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June 18, 2018

War Crimes in Bangladesh by Pakistan Army and their Collaborators 1971

 バングラデシュが表題の由々しい切手を発行しました(2017年7月)。日本語直訳すると”パキスタン軍とその協力者によるバングラデシュでの戦争犯罪”。さらに切手1枚ずつに”Genocid - Torture in Bangladesh 1971”(バングラデシュでの虐殺・拷問1971)と表記されているという、なんとも恐ろしい仰々しさです。

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 バングラデシュ、パキスタン、インドは昔から三巴の仲の悪さだということは一般常識として知られているところです。しかし、外交上あからさまな敵対表現の郵便切手は発行するべきではないとUPUも定めています。本券はその良識に根本的に反しています。大判の連刷シートの第1コーナー部をご覧いただきますが、腐乱死体や虐殺遺体のオンパレードで正視に耐えません。なので、その一部(と言っても過半数にも及びますが)の図案にボカシを入れました。人の遺体を食べている野犬の写真まであります。こんなのはいくら事実であっても切手にしてはいけません。

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 厄介なのは単なるグロ切手ではない点です。シート左上角いわゆる1番切手位置に不具合があったらしく真っ黒に塗り潰されています。ひどい写真図案だらけなのに、これ以上のどんな不都合があるのかよ?です。
 さらに、横4種ごとに田型に納めた計18種の小型シートも同時発行されました。1番切手位置の塗り潰しは小型シートでも行われています。なお、小型シートは無目打です(目打は印刷)。

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 厄介なのはそれだけではありません。2番切手から順に全ての切手に1番から71番までの切手位置番号が割り振られているのです。1番切手の塗り潰しのため、実際の切手位置と割り振られた番号がひとつずつずれているという無駄なややこしさです。小型シートも同じ番号が入っています。
 それでなくても切手位置番号が入った切手は、エストニアが1927年に発行した「風景」5種に次いで本券がなんと史上2番目にあたるため、変り種切手コレクターとしては看過できないのが悩ましい限りです。

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 バングラデシュ切手のポンコツさ加減は想像を超えるものがあります。今回は発行前に発覚して黒塗りになったわけですが、2007年発行の「洪水救済」連刷シートは発行後に不具合が判明し、各郵便局で問題切手部分を鋏で切断してから販売させました。
 現地の収集家に聞きましたところ、被災者に救援物資を手渡している人物が前政権の担当チーフ(大臣か?)だったからだそうです。発行するまで誰も気づかず発行後にそうした対処をしたのだとか。いかに人件費が安い最貧国のひとつとはいえ、なんともおおらか過ぎるお話です。

 なお、この大虐殺71種連刷シートと小型シート18種は郵趣誌7月号に掲載はされますが図版は省略で販売の取り扱いもありません。当然だと思います。それでもなお欲しい方はリスク承知で各自個人輸入されてください。私もこの件については一切責任を負いかねます。


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