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December 2024

December 25, 2024

富士山へ年賀状を送ろう!

 大澤瑩時さん、柴田公子さんからはがきサイズのチラシ実物をご恵送いただきました。いつもありがとうございます。

 「〇〇へ年賀状を送ろう!」企画の一環で、富士山あてというのは東海支社さんオリジナルのアイデア。1月7日までですのでまだ間に合います。興味のある方はぜひご参加ください。

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December 24, 2024

追悼・須田寛さん

 JR東海初代代表取締役社長にして郵趣家でもあられた須田寛さんが12月13日に老衰のためお亡くなりになりました、93歳。

 1989年 (平元)、名古屋で開催された世界デザイン博覧会に間に合わせるべく、須田社長のもとJR東海の鉄道旅客サインが一新されました。その対象は車両に関わるあらゆる表示、各種駅設備全般にわたり、最終的に「JR東海サインマニュアル」にまとめられました。自分は駅の旅客誘導サインの実施設計と施工監理そしてサインマニュアルの当該ページの編集を担当しました。はい、郵趣的な事柄とは全く関係なく、あくまでも当時の本職 (サインデザイナー) としてです。

 鉄道ファンやフォントマニアの間で今も人気がある旧国鉄時代由来の「スミ丸ゴシック体」は若き日の須田さんが直接開発に関わられたそうです。JR東海の新しいサインデザインを制定するにあたり、須田社長の強いご希望で特定のサインに残されることになりました。その対象は新幹線ホーム駅名サイン、在来線ホーム駅名サイン、柱付駅名サインの3種です。フォントとしての整合性や視認性に問題を抱えていたスミ丸ゴシック体でしたが、文字の大小やスペーシングなどを調整した完全版下フィルムを全駅分作ることで解決しました。そして今も使われ続けているのは皆さんよくご存知の通りです。そのサインマニュアルのスミ丸ゴシック体が該当する3ページをご覧いただきます。

 自分が手掛けたサインマニュアルは初版です。京都の鉄道博物館ではお宝扱いされて特別展示されていたとも聞いています。もちろん、不正に持ち出したものではなく、デザイン事務所を退職するにあたって実績を示すアイテムとして許可を得て1部いただいたものです。35年以上も昔のものであり、改版が重ねられて内容もすっかり変わっているとは思いますが、やはり著作権は尊重しなくてはなりませんので、低解像度画像でしかお見せできないことはご了解ください。

 その時代と前後して須田さんがスタンプマガジン誌に登場され、その時に初めて郵趣家でもあられたことを知ってびっくりしました。57歳当時の精悍なお姿をご覧ください。いつのまにか私の方が当時の須田さんを上回る年齢になってしまいました。

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December 19, 2024

ゆうゆうポイントに全国規模のシステムエラーか?

 毎日地道に郵便局に通って貯めたゆうゆうポイントが今日で20ポイントのはず。ところが仕事から帰って一風呂浴びようと思った矢先の19:46、ポイント取得に不正があったと通知が来ました(左図)。確認しましたら1ポイント減らされて19ポイントになっていました。

 断じて不正はしておりません!

 何月何日何時何分のどこの局での獲得ポイントが不正と判断されたか教えてもらいたい。訪問介護の仕事につき、立ち回り先と時間は正確に実証できます。
 例えば今日12月19日(木)は、午前中2軒の訪問を終え、事務所に戻る途中の12:35に防府牟礼局で「未来に残したい文化シリーズ第2集」を購入しました。その時の領収書も残してありますし(右図)、ゆうゆうポイントをGETしたのもこの時であることは間違いありません。日本郵政サイドの記録データと照合してもらいたいです。
 という話をfacebookにアップしたところ、直後に同文のメールが来たという方が現れました。これはもうシステムのエラー、バグであろうことは確実でしょう。
 明日にでも最寄りの郵便局に出向いて正式に抗議するとともに、事実関係を明らかにして頂きます。そして、以後、同様のトラブルを防ぐために毎回記録をつけることにします。

 ほぼ毎日郵便局に通い、何かしらを購入している一番の郵便局の味方を、あろうことか敵に回そうとしていることをよくよく反省してもらいたい。

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(追記/解決しました)
 予想通りシステムエラーだったらしく、20日の午後に通知が来ました。一夜明けて21日の早朝に獲得ポイントを確認しましたところ、2日分(19,20日)のポイントが復旧されていました。安心しました😊

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December 18, 2024

美しい日本郵便

 自宅をリフォームしてくださった会社さんからカレンダーが届きました(下図)。センスの良さげな淡いグレイの封筒に料金後納のゆうメール。差出発送代行は佐川急便さん。相手(元顧客)に届けたいのはカレンダーであって送付封筒の外観などどうでもいい?。果たしてそうでしょうか。
 自分ならこうするとCG合成したのが上図です。今の季節にふさわしいグリーティング110円切手を貼り、会社最寄り郵便局の風景印を押します。維新公演の陸上競技場スタジアムが主題です。切手と風景印が映えるように封筒も白かもっと淡い無彩色のものを選びます。

 こうした考え方を経費や時間の無駄あるいは無意味と考える経営者ってどうなの?です。あえて明記しますが、これは正しい間違いの問題ではありません。とにかく安く、手間暇をかけずにカレンダーを送り届けるのが最優先の目的であってそれ以外は切り捨てる・・・その考え方も合理的ですし決して悪いわけではありません。
 同業他社との差別化を考えた場合、こうした配慮が及ぶ人たちの方を私は好ましいと思いますし、自分もそうありたいと考えます。良し悪しではなくどちらの側の人間になりたいかの選択の問題です。
 これが何万通もあるのでしょうか?。佐川急便さんに丸投げした経費と、社員総出で美しい切手を貼って差し出す経費にそんなに大きな差があるのでしょうか?。

 郵便局さんはこうした地道な営業をするべきではないでしょうか。ミニマムな取り組みをおそろかにし続けた結果が、今年の年賀状の売り上げが同時期で前年比4割減という悲惨な現実を招いてるとは考えないのでしょうか。

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December 17, 2024

シェラ・レオーネ

(注:表題文中の「エ」が小文字なのは原文ママ)

 郵趣1961年6月号からの抜粋紹介記事です。1960年代のアフリカは民族自決や独立の動きが急速に進み多くの国が独立を達成した時期でした。特に1960年は「アフリカの年」と呼ばれ17ヶ国が独立を達成しました。シエラ・レオーネも1961年4月27日に独立。

 植民地時代の発行券の概略と、独立時の切手を紹介した内容ですが、副題に「またふえた黒い切手発行国」とあるのが謎。この当時は旧宗主国のイギリスの傀儡的な側面が色濃く残っいるものの、黒い切手などと揶揄されるほどの悪辣な発行政策はとられていません。行間からも特に批判的なニュアンスは受けません(仮に当時の編集方針が極端な左寄りだったとしても)。もし単純に黒人国家のことを指しているのだとしたら現代との常識感覚の違いということか?。
 自分自身が約1ヶ月前の3月23日に生まれていること、変り種切手発行国としてシンパシーを抱いていることもあって、同国はお気に入り国のひとつです。

 こんな魅力的な内容なのですから、電子データ化しサブスク方式でインターネット経由でいつでも閲覧できるようにすれば良いのにと常々思っています。せっかく半世紀以上もの蓄積された立派なリソースがあるのに、これをお金にしないのは勿体ないです。アメリカ郵趣協会さんは既に電子化を終えているので運用状況などを参考にしてもらいたいです。

 

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日本万国博切手資料集 第2版

 著者の石田徹さんからご案内をいただきましたので謹んで以下ご紹介いたします。

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 この度『日本万国博切手資料集 第2版』を近く12月20日発刊の予定でおります。
 当初は一年前の初版で完結する予定でしたが、予想通り万博切手収集家を顕在化させ、多くの反響もあり、さらに万国博郵便局の情報も収集する事ができました。また、初版品切れの後もご希望が寄せられております。
 そこで、ご希望にお答えすると共に、万国博郵便局等の情報を消すことなく将来に残すため、第2版として改訂増補版を発行する事にしました。
 第2版は各種マテリアルの追加、記述の見直しと共に、解説も全面的に書き直しました。

日本万国博切手資料集 第2版
石田 徹・編
2024年12月20日発行予定
Woods' Core 刊
A4判・並製、カラー250ページ

 頒布ご希望はメールt-ishida@serenade.plala.or.jpまで、住所、氏名、連絡可能な電話番号を記載の上お申込みいただければ、発送致します。価格は書籍2,500円、送料430円の2,930円振込による後払いをお願いします。
 また「世界植物切手分類体系 第1巻」同送は送料不要本代2,500 円の追加で御受けします。

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December 15, 2024

wish a wish at ROPPONGI HILLS 2023→2024

 六本木ヒルズさん毎年恒例の、一年後にクリスマスメールを届ける素敵なイベント郵便が今年も届きました。送ってくださったのは山本美佳さん、池澤克就さんのお2人です。なお、配達は全通同時で12月13日に届きました (昨年は12月4日)。いつもありがとうございます。

 簡単に概要をご説明します。専用封筒・クリスマスカードそして郵送費用もすべて六本木ヒルズさんが負担される太っ腹企画です。その始まりは2012年用 (2011年暮差出) が最初です (六本木経済新聞さんの20171207の記事による)。
 郵趣界にその存在が知られたのは、2017年暮にたまたま所用で行かれた澤田一毅さんが遭遇。機転を利かせて送ってくださったのを私がHYPER Philatelistブログ等で発表したのがたぶん最初だと思います。それ以前の実逓便 (と関連記事) を探しているのですが、いまだにご縁がありません。
 その2018年用をきっかけに以後毎年途切れることなくトータル7年続けて必ずご恵送いただいています。武漢中共肺炎こと新型コロナウイルス禍の最中でも継続された有意義で稀有なタイムカプセル郵便の代表例です。
 2024→2025年用も12月25日(水)まで受付されています。首都圏の方はぜひ利用されてください。

▼山本美佳さんから

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 2024年がオリンピックイヤーであったことをメモリアルする文面は貴重です。

▼池澤克就さんから

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 郵便料金が値上げされることを見込んでの差し出しです。引受消印ではなく記念押印である点がポイント。

 自作の郵趣データベースで確認すると、封書50gまで110円、はがき85円など総務省による郵便料金値上げ答申案を日経など報道各社が初めて報じたのが2023年12月18日。続いて増田寛也日本郵政社長が郵便料金値上げは2024年10月と表明したのが同年12月22日。差出締切日が12月25日ですから、長くてもわずか8日間の間にアイデアを思いつかれたわけで、これはもう神業と言えましょう。

▼メッセージカードのデザイン面(2種)

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December 13, 2024

「切手とともに50年」にして思うこと/天野安治

 JPS防府支部故齊藤智前支部長の取り置き文書類から掘り起こしました。天野安治先生が1992年度の第13回中島健蔵・水原明窗記念賞を受賞された際の祝賀パーティー、その時の講演レジュメのようです。今から32年も昔のものですし、何より関係者全員が既にお亡くなりなので、私の一存で電子データ化しました。古い資料とはいえ、現在にも十分通じる内容ですからぜひご熟読いただきたいと思います。全7ページです。
 特に重要なのが1ページ、「1.収集家を評価する3つの基準」です。天野先生からの受け売りでこの3点を機会あるごとに自分も訴えてきました。私が言うだけなら説得力がないかもしれませんが、天野先生の直言ですから真摯に受け止めていただきたいです。以下、抜粋します。

1.オリジナルな調査・研究を発表し、フィラテリーの発展に尽力する。

2.優れたコレクションをつくり、それを切手展などの場を通じて多くの人にみせて啓発する。

3.フィラテリーの普及発展のため、切手展の企画運営、講演、初心者への指導、郵趣団体の運営など、郵趣活動に力を入れる。

 これをさらに簡単に言うと(1)まじめに切手収集に取り組む。(2)収集の成果を発表する。(3)郵趣会の世話人活動をする。です。このうちの3番ができない、やりたがらない、意識的に避けている人のなんと多いことか。
 世話人活動をおろそかにすると、自分の収集を引き継ぐ人 (コレクションを買ってくれる人) がいなくなり、コレクション自身も遺族によってゴミ扱いの廃棄処分になります。あなたが生きた証が消えるのではなく消されます。
 さらに世話人活動をするとたいへん大きなメリットがあるのですがそれは書きません。実際に取り組んでない人にタダで教えるほど私もお人好しではありませんので(笑)

(追記)
 OCR処理済のPDFデータもこちらに格納してあります。ご希望の方はご自由にダウンロードなさってください。

(注記)
 万一、著作権所有者およびその関係者の方から権利侵害であるとご指摘をいただければ削除します。

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山口県郵趣会 (JPS防府支部) 12月例会案内

今月は会場都合により日曜日の開催です。
お間違えなきようご注意ください。

日 時:12月22日(日) 13~17時
場 所:防府市立佐波公民館 (休養室/和室)防府郵便局隣
参加費:無料

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(1) 2025年度事業予算について
 12月11日付で槇原晃二中国・四国地方本部長にPDFデータで書類提出しました。詳細は例会席上で書類回覧の上詳しくご説明します。

(2) 仮称「山口県郵趣会」名称について
 「県」が付くと山口県に郵趣会がひとつしかないと誤解される可能性があるため「山口郵趣会」にしてもらいたいとの要望がありました。その経緯説明とご承認をお願いする予定です。

(3) JPS周南支部の状況説明
 私個人も高校生時分から参加していた馴染み深い支部です。当時は徳山支部と称し、支部長は故原田正治さんでした。近年の活動低迷を乗り越え、新体制で継続されることが決まりましたのでご説明いたします。

(4) 会でまとめ買いします
 来年1月8日発行のグリーティング・シンプル110円切手を会でまとめ買いをします。1月例会席上にて10枚ブロックに分割販売します。現時点ではおふたりの方が購入希望です。購入シート数の都合がありますので、ご希望者は12月例会席上でお申し出ください。

(5)来年度上半期の郵趣イベントについて
 防府切手のつどい2025冬、アスピラート防府切手展2025の2つの郵趣イベントの予定が確定しました。その詳細説明と協力お願いをいたします。

 

 

 

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December 10, 2024

第36回オンライン『郵趣』

日 時:12月13日(金) 21:00~22:00
テーマ:月刊誌「郵趣」12月号に関連したテーマで以下を予定しています。

・「外国切手最新事情」(スピーカー:椙山哲太郎)
・「日本切手の壺」+1解説(スピーカー:山口充さん)
※テーマ及びスピーカーは変更になることがあります。

 公益財団法人日本郵趣協会の「郵趣イベント・カレンダー」記載の「接続先リンク情報」のURLにアクセスしてください。開始5分くらい前で十分間に合います。

 先月は極端に通信状態が悪く15分以上もインターネットに繋がらない状態を繰り返す有様でたいへんご迷惑をおかけしました。結局、お話はお流れに。理由は今もってわかりませんが、一説によると太陽活動の活発化が一因だったとか???。
 これでは文字通り「お話にならない」ので、速攻NTTドコモに連絡して電波増幅器(ドコモレピータ)を設置しました。今後は問題なくお話しできることを期待しています。

▼チェモスビット社90年(スロバキア・2024)
 ビスコース繊維を使った切手とのことでしたが、使われていたのは切手用紙ではありませんでした。なんと、インクに混入しての使用のようです。そりゃぱっと見でわからなかったはずです。

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▼ボーイズブリゲード75年(ニウエ・2021)
 ニュージーランド郵政が手がけていたニウエ切手の発行は2021年で中止。その発表自体が3年も後の2024年6月のことでした。その間、いったい何があったのでしょうか?。ともあれ、本券がその最後の発行券となる模様(単片4種+S/S)。

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▼切手の切手「看護」(シエラレオネ・2023)
 「第16回国際看護婦協会大会記念」(日本・1977)が使われています。エージェント切手なのでそのチョイスに深い意味はないでしょうが、よりによって局名入り波消しが使われました。神田局だと読み取れるのが面白い。現物が手に入りやすかったからかな?。外国切手に登場した初の波消し使用済です。

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▼鄭成功誕生400年(台湾・2024)
 近松門左衛門の人形浄瑠璃「国性爺合戦」のモデルとなったことで日本人にも認知度が高い。中国明代の軍人・政治家(1624-62)。肥前国松浦郡平戸島(現長崎県平戸市)出身。日本名は田川福松。台湾では、中華民国の国父の孫文、初代中華民国総統の蔣介石と並び「三人の国神」の一人として尊敬されている。背景に同人の草書。長崎市でもオリジナルフレーム切手が発行された(右)。
 オリジナルフレーム切手「鄭成功生誕400周年記念」。2024年6月28日(金)発行。長崎県内の郵便局(計307局)で300シート発行、84円切手×10枚、セルフ糊式、売価1,330円。

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▼駅(2種、改値加刷)(スイス・2024)
 2016年発行「普通切手/駅」4種のうち2種に新額面を赤で加刷、セルフ糊式。100c・ブリーク、120c・ルツェルン。余った切手を再利用する取り組み。いまどき完成済の切手に家内制手工業的に加刷をしたのかと驚き!。コスト的にはかえって高くついていると思われる。だいたい、そんなコアな用途の印刷機があったのか?。まさか手作業???と謎は多い。

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<竹素材の切手2点>

▼ホー・チ・ミン公用加刷(ベトナム・1955)
 厚手の紙に写真を貼り、さらに公用加刷をおそらく装飾用に重ね貼り。郵便切手ではではなく米100キロとの交換したことを示す証紙とのこと。これを作った人も、インテリアとして部屋に飾っていたのではないか?とは切手商さんの推測。
 閲兵するホー・チ・ミンと兵士たちの姿がなかなか良い。兵装がバラバラなのも最初期のベトナム人民軍ゆえか?。多数の残留日本兵を陸軍士官学校の指導教官として留用した(1946~)関係を郵趣面でも探ってみたいのだが。

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▼扇面書画(台湾・2026)
 小型シートが同一図案で2種同時発行されました。25元はふつうの紙の切手、80元は扇型に切り抜いた竹の薄板が貼り付けられています。宛先の渋谷泰功さんが、こういうのがスギヤマくんの好みでしょ?とわざわざ送ってくださった思い出深い一通です。
 このレベルになると自動化(機械化)された製造ではなく、パートのおばちゃんを総動員しての手作業ではないかと想像しています。人の手に依ればなんでもできてしまうことにもっと注意を払いたい。

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▼参考:世界最初の本物の植物の種子付き切手「フラワーギフト(母の日)」(オランダ・2007)の種の貼り付け工程はパートのおばちゃんによる手作業だったことが知られています。

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December 06, 2024

古銭・切手 掘出し市 (IN博多)

 主催者様からご案内をいただきましたのでご紹介いたします。

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December 04, 2024

ロケット郵便

 桑木正道御大から下賜いただいた1960年代の月刊「郵趣」誌を少しずつ読み進め、必要な記事は自作のデータベースに取り込む作業を続けています。その1961年4月号に表題の記事がありましたのでご紹介します。

 当時は当事者の真剣な想いとは裏腹に、けっこうなパチモン扱いであったことがわかります。収集家の懐を狙って記念フライト (発射?) カバー、はがきを作って販売。その売上金が次の発射資金になるといった具合です。総括すれば新しもの好きな超マニアック限定の分野でした。その現実性のなさから普通の航空郵便とは明らかに一線を画しています。どこに落下するかわからない上に、着弾に失敗すれば搭載したカバー類も木っ端微塵ですから当たり前ですわな。

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 その風向きが突然変わりました。日付でピンと来た方は鋭い!。そうです、本記事直後の1961年4月12日、旧ソ連のガガーリンが世界初の有人宇宙飛行を行いました。突然のニュースで世界中が驚愕したのはよく知られているところです。当該記事の執筆者 (匿名のX.Y.Z.生氏) もこのタイミングの良さに相当驚いたことでしょう。
 それ以後、手のひらを返したように世界中でロケット・ミサイル郵便がばんばん打ち上げられます。主に切手展などの郵趣イベントの余興で、ぶっちゃけ打ち上げ花火ちっくなものがほとんどです。しかし、当時の人たちの驚きと興奮を今に伝える稀有なブームだったと言えるでしょう。

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 なぜそんなことに関心を持ったか?。はい、自分の誕生日日付のロケット・ミサイル郵便が、図示の1通しかなかったからです。自分の誕生日が1961年3月23日で、ガガーリンの有人宇宙飛行のわずか20日余前。ガガーリン前と後でこんなに違うのかと、我が身に引き寄せて痛感したからでした。

 これだけ価値ある貴重な記事があるのですからpdfデータ化してサブスク方式で購読できる体制にすれば良いのに。世界新切手ニューズも然りで、これだけのコンテンツが蓄積されているのにお金にしないのは勿体無いです。

 

 

 

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December 03, 2024

防府切手のつどい2025冬・同前夜祭のご案内

 12月になりました。新年最初の郵趣イベント「防府切手のつどい2025冬」と「切手のつどい前夜祭」のお知らせをする季節になりました。今から参加予定そしてブース出店のお申し込みをお願いいたします。

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[防府切手のつどい2025冬]

日 時:2025年1月26日(日)
    9時開場・設営開始~17時 ※実質的に15時頃終了
会 場:防府市創業・交流センター (デザインプラザHOFU)
    2階多目的ホール
主 催:公益財団法人 日本郵趣協会 中国・四国地方本部
    同上 登録山口県郵趣会 (JPS防府支部)
参加費:無料
出店料:1テーブル500円です。詳細は椙山まで直接ご連絡ください。

防府市創業・交流センター様 ホームページ

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[切手のつどい前夜祭]
 切手のつどいと同時に、年に一度の贅沢、本場山口県で旬のふく料理を楽しむ前夜祭の参加者の募集も始めます。私の方で以下の通り予約しました。まずは年内に仮予約をお知らせいただけますとたいへん幸せます。なお、お好みもあるでしょうから、コースの変更やオプション追加などお一人ごとに柔軟に対応しますのでご相談ください。

日 時:2025年1月25日(土) 19時~21時
場 所:ふぐ処 佐じか
    山口県防府市八王子1-23-13
コース:満足コース7,920円(税込) 
    酒代別です。山口県の誇る銘酒「獺祭」など各種お楽しみいただけます。
主 催:ファンタスティック・スタンプクラブ
    山口県郵趣会 (JPS防府支部)

佐じか様 ホームページ

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December 01, 2024

イベント名簿の管理を

 切手展や切手のつどいの参観者が減る一方だ、若い人が来てくれないと、主催者側のお嘆きの声を頻繁に耳にします。実情を伺うと例外なくイベント参加者の名簿管理と整備がなおざりです。月刊「郵趣」誌に催事予定を掲載するだけで他には何もやっていない団体すらあります。これではイベントを自ら隠しているようなものです。的確なお知らせをしていないのですから新しい人が知り得るわけがありません。来なくて当たり前です。今すぐ名簿管理に着手してください。

(1) 全参加者のデータベース化
 防府切手のつどいの実質的な管理を担当したのが2017年の夏です。以来、アスピラート防府切手展も含めて計20回以上の全参加者データを蓄積しています。参加した場合は数字の1を入力しています。これは○印でもなんでも良かったのですが、将来総数を積算するなどの必要性が生じた場合を考慮して数字の1としました。
 これを全員分×19回も繰り返して来たのですから、そりゃもう面倒臭いったらありません。しかし、この作業は必要不可欠なのです。
 延べ採録人数は264名。そのうち、過去3年間に一度も参加実績がない人、郵趣を辞めた人、高齢で催事に来れない人、惜しくも亡くなられた方などを除外すると有効者数は110名です。その110名の方だけに案内状を送っています。精査の甲斐があってリピート率は70%を越えています。
 こうした精査を重ねていないと、おそらく差し出した案内状の半分は無駄になっていると思います。

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(2) 名簿管理はパソコン利用必須
 毎回の参加者を全員チェックするのですから手作業では無理です。私の場合は「ファイルメーカー・プロ」(FileMaker Pro) というデータベース構築ソフトを使っています。名簿管理画面のレイアウトを図のように切り替えるだけで一覧表、はがき宛名の印字、案内はがきの通信部印刷など全ての作業を行うことができます。

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(3) レイアウト切り替えの実例:一覧表
 例会の際に開催報告をする時などのために一覧表が必要になります。支部員の中には個々の参加者さんと親しい方も少なくないので、転居されたり、ご家族の介護でイベントに行けなくなった等の最新情報を提供してもらっています。それもデータベースに反映させて次回の案内状発送に活用します。

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(4) レイアウト切り替えの実例:案内状印刷
 ファイルメーカー・プロを使えば、案内はがきの宛名面 (左)、通信面 (右) の印刷もレイアウトを切り替えるだけなので簡単です。皆さんおのおのが使いやすいアプリをお使いになれば良いと思いますが、ポイントはただひとつ、条件によってピックアップする「検索機能」があることに尽きます。(1) で書きましたように「過去3年間に一度も参加したことがない人は除外する」といった条件検索ができない限り実質的な名簿管理はできません。
 けっこうお高いのですが、ファイルメーカー・プロはAppleもWindowsも両方で使えます。私がお勧めするのはこの点も重要視してのことです。2024120104

 さらに一般向けの広報についてはまたの機会にお話しします。まずは現在把握している参加者全員の名簿の精度を上げることから始めてください。一般向けの広報はそれからです。

 

 

 

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