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October 2025

October 24, 2025

ミニレターがマイナーチェンジ

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 先週の郵趣ウィークリー紙(41号、20251017発行)にマイナーチェンジしたミニレターを都内某局で10月12日に購入したとのコラムが載りました。8月頃にミニレター購入者に配布されていたアンケートはこのことだったのかと納得しました。このアンケートは東京都内での配布報告しか上がってきておりません。他地域での配布はなかったのでしょうか?。

 

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 ミニレターの折加工を省略することによって発注先を複数確保したことは承知していましたが、その報を聞いた時は折り機(ベンダー)はもはや標準装備加工機ではなくなったのかと軽いショックを受けました。簡易なものでは市中の民間印刷業者さんでも普通に見られたものです。それに次いで糊引き加工機まで時代遅れなのかとダブルショックでした。私の時代感覚が平成時代で止まってしまっているのかと冷や汗をかきました。

 個人的には折りや糊引きともにやめてもらってもいいので、A4判用紙そのままの長方形で販売していただきたいです。ミニレターは手書きを標準としていますので今のダイカットがふさわしいことは理解しています。ですが、この姿だとプリンターの中でひっかかってしまいやすいのです。長方形ならそのリスクがほぼ解消されます。

 ともあれ初期タイプは2024年10月1日の郵便料金値上げ(販売は同年8月1日から)以降、約1年強の販売期間しかないだろうと推測されます。在庫がなくなり次第切り替えだとしてもおそらく2年はないでしょう。両タイプの未使用、非郵趣家便の実逓使用例を抜かりなく収集しておきましょう。

 

 

 

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アメリカ独立250年を前に

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 来る2026年はアメリカ独立250年の節目の年です(独立宣言の署名から250年) 。同200年にあたる1976年は、本格的に切手収集を始めて2年目でしたので、1975年から多種多様な記念小型シート群が発行されていた様をリアルタイムに経験しています。当時は高校生、2026年は65歳になります。

 

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 郵趣誌10月号の編集部おすすめに「アメリカ独立戦争の戦場」が取り上げられています。これは来年の250年を見据えてのフォアランナーでしょう。独立と同時に陸海海兵3軍、そして郵便も250年を迎えるので、これから賑やかになりそうです。
 特に歴史題材として南北戦争テーマも発行されるでしょうから注視しています。それは山口県民および長崎県民なら常識と言えることがらが関わってくるからです。
 南北戦争が終わったのが1865年。そして第二次長州征伐が1866年です。このたったの一年間で何があったか。それは終戦で大量に余った銃を長崎の武器商人グラバーなどが上海市場で買い漁り、それを長州藩が購入したからです。今も博物館などで保存されているスペンサー銃あたりがその代表です。藩独自に購入したものの他に、薩長同盟の成果として薩摩藩名義で輸入された銃が秘密裏に長州藩に分配されるなども行われており、それらも含めると一体どれほどの数に及んだことでしょうか。

 こうした歴史を切手上でも辿ることができるのもまた郵趣の面白さです。郵趣は他の収集趣味と違い、アイテムを入手して終わりではなく、入手してからが始まりと言えます。だからこそ郵趣は日本郵便より長い歴史を保ち続けることができたのです。知的好奇心を満たすには郵趣がお勧めです。

 

 

 

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October 22, 2025

誕生月の花を描く切手

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 郵趣11月号の世界新切手ニューズをチェックしていて気がつきました。2025年5月15日にイスラエルが菖(アヤメ)属を描く自動化切手を発行していました。同じ5月に姪の菖が生まれたことにすぐに連想がつながりました。生まれたのは24日、命名は29日でした。ご当地消印が喜ばれているなら、誕生月(あるいは誕生日)の花を描く切手に注目しても面白いんじゃないかと思ったのです。
 誕生日に発行された切手の存在自体滅多にないことなので、ターゲットを広げて「誕生月の花」が良いのではないかと考えます。そこまで広げれば同じ月生まれの同い年さんで共に楽しむことができるでしょう。
 この話を0歳児に話しても意味わかんないだろうし、大きくなったらなったで気持ち悪い伯父さんと思われる危険性も懸念されます。分別がつく18歳児になった時、あるいは嫁に行くときにでも手渡そうかと思います。そん時は私も82歳なので生きてるかどうかわかりません。うーん、いっそのこと遺書にした方がいいかな?(やめなさい)

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 自分の場合は(以前にも本ブログに書いたことがありますが)運よく花シリーズが発行されていたので、誕生月の花「椿」があります。発行日は昭和36年3月20日なのですが、引受消印を依頼された(おそらく郵頼)和歌山・椿局には欧文印の配備がなかったのでしょう。管轄の和歌山・富田局まで送られ、そこで欧文印が押されました。遅れること3日、それが逆にラッキーでした。私の誕生日の23日にドンピシャでありました。こんな遅延例は本便以外見たことがありません。これこそ郵趣の神さまの思し召しだと思います。

 なお、椿切手の初日カバー入手にも物語がありました。購入手続きをしたのは武漢中共肺炎こと新型コロナウイルス禍真っ盛りの2020年5月。売主はタイの人で「空港が閉鎖されて飛行機が飛ばなくなった。キャンセルするか?」と聞いてきました。しかし、こんな幸運を逃すわけにはいきません。「タイ人も日本人も同じアジアの兄弟だ。あなたを信用するので空港が再開したら送って欲しい。それまで待っている」と必死に英作文してご返事しました。
 空港が再開したのは同年10月。無事に届いたその送付封筒もコロナ関連のコレクションに加えたのは言うまでもありません。

 

 

 

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October 20, 2025

未整理官白100枚セットを即売します

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(▲未整理100枚パック即売品の内容例です)

 郵趣家としての終活を進めておられる大先輩から段ボールで10箱に及ぼうかという大量の官白のご寄贈をいただいています。都道府県別・消印別にきちんと整理されたファイルは、私の主催するファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)および友好関係にあります武蔵野郵趣会さんのオンライン会議室でのみ志のある方々にお譲りしています。
 ですがなにせ大量ですので、未整理・未分類のまま入っていた官白も多数ありました。和文印、欧文印、風景印、ローラー印、官製はがき、エコーはがきなど多種多様です。これを仕分けする手間はとてもかけられませんので、各種混合100枚500円+スマートレター代210円=710円で無制限に即売します。内容が偏らないように配慮はしますが、細かい分類までは手が回りません。その点のみあらかじめご承知ください。
 まずはご都合の良い郵送先とお名前を電子メール等でお知らせください。送金先は以下の通りです。入金確認次第発送します。

ゆうちょ口座10070-3562841 スギヤマテツタロウ

 なお、入金すると私のスマホ宛に自動的にショートメールが届くように設定してありますので、改めての送金連絡は省略していただいてけっこうです。

 

 

 

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October 10, 2025

第46回オンライン『郵趣』

日 時:10月10日(金) 21:00~22:00
テーマ:月刊誌「郵趣」10月号に関連したテーマで以下を予定しています。

・「外国切手最新事情」(スピーカー:椙山哲太郎)
・「長崎郵便史に関する話題」(スピーカー:板橋祐己さん)
・「日本切手の壺」+1解説(スピーカー:山口充さん)
※テーマ及びスピーカーは変更になることがあります。

 公益財団法人日本郵趣協会の「郵趣イベント・カレンダー」記載の「接続先リンク情報」のアクセスしてください。開始5分くらい前で十分間に合います。

 外国では暗号切手(Crypt Stamp)が続々発行されています。郵趣10月号にもドイツ切手1点が掲載されています。それゆえ欄外注記にも”ちかごろ世界ではやるもの、暗号切手とAI切手”と書きました😅

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 今回のテーマは「日本における郵便・郵趣でのNFT技術活用」です。我が国での最初のNFTアート切手の販売は2022年10月3日 (令4) です。一見すると日本も先進諸外国の先例に追従しているかのように思えますが・・・違いました。

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 今年4月3日~6月30日までの3ヶ月間、石見銀山エリア (島根県) でNFT技術を使ったデジタルスタンプラリーが行われました。コンセプトは地域振興施策の一環であること。ただのスタンプラリーではなく、行動ルートや移動時間のデータを集めて観光施策に生かすという本当の目的がありました。
 ただし、この時点では関連郵便商品の発行はなく、NFT活用観光プロジェクト第1弾は残念ながら郵趣的には見るべきものはありませんでした。

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 ところがNFT活用観光プロジェクト第2弾で大化けしました。2025年8月1日、フレーム切手セット「Blue Impulse 2025」と「松島基地航空祭2025」の販売を開始しました。スタンプラリー参加者およびフレーム切手購入者向けにNFTを配布。NFT関連の郵便商品がここに初登場しました。

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 A4判ポスターの両面に”NFTクエストin東松島”の文言があります。裏面にはより詳しい説明が表記されています。以下「Blue Impulse 2025」切手を貼っての記念押印はすべて阿部純哉さんの作品です。

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 同じくA4班チラシ。NFT取得ポイントがマッピングされています。20251010007

 

 東松島市内郵便局では風景印押印ラリーも同時開催されました。郵便局たるもの、やはりここまでしなくては!。

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October 01, 2025

イベント参加者カードの工夫

 昔ながらの記帳方式は他の人に住所などの個人情報が見えてしまうので今ではアウトだと教わりました。たかが切手催事如きで何を大袈裟なと思いましたが、まあ仕様を改善するのはやぶさかではないので、今春の「アスピラート防府切手展2025」から個別記入のカード方式に変えました。

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 A4判を8分割したほぼ名刺サイズは意図的に小さくしたものです。これもとある人からの忠告を汲んだ結果です。用紙が大きいとやはり横から覗き込まれたら見えてしまう。小さい紙だと自分が覆い被さるような姿勢で、なおかつ片方の手で隠せばまず覗き見されない・・・なるほどねえ、実戦で培われたノウハウですね。
 中が見えない投票箱(鍵付き)も用意し、防府切手のつどい2025夏でも実施し、予想通り記入・投函してくださる方が増えました。おかげで広報用名簿も一気に約50名も増えました。
 ところが、さらに問題が発生したのが2025年度後半期の予定表の郵送でした。有効名簿数約120通を発送したところ、宛先不明で3通が差出人戻しになりました。郵送先を書き間違えた可能性はありますが、いずれもご自分の自宅住所です。それ、間違えますか?。
 住所を知られたくなくてウソ住所を書かれた可能性が高いと私はそのように判断しました。それやられたら実際にムダ発送が生じてしまいます。これは非常に困ります。今回は3人× (送料110円+印刷・封筒代20円)=390円の損です。たった20人強の会員数で年会費ひとり3,000円で運営しているのでどうでしょう、私は看過すべきではないと考えます。熟慮した結果、案内状を希望しない人は最初から名前だけでよい仕様に改良します。

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 郵便を趣味とする郵趣家、郵便愛好家がことさらに個人情報漏洩を恐怖し、イベント参加の記帳すら嫌悪するというのは極端に過ぎるとは思います。私なんかは50年近くも前から名前と住所ワンセットで郵趣活動をしてきましたから、内心、なんだかなあ~と暗然たる気分です。排他的な態度では同好の士の友好関係って成り立たないだろうとも思うのです。しかし、これも時代の変化です。やるべきことはやって時代に適応します。

 

 

 

 

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