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July 21, 2018

山口郵便局のインクジェット式機械印

 来信郵便物を捨てずに残しておいてくださる収集支援者の社長さんのところで頂いてきました。できるだけそのままの形で残しておいてくださったので今回も貴重な郵便資料が確保できました。ありがとうございました!。

 昨年1月30日に開局した地域区分郵便局・山口郵便局のインクジェット式機械印(IJ印)が押されています。何が意味があるのかと言いますとその日付です。
 実は開局初日印こそたくさんの印影が残されているものの、すぐに使われなくなりました。2、3月の使用例を全く見たことがありません。同局の見学会が行われた9月7日、その理由をお尋ねしたところ、残念ながら「局内部のことなのでお教えできません」と総務課長さんに断られてしまいました。ま、そりゃそうだ(笑)。
 それでも伝手を頼って他局での状況を伺いましたら、この区分機はなかなか性格が難しいようで、メンテナンスをしっかりしないときちんと動いてくれないそうです。謎の2ヶ月間は調整時期だったのではないかとのことでした。調整がうまくいったようで、2年目の今年2018年に入ってからはほとんどIJ印ばかりという印象です。

2018072102

 本格稼働がスタートしたのは2017年4月に入ってからのようです。私が所持している最初期使用例は4月19日です。それを更新はできなかったものの4月22日と26日消印を発見できました。カットされてなくて本当に良かったです。2通とも防府市内で差し出され、防府郵便局が取集めて山口郵便局へ。山口郵便局で区分・押印され、再び防府郵便局に送られて受取人に配達されたことがわかります。ありがとうございました。これからもできるだけカットせずに残しておいてください。

2018072103 今月7月10・11日、長門市は青海島通(かよい)地区にある通郵便局さんの風景印を押してかもめ〜るを発送しました。このうち、11日消印の一部に山口郵便局のIJ印が二重消印になっていました。せっかくの風景印が台無し!と思われた方が多かったようですがちょっと待ってください。実はこの二重消印こそ意味があるのです。
 この最新鋭の区分機はここ数年間の切手画像をホストコンピューター側で記憶し画像認識能力を備えています。なので使用済切手やこうした風景印押印済郵便物をも正確に識別して弾くことができます。思い出してみてください、IJ印の二重消印ってほとんど見たことがないはずです。では、なぜ二重消印があるのでしょうか。それはあらかじめ郵便物の向きを揃え、縦向きなら左上、横向きなら右上の位置にIJ印を強制押印しているからなのです。つまり、強制押印でなければ起こり得ない現象であって、逆に言えば風景印押印済なのに押印にかけてしまった人為的ミスだと特定できるのです。

 お中元、お歳暮の時期になると郵便量が増えます。そんな繁忙期には同様の強制押印が行われることでしょう。貼ってある切手位置を画像認識して適切な位置を狙って押印する本来の能力とは異なり、同じ場所に押印をしますので消印モレや空押しもおきます。うかつにカットされたらその観察もできなくなってしまいます。

 大事なことなので2度申し上げます、これからもできるだけカットせずに残しておいてください。


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