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December 05, 2018

表面記載事項の制限

 昭和59年4月1日に表面記載事項の制限が規制緩和されました。それ以前は第1種の場合、縦長封筒の場合は表面下部1/3以下、横長封筒の場合も表面左1/3以下しか広告・飾り模様・通信文を表記することができませんでした。詳しくは過去記事の「最小8×4.5cm」を参照ください。
 先日開催された「防府切手のつどい2018冬」で、それに関わる興味深い実逓カバーを3種入手しましたのでご覧にいれます。

[地紋扱い]
 規制緩和される前、昭56.3.6消印の使用例です。クリップのシルエットを地紋とみなされたのでしょう。しかも東京中央郵便局の取り扱いですので間違いないでしょう。
 ただし、昭和も終わり近いのに宛先用の郵便番号枠もない社用封筒とはとんだマネージメント会社です。案の定、現存していないようです。

2018120401

[規制緩和初年度の使用例]
 常陸鹿島郵便局の昭59.11.13消印です。広告は封筒左8cm以内表示で、わずかながら1/3を超えています。企業絵封筒も集めているので、せっかく規制緩和されたのですからもっと大きく堂々と製品広告を出して欲しかったです。

2018120402

[ダブルの規制違反]
 神戸銀行さんの現金持ち帰り用封筒の郵便転用使用例です。消印は大阪中央郵便局の昭47.7.29。見ての通り明らかに下部1/3を超えています。これを地紋と見做すのは無理。
 ところが貼付切手は28円分貼ってあります。定形第1種基本料金だと20円、重量便でも25円なので3〜8円も過納です。これでは封筒代をケチった意味がありません。
 ところが改めて封筒サイズを実測すると短辺が124ミリで規定より4ミリオーバーです。つまり、厳密には定形外で40円料金だったところを見逃されていたのでした。もし発覚していれば不足料12円の倍の24円を徴収されていたところでした(当時の不足料徴収規程による)。

2018120403

 今でもゆうちょ銀行さんの同様封筒を郵便に使っている人がいます。もともと現金を入れて持ち帰るだけの強度しかないので郵便使用しないようにと繰り返しアナウンスされています。それでも従わない人は節約家というより変人と形容した方が良さそうです。やっていることは今も昔もどこか頭のネジが緩んでいるようで・・・。

 第2種(はがき)の1/2制限違反は、絵はがきに押された観光記念スタンプが大きすぎて不足料を取られた例を数点所持しています。旅行者なので差出人戻しが困難だったからでしょう。
 しかし、第1種定形封筒の1/3制限違反例は所持していません。社用封筒なら印刷屋さんがこのことを熟知されているので未然に防いでいたことでしょう。また、現職の日本郵便社員さんによると、違反の場合はたいてい差出人に差し戻していたとも。

 まとめますと、規程違反で不足料を徴収された例、そして規制緩和された昭和59年内の1/3超え初期使用例が収集ポイントと言えると思います。


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