郵頼のための押印サービスページ開設
昨日、2024年4月12日(金)に、日本郵便さんのサイト内に表題のページ (ここをクリック) が新たに作られました。これで変質狂的な押印クレーマー、切手へのチョン消し(3ミリ以下のギリギリ押印)の強要など、迷惑・違法行為が一掃されることが期待されます。
風景印・小型印も外国郵便物に引受消印することができることが抜けているなど、若干の拾い残しはあるものの、大筋ではおおいに評価したいと思います。ここまで来るのにずいぶんと時間がかかりましたね。長年の悪弊が根絶されることを期待しています。
自分自身が押印技能1級を持っていることもあり、通常なら破棄されてしまう押印依頼書もコツコツ収集しています。いずれも郵頼者に返送された依頼書を発掘するなどして入手したものです。その中から特徴的な3種をご覧にいれます。
(1) 手書き依頼書
昭和32年12月の文書で、風景印の試し押しに使われたものです。この当時から1〜2ミリ掛けの、いわゆるチョン消しを希望する御仁がいたことが明らか。現在のような厳格な押印規程があったかどうかは判然としませんが、チョン消しは想像以上に根の深い問題だと言えます。
また、一見して丁寧なように思えますが、全部文字だけというのは押印する側にとっては非常にわかりにくいです。簡単に図示してくれれば一目でわかるものを。当時の郵便局員さんはさぞかし難儀だったろうと同情を禁じ得ません。
(2) 図入り依頼書
昭和56年7月の文書です。この頃には切手上への「満月消」が一般化していました。文章はくど過ぎずなおかつ図は単純明快でたいへん好ましく思います。ただし、ローラー印は往々にしてスリップしますので押印依頼は遠慮されてください。特に最近の切手は印面のコーティングが強く容易にスリップするからです。
(3) 変質狂的押印クレーマーの実例
平成・令和時代の文書です。東北地方の某郵便局長さんは「もはやこれは脅迫状である!」と激怒されていました。私もその通り、ごもっともだと思います。こうした非常識極まりない御仁は同じ郵趣仲間とは思えませんし恥ずかしさで一杯です。どちらの郵便局さまも本社・支社レベルで情報共有され、郵頼拒否に踏み切ってください。真っ当な郵趣家は積極的に支持いたします。
Comments