きます。図は池澤克就さんが昨年12月にお送りくださった新宿区立漱石山房記念館の記念スタンプ付きはがきです。消印も同館にある猫塚が描かれた牛込郵便局さんの風景印です。

 そんな折、日本関係の実逓カバー類をチェックしていたら偶然にも木村喜久弥氏(1921-1959)直筆のエログラムを入手しました。氏は本来はアメリカ経済史、中南米古代史の研究者。ですが本業とは別に1954年(昭29)に「ねこ:その歴史・習性・人間との関係」を出版された猫学の先駆者として知られています。宛先は本業研究関係のAvery O. Craven教授あて。消印は静岡 26.4.18 前8-12。
 猫切手コレクターさんにとっては貴重品ではないでしょうか。特に木村氏は38歳という若さでお亡くなりになっていますので、直筆アイテム自体がそんなに残されていないものと類推されます。

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 猫の日が制定された昭和62年2月22日の初日印も所持していますし、なぜか三代目江戸家猫八師匠の直筆はがき(日本橋 32.8.15)まで持っています。持っていないのは生きた猫だけです。

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仏カルトール社製切手は接着力が弱い?

2018010101 横山裕三さんからご恵送いただいた年賀状です。いつもありがとうございます。昨年12月上旬に出現した仏カルトール社製オフセット印刷の50円、1円切手である旨、裏書きをしていただいたことで、剥がれたのは50円切手だと特定できます。以前からカルトール製切手の裏糊は接着力がやや弱いとの話は聞いていましたが、本例はその格好の証拠例と言えます。
(江戸川郵便局さんの機械年賀印と手押し年賀印の両方が押されているのも吉です)


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