12月、山口市はクリスマス市になる。
室町時代、山口は「西の京」として京都を凌ぐほどの栄華を誇っていました。その時空へ、宣教師フランシスコ=サビエルが来山。第31代当主大内義隆はサビエルの布教の願いを寛容な心で受入れ、翌1552年12月9日、山口の地で降誕祭が行われました。これが日本で初めてクリスマスが祝われた日と記録されています。
・・・との公式パンフレットの説明文を記した最初の記念カードを作ったのは4年前の2012年(H24)。降誕祭から460年後、それが最初のクリスマス市になるキャンペーンでした。最初でしたから記録のために切手の博物館さんにもカードを送るなどしましたが所詮ローカルイベント、とりたてて大きな話題になることもありませんでした。
それからさらに4年後の今年2016年(H28)、ついにフレーム切手の発行と小型印の使用が実現しました。小型印初日の12月1日は仕事で動けなかったので最終日の今日26日に記念カードを作りました。これぞラスト・クリスマスでした。
小型印は、山口サビエル記念聖堂と絆をテーマとしたロゴの共通図案で、山口中央、山口中市、山口神田、山口湯田そして山口平川の5局で使用されました。このうち、市街地からいちばん遠い場所にある山口平川局の押印数がもっとも少ないだろうと予想して選局しました。
なお、山口平川局が卓球の石川佳純選手の地元最寄局です。リオ五輪の時は記念押印にたいへん活用させていただきました。
▼4年前の記念カードはサビエルの生誕地スペインのナバラ州パンプローナ市にも局留で送りました。翌2013年2月に無事に戻ってきました。
Comments
同じナバラ州のサングエッサ局にはザビエルが育ったザビエル城をデザインした風景印があります。画像が添付できないのが残念です。
Posted by: JimK | December 28, 2016 02:19 PM