郵便印

September 08, 2017

山口郵便局(地域区分郵便局)見学会

2017090701

 公益財団法人日本郵趣協会認定支部の防府支部と周南支部の合同で見学会を申請しておりましたところ、お許しが出まして2017年(平29)9月7日(木)の14:00-15:00に伺ってきました。日本郵便関係者以外では我々が初めてだということでした。

[概 要]
 竣工は2016年(平28)12月12日(月)。パンフレット表紙から転載の上写真はその頃のもので、法面もまだ植栽が芽吹いていません。なお、著作権の関係があるため、本編の図版はこれのみです。
 開局は2017年(平29)1月30日(月)。開局時は約250人、今は270人が働いています。交代制なので常時局舎内にいるのは100人ほど。郵便を扱う工場なので従業員は全員ヘルメットに安全靴着用です。
 もともと山口県には郵便番号74地域の地域区分局の徳山、75地域の下関の2局がありました。そのふたつを統合したのがこの山口郵便局。実際に効率化になっているかどうかはただいま実績を集計中だそうです。

[消 印]
 記念押印は一切お許しいただけませんでしたが消印の種類はお教えいただきました。和文印(金属印・シャチハタ印)、和文ローラー印、欧文印、和文機械印(N6)そして抹消印(消印モレ消印)もあるそうです。和文印、和文ローラー印が各3本程度。ただし、欧文ローラー印の配備はありません。
 特に欧文印はD欄に郵便区番号の759が入っている。入っていないのは従来からある山口中央郵便局の欧文印。つまり静岡郵便局・静岡中央郵便局のそれとは識別パターンが逆。
 その時々、持ち場によって区分と押印をパラレルに行なっているため、IJPとN6の厳密な使い分けは特にないそうです。どちらが押されるかはたまたま、偶然の結果だということです。

[年賀郵便対策]
 山口県内に配備されていた区分機7台が1階の片隅に移設されていました。これは年賀郵便の大量処理のためで、現状は設置したのみで調整はこれからだそうです。
 ただし、どの局から持ってきたのかについては、この場ではすぐにはわからないとのことでした。かつて和欧文機械印を使っていた防府局や徳山局などの中古機だそうです。
 今のところ区分機としてのみ使用予定。52円切手を貼った私製はがきの年賀状には消印が必要ですが、どのようにするかは未定だそうです。
 もし、山口郵便局では消印をしないということになると、各集配局が昔ながらに年賀印を手押しする可能性が出てきました。機械年賀印をしようにも機械自体が撤去されていますので手押しするしかないからです。

 郵趣的に注目すべき要点は以上の通りです。
 これ以上の詳細は個別にご説明しますのでfacebookメンバーの方はメッセージを送ってください。未加入の方はfacebookのアカウントを取っていただき、私の名前”椙山哲太郎”で検索のうえメッセージを送ってください。詳しくはその後にお知らせいたします。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 05, 2017

石原裕次郎記念館閉館

2017090401

2017090402 おなじみ札幌市の湯浅英樹さんからご恵送いただきました。いつもありがとうございます。
 ファンの高齢化による入館者の減少、経年劣化による建物自体の老朽化などのために小樽の石原裕次郎記念館が2017年8月31日をもって閉館となりました。最寄りのウイングベイ小樽内郵便局風景印にてラストデー・カードを作られました。石原裕次郎切手を使われた点ももちろん素晴らしいですね。

 また翌9月1日発行のエコーはがきもご恵送くださいました。実に6年11ヶ月ぶりのことだそうです。整理番号は2007年10月に郵政民営化で「1」に戻ったので、本件は「北海道-4」になるそうです。併せて掲載紹介させていただきました。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

September 02, 2017

押印は特殊技能などではありません

 日本には指先の感覚や音だけを頼りにミクロン単位の工業製品を作る職人さんがたくさんいます。それに比べたら風景印の記念押印だのは比較になりません。ゴムの印顆にインクをつけて転写するだけの軽作業・単純作業です。こんなことすら苦手だなんてどれだけ不器用なんだよって話でしかありません。

2017090201

 私が押印実務を手がけた最初は東京国際切手展PHILATOKYO’81の時でした。きっかり二十歳の時です。国際展会場に東京中央郵便局が臨時出張所を出して切手販売と押印サービスをするという。そのアルバイト要員にと先輩郵趣家さんから声をかけていただいたのです。交代制で毎日数百通の押印を延べ一週間ぐらいやったでしょうか。初っぱなのこの経験が良かったですね。短期間に大量の数をこなしたことでいきなりマスターしました。
 その後、JAPEXやスタンプショウなどでも実行委員として押印実務を続けていましたので、押印に対する苦手意識はまったくありません。百発百中が当たり前です。また、そういう心構えでないと失敗します。

2017090202 冒頭に記しましたように”ゴムの印顆にインクをつけて転写するだけ”なので、失敗した際の原因把握がいちばん大事です。それに対して有効な対策をとれば同じ失敗は繰り返さずに済みます。印のセンターがずれていないか、まんじゅう(インクパット)のインクが減っていないか等々、きちんと理解しましょう。いちばんいけないのは、そんな観察眼も意識も持たないで漫然と作業をしてしまうことです。きつい言葉で申し訳ないのですが、つまり、押印が下手な人はそういった思考ができない”頭の悪い人”です。

 来たる9月9日(土)に東京目白の切手の博物館で行われる押印講習会に参加します。自分では完璧にマスターしているつもりでも初心をおろそかにしてはいけません。謙虚な気持ちで実務技能と座学による押印規程の勉強をしてきます。

20170902003
 ここだけの話、印顆が棒型だからといって、こんな風に持っている局員さんは押印下手な確率が高いです。数枚押してもらって、やっぱり下手だなと思ったら臆せず別の人に交代するよう要求してください。その時はまずい空気が流れるかもしれませんが、押印規程が定められている以上、記念押印・引受消印は”郵趣家へのサービス”、”余計な仕事”などではなくれっきとした通常業務です。公印たるもの不鮮明では許されません。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 30, 2017

当該局では窓口押印しない小型印

 なんとも奇妙奇天烈な小型印が使われます。東京丸の内で東北支援イベントがあり、仙台中央郵便局が臨時出張所を開設して同局名義の小型印が使われます。それ自体は良いのです、異なる支社間での協同でたいへんけっこうなことです。

 問題はその小型印が仙台中央局では郵頼だけで窓口押印をしないという点です。非常に稀有なことです。

 東京で小型印を押し、新幹線で仙台に移動して風景印を押しましょう(またはその逆ルート)。同じ仙台中央局の表示なのにこの組み合わせは珍しいコンビネーションカバー、デスティネーションカバーとなるでしょう。
 また、仙台中央局と東京中央局の和文印も併用すると時間帯表示の違いでどちらが先かも判別できます。もちろん駅スタンプなども上手に組み合わせることが可能でしょう。
 そんなに時間の余裕はありませんが、アイデアを出してチャレンジしてみてください。

2017083002

[20170914追記]
 富澤昇吉さんから実逓カバーをご恵送いただきました。どうもありがとうございました!。事情がわかりませんと、その日のうちに新幹線移動でもしたものか?とびっくりしてしまいますね(笑)。後年のために記録掲載しておきます。

2017091403


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 29, 2017

史上初のJアラート作動

 対象地域ではないのでどうかとも思ったのですが、何も作らないのでは元も子もないので、取り急ぎ近所の鋳銭司郵便局さんで風景印を押してきました。
 描かれている大村益次郎さんは日本陸軍の祖であり、靖国神社の前身である東京招魂社の設立に尽力した方なのでこじつけくらいにはなるでしょうか。
 最初に無地のはがきに風景印を押していただきました。帰宅してから表面下部にJアラート作動時のTV画面のキャプチャー画像を、裏面に中日新聞さんの号外を後印刷しました。

2017082901_2


| | Comments (0) | TrackBack (0)

今日こそ、その日です!

2017082901

 こういう時だからこそ敢えてご提案します。

 当該地域にお住いの郵趣家の皆さんは、風景印でもローラー印のどちらでも良いですから時刻表示のない消印で(今から0-8印は押せないため)とりあえず今日の日付印をはがきや白封筒に取りましょう。JアラートのTV画像やスマホ、携帯のスクリーンショット画像を後印刷でカシェにすればよろしいかと思います。

 もちろん号外や官房長官声明をプリントしての記念押印は最適かと思います。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 26, 2017

やきいも小型印

2017082601

 来たる9月30日ー10月1日(土日)に開催されるスタンプショウかごしま2017の小型印図案が報道発表されました。今回の図案はなんとやきいもです。食品関係をテーマに集めておられる方は外せませんね。特に、やきいもを真正面から描いた”純図案”はこれが初めてではないでしょうか?。

2017082602 さらにサプライズは続きます。デザインを検討していたその直後に、一昨日発行された”秋のグリーティング”切手の報道発表がありました。そこにもなんとやきいもの切手があるではないですか。これはもう天恵と言っていいレベルの偶然の一致です。
 私も父が亡くなって介護の負担が減ったことから、今年は参観したいと思っています。この62円切手をせっせと貯めて当日の記念押印に使おうと考えています。・・・そういえばサツマイモのフォルムカードもありましたね。これは色々と遊べそうです!。

◆参照:webかごっま/日本郵趣協会鹿児島支部

2017082603


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 23, 2017

河原慶賀の植物図譜

2017082301

 下関市立美術館で開催中の表題の展覧会に行って来ました。同館友の会の会員ですから特別展の入場料が半額です。同館のキュレーターさんの腕がいいのでしょう、必ず期待値以上の満足感があります。今回もまたそうでした。

2017082302 シーボルトに依頼されて絵を描いた河原慶賀という絵師のことは実はよくわかっていません。今で言うアーティストではなく、依頼されたものを描くだけの職業画家の側面が強いことも関係しているでしょう。前半に展示されていた植物図以外の風俗絵は正直、綺麗なイラストという以上のものはありませんでした。特に量産に迫られて工房式に弟子たち(というより従業員)に描かせたものは明らかに質が劣っています。これは展示しなくても良かったんじゃないか?とさえ思われました。
 が、いったい彼のどこにこんなスイッチがあったのかと思わせるのが主展示の植物図譜です。西洋画法をマスターしたうえで正確緻密に描かれたそれは第一級の博物史料図です。葛飾北斎父娘もシーボルトに依頼されてたくさんの肉筆画を描いていますけれど、それとはまた違った趣と画家の意志が感じられるものでした。職業画家であればこその使命感のようなものがありました。しかも同館では細部まで観察できるように貸し出し用拡大鏡まで用意されていました。

 特に郵便を愛する我々郵趣家であれば、郵便はがきの元となったと言われるタラヨウはマストアイテムです。展示品の中にそれを発見した時はテンション上がりましたよ。売店でもポストカードを発見し、12枚のうち10枚を買い求めて現役郵便局員のお友だちあてに第1弾を発送しました。もう一回くらい行きますので未着の郵便局員さんは今しばらくお待ちください。
 また、実際に鹿児島県に住んだことからすっかりみかん星人になった自分、ウンシュウミカンの図にはっきり”ナガシマミカン”と記されていたことにニヤッとしました(笑)。鹿児島県北薩地方の東シナ海に浮かぶ長島が原産地です。長島みかんの名前ではセールス的にいまいちだったため、中国の温州にあやかってその名を付けただけなのです。実際には何の関係もありません。
 その後、関連展示をしている下関市立歴史博物館にも行き記念栞2種もGETしました。栞にもタラヨウの絵が採用されていることも嬉しいですね。

2017082303

 参観日当日20日は日曜日、ゆめタウン長府内簡易郵便局は廃止されてすでになく、展覧会後に記念押印する意欲がなくなりました。いつも長府郵便局ではさすがに飽きます。風景印も下美とは無関係な図案だし、日曜日のゆうゆう窓口の職員さんでは押印があまりお上手ではありませんのでストレス感の方が先に立ってしまいます。
 そこで今回は発送物はぜんぶポスト投函しました。地域区分郵便局の山口郵便局が開局して以来、山口県内の定形郵便物はすべて同局の消印が押されます(各地域の集配局は押印作業をしません)。県外の人にとっては下関も萩も岩国もそんなにロケーションの違いは気にならないでしょう。”山口”の表示であれば間違いではないのでそれにしました。結果、図版のようなスマートな出来栄えになりました。今後もこの手を使いたいと思います。地域区分郵便局の郵趣的なメリットのひとつだと思います。

※下関の後、10月7日(土)~11月26日(日)の予定で長崎歴史文化博物館でも展覧会が行われます。九州の方はぜひご参観ください。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 21, 2017

収友へのおみやげ・後継収集家へのおみやげ

2017082001

 昨日のJPS防府支部例会では収集を辞めた高齢収集家さんのセール品が委託で出ました。その中から群馬、鹿児島、長崎、仙台、調布、早稲田大学・・・といった収友へのおみやげ・ギフト品を拾ってきました。今はもう使われなくなった料金収納印です。

 かつては郵便料金が値上げになると差額分を現金で支払い、こうして”◯円収納”と表示された判を押していました。これは物資不足で加貼用低額切手の供給すらおぼつかなくなった先の戦時中由来のものです。
 局に残してあった古い印顆(予備印)のB欄部分に”◯円収納”の刻印をはめて押しました。それでC欄が三ッ星だったり間違って為替番号入りだったりしたものです。あまりお上品とは言えませんがけっこう面白いバラエティです。
 一番古いものは左端の7円はがきで、3円(計10円)→10円(20円)→20円(40円)と加算されています。確か40円から41円になった平成元年の消費税導入時まで収納印(領収印)が使われていたと記憶しています。41円→50円→52円→62円の時にはもう使われていません。

 現在、支部長と相談しているのは、高齢支部員にはせめてメインではない収集分野くらい放出するように教導しなければということです。本当なら平均寿命に到達したら手元にはアルバム数冊だけを残してあとは全部処分した方がいいのです。抱え込んだまま亡くなった場合、価値のわからない遺族が焼いたりゴミと思って捨てたりの悲劇が後を絶ちません。本人の目の黒いうちに真っ当な値段で換金した方が本人にとっても家族にとっても後継収集家にとっても、そしてなんと言っても収集品にとって最も幸せです。

 収集品は仮に預かっているだけ。良い状態を保ったまま次世代に受け渡すことこそ収集家人生最後の目標です。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 14, 2017

10月7日(土)、防府宮市局の風景印が山頭火図案に改正

 来たる10月7日(土)に防府天満宮さんからすぐの場所に”山頭火ふるさと館”がオープンします。それに合わせて毛利本邸を描く風景印を使用中の防府宮市局の風景印が図案改正され、山頭火関連のデザインになります。
 詳しくは下の公益財団法人日本郵趣協会登録防府支部報「ほうふ」号外(2017.8.6)をお読みください。同支部長の公開許可を頂きましたので掲載いたします。

2017081401_2

| | Comments (0) | TrackBack (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

AR拡張現実 | IT技術の活用 | Pスタンプ・フレーム切手等 | お気楽話 | お知らせ | お笑い郵趣 | くっだらねー話 | なんでも郵趣品化運動 | まいうー | ゆうペーン・切手帳 | エラー | エンボス・デボス | グッド・デザイン切手 | サッカーW杯 | シルク切手 | ジャポニカ | ゾロ目・連番 | デコーダー | デジタルコード | トピックス | ナンバーワン | ハマってます! | ビニール製切手 | ホログラム | マイクロ印刷 | マンガ切手 | レアな国々 | レフティ(左利き、サウスポー) | 三角切手 | 事故郵便 | 他人の空似切手 | 似てない肖像切手 | 偏光視覚切手 | 偽造・模造 | 六角形切手 | 共通切手・同居型シート | 円形切手 | 円盤切手 | 初日カバー・記念カバー | 同姓同名 | 図案ミス | 墨汁一滴(日常之徒然) | 変り種切手 | 変則目打 | 変形シート | 変形郵便 | 外国製日本切手 | 多数・多種貼り | 実在しない虹切手 | 山口県 | 暮らしと郵便 | 未発行・販売中止 | 権利・差別 | 永久保証 | 永久図案 | 災害郵趣 | 無額面 | 特殊印刷 | 特殊詐欺対策 | 現代史 | 環境郵趣 | 異物混入・添付 | 盛り上げ印刷 | 監獄郵趣 | 直筆サイン入り | 示温インク | 私設郵便 | 穴開き切手 | 立体・3D切手 | 箔押し切手 | 表面コーティング(ニス塗り) | 証示印 | 誕生日 | 誤送 | 輸送手段 | 連続・分割図案 | 郵便を出そう | 郵便印 | 郵政民営化 | 郵趣イベント | 郵趣文献 | 金箔切手 | 香り付き | 鹿児島県