郵便印

November 08, 2018

大村益次郎没後150年(まとめ)

2018110801 私が生まれ育った山口市陶(すえ)は鋳銭司のお隣です。鋳銭司の長沢池周辺は子ども時代の遊び場であるばかりでなく、明治の終わり頃、アメリカ移住を決意した曽祖父が英語を習いに通った私塾もまた鋳銭司にありました。
 記念すべきこの年に、島本幸範防府三田尻郵便局長様、山本仁湯野郵便局長様のご推挙をいただき、大村益次郎没後150年の記念小型印をデザインする機会をいただいたことはたいへん名誉なことです。大村さんの同郷人としてのみならず郵趣家・デザイナー冥利に尽きます。みずから製作した郵趣品を中心にご紹介してまとめといたします。
(缶バッジは大村益次郎没後150年事業実行委員会製。郵趣家ならお馴染みのエドワルド・キヨッソーネによる肖像画、国立国会図書館蔵。松﨑孝之鋳銭司郵便局長様からいただきました)

◾️記念カード
 カシェは前述のキヨッソーネによる肖像画のみでシンプルにまとめました。明治維新150年ロゴを入れるなど検討はしましたが、華やかなデザインは来るべき生誕150年の時に譲ることにしました。

2018110802

 大村さんを描く切手はないことから、オリジナルフレーム切手の明治維新150年シリーズから「薩長同盟の内容を記した木戸孝允の手紙(坂本龍馬裏書)」を選びました。何事にも慎重な性格だった木戸さん、薩長同盟が成った後、その内容を文章にまとめて坂本龍馬に送り、内容保証の裏書(朱書)をしてもらったものです。宮内庁書陵部の所蔵品なので滅多に見られるものではありません。それが明治維新150年の特別な年だったからでしょう、山口県立美術館で行われた「毛利敬親展」で初めて現物を拝見することが叶いました。薩長同盟の後、軍事司令官としての大村さんの手腕が本格的に発揮されることになりました。

◾️記念押印台紙
 大村益次郎没後150年事業実行委員会銘の入った大型封筒をいただいたので、それを切り抜いて押印台紙に転用しました。期せずして大村さんの肖像が3つ揃いました。

2018110803

 貼付切手は明治150年記念切手です。いずれも文明開化後の華やかな錦絵が題材でチョイスに困りました。彰義隊を鎮圧した上野戦争、その主戦場となった上野公園の花見ならまあ当たらねど遠からず、ということで選びました。

◾️郵便局だより第3号
 山口県周西・西部版(山口市・防府市)が11月1日から郵便局での無料配布が始まりました。表紙はなんと靖国神社に立つ大村益次郎銅像ではありませんか。記念押印台紙に転用しなさいと言わんばかり(笑)。
 表紙をめくるといきなり松﨑鋳銭司郵便局長の記事が掲載されていました。ありがたいことに小型印もばっちり紹介掲載いただいていました。

2018110804

◾️記念カード(九段郵便局版)
 靖国神社最寄りの九段郵便局の風景印でオリジナル記念カードをご恵送いただきました。送ってくださったのは畏友・赤須秋王さん。靖国神社のもとになった東京招魂社は大村さんによって設立されたものですから願ってもない最適な郵趣品です。たいへんうれしいです!ありがとうございました!。

2018110805

【お知らせ/11月11日(日)に小型印押印】
 記念小型印は15日(木)まで使用されます。土日祝日はお休みというのが基本ですけれど、11日の日曜日での押印許可が得られたそうです。
 鋳銭司生きがいセンター前広場で開催される第46回ふるさとまつりに臨時出張所が設けられ、小型印の記念押印・引受消印が行われます。使用期間中唯一の日曜日であり、なおかつ11.11ゾロ目の日でもあります。どうぞふるってお出かけください。

2018110806

2018110807

 なお、当日は交通規制で一般車両の通行ができなくなりますので、JRなどの公共交通機関をご利用ください。山陽本線四辻(よつつじ)駅の目の前がまつり会場です。

2018110808

※関連記事:大村益次郎没後150年


| | Comments (0) | TrackBack (0)

October 18, 2018

大村益次郎没後150年

 昨日10月18日(水)午後にプレスリリースがありましたのでご紹介いたします。没後150年を顕彰する記念小型印が使用されます。

2018101801

 以下、要領をご案内致します。

・数えで150年です。これは他の顕彰事業すべてにおいて共通です。

・小型印の図案は、よく知られた大村の肖像と大村家の家紋を描いています。

・10月25日(木)から11月15日(木)まで使用されますが、大村の命日は11月5日(月)です。各自それぞれお考えがあると思いますので余裕を持った日程で郵頼等お願いいたします。
 ちなみに私も初日ではなく命日に合わせて記念カード・カバー類を作成しようと考えています。

・大村神社の宮司様と大村家のご要望もあり小型印には”没後”の2文字は入りません。

2018101802・風景印はすでに使用中ですので、郵頼の際は小型印と風景印の種別がはっきりわかるように指示してください。
 なお、風景印の図案は江戸時代に作られた農業用溜池の長沢池、かつて山陽道の目印でもあった三本松、それに大村の肖像を描いています。

・生誕150年の記念事業も計画中ですので今後にもご期待ください。

[関連インフォメーション]
 山口県内における観光・記念スタンプ類についてもご案内致します。

<鋳銭司郷土館>
 長沢池のほとりにあります。こちらでは2種の記念スタンプが使われています。良い状態に保たれていますのでオススメです。ただし、有料エリアにありますので正規の入館料をお支払いください。
 大村に関する資料も各種ありますので閲覧・購入もご一考ください。また、郷土館から車で数分の場所に大村夫妻のお墓もありますので、ぜひ足を伸ばしてください。

2018101803

2018101804<山口市歴史民俗資料館>
 山口県庁のすぐそばにあります。有料エリアの手前に記念スタンプが置いてありますので無料で押印できます。何種類かありますけれど、いずれも大村が愛用した家紋入り提灯を描いた共通図案です。試し押しされて印顆の状態の良いものをお使いください。なお、スタンプ台を持参されることをオススメします。

 また、こちらの入館券には大村の肖像も使われています。さらに今年4月6日(金)から続日本百名山スタンプも配備されたので関連資料も置いてあります。ぜひ入館料をお支払い頂いての参観を特にオススメしておきます。

2018101805

2018101806<山口観光案内所>
 JR山口駅1階にあります。新山口駅ではありませんのでご注意ください。
 こちらはかなり年季が入った記念スタンプがあります。しばらく押印に行っていないので印顆の状態については保証しかねます。
 こちらも自前のスタンプ台持参をオススメします。

[押印規程遵守のお願い]
 誰が流行らせたのかギリギリ押印を好むという悪しき習慣が見受けられます。しかし、記念押印は3〜5ミリ、引受消印は10ミリ程度料額印面にかけて押す”割印”でなければならないと押印規定に明記されています。

2018101807

2018101808 料額印面とは切手・はがきの印刷されている部分のことを指します。印刷部分と目打穴部分までの余白(マージンと言います)に掛かっているだけではダメですのでご注意ください。

 規程無視の要求は厳に謹んでください。ひとりの不届行為が郵趣家全体の信用を失墜させます。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 22, 2018

ムーミンワールドの記念印付きはがき

2018082101

 公務ご出張中の落合専務理事からご恵送いただきました。お忙しい中恐縮です。
 フィンランドはご存知作者トーベ・ヤンソンの母国、ムーミンの生まれ故郷です。島ひとつがまるごとムーミンのテーマパークになっているナーンタリの記念郵便印が押されて届きました。はがきも現地で求められたのでありましょう、図案の一部にラメを混ぜた樹脂印刷がなされ、光の角度によってキラキラ光ります。
 貼ってあるのは同国直近のムーミン切手「ムーミンと仲間たち」セルフ糊式切手帳(2017)の1枚です。全世界あて無額面切手で現行では€1.40相当です。記念印は切手にかけて1回、さらに余白にもう1回で計2回押されています。記念印の図案をはっきり見せるのが目的のようで、これが可能な国は他にもハンガリー等で見受けられます。ただし、日本の押印規程では2回押印(空押し)は認められていませんのでご注意を。
 この他にタンペレ市のムーミン博物館でも専用の記念印が常用されていますので、興味のある方はぜひ現地に行かれてみてください。
 なお、母国フィンランド以外で世界最初に純ムーミン図案切手発行が許されたのが日本郵便です。なので日本はムーミン切手収集をするにはたいへん恵まれた環境であることも覚えておいてください。

2018082102


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 14, 2018

またやってくれた山口中央郵便局

 香港に送ったグリーティング切手のFDC、失敗だと画像付きで連絡がありました。4通出したうちの最初の1通を押印し終えるまで立会い(図版の一番上だと思います)あとの3通はその要領でよろしく、と頼んで局を後にしたのですが・・・”見られていなければ手を抜く子”でした。7割5分の失敗です。3年前の3割よりもっと下手になってます。せっかく送ってあげたのにかえって嫌な思いをさせてしまいました。

 もう郵便局員さんの押印スキルを信用できません。内規違反だとは重々承知していますが、今後は私に押させてくれない限り、原則として押印はしないことにします。

2018081401

参考:届いたメッセージです(公開許可を得ています)

ーーー↓ーーー
I got it today, but they put the wrong FDC
That's really poor . I come Japan very often . When I ask about FDC in post office and send to HK. Some of them have no knowledge about this. Sometimes they said it can not post to HK with FDC. and Japanese only , I need to waste much time to teach them back.

今日FDCが届きましたが状態が悪いです。
それは本当に悪いです。 私はたびたび日本に来ています。 私は日本の郵便局の局員さんに尋ねて香港にFDCを送っています。 彼らの中にはこれに関する知識がない人もいます。 時には、FDCは香港に送ることはできないと間違ったことを言われたことすらあります。 局員さんは日本語しか喋れないため、私はそれらを教えるために、無駄に多くの時間を費やすことを強いられています。
ーーー↑ーーー


| | Comments (2) | TrackBack (0)

August 07, 2018

ディズニーキャラクターはどこに?

2018080701

 明日はグリーティング切手「ディズニーキャラクター」の発行日です。各地の指定局に行って絵入りハト印をゲットしましょう。
 経緯はわかりませんが、このたびの絵入りハト印にはディズニーキャラクターが描かれていません。権利関係で日本郵便とディズニーとの間で合意が成立しなかったのでしょう。郵便商品における著作権についても関心を持って収集している私にとっては、良し悪し抜きにして”事件”です。私も明朝は山口中央郵便局に押印にいく予定です。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 03, 2018

押印技術の劣化が酷すぎる

2018080301

 川越郵便局に郵頼していた小型印の引受消印が配達されてきました。ところが3通全部が失敗です。このほかに2通を知人宛に送ったのですが、この調子だと5通全部ダメでしょう。例年にない酷暑なのになおさらオーバーヒートしそうです。記念押印・引受消印に関する座学と技能訓練教育を強く求めます。

 ベタ地が多いデザインなのでムラなく押印するには熟練技能者でないと難しいだろうなと予想はしていましたが、案の定2/3を失敗しています。明らかに肉じゅう(インク台)のインクに偏りがあるわけで、押印前にしっかり揉んで均一にしなくてはなりません。そこから知らないのか?と暗然たる気分になります。

 しかし、いちばんの問題は印影が料額印面にかかっていないことです。引受消印の場合は10mm程度かかるように押す決まりのはずです。郵趣品として欠陥品であるばかりでなく、あたかも私たち郵趣家側が故意に押させたかのように誤解されがちなのでたいへんに困っています。大迷惑です。規定通りに割印することを至急周知徹底されてください。

2018080302

 世の中には指先の触感だけでミクロン単位の違いを察知して精密部品を作ることができる職人さんは数多いらっしゃいます。スタンプにインクを付けて転写するなどという作業ごときは、それにはとても及ばない単純作業です。それすらできないなんてどれだけ不器用なんでしょうか。
 もちろん、私自身は機会があってたくさんの押印経験があります。そのおかげで百発百中の自信がありますし、また、そういう気持ちでないと失敗するものです。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 01, 2018

ジ・アウトレット広島内郵便局オープン

 難しい話は一切ありません。去る7月30日にオープンした、郵便局キャラクター「ぽすくま」の世界観をイメージした全国初の郵便局、その消印記録集です。

2018080101

2018080102

2018080103


| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 21, 2018

山口郵便局のインクジェット式機械印

 来信郵便物を捨てずに残しておいてくださる収集支援者の社長さんのところで頂いてきました。できるだけそのままの形で残しておいてくださったので今回も貴重な郵便資料が確保できました。ありがとうございました!。

 昨年1月30日に開局した地域区分郵便局・山口郵便局のインクジェット式機械印(IJ印)が押されています。何が意味があるのかと言いますとその日付です。
 実は開局初日印こそたくさんの印影が残されているものの、すぐに使われなくなりました。2、3月の使用例を全く見たことがありません。同局の見学会が行われた9月7日、その理由をお尋ねしたところ、残念ながら「局内部のことなのでお教えできません」と総務課長さんに断られてしまいました。ま、そりゃそうだ(笑)。
 それでも伝手を頼って他局での状況を伺いましたら、この区分機はなかなか性格が難しいようで、メンテナンスをしっかりしないときちんと動いてくれないそうです。謎の2ヶ月間は調整時期だったのではないかとのことでした。調整がうまくいったようで、2年目の今年2018年に入ってからはほとんどIJ印ばかりという印象です。

2018072102

 本格稼働がスタートしたのは2017年4月に入ってからのようです。私が所持している最初期使用例は4月19日です。それを更新はできなかったものの4月22日と26日消印を発見できました。カットされてなくて本当に良かったです。2通とも防府市内で差し出され、防府郵便局が取集めて山口郵便局へ。山口郵便局で区分・押印され、再び防府郵便局に送られて受取人に配達されたことがわかります。ありがとうございました。これからもできるだけカットせずに残しておいてください。

2018072103 今月7月10・11日、長門市は青海島通(かよい)地区にある通郵便局さんの風景印を押してかもめ〜るを発送しました。このうち、11日消印の一部に山口郵便局のIJ印が二重消印になっていました。せっかくの風景印が台無し!と思われた方が多かったようですがちょっと待ってください。実はこの二重消印こそ意味があるのです。
 この最新鋭の区分機はここ数年間の切手画像をホストコンピューター側で記憶し画像認識能力を備えています。なので使用済切手やこうした風景印押印済郵便物をも正確に識別して弾くことができます。思い出してみてください、IJ印の二重消印ってほとんど見たことがないはずです。では、なぜ二重消印があるのでしょうか。それはあらかじめ郵便物の向きを揃え、縦向きなら左上、横向きなら右上の位置にIJ印を強制押印しているからなのです。つまり、強制押印でなければ起こり得ない現象であって、逆に言えば風景印押印済なのに押印にかけてしまった人為的ミスだと特定できるのです。

 お中元、お歳暮の時期になると郵便量が増えます。そんな繁忙期には同様の強制押印が行われることでしょう。貼ってある切手位置を画像認識して適切な位置を狙って押印する本来の能力とは異なり、同じ場所に押印をしますので消印モレや空押しもおきます。うかつにカットされたらその観察もできなくなってしまいます。

 大事なことなので2度申し上げます、これからもできるだけカットせずに残しておいてください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 17, 2018

郵趣家は死んで郵趣品を残す

2018071701

 郷土の郵趣研究の一環で消印収集をしていることは以前にも述べました。と同時に郷土で活躍した郵趣家のこともきちんと記録を残していく必要性があると考えます。その一例として藤本敏一さんのことを取り上げます。

 アメリカから里帰りされたとおぼしき風景2銭切手5枚バラ貼りのカバーです。消印は山口・小郡 (昭)11.10.12で特に珍しいものではありません。ところが裏面の封緘シールに藤本金物店とあるではないですか。我が椙山家が所有していた玄米保存用の大きなブリキ樽は、かつて祖父が同店に特注して作ってもらったものでした。そして現当主の藤本信夫さんは私のfacebookの先生です。私同様、藤本さんからfacebookの初歩を教わった生徒さんは多いことでしょう。
 一般公開の前にこの里帰りカバーを藤本さんに見ていただきました。すると思いがけないあれこれをご教授いただくことになりました。差出人の藤本敏一さんは信夫さんの大叔父に当たる方だそうです。文通を通して全世界の切手を集めていた切手収集家でもあったとのこと。昭和11年で全世界対象とはまず間違いなくトップコレクターの一員であられたことでしょう。いずれ上京した折に切手の博物館の図書館で当時の郵趣会会員名簿を確認したいと思います。藤本敏一さんのお名前もきっと見つけることができると思います。

2018071702 物語はまだ続きます。当時、藤本金物店はたいへん繁盛しており、其中庵を結んでいた種田山頭火と交友があったそうです。山口市立小郡文化資料館が発行した「其中庵時代の山頭火」にも往時の模様が記されています。


『小郡の老舗である藤本金物店では、山頭火が行乞帰りにふらりと立ち寄って、藤本家の赤ん坊(後の四代目・藤本久夫氏)を抱いてあやしながら酒を飲んでいたという。俳句好きの二代目・藤本敏一氏が、山頭火によく酒を飲ませていたそうで・・・(後略)』


 そんなご縁があったことから信夫さん自らが「山頭火没後70年記念」フレーム切手(2010)の発行を働きかけたのだとも。過去の事績がこうして現代に繋がりました!。

2018071703 ただし、まだひとつだけわからない事柄があります。宛先のTHE INTERNATIONAL LEGIONという団体(?)についてです。ネットでググっても判然としません。事前に宛名ラベル用紙が送付され、それを使っているところから、敏一さんご自身もこの団体のメンバーであったことが察せられます。裏面に押されているU.S.C.E.19861というのは敏一さんの会員番号と解すれば自然に思えます。この点については引き続き調査をしたいと思います。

 我が山口県にもこうして戦前から偉大な切手収集家がいたことがわかりました。虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残します。郵趣家はさらにその名とともに郵趣品も残します。藤本さんにとどまらず郷土山口県で活躍した、あるいは県出身の郵趣家に関する郵趣品とその人となりを収集・記録していきたいと思います。どうぞご協力ください。

 おしまいになりましたが、冒頭の実逓カバーについてモザイク処理等一切の制限なく全面公開を快諾していただいた藤本金物店現当主の藤本信夫さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

参照:藤本金物店


| | Comments (0) | TrackBack (0)

July 12, 2018

インクジェット式機械印はオンピースで集めよう

2018071202

 昨2017(平29)年9月7日、地域区分郵便局の山口郵便局の見学が許され、公益財団法人日本郵趣協会防府支部・周南支部合同で伺って来ました。その際ご教示いただいた中で、とりわけインクジェット式機械印(以下IJ印)について重要な第一次情報がありました。それは東京のホストコンピューターに最近発行の全切手の図案が記憶されているというものです。山口局もオンラインで繋がっており、それで郵便物に貼られている切手を認識し、切手貼付位置を追尾してIJ印を押しているという点でした。これは従来の機械印・手押印にはない機能です。

 つまり、IJ印は本来、切手と封筒にかけて割印するのが正しい使用例です。

 割印がデフォルトなのですからそれを第一とするのが自然です。IJ印に満月消を望むのは筋違い&時代遅れです。切手のサイズによっては満月消になる場合もあるにせよ、それのみにこだわる意味はありません。

 そこを正しく理解していただいた方のみにお知らせします。山口局のIJ印を中心に、同じ経済圏である中国・九州地方のミクスチャー・カットを提供します。出自は地元企業・団体の方々が集めてくださったもので、特に”読めるカット”を選り抜きました。これを1カット20円(以上)で販売します。その売上金は、提供企業・団体のある社会福祉協議会等に全額を寄付します。その第1回分譲を8月5日(土)の「防府切手のつどい2018夏」で行いたいと思います。興味のある方はぜひどうぞ。

 逆に使用済切手の収集と提供をしてくださる企業・団体さんも募集しています。賛同していただけるのであれば、専用の回収箱を置かせていただき、3ヶ月に1回くらいのローテーションで取り集めに伺います。集めていただいた使用済切手を地元の郵趣会が責任を持って引き取り、地元で販売して換金した方がはるかに換金率が高いので、ボランティアのお志を最大限に活かすことができます。もちろん、収集家側もたいへん助かります。こちらもぜひお声かけください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

AR拡張現実 | IT技術の活用 | Pスタンプ・フレーム切手等 | お気楽話 | お知らせ | お笑い郵趣 | くっだらねー話 | なんでも郵趣品化運動 | まいうー | ゆうペーン・切手帳 | エラー | エンボス・デボス | グッド・デザイン切手 | サッカーW杯 | シルク切手 | ジャポニカ | ゾロ目・連番 | デコーダー | デジタルコード | トピックス | ナンバーワン | ハマってます! | ビニール製切手 | ホログラム | マイクロ印刷 | マンガ切手 | レアな国々 | レフティ(左利き、サウスポー) | 三角切手 | 事故郵便 | 他人の空似切手 | 似てない肖像切手 | 偏光視覚切手 | 偽造・模造 | 六角形切手 | 共通切手・同居型シート | 円形切手 | 円盤切手 | 初日カバー・記念カバー | 同姓同名 | 図案ミス | 墨汁一滴(日常之徒然) | 変り種切手 | 変則目打 | 変形シート | 変形郵便 | 外国製日本切手 | 多数・多種貼り | 実在しない虹切手 | 山口県 | 暮らしと郵便 | 未発行・販売中止 | 権利・差別 | 永久保証 | 永久図案 | 災害郵趣 | 無額面 | 特殊印刷 | 特殊詐欺対策 | 現代史 | 環境郵趣 | 異物混入・添付 | 盛り上げ印刷 | 監獄郵趣 | 直筆サイン入り | 示温インク | 私製加刷 | 私設郵便 | 穴開き切手 | 立体・3D切手 | 箔押し切手 | 表面コーティング(ニス塗り) | 証示印 | 誕生日 | 誤送 | 輸送手段 | 連続・分割図案 | 郵便を出そう | 郵便印 | 郵政民営化 | 郵趣イベント | 郵趣文献 | 金箔切手 | 香り付き | 鹿児島県