« 童画のノスタルジーシリーズ第2集はフランス政府印刷所製 | Main | 日本最初の盛り上げ印刷? »

December 02, 2015

ローカル郵便消印収集のススメ

2015120201

 先月末、博多の切手即売会で入手した山口県内郵便局の消印コレクションの中からひとつまみ。私自身の職場が旧新南陽市にある縁でご紹介します。

 昭和45年11月1日、旧南陽町が市制に移行して新南陽市となりました。もともと、付近一帯を南陽町と呼んでいたからですが、山形県にすでに南陽市が存在していたために「新」を冠しての新市名称となりました。小学校4年生だったので記憶に残っています。現新南陽駅も当時は周防富田駅、愛称が「すっとん」だったことも覚えています。
 消印表示もそれに合わせて新南陽へとじょじょに替えられていきました。上に示しましたのは市制施行17年目にしてようやく変更した現新南陽政所局です。「山口・南陽政所」→「山口・新南陽政所」です。ぱっと見では見逃してしまいそうですね。新旧の消印を記念押印して確保しておいてくださった旧蔵者さんに感謝です。
 ところが、今でもなお変更していないのが上図右の南陽福川局です。旧南陽町の中心部だったとの自負もあるでしょう。歴史ある地名が残されているのは意義あることです。
 ところが平成15年4月21日、徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町による2市2町合併で現周南市となりました。山口県における最初の「平成の大合併」です。その結果、現在でも南陽、新南陽、徳山の各ローカル地名が消印上に混在しています。この現象はおそらく日本全国で見られるものと思います。

 私自身、主たる収集対象が外国切手なのですが、郵趣家の義務として住んでいる土地の郵便印も収集しています。さしあたって平成の大合併でどのような変化が起きているか、くらいは明らかにしておくべきでしょう。
 下図は「山口・熊毛三丘」→「山口・三丘」と表示変更になった実例です。平成の大合併で旧熊毛郡は現在、上関町、田布施町、平生町の3町のみになりました。

2015120202

追記:ちなみに「政所」は「まどころ」、「三丘」は「みつお」と読みます。山口県におけるマイルド級難読局の代表例です。

|

« 童画のノスタルジーシリーズ第2集はフランス政府印刷所製 | Main | 日本最初の盛り上げ印刷? »