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February 15, 2019

消印が消える?!

20190215001 先日発行された天体シリーズ第2集がちょっとした話題です。透明ホログラムのおかげで切手が光り輝いています。すばらしい出来栄えなのはおおいに評価されるところですが、思いもよらない問題が発生。それは初日押印・初日カバーの消印インクが3日たっても乾かない、定着しないというのです。昨年の第1集でも同様の現象があったそうです。今回ほどの大騒ぎにはならなかった理由はわかりませんが、いずれにしてもこれはちょっとまずい。私も実際に試してみました。

 消印インクの定着にはもっとも信頼性がある金属の欧文印で記念押印してきました。押印していただいたのが2月8日(金)、それから一週間後の15日にティッシュペーパーで拭ってみましたところ、残念ながら消印インクがきれいさっぱり取れてしまいました。次の第3集は来年2月の発行です。一年間の時間がありますので何らかの対策が必要です。

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 表面がまるでビニール、プラスチックかのような強いコーティングは世界では前例がないわけではありません。図の上段2枚はともにルワンダの切手です。左が1977年、右は1980年の発行で製造はおなじみの仏カルトール社です。これらは収集家向けに作られた切手ですから実際の郵便使用は限定的だったのでしょう、消印云々の話を聞いたことはありません。
 下はコスタリカが2015年に発行したカウイータ国立公園小型シートです。切手部分のみ光沢加工が施されています。樹脂系インクを使ったのか、それともフィルムを貼ったものか判然としませんが、裏面に滲みが出ているといういわくつきです。発行時点で既に完全美品が存在しないという時々見受けられる変り種切手です。

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 なお、諸外国ではホットスタンプ方式の箔押し消印もすでに実用化されています(表面云々とは直接関係ありませんが)。図はマン島が2009年に発行した「ビージーズ50年」特別カバーです。消印はインク式ではなく金色の箔押しです。
 わが国でも少なくとも初日用だけでもこうした全く新しい原理の消印が必要とされる時代になったと言えるでしょう。

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