周防灘台風を生き延びた郵便物
1942年 (昭17) 8月27, 28日の周防灘台風は凄まじい被害をもたらしました。
宛先の山口市名田島村 (なたじまそん) は私が今住んでいる陶 (すえ) 地区の隣です。干拓地を守っていた堤防が切れ、死者32人、家の全壊流失68戸、半壊109戸、床上浸水90戸、床下浸水33戸の大きな被害をもたらしました。戦時中で気象情報が伏せられていたため、何らの予防対策が講じられなかったことで被害が拡大しました。
ふつうは発信地の消印が注目されることが多いのですがこの場合は逆です。名田島村あての郵便物は、昭和17年に近ければ近いほど残っていません。消印は旅順 昭13.9.21。今のところこれが精一杯です。昨年もfacebookで同じ趣旨の発表をしました。それも同じ昭13年、8月消印でしたのでわずか1ヶ月ながら更新することができました。
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