戌年なのに猫
ここのところ不思議に猫関連郵趣品が届きます。図は池澤克就さんが昨年12月にお送りくださった新宿区立漱石山房記念館の記念スタンプ付きはがきです。消印も同館にある猫塚が描かれた牛込郵便局さんの風景印です。
そんな折、日本関係の実逓カバー類をチェックしていたら偶然にも木村喜久弥氏(1921-1959)直筆のエログラムを入手しました。氏は本来はアメリカ経済史、中南米古代史の研究者。ですが本業とは別に1954年(昭29)に「ねこ:その歴史・習性・人間との関係」を出版された猫学の先駆者として知られています。宛先は本業研究関係のAvery O. Craven教授あて。消印は静岡 26.4.18 前8-12。
猫切手コレクターさんにとっては貴重品ではないでしょうか。特に木村氏は38歳という若さでお亡くなりになっていますので、直筆アイテム自体がそんなに残されていないものと類推されます。
猫の日が制定された昭和62年2月22日の初日印も所持していますし、なぜか三代目江戸家猫八師匠の直筆はがき(日本橋 32.8.15)まで持っています。持っていないのは生きた猫だけです。
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