山口郵便局(地域区分郵便局)見学会
公益財団法人日本郵趣協会認定支部の防府支部と周南支部の合同で見学会を申請しておりましたところ、お許しが出まして2017年(平29)9月7日(木)の14:00-15:00に伺ってきました。日本郵便関係者以外では我々が初めてだということでした。
[概 要]
竣工は2016年(平28)12月12日(月)。パンフレット表紙から転載の上写真はその頃のもので、法面もまだ植栽が芽吹いていません。なお、著作権の関係があるため、本編の図版はこれのみです。
開局は2017年(平29)1月30日(月)。開局時は約250人、今は270人が働いています。交代制なので常時局舎内にいるのは100人ほど。郵便を扱う工場なので従業員は全員ヘルメットに安全靴着用です。
もともと山口県には郵便番号74地域の地域区分局の徳山、75地域の下関の2局がありました。そのふたつを統合したのがこの山口郵便局。実際に効率化になっているかどうかはただいま実績を集計中だそうです。
[消 印]
記念押印は一切お許しいただけませんでしたが消印の種類はお教えいただきました。和文印(金属印・シャチハタ印)、和文ローラー印、欧文印、和文機械印(N6)そして抹消印(消印モレ消印)もあるそうです。和文印、和文ローラー印が各3本程度。ただし、欧文ローラー印の配備はありません。
特に欧文印はD欄に郵便区番号の759が入っている。入っていないのは従来からある山口中央郵便局の欧文印。つまり静岡郵便局・静岡中央郵便局のそれとは識別パターンが逆。
その時々、持ち場によって区分と押印をパラレルに行なっているため、IJPとN6の厳密な使い分けは特にないそうです。どちらが押されるかはたまたま、偶然の結果だということです。
[年賀郵便対策]
山口県内に配備されていた区分機7台が1階の片隅に移設されていました。これは年賀郵便の大量処理のためで、現状は設置したのみで調整はこれからだそうです。
ただし、どの局から持ってきたのかについては、この場ではすぐにはわからないとのことでした。かつて和欧文機械印を使っていた防府局や徳山局などの中古機だそうです。
今のところ区分機としてのみ使用予定。52円切手を貼った私製はがきの年賀状には消印が必要ですが、どのようにするかは未定だそうです。
もし、山口郵便局では消印をしないということになると、各集配局が昔ながらに年賀印を手押しする可能性が出てきました。機械年賀印をしようにも機械自体が撤去されていますので手押しするしかないからです。
郵趣的に注目すべき要点は以上の通りです。
これ以上の詳細は個別にご説明しますのでfacebookメンバーの方はメッセージを送ってください。未加入の方はfacebookのアカウントを取っていただき、私の名前”椙山哲太郎”で検索のうえメッセージを送ってください。詳しくはその後にお知らせいたします。
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