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July 2018

July 31, 2018

かんぽの宿キャラクターゆのぽん

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 今夕、せっかくかんぽの宿湯田に行ったので「ゆのぽん」リサーチをして来ました。ゆのぽんとは「かんぽの宿からにっぽんを歩こう」プロジェクトのCM動画に合わせて制定されたかんぽの宿キャラクターです。私の知る限りでは2018年4月20日付発行の「郵政」2018MAY号で初登場です。今年が制定初年度なので各地のかんぽの宿のチラシ、ポスターをチェックしています。湯田に置いてあったのは主に西日本地区それもごく一部でした。扱いの大小に関わらずゆのぽんが登場していたのは・・・

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<全国版:2種>
・夏楽フェア
・秋に泊まって冬にもいこ〜よ旅々キャンペーン

<各施設名入り:10ヶ所・12種>
 かんぽの宿彦根、鳥羽、竹原、湯田、徳島(2種)、伊野(2種)、北九州、柳川、別府、日南

<ゆのぽんなし:5ヶ所・3種>
 福島・茨城のかんぽの宿(いわき・大洗・潮来)、彦根、日田

 かんぽの宿は全国で50ヶ所もあります。上記はほんのごく一部です。初年度の今年だけでもゆのぽんの登場媒体をできる限り集めて記録に残しておきたいです。東北・北海道をはじめとする東日本地域の”ゆのぽんが登場しているチラシ・ポスター”などがありましたらどうぞお恵みください。採集場所と日付もわかればご教示ください。よろしくお願いいたします。

[追記]この8月1日から始まる「ゆるキャラグランプリ2018」にエントリー予定だそうです。応援しましょう!

※参照:https://www.kanponoyado.japanpost.jp/movie/cm-gallery/index.html


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July 23, 2018

スタンプレス・カバー&カードは私にください

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 切手が貼られていない郵便物のことをスタンプレスカバー(封筒)、同カード(はがき)と呼びます。切手収集家というくらいですから、切手も消印もない郵便物はたいてい嫌われものです。一瞥もされずに捨てられることが多いです。その気持ちはわかります。見た目の華がないので魅力的ではありません。

 ですが、切手を貼った郵便物が全郵便物量の1パーセント以下にまで激減してしまった今、スタンプレスを無視していてはリアルな郵便環境を理解しているとは思えません。と何度も訴えていますが、これがまあ見事に賛同者が現れません(笑)。なので、ご不要のスタンプレスがあったらぜんぶ私にください。特に役所絡みの行政郵便物は大事に集めています。

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 ここにお示ししました圧着はがきは、そんな収集支援者さんからいただいたものです。私有地に電柱を建てることを認めると、電力会社さんから電柱敷地料が支払われます。本柱だと1,500円/年、支線だと260円/年なんですね。噂には聞いたことがありましたけど、本当にこうやって振り込まれるんですねえ。こうした”暮らしと郵便”も広義の郵趣の対象範囲だと思います。

 元請けさんが消費税を払ってくれなくて困ってないかの調査。65歳以上になったら肺炎予防ワクチンを1回無料で接種してもらえる。申請すれば学生ということで国民年金の支払いを猶予される。原発の近くに住んでいると協力金の名目で毎年一定の金額が支払われる。子育て支援予算を組んでいる自治体が多いので実際に申し込んだら許可された・・・色々あります。面白がっているのは本当に私だけなんでしょうか?。


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July 21, 2018

山口郵便局のインクジェット式機械印

 来信郵便物を捨てずに残しておいてくださる収集支援者の社長さんのところで頂いてきました。できるだけそのままの形で残しておいてくださったので今回も貴重な郵便資料が確保できました。ありがとうございました!。

 昨年1月30日に開局した地域区分郵便局・山口郵便局のインクジェット式機械印(IJ印)が押されています。何が意味があるのかと言いますとその日付です。
 実は開局初日印こそたくさんの印影が残されているものの、すぐに使われなくなりました。2、3月の使用例を全く見たことがありません。同局の見学会が行われた9月7日、その理由をお尋ねしたところ、残念ながら「局内部のことなのでお教えできません」と総務課長さんに断られてしまいました。ま、そりゃそうだ(笑)。
 それでも伝手を頼って他局での状況を伺いましたら、この区分機はなかなか性格が難しいようで、メンテナンスをしっかりしないときちんと動いてくれないそうです。謎の2ヶ月間は調整時期だったのではないかとのことでした。調整がうまくいったようで、2年目の今年2018年に入ってからはほとんどIJ印ばかりという印象です。

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 本格稼働がスタートしたのは2017年4月に入ってからのようです。私が所持している最初期使用例は4月19日です。それを更新はできなかったものの4月22日と26日消印を発見できました。カットされてなくて本当に良かったです。2通とも防府市内で差し出され、防府郵便局が取集めて山口郵便局へ。山口郵便局で区分・押印され、再び防府郵便局に送られて受取人に配達されたことがわかります。ありがとうございました。これからもできるだけカットせずに残しておいてください。

2018072103 今月7月10・11日、長門市は青海島通(かよい)地区にある通郵便局さんの風景印を押してかもめ〜るを発送しました。このうち、11日消印の一部に山口郵便局のIJ印が二重消印になっていました。せっかくの風景印が台無し!と思われた方が多かったようですがちょっと待ってください。実はこの二重消印こそ意味があるのです。
 この最新鋭の区分機はここ数年間の切手画像をホストコンピューター側で記憶し画像認識能力を備えています。なので使用済切手やこうした風景印押印済郵便物をも正確に識別して弾くことができます。思い出してみてください、IJ印の二重消印ってほとんど見たことがないはずです。では、なぜ二重消印があるのでしょうか。それはあらかじめ郵便物の向きを揃え、縦向きなら左上、横向きなら右上の位置にIJ印を強制押印しているからなのです。つまり、強制押印でなければ起こり得ない現象であって、逆に言えば風景印押印済なのに押印にかけてしまった人為的ミスだと特定できるのです。

 お中元、お歳暮の時期になると郵便量が増えます。そんな繁忙期には同様の強制押印が行われることでしょう。貼ってある切手位置を画像認識して適切な位置を狙って押印する本来の能力とは異なり、同じ場所に押印をしますので消印モレや空押しもおきます。うかつにカットされたらその観察もできなくなってしまいます。

 大事なことなので2度申し上げます、これからもできるだけカットせずに残しておいてください。


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IR法成立

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 2018年7月20日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法が可決、成立しました。

 まずは誘致活動をしている各自治体の行政郵便物が収集のターゲットになります。おそらく郵便を使ったパブリック・コメントの募集が行われるでしょう。そして、やるとなればカジノ等が建設されるにあたって、おこぼれをあてこんだホテルなどのオープンを知らせるタウンメール、客を奪われて閉店を余儀なくされるであろう近隣のパチンコ・スロット店あるいは出店企業自身の発受信郵便物など注意深く収集を心がけたいです。日本初のことですから郵便資料の収集は抜かりなく取り組みたいものです。当該地区にお住いの郵趣家の皆さん、5年以上にわたって取り組むに値するテーマです。百年に一度のチャンスですよ!。

 最も期待しているのは施設内に郵便局(簡易局?)が置かれるかもしれないこと。少なくともATMくらいは設置されるのではないでしょうか?。フレーム切手の発行もあるかもしれません。反対運度に目を奪われて郵趣家の本懐をお忘れなきように。


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July 20, 2018

毛利敬親展に行ってきました

2018072007 ゆっくり見たかったのでド平日の7月17日(火)に山口県立美術館に行ってきました。みどころはたくさんありましたけれど、まずは郵趣家としての視点からエドワルド・キヨッソーネの肖像画に注目です。
 ポスターにも大きく描かれている敬親公の肖像画、これこそがキヨッソーネの作品です。慶応2年(1866)12月、三田尻(防府の旧称)停泊中の英国戦艦上で撮影した写真をモデルにコンテで描かれたものです。敬親公48歳の姿で毛利家伝来品、山口県立山口博物館蔵。キヨッソーネは教科書にも載っている西郷隆盛像なども手がけていますのでどなたも一度は作品を目にしておられすはずです。その他に吉川経幹像、敬親公の跡を継いだ毛利元徳像も展示されていました。
 ご存知の通りキヨッソーネはもともとは凹版彫刻技師であり銅版画家です。ビュランで彫り込んで画面を構成する凹版ならではの表現方法とは全く違います。依頼されればまったく面識がない人でも写真を元に肖像画を描いたとのことで、敬親公の肖像画も同様であったろうと思います。

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 キヨッソーネの指導によって初めて西欧先進国と同等レベルまで水準が向上した小判切手。全国切手展JAPEX’01の際に作られた「小判切手とキヨッソーネ」記念カードの図案もご覧いただきます(財務省印刷局製造、財団法人印刷朝陽会発行)。求められる職能の違い、画力の確かさを感じ取っていただければ幸いです。

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 郵趣的関心事以外では「木戸孝允書簡 坂本龍馬宛(坂本龍馬裏書)」が一番の目的でした。冒頭のポスターは2つ折りになっていまして、それを開くと一番下に図版が掲載されています(赤矢印部分)。

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 疑い深い性格だった木戸孝允さん、薩長同盟の内容を書面にまとめて坂本龍馬に送り、証明の裏書きを依頼したものです。裏書き部分だけが見られるように展示してありましたけれど、実際は図録集に採録されているようにたいへん長いものです。龍馬は朱でこのように記しています。

 表に御記被成候六條ハ、小西(小松帯刀・西郷隆盛)両氏及老兄(木戸)龍等も御同席ニて談論セし所ニて、毛も相違無之候、後来といへとも決して変候事無之ハ、神明の知る所ニ御座候
 丙寅 二月五日 坂本 龍

 今まで実物を見たことがありませんでした。それもそのはず、宮内庁書陵部蔵です。今回を逃したら次はいつになるかわからないと思いました。これだけのためにもう一度くらい参観したいと思います。

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 おしまいに前売券と占い籤(会場出たところに自由にお取りください状態で置いてあったもの)にそれぞれ山口中央郵便局の消印を押してもらって帰宅しました。図録集も購入したことですし、私だけが個人的に楽しむ範囲でオリジナルのマキシマムカードを作って再訪しようかと考えているところです。

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参照:激動の幕末 長州藩主 毛利敬親


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架空請求はがき+α

 縁起が悪いのでたいてい捨てられてしまう架空請求はがき。そこをお願いし倒して譲っていただいてコツコツ集めています。もちろん「詐欺郵便」というテーマの郵趣の一環として取り組んでいるわけですが、多分に予防啓発の側面もあることから、少々ご披露いたします。
 最近は個人向けの架空請求はがきが主にニュースで取り上げられていますけれど、紛らわしい企業向けの事例があることもご覧いただきます。詳しくは個別写真ごとにご説明いたします。

 所持している最も古い例です。消印は(牛)込 16.6.9。文面は今から見れば稚拙です。社団法人を名乗っていながら「当社」と自称するなどありえません。差出人の住所詳細もなく携帯電話へ電話させるようにと誘導しています。

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 上は消印は練馬 29.7.22。最近問題になっている架空請求はがきの文面がこのパターンです。下は昨日いただいたばかりのホヤホヤです。消印は豊島 30.7.15。上と文面が極めて酷似しています。
 これだけフォーマットの類似が明瞭なのですから気が付いた郵便局で没収しても良さそうなものです。しかし、憲法で通信の秘密が保証されているので残念ながらできません。

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 企業向け架空請求郵便です。自分はこの1通しか持っていません。大きな会社だったら社長が購読してたのかも?とうっかり払ってしまいそうです。ふつうの請求書の体裁をしているだけに厄介です。
 ご提供者によると、こちらはまず先に電話がかかってきたそうです。経理の者が請求書を送ってくださいと言ったところ、この郵便が届いたとのことです。消印は新仙台 28.1.14。
 振込先に指定されているのは北海道にある北洋銀行です。麻生支店も実在します。口座が違法に売買されたのでしょう。
 なお、受取人さんはすぐに架空請求詐欺だと気が付いて袋井警察署に届け出たそうです。

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 架空請求といえば電子メールの方が高頻度かもしれません。これは私がたまたま仕事で山口市大内に向かって走っている最中、ガラケーに着信した画面をiPadで撮影し、最寄りのセブンイレブンさんではがきプリントしました。さらに最寄りの大内郵便局で切手を貼って記念押印したものです。電子メールによる架空請求をなんとか郵趣の手法を使って記録物にしたいと考えた苦肉の策です。

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 趣旨をご理解いただき、収集にもご協力いただける方がいらっしゃいましたらぜひお願いいたします。


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第13回 斎藤吾朗個展

2018072001斎藤吾朗先生じきじきに個展のご案内を頂戴いたしました。お近くの方はぜひお運びください。

(以下、案内状より)

第13回 斎藤吾朗個展
2018年8月10日(金)〜19日(日)

※8月15日(水)は営業

◎会場=松鶴園2F 美空間 松遊
◎展示期間=10:00am〜5:30pm
(最終日は4時まで)

本個展では、西尾市一色町出身のワイン王、三河鉄道社長でもあった神谷傳兵衛さんの一代記を描いた大作を郷里で初めて展示します。
駐車場も広くなりましたのでお誘い合わせの上ご高覧ください。

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July 17, 2018

郵趣家は死んで郵趣品を残す

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 郷土の郵趣研究の一環で消印収集をしていることは以前にも述べました。と同時に郷土で活躍した郵趣家のこともきちんと記録を残していく必要性があると考えます。その一例として藤本敏一さんのことを取り上げます。

 アメリカから里帰りされたとおぼしき風景2銭切手5枚バラ貼りのカバーです。消印は山口・小郡 (昭)11.10.12で特に珍しいものではありません。ところが裏面の封緘シールに藤本金物店とあるではないですか。我が椙山家が所有していた玄米保存用の大きなブリキ樽は、かつて祖父が同店に特注して作ってもらったものでした。そして現当主の藤本信夫さんは私のfacebookの先生です。私同様、藤本さんからfacebookの初歩を教わった生徒さんは多いことでしょう。
 一般公開の前にこの里帰りカバーを藤本さんに見ていただきました。すると思いがけないあれこれをご教授いただくことになりました。差出人の藤本敏一さんは信夫さんの大叔父に当たる方だそうです。文通を通して全世界の切手を集めていた切手収集家でもあったとのこと。昭和11年で全世界対象とはまず間違いなくトップコレクターの一員であられたことでしょう。いずれ上京した折に切手の博物館の図書館で当時の郵趣会会員名簿を確認したいと思います。藤本敏一さんのお名前もきっと見つけることができると思います。

2018071702 物語はまだ続きます。当時、藤本金物店はたいへん繁盛しており、其中庵を結んでいた種田山頭火と交友があったそうです。山口市立小郡文化資料館が発行した「其中庵時代の山頭火」にも往時の模様が記されています。


『小郡の老舗である藤本金物店では、山頭火が行乞帰りにふらりと立ち寄って、藤本家の赤ん坊(後の四代目・藤本久夫氏)を抱いてあやしながら酒を飲んでいたという。俳句好きの二代目・藤本敏一氏が、山頭火によく酒を飲ませていたそうで・・・(後略)』


 そんなご縁があったことから信夫さん自らが「山頭火没後70年記念」フレーム切手(2010)の発行を働きかけたのだとも。過去の事績がこうして現代に繋がりました!。

2018071703 ただし、まだひとつだけわからない事柄があります。宛先のTHE INTERNATIONAL LEGIONという団体(?)についてです。ネットでググっても判然としません。事前に宛名ラベル用紙が送付され、それを使っているところから、敏一さんご自身もこの団体のメンバーであったことが察せられます。裏面に押されているU.S.C.E.19861というのは敏一さんの会員番号と解すれば自然に思えます。この点については引き続き調査をしたいと思います。

 我が山口県にもこうして戦前から偉大な切手収集家がいたことがわかりました。虎は死んで皮を残し、人は死んで名を残します。郵趣家はさらにその名とともに郵趣品も残します。藤本さんにとどまらず郷土山口県で活躍した、あるいは県出身の郵趣家に関する郵趣品とその人となりを収集・記録していきたいと思います。どうぞご協力ください。

 おしまいになりましたが、冒頭の実逓カバーについてモザイク処理等一切の制限なく全面公開を快諾していただいた藤本金物店現当主の藤本信夫さんに心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

参照:藤本金物店


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July 16, 2018

手ぶら観光サービスの「配送」利用を

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 日本郵政さんの「株主通信」(20170401〜20180331)より抜粋しました。20171201から京都中央郵便局で始まった「手ぶら観光サービス」のうち、特に「配送」サービスを支援しましょう。

 業界紙の通信文化新報の6月18日配信号によると、サービス開始半年の実績は一時預かりは1日平均10個(土日は40〜50個)の利用があるものの、宿泊先への配送サービスの利用はほとんどない、と厳しい指摘が記されています。料金設定や配送先の少なさ等、苦戦を強いられている要因はありますが、予期せぬ不運も重なったようです。それは20180219の京都郵便局(地域区分郵便局)の開局です。これにより、京都中央郵便局から各配達局への直行便がなくなってしまいました。このままでは配送サービスのみ中止になってしまいます。ここでコケたら全国展開が阻まれてしまいかねません。

 折しもゆうパック自体の制度改革とそれに伴う送票の仕様変更が進んでいます。時期によっては将来レアアイテムになる事例も考えられます。郵趣家はこういう時こそ協力しなくてはいけません。京都旅行に行かれる際はぜひ京都中央郵便局の手ぶら観光サービスの「配送」をご利用ください。その送票は捨てずに大事に残してください。

参照:京都中央郵便局で手ぶら観光サービス始まる


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July 13, 2018

これからはARチェックも必要

 偽造防止対策にUVインクでシークレットマークを入れたり、蛍光反応のある発光繊維を用紙に漉き込むなど、ブラックライトで観察できることは今もたくさんあります。入手した切手には必ず一度はブラックライトを照射してみることは良いことです。いちいちプレスリリースされてはいないけれど、すべての切手表面に当該郵政のシンボルマークをUVインクで”加刷”している国がある等、さまざまな発見があることでしょう。しかし、今後注意しなければならないのはARこと拡張現実機能を持った切手です。

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 ARスキャナーを使うと図のように走査線が画面を横断しながらピックアップポイントを拾っていきます。読み取りを完了した段階で動画が始まったり特定のURLに接続されるなどのアクションが起きます。バーコードやQRコードは肉眼でそれとわかりますからまだ良いのです。ARのややこしいのは肉眼でデジタルコードが仕込まれていることがわからない点です。
 現在はセールス目的で事前にプレスリリースされている場合は良いのですが、今後も親切に発表してくれる郵政ばかりとは思えません。しかもこれだけのハイテク技術をセールス目的だけに留め続けるとも思えません。スマホ、タブレットに無料でインストールできるアプリはたくさんあります。ぜひ実装してください。

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 図は「絶滅に瀕した動物」と題する小型シートです。左がグリーンランド、右はイスラエルの共同発行です。このうちグリーンランドだけにAR機能が仕込んであります。AppストアでSEPAC Stampsというアプリをダウンロードして実際にスキャンしてください。パソコン画面でも反応します。ホッキョクグマの動画がスタートします。


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ワールド・スタンプ・ナウ 第158回

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 公益財団法人日本郵趣協会の会報・月刊「郵趣」誌8月号が無事に校了しましたので恒例のチラ見せです。今月はW杯サッカーなどの国際的な話題が多い中で、私はその筆頭にヘンリー王子ご成婚切手のご紹介を最初に据えました。写真を使ったオーソドックスに見えるデザインですけれど、マイクロ文字がしのばせてあるなど通好みの仕掛けも施されています。

 また、記事の前説ではアートの才能に恵まれた世界の王室関係者のことについて触れました。8月号ではグリーンランドが発行したマルグレーテ2世女王による風景画の切手を推しました。女王の水彩画が切手になったのはこれが初めてです。タブ部分に紋章と女王の横顔が金箔押し+エンボス加工された豪華な小型シートです。誌面の関係で縮小図しか掲載できませんので、ここで大きな画像をご覧いただきます。

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July 12, 2018

インクジェット式機械印はオンピースで集めよう

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 昨2017(平29)年9月7日、地域区分郵便局の山口郵便局の見学が許され、公益財団法人日本郵趣協会防府支部・周南支部合同で伺って来ました。その際ご教示いただいた中で、とりわけインクジェット式機械印(以下IJ印)について重要な第一次情報がありました。それは東京のホストコンピューターに最近発行の全切手の図案が記憶されているというものです。山口局もオンラインで繋がっており、それで郵便物に貼られている切手を認識し、切手貼付位置を追尾してIJ印を押しているという点でした。これは従来の機械印・手押印にはない機能です。

 つまり、IJ印は本来、切手と封筒にかけて割印するのが正しい使用例です。

 割印がデフォルトなのですからそれを第一とするのが自然です。IJ印に満月消を望むのは筋違い&時代遅れです。切手のサイズによっては満月消になる場合もあるにせよ、それのみにこだわる意味はありません。

 そこを正しく理解していただいた方のみにお知らせします。山口局のIJ印を中心に、同じ経済圏である中国・九州地方のミクスチャー・カットを提供します。出自は地元企業・団体の方々が集めてくださったもので、特に”読めるカット”を選り抜きました。これを1カット20円(以上)で販売します。その売上金は、提供企業・団体のある社会福祉協議会等に全額を寄付します。その第1回分譲を8月5日(土)の「防府切手のつどい2018夏」で行いたいと思います。興味のある方はぜひどうぞ。

 逆に使用済切手の収集と提供をしてくださる企業・団体さんも募集しています。賛同していただけるのであれば、専用の回収箱を置かせていただき、3ヶ月に1回くらいのローテーションで取り集めに伺います。集めていただいた使用済切手を地元の郵趣会が責任を持って引き取り、地元で販売して換金した方がはるかに換金率が高いので、ボランティアのお志を最大限に活かすことができます。もちろん、収集家側もたいへん助かります。こちらもぜひお声かけください。


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博多仁和加(にわか)のお面

 九州・山口圏なら、にわかせんぺいでお馴染みのお面「にわか」です。これはおそらく博多郵便局が製作・配布したものでしょう。裏面が郵便局の広告になっています。この広告面を頼りにおおよその年代を類推してみました。

 左下にふみの日のロゴマークがあります。これはふみの日が制定され、それと同時に切手も発行された昭和54年7月23日から使われています。なのでそれ以降なのは確実。

 次に注目したのは「郵便小包」という名称です。現在のように郵便小包そのものを「ゆうパック」と呼んでいたわけではなく、当初はあくまでも小包用包装箱の愛称として「ゆうパック」と称していただけでした。それが昭和58年11月10日から。今に続く、郵便小包そのものを意味する愛称「ゆうパック」とそのロゴマークが制定されたのは昭和62年6月1日です。

 つまり昭和54年から62年と言うと8年間もありますが、いずれにしてもこの間であろうと目星をつけて資料をしらみつぶしにチェックしました。すると出て来ました!。昭和57年6月1日に速達小包の航空機搭載が始まり、その年の暮には郵便小包の割引「10個以上20%引き、100個以上25%引き」も行われています。
 よって昭和57年6月1日以降〜12月頃までのおよそ半年間に製作・配布されたものではないかと類推しました。

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・・・という推理ごっこも楽しいですが、鉛筆書きで良いので採集日と採集場所(郵便局名)を裏書きする習慣をつけましょう。収集活動に立脚する研究はそれが必須条件です。
 とりわけ日本の伝統郵趣では消印が読めることをたいへんに重要視しますが、その一方で切手が貼ってない別納・後納郵便、本例のような亜流の郵便商品・景品、運輸企業によるメール便等に対してはあまりにも無頓着に過ぎます。認識が改まりますよう強く訴えたいと思います。


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July 11, 2018

「ナンバー君」命名50年記念カード

 石川県の中島郵便局さんで使用中の小型印「郵便番号制度50周年」を活用し、表題の「ナンバー君」命名50年記念カードを作りました。
 郵便番号制度の実施は昭和43年7月1日です。ところが、郵便番号宣伝マスコットの愛称が「ナンバー君」に決まったのは7月5日でした。5日間の時差があることが今ではほとんど忘れ去られているようなのであえて記念カードを作りました。

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 なお、愛称が決まるまではなんと・・・・「テー坊」と呼ばれていました。だ、だ、ダサい!(笑)


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July 07, 2018

東京2020公式マスコットデビュー

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 毎度おなじみ宅見潔さんから教えていただきました。全国の小学生の投票によって2月28日に選ばれた大会マスコットが7月22日にデビューします。同時にネーミングの発表、公式グッズの販売も開始されます。公式グッズを使った郵趣品作成にチャレンジされてはいかがでしょうか?

◆東京2020マスコットデビューイベント

日 時:2018年7月22日(日)11:00~11:30予定

場 所:東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区有楽町1-1-2)
    日比谷ステップ広場(東京都千代田区有楽町1-1-4)ほか 

https://resemom.jp/article/2018/06/25/45275.html

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July 05, 2018

掲揚のプロトコール

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 公務員職でないと気付きにくい、逆に言うと公務員職なら敏感に反応する事柄がありました。今月2日から使用開始した宮崎県庁内郵便局の風景印です。図はプレスリリース時の原画と実際の宮崎県庁舎の正面写真です。違和感に気づかれましたでしょうか。
 実際の写真では3本の掲揚ポールの中央に日の丸、その右側に県旗が掲げられています。中央が上位、右が下位のプロトコールがきちんと守られています。原画のように中央に県旗だけというのはありえないことです。このことに最初に気づいたAさんはやはり公務員職でした。すぐに日本郵便お客様相談センターに問い合わせたところ、このような回答がありました。

 『お申し出いただいております風景印につきましては、写実的に仕上げるという決まりはなく、デザインとしてわかりやすく作成しておりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。』

2018070502 日の丸を引っ込めて県旗を前面に押し出すことの方が”わかりやすい”と言えるでしょうか?。郵便・郵趣のネットワークとは実に素晴らしいもので、2010年7月に発行されたフォルムカード「宮崎県庁舎」も同じアレンジだとの指摘がすぐに寄せられました。発行日が8年も離れているのにこの見事な一致は偶然ではないでしょう。日の丸を掲げることによるトラブルを未然に回避するための”逃げ策”ですね。よりによって建国神話のある宮崎県でこんな及び腰とは情けない。
 逓信省の時代から旧幕府寄り人脈が根を張っていると言われている日本郵便です。薩長と異なり因習に回帰しようとする属性は150年経っても直らないのでしょうか?。逃げと正統の混同は是正されたい。少なくとも『日の丸を掲げないことにより、結果的に誤ったメッセージを発してしまう』ことに関しては早急に認識を改めていただきたいです。

・・・てなことを書こうかと思っていたところに郵頼が戻ってきました。たいへん丁寧な押印で完璧でした。してその県旗部分を見ますと・・・図案が小さすぎて実印影では県旗かどうかの識別自体ができません。根本的な部分で”わかりやすく”なっていませんでした(笑)
 こんなことならいずれ印顆が摩滅することまで見越して、どの旗でもない塗りつぶしデザインでも良かったのではないでしょうか。私も見えない部分まで問題にしようとは思いませんよ。意外な結果でした。ちゃんちゃん♬

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July 01, 2018

郵便番号制度50年

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 郵趣誌やサイトで既にさまざま特集が組まれているように、今日7月1日(日)で日本の郵便番号制度が50年を迎えます。高度経済成長を背景に激増する郵便物をいかにして効率的に捌くか、その解決策の大きな柱でした。導入まで3ヶ月を切った昭和43年の切手趣味週間では、郵便番号宣伝のマッチまで配られ、それをカシェがわりに貼り付けた初日カバーをご覧いただきます。すっかり時代が変わってしまいました。
 折しも郵政博物館ではこの週末の土日に「郵便番号導入50周年展」を開催中です。本日7月1日の17:30までですので、都心の方なら今からでも間に合います。記念小型印も使われています。ぜひ足をお運びください。

郵便番号導入50周年展

2018070102 郵便番号制度は急に始まったわけではありません。その前段階として、配達局名記載の勧奨運動というのがありました。古くは明治時代からあったのですが、当時は全くと言ってよいほど普及しませんでした。本格的な運動が展開されたのは戦後、昭和24年12月頃からです。
 例えば私の住所も、地理に疎い県外の方が一見すると山口中央郵便局の管内かと思われるでしょうが、実際は小郡郵便局です。お隣の山口市鋳銭司の一部地域はなんと防府郵便局が担当されています。このように行政区分と郵便区分とが必ずしも一致しない例は少なくないため、できるだけ配達局名を書いてくださいという運動です。
 図のように一部の郵便局は「〇〇局区内」のハンコを用意し、窓口販売時にお客さんの了解を得てはがきに押して渡すようにしていました。自営業や小売店の中には自前でこのハンコを作って使ってもいたようです。図のはがきには岩国局の昭24.4.8の消印が押されています。

 さらに1999年(平11)、鹿児島在住の郵趣家Yさんが「郵便配達局名便覧」という小冊子を鹿児島県立図書館で発見されました。配達局名記載勧奨運動最初期にあたる昭24.3.15付です。発行元は鹿児島郵便局で、その掲載範囲は鹿児島県内のみ。今でも鹿児島県民は鹿児島だけが日本かのような生活・経済観(=国家観)を持っていますので、昭和24年ならばこれだけで十分だったであろうことは容易に想像できます。郵便番号制度50年に合わせてほぼ全ページをご覧いただきます。

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[余談追記]
 五十銭稲束はがきに第1次新昭和一円五十銭錦帯橋切手を加貼した図版のはがき、錦帯橋切手のご当地消印でもあるわけですが、裏面を見るとさらに興味深い通信であったことがわかります。戦後の配給制度がまだ残存していた時期のもので、これには麦酒(ビール)を男女一人に対して一本の家庭用配給があるとの予告通知です。4月15,16日の両日に岩国税務署に予約券を提出しに来るようにとの内容です。ところがビールの配給はこの直後に廃止され、昭和24年5月6日から自由販売になりました。なので、このはがきはおそらく配給最後のものであろうと推測されます。

 1枚100円の使用済はがきでこんなに楽しめるのですから郵趣とは本当に素晴らしい趣味だと思います。

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[7月2日追記]
 そしてこれが郵便番号制度導入2日目、昭和43年7月2日の郵便番号記入使用例です。印刷済の社用封筒がまだたくさん在庫されていたのでしょう、宛先も差出も郵便番号記入枠がありません。そこに手書きで書き込んでいます。消印は長野駅前 43.7.2 前8-12 → 京橋 43.7.3 8-12。

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