ハウステンボス内風景印ポスト
寄贈品から出て来た絵はがきです。郵趣家あてのカチッとしたフィラテリックカバー類の中でこれのみ風合いが違うことに引っかかりました。郵趣家差し出しなら、こんな位置に風景印は押しません。それ以前に、風景印を押す余白を考えたうえで宛名書きをするものです。
ググりましたらすぐにわかりました。絵はがき自体、ホテル日航ハウステンボスで自由にいただけるものでした。これをハウステンボス内のポストに投函すると早岐郵便局の風景印が押されて送り出されるという仕組みでした。しかも丸ポストが使われているようですよ。
どうやら現在進行形で行われているサービスのようです。長崎(佐世保)に旅行された折にはぜひお試しを。
ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、ハウステンボスは一度倒産し、会社更生法の申請を行っています。それが2003年(H15)2月26日。はがきの日付はその1ヶ月後の同年3月31日です。偶然ながらいちばん大変だった時期の使用例というのはいいですね。
佐世保は母方の祖父が育った場所です。爺ちゃんは、今も存続している佐世保商業を出て明治大学に進んだものの、関東大震災で大学自体が一時閉鎖されたために中退して大陸(大連)に渡りました。
一枚の絵はがきからいろいろ連想されてきます。これも何かのご縁です、風景印ポストに差し出すためだけにハウステンボスに行ってみたくなりました。
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