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June 2019

June 27, 2019

高級感のある横向き郵政はがきを切望

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 1枚70円の国際はがき(外信はがき)の紙質と淡いベージュの色味がたいへん良いので記念押印台紙がわりに重宝しています。今年10月に予定通り消費税が10%に上がると国内はがき料金も現行の62円から63円になります。そうなると国際はがき料金との差はわずか7円まで圧縮されます。市販品でも和紙の高級な私製はがき用紙はありますが、それに別途切手を貼るくらいなら、最初から国際はがきを使った方が手間がかからない分割安感があります。郵便番号枠もないので郵趣家にとっては押印スペースもその分広く記念押印にはもってこいです。

 いっそこのことお値段は70円くらいしてもいいので、国際はがき並の紙質で横向きの郵政はがき(官製はがき)を発行していただきたいです。今の時代、郵政はがきに縦向きしかないこと自体が不便です。これは何も郵趣に限りませんで、若い世代は横向きの方が便利に感じるはずです。第2種郵便単独では大赤字だというのも意外とそれが敬遠されている原因のひとつかもしれませんよ。

 

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はがきの表面記載制限の話

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 昭和52年と53年、ほぼ同時代に差し出された20円駅鈴はがき2枚、その意味するところはおわかりでしょうか。同じ「一枚のキップから」印、栃木駅の方が間違いで、下部の印影が欠けている盛岡駅の方が正解です。答えはかつてあったはがきの表面記載制限である下部1/2以下を守っているかどうかです。
 栃木の方は違反なので本当なら不足料金を取られているべきもの。一方の盛岡はこれが見事に下部1/2きっかり(笑)。最初は押し方が下手で印影が欠けただけかと思ったのですが、同じ差出人さんのはがきが何通も出てきて、いずれも同じ押し方だったことから意識的な欠け押しだと気がつきました。

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 実際には下部1/2以上でも見逃されている事例の方が多いものの、知識としてはほとんどの人が知っていました。上田駅の使用例の通信面にはこのように書かれています。”この葉書不足30円とられましたら、ほんとうに申し訳なし。”・・・差し出す直前になって気が咎めたらしく、一文を抹消し宛名面に30円切手を加貼しています。規定違反だと封書扱い(当時は50円)になるからです。実際は30円では済みませんで、不足料30円+手数料20円の50円を追徴されることになりました。その実例を合わせてご覧いただきます(現在は手数料はなくなり不足料実費のみです)。

 1984年(昭59)4月1日に表面記載制限の大幅な緩和が行われました。はがきについても受取人の住所氏名郵便番号が明確に判別できるならばこの限りではないとの規定が加わったことで事実上の自由化となりました(外国郵便はがきは従前通り1/2以下です)。下部(または横向き使用の場合は左)1/2制限の歴史が長かったため、今でもそうだと思い込んでいる高齢郵趣家がいて驚いたほどです。

 規制がなくなったおかげで図のような使い方も当たり前になりました。この6月24日に惜しくもご逝去された大沢秀雄さんが、かつて新千歳空港からご恵送くださった一枚を追悼の意味を込めてご覧いただきます。合掌。

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June 25, 2019

MJ展2019

 福岡アジア美術館のMJ展を参観してきました。あのマイケル・ジャクソンを全国の作家さんたちがおのおのの抱くイメージで作品化したものです。それらファンアートが350点。また、全国のコレクター有志によるMJグッズコレクションも250点を一挙に展示する過去最大級の展覧会です。

 いつもはそれぞれの分野で芸術に向き合っているアーティストたちが、ファンアートというと(理屈抜きで)対象物が好き!という強烈な熱量を発します。皆さん子供時代に戻ったかのようです。技術の上手下手を超えて伝わる熱い気持ち、ファンアートはそこが魅力です。

 今回が通算2回目の開催とのこと。ぜひ第3回、第4回と続けていってくださるようお願いしてきました。

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 大量に無料配布された大判はがきサイズのフライヤーに最寄り局の博多リバレイン内郵便局の和文印を記念押印していただきました。今回ご紹介する押印台紙はいずれも表面のコーティングが強く、消印のインクが浸透しない可能性がありましたので意図的に満月消をお願いしました。

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 フィギュア作家さんが作られたMJ人形の写真カードです。カード右側に”MJ展のあゆみ”を写真合成しました。ご一読ください。

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 このポストカードもイラストレーターさんのフィルターを通すとMJもこんなイメージになる・・・という好例です。

 ありがたいことに写真撮影OKでした。この展覧会の模様を約20枚の写真でご覧いただけるようfacebook内に写真アルバムを作りました。下記URLにアクセスしてください。

https://www.facebook.com/profile.php?id=100034848790031&sk=media_set&set=a.147145636457062&type=3&uploaded=19

 

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June 21, 2019

毎月20日

・・・くらいになると出版社からこの封筒が速達で届きます。内容は月刊誌のゲラです。予定稿のコピーです。

 極めて優秀な編集員さんが担当なので、必ずこうして郵趣家が喜びそうな切手の貼り合わせを考えて送ってくださいます。記事を書こうという意欲も増すというものです。
 内心、これが毎月のお楽しみになっていますしきちんとコレクションにしています。
 今夜もお客さんが少なくなる遅い時間になってからゲラチェックをしに近くのファミレスに篭ります。

 次はもう8月号です。連載回数も170回になります。200回も射程距離圏内に入ってきました。まさしく私のライフワークになりました。

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福岡・天神 切手・コインまつり/古銭・切手 掘り出し市

 来たる7月5日から3日間の予定で、九州地区ではこれまでにない最大級の即売会が開催されます。参加ディーラーさんは以下の21社です。会場内には無料鑑定、買取コーナーもあります。入場は無料ですのでふるってご参加ください。

日本郵便趣味協会・ファミリースタンプ・セキグチ・新橋スタンプ商会・アローインターナショナル・永楽堂・大盛スタンプコーナー・アカデミー商会・日郵コイン・ワールドコインズジャパン・和楽屋・アベノスタンプコイン社・コレクションハウス・フクオスタンプ社・福岡スタンプ・ユキオスタンプ・パインスタンプ・杉本梁江堂・カードショップトレジャー・エーススタンプ・緑地コイン

場 所:福岡県 天神駅前
    エルガーラホール7階中ホール
    (大丸 福岡天神店 隣)

日 時:7月5日(金) 11:00~18:00
    7月6日(土) 10:00~18:00
    7月7日(日) 10:00~16:00 (最終入場15:30)

主 催:日本郵便切手商協同組合
後 援:日本貨幣商協同組合

※詳細はこちらの「組合主催・共催・協賛・後援の催事のご案内」を参照ください。

<小型印が使用されます>
 不肖、私スギヤマがデザインを担当させていただきました。時期を勘案し、主題は博多山笠武者にしました。即売会会場内に福岡中央郵便局の臨時出張所が設置され、そこで記念押印・引受消印が行われます。もちろん、切手・はがき類の販売も行われます。

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<ご当地フォルムカードとのマッチング>
 当初、小型印デザインを3案作りました際、著作権問題が起きないように原画はすべて新たに描き下ろしました。ただし、そのいずれもがご当地フォルムカード の「博多祇園山笠」とマッチするタッチにしました。これは意図的にそうしました。ほぼ申請図通りに許可をいただいたようですので思い思いにマッチングをお楽しみいただければと思います。

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<フレーム切手>
 エーススタンプさんがオリジナルのフレーム切手を製作販売されます。こちらの原図も担当させていただきました。3種の小型印デザイン案のうち、不採用案2つの中からお選びいただきました。62円券10枚です。エーススタンプさんのブースでお買い求めください。

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June 20, 2019

興亜建国博覧会

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 山口県山口市関係だからという理由でebayで落札したこのポストカード、落札はしたもののネットでは詳細がさっぱりわかりません。そこで奥の手の山口県立山口図書館のリファレンスサービスさまにお願いしました。相変わらず見事なリサーチで、ものの小一時間で以下のように詳細が判明しましたのでご報告いたします。

(前略)末次海軍大将を名誉総裁に、武井山口県知事を総裁に、白銀防長新聞社長を会長に、高橋山口市長を協賛会長とし、軍官民各方面の後援を得て皇紀二千六百年記念「興亜建国博覧会」を陽春四月十二日より五月十三日まで三十二日間、湯田競馬場を第一会場、県立博物館を第二会場として挙催し、左の如き十余の独立館を施設(後略)
(出典:防長年鑑 昭和15年度新版 防長新聞社/口絵写真およびP.23)

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 不鮮明なので判読しにくいものの、山口郵便局が第一会場に臨時出張所を設けて小型印を押印したことが読み取れます。
(防長新聞縮刷版 昭和15年4~6月から4月13日の紙面)

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 昭和十五年四月、防長新聞社主催の興亜建国博覧会が、湯田競馬場を第一会場とし、県立教育博物館を第二会場として開催された。
 第一会場には陸軍館、武勲館、ジオラマ館など、新しく建物も造られて盛会であった。その内容は満州事変からすでに一◯年近くたち、戦争への道を進んでいた日本であったので、たいへん戦時色の濃いものであった。
(出典:ふるさとの思い出写真集82 明治 大正 昭和 山口/P.124, 125)

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 以上の他に、山口市公報 昭和15年5月15日発行の第14号P.8~10にも関連記事が掲載されています。

 最初、ポストカードを見た時、背景の山並みが東鳳翩山のように思えたのは当たりでした。
 また、博覧会を開催するにあたり、それなりの広い土地が必要のはず・・・それが湯田競馬場と記されていたので、これもまたああやっぱりと納得でした。今の山口市泉町、コープことといずみ店や米沢園芸山口店があるあたりにかつて競馬場があったのです。往時を偲ぶものは何も残されておりませんので、ほとんどの方がご存知ないと思います。1933年(昭8)から1938年(昭13)までのわずか5年間だけ競馬が行われました。1939年(昭14)に廃止となり、興亜建国博覧会はまさにその翌年に競馬場跡地を利用して開催されたものでした。

 

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June 11, 2019

JPS防府支部 6月例会のご案内

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 公益財団法人日本郵趣協会登録防府支部(JPS防府支部)の6月例会についてご案内します。

日 時:令和元年616日(日)9:3012:00
場 所:防府市文化福祉会館210号室参加費:無料(エアコン使用時は30~50円程度を割り勘でお願いします)

 今月の収集品発表は中川進さんです。長年にわたり収友と研究を続けておられる「山口県に置かれた英連邦占領軍(BCOF)郵便局」について発表していただきます。アルバム単位の充実したコレクションです。ご期待ください。

 

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June 07, 2019

ぽすくま入りゆうパック小箱

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 小郡郵便局でゆうパックの小箱を2つ買いましたら偶然にも片方がぽすくまのイラスト入りでした。箱の側面4ヶ所すべてに入っています。底面の番号を見ますと、イラストなしがINS 2018、イラスト入りがINS 2019でした。このことから日通商事株式会社さんの2019年請負製造分からイラストが入ったのだろうと推測されます。

 同じくぽすくまのイラスト入りゆうパック送票についてはすでにお伝えした通りです。現時点での最古出現例は博多郵便局における2019年3月21日出現記録で発見者は市村良二さん。送票と箱、何か関連性があるのかなと思います。

◆参照:ぽすくま入りゆうパック送票発見!

 

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三原七助と樋畑雪湖

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 以前ご紹介した山口県長府出身の逓信官僚三原七助氏。なんと樋畑雪湖氏と懇意でした。そうです、今の郵政博物館、以前の逓信総合博物館の礎となる郵政資料を独力で収集された偉大な先達者のあの樋畑雪湖氏です。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=142093570295602&id=100034848790031

 

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June 06, 2019

出張案内サンプル

 関西方面の印刷会社さんが廃棄処分された案内状の見本帳をいただきました。総覧しましたら以前、facebookで取り上げました出張案内状の見本がありました。宛名面の郵便番号枠が5桁で、一緒に入っていた電話案内がNTTになる前であることから昭和60年3月31日以前、大雑把に言って昭和50年代後半のものと推定されます。

https://www.facebook.com/tetsutarosugiyama/posts/2324401347638843

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