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December 12, 2015

極東国際軍事裁判/東京裁判 号外

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 戦後70年を機に公開します。私が引き継いだ曽祖父・椙山伊三郎の遺品のひとつです。図版をクリックするとポップアップウインドウで大きな写真が開きます。
 伊三郎は明治の終わり頃、単身渡米して自営業を成したものの、戦時中にアリゾナのヒラ日系人強制収容所に押し込まれてしまいました。1945年じゅうに再び着の身着のままで解放されてから3年、ようやく商売も持ち直した矢先に東京裁判の判決です。収容所生活の中であっても、硫黄島での栗林中将の戦死を悼んでいた伊三郎がどのような思いでこの新聞号外を見つめていたことでしょうか。

 収容所の経験は伊三郎にアメリカに対する大きな失望感を与え、多くの日系一世がそうしたように、彼もまた日本に帰ります。持ち帰った強いドルで故郷の家を新築したのが、まさに私が今住んでいる家です。ムダにデカい屋敷造りなのはそのためです。
 生前、熱心な仏教徒であった彼は、椙山家の菩提寺である岩屋山地蔵院(山口市名田島)に多額の寄進をしました。石階段の参道が今の形に整えられたのもそのひとつです。参道脇に立派な墓所をいただけたのもそのおかげだと伝え聞いています。そして私が生まれるほんの数年前に天寿を全うしました。

 北米毎日新聞はアメリカの邦字新聞社です。この号外を発行した1948年に創刊されましたが、残念なことに2009年に休刊となっています。

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