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May 16, 2019

初期シャチハタ印について

 今では郵便用日付印にも採用されているシャチハタ印。今回は観光・記念スタンプとしての使用例についてご報告します。

 シャチハタ印の歴史は同社ホームページにも明記されている通りで丸暗記しやすいです。インク補充のいらないXスタンパーが販売開始されたのが昭和40年(1965)。その当時は単色のみだったのが昭和45年(1970)の大阪万博の一部パビリオンで2色以上の多色印が使われました。これが日本における多色印の始まりです。このことはシャチハタさんに直接聞いて教わりました。

 Xスタンパーが住所印、社名印だけでなく、いつ頃から記念・観光スタンプにも使われるようになったかはわかりません。こればかりは実印影を確認していくしかないようです。そこで、このたび昭和42年という比較的早い時期の使用例を入手しました。その背景もはっきりわかる解説紙が同封されていましたので全文をご紹介します。ジアゾ式コピーのため退色が懸念されることにもよります。

2019051601

<小型印>
大阪国際フェスティバル/第10回記念OSAKA
大阪 42.4.7

<解説文全文>(椙山注:カッシェ説明に注目)
大阪国際フェスティバル10周年の記念スタンプについて

 第10回を迎えた大阪国際フェスティバルを記念して、音楽切手愛好会(M.S.C.)が記念の消印を計画し、フェスティバル協会のご努力と、大阪郵政局のご理解により、実現したものです。わが国における本格的な音楽消印の1つとして、コレクションにお加え下さい。 音楽切手愛好会

1.使用期間 昭和42.4.7ー5.7
2.適用局 大阪中央、中之島局(ただし局名は大阪)
3.図案 5線譜と記念の文字
4.カッシェ
 音楽切手愛好会の特製で、今年のフェスティバルのシンボルマーク、太鼓のシルエットに大阪国際フェスティバルの頭文字をあしらったもの(デザイン・草間 博)

●なお、当会では
音楽切手を収集している方の、グループへの入会を期待しています。お問合せは、大阪府羽曳野市北宮、春日丘公団住宅20-304 田中美徳までどうぞ。

2019051602

 初期シャチハタ印は、独特の印色とともに、経年変化によりおぼろげにインクが拡散する特徴(欠陥?)があるので判別は容易です。より早い時期の印影を探しています。
 郵趣品に押された記念・観光スタンプだと郵便印の日付から使用時期が特定されるのが大きなメリットです。記念カバーであればこうした解説紙も封入されている場合が少なくないのでなおさら有利です。
 シャチハタさんは愛知県の会社なので、本カバーのように中部~関西地方に最初期使用例が眠っているのではないかと想像しています。

 なお、残念ながらこの大阪の音楽切手愛好会は存続していないようです。

 

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