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May 18, 2016

阿知須の歴史と文化 ー古川薫・上野英信の背景ー

2016051801

 来る5月20日、山口市南部地域から宇部市内の各ご家庭に上記書籍案内の新聞折込チラシが配達されます。昨年の平成27年11月3日、フィッカルあじすで作家・堀雅昭氏が講演された内容をまとめた一冊です。先に注文先詳細を書いておきます。

◆注文・問合先 よしの印刷株式会社 0836-65-2025
 価格 1冊540円(税別)

 阿知須浦の秘史、海賊衆の痕跡、石炭廻漕船の出現、塩湯の系譜といった興味深い見出しが並んでいます。とりわけ文学に関する記述は注目で、明治25年の『周南』、大正11年の『里の鐘』の創刊についての写真と社会背景は興味深いものがあります。それに続く章では阿知須に関わった作家たちの記事はまったく驚くべきものです。中野真琴、古川薫、上野英信のうち、今も現役でご活躍中の古川薫が若い時代に起こした「事件」については全く知りませんでした。山口県文学界の極北とさえ言われる嘉村礒多の青年時代を彷彿とさせる無頼派に脱帽です。
 また、全編を通して編集の任にあたられたのが郵趣家でもある中川進さん。某所に眠っていた上野英信より中野真琴あて、古川薫より中野真琴あての書簡を発掘・整理され、作家研究資料として使えるように一覧表にまとめておられます。中川さんご自身も仰っておられましたが、これこそ郵趣家ならではの手腕が発揮されたものです。私自身も未だ公表していませんが、廃業した下関在住の漫画家さんが破棄したファンレター一式等、郵趣以外の分野でも活用できるであろう書簡群を所有しています。郵趣家もそんな社会・文化に貢献できるスキルを持っていることを自覚して行動すべきものと思います。

 本書は中川進さんがわざわざ私の自宅までお見えになり、詳しくお話を伺った上で許可を得てブログ掲載するものです。中川さんは現いぐらの館こと旧中川家住宅のご当家筋にあたられます。たまたま私の父が阿知須中学の教壇に立っていた当時の教え子さんであり、たまたま同じ郵趣家ということもあって懇意にさせていただいています。郷土史、文学史そして郵便史に興味のある方はぜひお買い求めください。

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(古川薫より中野真琴あて書簡のページ)

2016051803
(中川さんのあとがきのページ)

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