”包括連携協定”の文言が入った初めての小型印
郵趣メディアしか接していない人は全く気がついていない重大な視点があります。それは自治体との包括連携協定の締結です。業界紙には毎号数多くの締結例が掲載されています。オリジナルフレーム切手が発行されたり、デコレーション・ポストが設置されたりはいずれも単発の出来事ではありません。全国各地で日本郵便と自治体との間で連携協定が結ばれたことがまずありきです。その結果として各種施策が講じられているのであって、その大きな枠組みを理解することが極めて大事です。なぜならこの協定こそが日本郵便の実質的な再国有化だからです。
八戸市との包括連携協定記念小型印は、おそらく”包括連携協定”の文言が入った最初の小型印だと思います。舞台裏とも言える政治的なアクションがついに表舞台に登場したかと感慨深いものがあります。幸い、来年2022年3月末まで使われますので未収の方はぜひ八戸市庁舎前に設置されたポストへ投函あるいは八戸郵便局で記念押印または郵頼されてください。図案にはアマビエに扮した「アマビエずきん」も登場しており話題には事欠きません。
ちなみに、山口県庁厚生棟に中国地方初のはこぽすが設置されたのも2019年2月19日に日本郵便と山口県が包括連携協定を締結した結果です。さらに県内の市中ポストへの観光・災害情報QRコードシール貼付も同様です。
Comments