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August 30, 2017

トリプル要素以上は知識とセンスと説明が必要

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 戸籍制度100年記念の初日カバーは(1)初日カバー、(2)ディスカバージャパンスタンプ(DJ印)、(3)直筆サイン、の3つの要素で出来ています。普通はあっても2要素止まりで、このようなトリプルな構造を持つアイテムはかなり少ないです。
 しかし、漫然と3要素を乗っけただけではダメです。各要素の意味ある相関関係が一体となってこそ収集品として完成します。トリプルからは中級者以上の知識とセンスと説明(記録)が必要です。これはその悪い例です(笑)

 本便は何がメインでしょうか。往時の郵趣家の発想を演繹してみると直筆サインではなかったかと想像されます。1971年10月、日米野球のために来日した米大リーグ ボルチモア・オリオールズのチコ・サーモン選手(Chico Salmon)が後楽園球場での初練習後にもらったものとしっかり説明があります。21日に来日し、翌22日PM3:50のことと記されています。ここまでは完璧です。書いてある通りです。

 ところが(1)初日カバー、(2)DJ印、との関連がまったくわかりません。全郵普で事前販売されている初日カバー用封筒の裏面にサインしてもらい、その5日後に東京中央郵便局に行って初日カバーに仕立てたのはどういう意味なのでしょうか?。サインをもらった当日は金曜日なので郵便局は開いてます。同じ裏面に最寄局で記念押印すれば普通に良いものをなぜこんな回りくどいことをしたのでしょう。そもそも、初日カバー用封筒を使った理由からして不明です。たまたま持っていただけ???
 さらにDJ印はなんなん?。当時の後楽園球場の最寄駅でもなんでもありません。この昭和46年からDJ印が使われ始めたので、ひょっとすると最も近場では池袋駅しか印顆の配備がなかったのかもしれません。それならそうと中紙に説明を記録しておかなければ、製作者の手から離れた途端に意味がわからなくなります。

 トリプル郵趣品をものするには知識とセンスと説明(記録)が必要です。漫然と組み合わせたものは意味がわからないだけに著しく評価を下げてしまいます。ベテランと言われるキャリアの長い郵趣家ほど知識とセンスはあるつもりになっているので最後の説明(記録)がおろそかになりがちです。その欠点は想像以上に致命的であることを理解しなくてはなりません。


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