断絶苗字
公益財団法人日本郵趣協会登録調布支部の会報「調布郵趣」493号が配信されました(20231001付)。当該号に掲載した記事を許可を得て転載します。
希少姓の方が発受した実逓郵便物にも関心を持って集めています。日本には20〜30万もの苗字があるそうですが、ありがたいことに今はデータベース化も進み、たいていの苗字はネット検索できます。かく言う私「椙山」姓も山口、愛知、千葉の3県で2,400人しかいません。なので自分を基準にして、それより少ない希少姓さんに注目しています。
ところが、ネット検索では当たりも擦りもしない珍名さんに初めて遭遇しました。我がふるさとの山口県萩市に存在した「音好熊介」商店さん差出の年賀状です。業務用の麻撚り紐を扱う麻苧(あさお)商とあり、萩局の大正3年1月1日の年賀櫛型印です。
さらに突っ込んでリサーチしてみましたら同じ読みとおぼしき「音吉」さんがやはり萩市に現在10人ほどいらっしゃるようです。どちらが先かはわかりかねますが、同音の変字ではないかと推察します。ただし、音好姓の方は現在では断絶してしまったようです。
実逓郵便物上で断絶苗字をメモリアルしていくのも意味があるように思います。
(初出:JPS調布支部会報「調布郵趣」493号/20231001発行)



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