消印もれ消印を描く小型印
去る10月17・18日 (土日)に開催されたスタンプショウはかた2020で使われた小型印の題材に博多局の消印もれ消印 (抹消印) が使われました。過去例を網羅的に確認したわけでも、またそれが可能な郵趣文献もないのではありますが、自分の記憶にもないことから、この方面に興味がありそうな収友約90名に初日印付きはがきをお送りしました。それから約2週間が経ちましたけれど、ひとつの前例報告もないことから、おそらく消印もれ消印を描いた日本最初の小型印であると仮に推定したいと思います。
小島純二さんにお伺いしましたところ、このアイデアを出されたのはJPS福岡支部の末永満次会長だとご教示いただきました。それならばと一昨日の第2回エルガーラ切手即売会で末永会長とお目にかかった際に写真のように記念押印済カードに直筆サインをお願いしました。
末永会長によると、これまでずっと博多局の消印を題材にしてきて、ぶっちゃけネタが尽きたのだそうです。しかし、正確に再現するため、これまでも必ず実印影を提供して来られたそうです。その実務作業はご長男がなさっているとかで、謙遜の意味で苗字だけの直筆サインに留められました。これもバックグラウンドの物語としてふさわしいものと考えます。
真に日本初かどうか証明されたわけではありませんけれども、非常にレアな題材であることは間違いないでしょう。
Comments
椙山さん、ご恵送いただき有難うございました。御礼をと思っていましたが、ブログに出ましたので、この場を借りて御礼申し上げさせていただきます。そもそも「消印もれ消印」自体は日陰者ですから、これを記念印に採り上げようという発想が稀有だと思います。私は大好きで集めていますので、素晴らしいと思いました。
Posted by: yokohiro | November 04, 2020 10:44 AM