押印技術の劣化が酷すぎる
川越郵便局に郵頼していた小型印の引受消印が配達されてきました。ところが3通全部が失敗です。このほかに2通を知人宛に送ったのですが、この調子だと5通全部ダメでしょう。例年にない酷暑なのになおさらオーバーヒートしそうです。記念押印・引受消印に関する座学と技能訓練教育を強く求めます。
ベタ地が多いデザインなのでムラなく押印するには熟練技能者でないと難しいだろうなと予想はしていましたが、案の定2/3を失敗しています。明らかに肉じゅう(インク台)のインクに偏りがあるわけで、押印前にしっかり揉んで均一にしなくてはなりません。そこから知らないのか?と暗然たる気分になります。
しかし、いちばんの問題は印影が料額印面にかかっていないことです。引受消印の場合は10mm程度かかるように押す決まりのはずです。郵趣品として欠陥品であるばかりでなく、あたかも私たち郵趣家側が故意に押させたかのように誤解されがちなのでたいへんに困っています。大迷惑です。規定通りに割印することを至急周知徹底されてください。
世の中には指先の触感だけでミクロン単位の違いを察知して精密部品を作ることができる職人さんは数多いらっしゃいます。スタンプにインクを付けて転写するなどという作業ごときは、それにはとても及ばない単純作業です。それすらできないなんてどれだけ不器用なんでしょうか。
もちろん、私自身は機会があってたくさんの押印経験があります。そのおかげで百発百中の自信がありますし、また、そういう気持ちでないと失敗するものです。
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