日 時:8月8日(金) 21:00~22:00
テーマ:月刊誌「郵趣」8月号に関連したテーマで以下を予定しています。
・「外国切手最新事情」(スピーカー:椙山哲太郎)
・「日本切手の壺」+1解説(スピーカー:山口充さん)
※テーマ及びスピーカーは変更になることがあります。
公益財団法人日本郵趣協会の「郵趣イベント・カレンダー」記載の「接続先リンク情報」のURLにアクセスしてください。開始5分くらい前で十分間に合います。
差し当たって3件図版をアップしました。楽しい話題があり次第、当日までにあれこれ仕込んでおきます。
▼ムーミン切手の出来が素晴らしいわけ
なにげに買ったムーミン切手(20250730発行)。しかし、その出来栄えの素晴らしさに感動しました。シート地を上下に2分割しているところも非常に良いグラフィックス効果を発揮しています。久しぶりにアートディレクター脳になってこのことをfacebookに書きました。ご縁があれば担当された吉川亜有美デザイナーさんにお話を伺いたいと。なんと、そのご縁が繋がりました!。
直接会った友人が私が感じた魅力の不思議について詳しく聞いてきてくれたのです。絵本の原画を使ったのが成功の第一の要因ですが、思ったとおり、それだけではありませんでした。これはもうオンライン『郵趣』でのみお話するしかありません。
▼自由の戦士 ジョセフィン・ベーカー
改めて説明する必要もないでしょう。wikipediaを参照ください。ただ、切手に描かれているのは軍服姿であり、いかにも「顔はめ」のような合成をしています。前半生のダンサーとしてではなく、ドイツと戦った自由の戦士としてのデザインコンセプトを汲み取ってください。
また、こうしたお話をする機会のために著名人のポストカードもこつこつ集めています。これは1935年のプリントが使われています。
▼郵便箱(郵便受箱)の話、ChatGPT活用の話
パインスタンプさんからいただいた郵便はがき切手納入袋です。こういうアイテムを捨てずに取っておいてくださるあたりが本当にありがたい。昭和30年代から家庭用・集合住宅用の郵便箱の資料を集めている自分にとっては間違いなくお宝です。この時の差入口の高さ3.5cmが、今あるレターパックライトやスマートレターの厚さ制限の根拠となって生き続けているのです。
また、これに関してChatGPTに聞きましたら秒で詳細を教えてくれました。その一方で郵趣家なら常識として気が付く昭和43年から導入された郵便番号枠や表記が挿絵に描かれていることを見落としている等、発展途上性能にも気がつきました。とはいえ、良くも悪くもChatGPTの郵趣利用は積極的に進めるべきです。
(8月8日追記)
ここ数ヶ月のうちに高齢で認知症発症で郵趣を引退された方、お亡くなりになった方がおひとりずついらっしゃいました。たいていの場合、ご家族は郵趣に対して理解がなく、時に恨んですらおられます。残念なことに一方はご子息によって全コレクションが廃棄処分されてしまいました。優れたコレクションが失われてしまった訳で、だからこそ70なり80歳になったら自身の手でコレクションを次世代に譲り渡さなくてはいけません。そこまでやり切ってこその郵趣家としての本懐です。
運良くレスキューできた2点「特定信書便Q-POST」と「初期電子郵便専用封筒」のふたつについて、時間の許す限り&電波状態が良ければるるお話ししたいと思います。
▼特定信書便Q-POST
表記について日本郵政公社(当時)からクレームがあり「特定信書郵便→特定信書便」に、消印中の「3時間特急郵便→3時間特急便」と”郵”の字が削除された改版が作られました。初版は皆さん一生懸命収集されていますが、改版は全くのノーマークという方も多いでしょう。かく言う自分もそうです。その他、改版から料金証紙1枚ごとにシリアル番号が入れられています。

▼初期電子郵便〜国際電子郵便専用封筒
試行開始から早44年なんですね!。そんな大昔だったっけ?と自身の加齢に驚いています。今から考えればオワコン、ただのファクシミリにすぎないのに、どうしてあんなに一生懸命だったのでしょうね。とりわけ国際電子郵便はインターネットの普及で需要がなくなり、ひっそり廃止されていったわけですが・・・

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