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January 12, 2019

箱買い・箱売りで売買のトレーニングを

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[買う]
 福岡の即売会でのことです。段ボール箱2箱に満杯詰めの実逓便が一通100円だかで売られていました。とある紳士が興味深そうに見ておられたのでいっそのこと箱買いをと勧めました。店主も送料込みで3万円でいいですよと仰る。しかし、その紳士は決断がつかず「箱で買っても置き場所がない」と自分に向けた言い訳を呟きながら、結局抜き買いで7,000円も払って帰られました。

[売る]
 広島の郵趣イベントでのことです。私の生前処分の話を聞いた高齢収集家の方がアルバムを持参されました。しかし、話を聞いているとどうもおかしい。よくよく聞いてみると、すべてに値段を付けることができないと仰る。時間的にも無理だし、個々の思い出もあって値付けに悩んでしまうそうな。そうです、1点ずつのバラ売り前提だったのです。

 買う例、売る例とも稚拙だというのがおわかりでしょうか。数万、数十万円以上もするものでもないのに、一枚ずつちまちま売買するなんて、いい大人がいつまでもそんな近視眼的スタイルに留まっていたら人生何年あっても大したコレクションはできませんよ。大局的な視点からコレクションあるいはアキュームレーション売買にシフトしましょう。

 突き詰めればモノを持ってさえいれば勝ちなのがコレクターの世界です。細かく分類整理するなんてのは後回しでけっこう。底引き網漁のようにごっそり買って、あとでゆっくり整理すればいいのです。
 [買う]例でも7,000円といったら3万円のほぼ1/4ではありませんか。箱で買って残りをまた箱売り(転売)すればトータルで自分用は7,000円以下にすることができたはず。上手くやれば元が取り返せるどころか利益すら出ていたことでしょう。あるいは同じような箱単位で交換し合うだけでもさらに収穫品があることでしょう。

 売る場合でも箱売りを基本にしましょう。1点モノ売買で高額取引できるのはその世界のビッグネーム、トップコレクターさんだけのお話です。我々のような庶民、サラリーマン収集家とは無縁です。
 よく考えてください、1点が数百円、高くても2〜3,000円クラスのものを値付けして割りに合うとお思いか?。しかもバラ売りした残りは本当の残り物なので99.9999%以上売れ残ります。手間暇かけてちょっとは得するかもしれませんが最後に残るのは大量の不要品です。お手上げです。

 1点ずつ吟味しながら買ったり売ったりも楽しいことはわかります。ですが、できるだけまとめて大量の箱買い・箱売りにシフトしましょう。売買双方にメリットが大きいからです。
 まるで切手商さんのようだと思われるかと思います。何も切手商になれと言っているのではありません。プロのやり方を学びましょうという意味です。郵趣会例会で売買のトレーニング教室も必要なのかなと考え始めているところです。

 いずれの日にかコレクションを次世代に受け渡さなければならない時が来ます。1点ごとの値段の高い安いがいちいち気になるようではまだまだです。

(冒頭の図版は送料込み7,000円で箱買いした外国郵便のアキュームレーションです。まずは一万円以下の少額から始めてみましょう。)

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