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February 2025

February 19, 2025

発掘!「世界の切手1万名プレゼント」

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 2月9日、北九州切手のつどい2025にてパインスタンプ社主から「これ知ってる?」と手渡されたのが左側のカード。あまりにも有名なトンガのバナナ切手が台紙ごとヒンジで止められています。週刊朝日3000号記念誌のプレゼント賞品のようですが、社主はもちろん自分 (当時15歳) も記憶がありません。こうなったら3000号記念誌とやらを入手するしかありません。

 ネットをググることわずか数秒、古書のネットショップであっさり発見。そのままポチッとオーダーして2月17日にはもう現物が届きました。

 現物が届いてみれば詳細は明らか。3000号に当たるのは1976年2月20日号。「我が社のこの一枚」に見る日本100年、という記念号協賛広告でした。掲載順に朝日麦酒、味の素、AFIA (エフィア)、合同酒精、資生堂、住友生命、東芝、東洋工業、中野組そして我らが日本郵趣協会・郵趣サービス社、藤沢薬品工業、プラチナ万年筆、養命酒製造という錚々たる顔ぶれの13社です。

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 この当時は日本郵趣協会もまだ任意団体に過ぎませんでした。郵趣サービス社も設立されてわずか4年目。沖縄切手投機が崩壊し、オイルショックの影響で封書料金が20円から一挙に50円に値上げされてほぼ1ヶ月。そのタイミングで見開き2ページの協賛広告に参加し、切手1万枚とともにパンフレットを送るという決断にはありし日の水原明窓イズムを強く感じます。もっとも、文章文体は水原さんのそれではないようです。週刊朝日の編集部員が取材し、企画広告にふさわしい水準にブラッシュアップされている印象です。

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 見開き左側のページには世界の切手がズラリ。このうちプレゼント対象は11点。その中でも5番がこのトンガのバナナ切手でありました。いわゆる変形切手・変り種切手はこの1種のみで、それが自分のところに流れ着いたのも郵趣の神様の思し召しでありましょう。

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 なお、協賛広告のためか目次には記載がありません。当時の郵趣家が気が付かなかった、あるいは後年たやすく忘れ去られたのもそれが原因のひとつであったものと思います。

 せっかくなのでFBフレンドさんが好きそうな朝日麦酒 (アサヒビール)、合同酒精 (神谷伝兵衛)、東洋工業 (マツダ) の3社の広告もfacebookにアップロードしておきます。

 

 

 

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February 11, 2025

第38回オンライン『郵趣』

日 時:2月14日(金) 21:00~22:00
テーマ:月刊誌「郵趣」2月号に関連したテーマで以下を予定しています。

・「外国切手最新事情」(スピーカー:椙山哲太郎)
・「日本切手の壺」+1解説(スピーカー:山口充さん)
※テーマ及びスピーカーは変更になることがあります。

 公益財団法人日本郵趣協会の「郵趣イベント・カレンダー」記載の「接続先リンク情報」のURLにアクセスしてください。開始5分くらい前で十分間に合います。

 郵趣2月号WORLD STAMP NOWの欄外注記に記しましたように2月号は話題の切手の大豊作号でもありました。スペースの都合で割愛した世界の新切手を4件、直近の日本関係を2件3点ご紹介します。

▼国際宇宙ステーション建設開始25年(シエラレオネ)

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▼マルコ・ポーロ没後700年(ボスニア・ヘルツェゴビナ/イスラム)

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▼児童創造性賞(アラブ首長国連邦)

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▼パリ五輪(インド)

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 特に昨年10月1日の郵便料金値上げ以後、特約ゆうメールに顕著な違いが現れていることに気付いている人がほとんどいらっしゃいません。その詳細は近く岡本法律事務所報(岡本哲弁護士/岡山市)にて記事化する予定ですが、一足先にそのアウトラインをお話しします。

▼特約ゆうメール異変

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February 07, 2025

山口郵趣会 (JPS防府支部) 2月例会案内

日 時:2月15日(土) 13~17時
場 所:防府市立佐波公民館 (学習室)防府郵便局隣
参加費:無料

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 つどいの結果報告をいたします。参加者数は約80名 (速報値)

 4月のアスピラート切手展の報道資料作成のため、出品予定の切手や代表的な1リーフをご持参ください。

 つどい会場内で行われた広島蒐郵会例会が有意義でした。私たちも収集発表をするべきと痛感しました。まずは椙山がトップバッターを務めます。シルエットカードの販売開始 (報道発表なし) など直近の郵趣情報を実物とともにお話しします。

 

 

 

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