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December 2015

December 25, 2015

防府牟礼、防府牟礼西郵便局の風景印図案改正・新規使用開始

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 今2015年(平27)2月18日に正式に決まった大平山ロープウェー廃止を受け、防府牟礼郵便局の風景印が図案改正になります。ロープウェーを描いた現行図案の最終日は来2016年(平28)1月8日(金)、阿弥陀寺を描く新図案の使用開始初日は同1月12日(火)になります。
 上図はいずれこの日が来るであろうことを見越して以前に記念押印していたものです。左はJR防府駅構内の防府市観光案内所に配備されている観光スタンプです。オープン時間帯ならいつでもカウンターで押させていただけますので興味のある方はどうぞ。なお、その際にはウェットティッシュを持参されることをお勧めします。印面の汚れやゴミをウエットティッシュで落としてクリアにしてから押してください。備え付けのスタンプ台はだいぶ乾いていたので、鮮明印を得るには青色のスタンプ台も自前でご用意された方が確実です。

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 同日、防府牟礼西郵便局も風景印を使用開始します。現在、風景印は配備されていませんので新規の使用開始になります。こちらも主たる図案は阿弥陀寺です。
 実は、これまで阿弥陀寺を描く風景印はありませんでした。このたび一度に2局も登場というのは喜ばしいことです。

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December 23, 2015

嘘だらけの抗日戦争勝利70年記念切手(支那中共)

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 9月3日に支那中共政権が発行した「抗日戦争勝利70年」記念切手が最低最悪です。13種もの巨大なセット発行ですが、いかにも歴史の嘘、捏造を大言壮語して覆い隠そうという焦りが透けて見えます。

 基本的なこととしてみなさんよくご存知の通り、日本が敗戦した1945年(昭20)の時点で、中華人民共和国はまだ成立していません。八路軍は蒋介石率いる国民党軍に圧迫されて敗走に敗走を重ねていたのみで、散発的な局地戦というより小競り合いはあったものの、歴史に名を残すような組織だった戦闘は全くありません。南京大虐殺に至っては、日本軍が30万人も虐殺したという嘘も甚だしいだけでなく、日本軍が南京を占領していた3ヶ月のもの長い間、あんたらは何もしないでただ見ていたのかね?。じゃあ一体何をどうやったら「勝利」と言えるのでしょうね?。

 切手の図案を見たら、そんな嘘がはっきりわかります。取り上げられているのは一八歴史博物館、東北烈士記念館、中国人民抗日戦争記念館、上海淞滬抗戦紀念館、南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)、台児荘大戦記念館、延安革命記念館、八路軍総部旧址記念館、百団大戦記念館、平型関大捷記念館、再荘地道戦記念館、新四軍記念館、滇滇西抗戦記念館といずれも後の時代に建設された記念館ばかり。その背景には文革時代からさんざ目にした革命絵画(プロパガンダのための絵)、つまり空想の絵をアレンジしただけです。総括すれば歴史事実の描写はどこにもありません。当時の写真を切手にした台湾とは大違いですね。
 正しい歴史と言い張るのであれば、真正な当時の写真を使った切手を発行してもらいたいものです。次の80年の時は大いに期待したいと思います(笑)。

 今回のような嘘だらけのちゃちな紙芝居図案ではみっともなくてどこにも紹介できませんね。もちろん、私はこれらを現代史などには分類せず、お笑い郵趣あるいは図案ミス、インチキ切手、パチもん切手のコーナーに仕分けせざるをえなかったことも特に付け加えておきましょう。

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December 22, 2015

1964年・東京リンピックシール

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 新国立競技場がA案で決定したとのことなので、昔懐かしい1964年の東京オリンピックシールをご覧にいれます。今年、九州の切手即売会で駄物扱いされていた雑品の中からピックアップしたものです。
 当時としては最先端であったであろうアルミの薄膜にフルカラー印刷、裏面はセルフ糊です。おそらく型抜きで作られています。抜きブレもほとんどなく、たいへん精巧に作られています。それゆえでしょうか、同一図案の6種セットで小さい方が200円、大きい方が300円だと当て紙に印刷されています。今の感覚では2,000〜3,000円といったところでしょうか。

2015122202 切手でもないのに購入したのはやはりオリンピックマークの使用許可を正式に得ていたからです。その許可シールが左図で、許可番号はO.S.G.-S2〜7、銘はTenshodoとあります。鉄道模型で有名な天賞堂さんでしょう。模型に貼るシール・ステッカー類の製造で手慣れておられるはずですから納得できます。
 これらが未開封の完全パッケージ状態で出てきたのですが裏糊の劣化が見受けられたので、あえてバラしてストックリーフに整理し直しました。糊がはみ出し、お互いがくっつきそうになっていたからです。裏紙には三菱樹脂株式会社の名前とともに、製品名であるヒシネーマー(HISHI NAMER)の表記もあります。技術的にも最先端であったのでしょうが、さすがに50年以上の耐候性は期待する方が無理、ですね。
 セルフ糊式切手の裏糊劣化のことは過去にも記事にしています。最近はお手紙ファンの人たちが可愛いシール、ステッカー、タックラベルそしてデコレーション用マステを多用されていますね。今が楽しければそれで良いのですが、長くは持たないことは覚悟しておいてください。三菱樹脂さんの業務用シールでも長年にわたる品質保証は無理だったのですから、今の民生品に期待できるはずもありません。郵趣歴40年の間に、こうしたシール類で数多く痛い目に遭っているので、私宛の郵便にマステ類は貼らないで欲しいと何度もアナウンスしているのはそれが理由です。

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December 21, 2015

1等一万円当たりました!

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 ウソです(笑)。茨城県のAさんから譲っていただいたものです。郵政民営化と同時に年賀状交換を辞退させていただいた身なのに一等が当たっていたら石をぶつけられちゃいます。表を歩けません。
 Aさんのご友人が当選したものを、Aさんは「スギヤマなら喜ぶだろう」との思し召しから、さらに私に回してくださったものです。しかも未開封です。封筒の中にちゃんと諭吉さまが入っておられます。このままコレクションにしました。ありがとうございました。あ、もちろんお代は支払わせていただきましたし、それで済む話ではない貴重な品であることも重々承知しております。
 封筒の裏には6桁のナンバリング印が押されています。これは004503です。常識で考えて管理番号でしょう。
 また、表の女の子のイラストは見覚えがあろうかと思います。2007年暮から日本郵便がホームページで、年賀状に自由に使えるイラストのダウンロードサービスをした際に登場した一人。デザインした切手デザイナーの中丸ひとみさんは彼女を”かわいこちゃん”と呼んでいらっしゃいます。手に封筒を持って同じポージングをしたかわいこちゃんは、2012年(平24)の春のグリーティング切手にも登場しています。その題名は”だいじなお手紙”。はい、大事にいたします。
(参考:ビジュアル日本切手カタログVol.3/公益財団法人日本郵趣協会)

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December 20, 2015

寄贈品御礼&郵模法適用直前アイテム

 毎年恒例のスペシャルBOX、今日12月20日で締め切ります。今年も特Aコースのお申し込みはないようなので、ご予約いただいた方全員にお届けできるものと思います。明日以降、荷造りを始めます。発送準備が整い次第、私の方からご連絡を差し上げますので今しばらくお待ちください。

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 Facebookでは同時に寄贈品の募集もお願いしていました。さっそく福岡のKさんから各種お送りいただき、その中から意義深いアイテムを見つけ出すことができましたのでご紹介します。今も実在する「メガネの落合」さんが作られた切手下敷きです。テーマは「世界のメガネ切手集」と直球なノベルティー品です。眼鏡をかけた世界の著名人を主体にセレクトしてある中で、日本の切手趣味週間切手「気球揚る」が異彩を放っています。主題の女性はいわゆる眼鏡はかけておらず、気球見物のための双眼鏡を手にしています。双眼鏡もまた取り扱い商品のひとつなのでありましょう。
 しかし、郵趣家なら別の観点で?と思われることでしょう。気球揚るが発行された昭和47年(1972)こそ、あの郵便切手類模造等取締法(昭和四十七年六月一日法律第五十号)と郵便切手類模造等の許可に関する省令(昭和47年10月30日 郵政省令第31号)が成立したのです。
 郵模法成立直前には気球揚るの他に沖縄復帰と国土緑化切手も発行されていますので、私はこれら3種の切手のイメージ=郵模法という関連づけで覚えています。もうおわかりですね。これは郵模法直前の模造品です。ですから下敷きの両面どこにも許可を得た表示はありません。後の時代では「郵模第975号 平成9年1月20日」の書式のみならず「不許・複製」等の表記が必ず入っています。官製を含む郵便切手の模造、復刻、再版に関する良質な資料と思います。役得でこれは私がガメさせていただきました(笑)。

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December 19, 2015

山口県と群馬県のコラボ

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 大河ドラマ・花燃ゆは終わりましたが山口県と群馬県のコラボはここにもあります。

 「萩原朔太郎と中原中也」(中原中也記念館・山口)と「中原中也と萩原朔太郎」(前橋文学館・群馬)のふたつのコラボ展のイベント・スタンプ押印カードをまとめました。ご協力いただいた宇都宮の柴田公子さんには心より御礼申し上げます。柴田さんなしでは両方を揃えることはできませんでした。

▶︎中原中也記念館(2):特別企画展・萩原朔太郎と中原中也

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三毛別羆事件100年

2015121901 タイトルは「さんけべつひぐまじけん」と読みます。100年前の1915年12月、苫前町でヒグマが民家を襲い7名死亡。14日にヒグマを撃ち収束。それから100年をメモリアルする意味で札幌の湯浅英樹さんが作成されたカードです(部分)。

 三毛別羆事件(さんけべつひぐまじけん)とは、1915年(大正4年)12月9日 - 12月14日にかけて、北海道苫前郡苫前村(現:苫前町)、三毛別(現:三渓)、六線沢(正式名は北海道天塩国苫前郡苫前村大字力昼村三毛別御料農地6号新区画開拓部落六線沢)で発生した、クマの獣害(じゅうがい)としては記録的な被害を出した事件。六線沢熊害事件(ろくせんさわゆうがいじけん)、苫前羆事件(とままえひぐまじけん)、苫前三毛別事件(とままえさんけべつじけん)とも呼ばれる。エゾヒグマが数度にわたり民家を襲い、開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った。事件を受けて討伐隊が組織され、問題の熊が射殺されたことで事件は終息した。(wikiより)

 湯浅さんのお母様が古丹別生まれであることから事件について知ったとのこと。風景印に取り上げられている「苫前くま獅子舞」はその事件を後世に伝えるために生まれたものだそうです。
 他にも山梨県で山犬の被害が甚大で住民が村を捨て、その結果、郵便局も廃止になった例があったと記憶しています。何れにしても自然災害の中でも獣害に関する郵趣アイテムは少ないように思います。

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December 14, 2015

QRコード付きフレーム切手/栃木県芳賀町

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 宇都宮市の柴田公子さんからご恵送いただきました。いつもありがとうございます。銘にありますように、これが個人以外でQRコードを組み込んだ最初の切手ではないかと推定されます。

 栃木県波賀町の見目町長じきじきのアイデアで実現したものです。家業が南高根沢簡易郵便局とのことでフレーム切手のこともよくご存知だったのでありましょう。常々訴えておりますように、簡易郵便局さんは地域を担っているという職務意識が非常に高いですね。その発現の一端でありましょう。
 デザインはマスコットキャラクターのはがまるくんとともに町の特産品を描く「はがまちの米」「はがまちの梨」「はがまちの野菜」の3種です。3種とも82円額面のフレーム切手10枚を納めたフルシートがわずか1,000円という良心的な売価設定なのも良いと思います。ただし、発行枚数が各100シートのみと極めて少ないので、郵趣におけるデジタル技術、デジタルコード、AR拡張現実、インタラクティブ技術などに興味のある方はご注意ください。
 なお、公私を問わず同様例や先行例がありましたら是非お知らせください。

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 なお、個人ではフレーム切手が世に出たと同時にQRコードを取り入れた方がいらっしゃいます。HYPER Philatelistブログ会友の堀本稔さんです。その先見の明に敬意を表して実逓カバーをご紹介したいと思います。消印は七宝郵便局の成18年(2006)10月4日付の風景印です。

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December 12, 2015

極東国際軍事裁判/東京裁判 号外

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 戦後70年を機に公開します。私が引き継いだ曽祖父・椙山伊三郎の遺品のひとつです。図版をクリックするとポップアップウインドウで大きな写真が開きます。
 伊三郎は明治の終わり頃、単身渡米して自営業を成したものの、戦時中にアリゾナのヒラ日系人強制収容所に押し込まれてしまいました。1945年じゅうに再び着の身着のままで解放されてから3年、ようやく商売も持ち直した矢先に東京裁判の判決です。収容所生活の中であっても、硫黄島での栗林中将の戦死を悼んでいた伊三郎がどのような思いでこの新聞号外を見つめていたことでしょうか。

 収容所の経験は伊三郎にアメリカに対する大きな失望感を与え、多くの日系一世がそうしたように、彼もまた日本に帰ります。持ち帰った強いドルで故郷の家を新築したのが、まさに私が今住んでいる家です。ムダにデカい屋敷造りなのはそのためです。
 生前、熱心な仏教徒であった彼は、椙山家の菩提寺である岩屋山地蔵院(山口市名田島)に多額の寄進をしました。石階段の参道が今の形に整えられたのもそのひとつです。参道脇に立派な墓所をいただけたのもそのおかげだと伝え聞いています。そして私が生まれるほんの数年前に天寿を全うしました。

 北米毎日新聞はアメリカの邦字新聞社です。この号外を発行した1948年に創刊されましたが、残念なことに2009年に休刊となっています。

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December 09, 2015

毎年恒例スペシャルBOX2015受付開始

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 当ブログ名物のスペシャルBOXの予約受付を開始します。

 HYPER Philatelistブログ名物のスペシャルBOXを販売します。一年間に私宛に届いた郵便物(抜き取りなし)の他、今年は実家に戻ったので家の倉庫で保管していた重品も放出します。昨年同様、以下の3種を作ります。

特A.ゆうパック中箱満杯詰め 3万円(一式込み)/原則として1箱のみ製作
A.レターパックライト満杯詰め 1,500円(一式込み)/1通
B.ゆうパック小箱満杯詰め 3,500円(送料・箱代実費加算)/1箱

 当ブログ画面の左欄上から2行目にあります「メール送信」をクリックすると現れるメールフォームでまずは予約をお願いします。希望コースと数そして住所、氏名、電話番号、メールアドレスの6項目です。この段階でのご送金はまだ不要です。
 12月20日に締め切り、特Aコースを優先して作成します。その段階で在庫がなくなったら終了です。申し訳ありませんがA,B各コースの販売は未了のうちに終了です。
 しかし、昨年のように特Aコースの申し込みがなかった場合、あるいは在庫に余裕が生じた場合は、あるだけの在庫をA,B各コースに振り分けて製作・発送します。
 代金の振込先、金額は発送時に私の方からメール連絡いたします。

 なお、今年も刑務所の検閲郵便を数通を入れる他、クッション代わりに昭和50年代製のミクスチャーをスキ間に詰めます。福袋のようなものですから何が出るかな?とお楽しみください。
 画像はいずれも昨年の配布物の実物写真です。

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[不要品をご寄贈ください]
 皆さんのお手元にご不要の郵趣品等があれば捨てないで私に送ってください。ご自分では不要と思われても、世の中にはそれを必要とする人は必ずいます。例えばゆうペーン表紙、ふみカードの使用済、私製の初日カバー・記念カバー・押印物、郵便局のチラシ、絵はがき類などもコレクションしていらっしゃる方がいます。

 内容にもよりますが、ゆうパック大箱以上であれば送料もお支払いできるかと思います。それ以下の少量だと内容物より送料の方が高くついてしまいますので純粋に送料自腹で寄付してください。

 集まった不要品をミックスし直して再び全国に再分配しています。それらは切手展の入場者プレゼントに使うなど、有益で意味ある活用実績があります。決して断捨離してはいけません。寄贈の方もどうぞよろしくお願いいたします。

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December 07, 2015

夜逃げ郵趣

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 現在は本件に関係する郵趣家・切手商さんがいらっしゃらないことを確認できたので発表することにしました。表題の通り、このカバーは夜逃げに関する郵趣品です。

 加賀萬造あての初日カバー類が、大阪の某切手商さんから郵趣市場に大量に還流されました。そのいきさつも店主さんから直接伺いました。
 かつては初日印を押印・頒布する専門業者さんのサポートもしていたという加賀氏。大阪の平野区に住みながら様々な郵便局宛の留置(とめおき)でこうした初日カバーをせっせと作っていたそうです。あまりに大きすぎる住所ハンコからも、センスは決して良くはないこと察せられますね。こんな大仰な体裁ではちょっとね・・・ですよね。
 それがいつしか生活苦に陥って夜逃げ。現在も行方はわからないとのことです。数年間も家賃を滞納していたそうで、残されていた家財すべてを大家さんが差し押さえたそうです。それらを売って換金されたのは当然ですね。そんな中古家財を売買する市場があるそうで、切手類もそこで売り払われたのですが、これらカバー類は当然ながら使用済。「使用済=ゴミ」という素人さんが最も誤解している間違った常識のおかげで、くだんの切手商さんに持ち込まれたのだそうです。ゴミではあるけれど切手商さんなら少しでもお金にしてくれるんじゃないかと思ってのことだったようです。それを一番で買わせていただいたのが私です。
 ふつうならプライバシーに配慮して宛名などをモザイク加工するところですが、本件に関してはその心配は一切必要ありません。なぜなら、加賀萬造というのは偽名だったからです。
 店主さんによると、その他のカバー類から類推するに静岡県の熱海出身ではないか?とのこと。それゆえ熱海の消印の初日カバーを拾ってきました。

 そうそう、夜逃げはこれが2回目だそうです。

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確信犯

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 49年前の昭和41年12月7日、大学郵趣連盟(大郵連、U.P.L)の切手展である第8回大学切手展が開催されました。我らが新宿郵趣会館は昭和44年4月4日のオープンなので、この時にはまだ建物自体がありません。切手ブームの最中でもあり、新宿三越あたりでの開催であったのでしょうか。
 大郵連OBの方々は、今も郵趣界で活躍されていらっしゃいます。関東地方にあった主要大学の郵趣サークルはあらかた加入していたと記憶しています。それほど盛んだったということです。

 1964年(昭39)にウィーンで開催された万国郵便連合(U.P.U.総会)で採択された条約が1966年(昭41)1月1日に発効し、切手にローマ字で国名表記することになりました。日本の場合は魚介シリーズのイセエビ(1月31日発行)から「NIPPON」と表記することになりました。
 普通切手もこれに従い同年5月から順次NIPPON表記入りのデザインに変更されました。小型印の切手図はその7円と15円をかたどったものです。

 大郵連は小型印の申請図も自ら手がけていたことでしょう。ですから、郵趣シーンの最新トピックを題材にした図案中の表記が、よりによって「NIPPN」で「O」の一文字が抜けているのは意図的にやったのだろうと疑っています。俊英が集う大郵連がケアレスミスだなんてありえません。ましてや東京郵政局(当時)の郵政職員さんが描いていたなら、こんな脱字を犯すはずがありません。
 申請図チェックが甘いのを見越しての確信犯でしょう。あれから約半世紀、下手人はそろそろ自首しなさい(笑)

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December 04, 2015

金箔切手発行50年

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 50年前の1965年12月4日、ガボンが世界最初の金箔切手を発行しました。

▶︎参照:世界最初の金箔切手
▶︎参照:金属製切手の根本を問う化学切手展

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December 03, 2015

タイポグラフィー切手

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 今2015年10月1日、ドイツが統一25周年切手を発行しました。見ての通りタイポグラフィー切手です。文字(フォント)だけのデザインで、おそらく一般受けはしないこと必至。ですが、若い時分にサインデザイナーだったせいで大好きです。装飾性を極限までそぎ落としたクールさがかっこいいと思います。普段は真面目すぎて話題にする機会も皆無なドイツですが、タイポグラフィーだけの切手をちょいちょい発行してくれるので一目を置かざるをえません。
 本券のフォントは、フーツラをベースに部分的に手を加えて仕上げているようです。フーツラは1923年、バウハウスの非常勤講師パウル・レナーによって作られたラテン文字で、futuraとはラテン語で「未来」を意味します。そのあたりの由緒もおそらく考慮されたのでしょう。・・・ってなことを書いても、玄人筋以外は「へえ?」の一言で終わりか。たまさか日本切手ではこんなデザインは実現されないでしょう、残念ながら。

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参照▶︎美しいタイポグラフィーの切手


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December 02, 2015

日本最初の盛り上げ印刷?

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2015120204 フィラメイト12月増刊号が届きました。9ページ下に掲載されている「神戸ルミナリエII」ホルダー入りがけっこう面白いのです。ふるさと切手とともにパッケージされたポストカード4種(料額印面なし)には、透明樹脂による盛り上げ印刷が施されているのです。4種全てそうです。発行当時も特に話題になることもなかったので私も実物を見るまでまったく知りませんでした。

 ファンタスティック・スタンプクラブ(FSC)あてに寄付していただいた不要品の中に、ホルダーとポストカードだけが残った状態で入っていました。料額印面がないので、これを正統な郵趣品とみなすかどうかは意見の分かれるところでしょう。しかし、私の知る限りではこれが日本郵便最初の盛り上げ印刷アイテムです。発行日は2005年12月9日です。

2015120305 ホルダーは青版のフロントーネ、赤版のスパッリエーラの2種があります。中身は同一です。ふつうは捨ててしまうホルダーですが、コピーライト、再生紙使用、ソイインク使用の各表示がしっかり入っていますので、環境郵趣の1アイテムとして残しておく価値はあると思います。
 ふるさと切手もパッケージされた完全セットはフィラメイトでお買い求めください。しかし、タトウとポストカード4種セットだけでよろしければ1セット500円(送料込み)で分譲します。ホルダーがまた狙ったかのようにぴったり納まるスマートレターで発送します。青版か赤版のどちらになるかは一任してください。

 左欄上から2行目「メール送信」をクリックすると現れますメールフォームにてご連絡ください。折り返し送金先等をご連絡いたします。先着順です。

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ローカル郵便消印収集のススメ

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 先月末、博多の切手即売会で入手した山口県内郵便局の消印コレクションの中からひとつまみ。私自身の職場が旧新南陽市にある縁でご紹介します。

 昭和45年11月1日、旧南陽町が市制に移行して新南陽市となりました。もともと、付近一帯を南陽町と呼んでいたからですが、山形県にすでに南陽市が存在していたために「新」を冠しての新市名称となりました。小学校4年生だったので記憶に残っています。現新南陽駅も当時は周防富田駅、愛称が「すっとん」だったことも覚えています。
 消印表示もそれに合わせて新南陽へとじょじょに替えられていきました。上に示しましたのは市制施行17年目にしてようやく変更した現新南陽政所局です。「山口・南陽政所」→「山口・新南陽政所」です。ぱっと見では見逃してしまいそうですね。新旧の消印を記念押印して確保しておいてくださった旧蔵者さんに感謝です。
 ところが、今でもなお変更していないのが上図右の南陽福川局です。旧南陽町の中心部だったとの自負もあるでしょう。歴史ある地名が残されているのは意義あることです。
 ところが平成15年4月21日、徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町による2市2町合併で現周南市となりました。山口県における最初の「平成の大合併」です。その結果、現在でも南陽、新南陽、徳山の各ローカル地名が消印上に混在しています。この現象はおそらく日本全国で見られるものと思います。

 私自身、主たる収集対象が外国切手なのですが、郵趣家の義務として住んでいる土地の郵便印も収集しています。さしあたって平成の大合併でどのような変化が起きているか、くらいは明らかにしておくべきでしょう。
 下図は「山口・熊毛三丘」→「山口・三丘」と表示変更になった実例です。平成の大合併で旧熊毛郡は現在、上関町、田布施町、平生町の3町のみになりました。

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追記:ちなみに「政所」は「まどころ」、「三丘」は「みつお」と読みます。山口県におけるマイルド級難読局の代表例です。

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December 01, 2015

童画のノスタルジーシリーズ第2集はフランス政府印刷所製

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 銘版がPhil@posteと表示されています。これはフランス政府印刷所の意味です。同所の略称は長い間ITVFで、フランス切手はもとよりバチカン市国、モロッコ、仏領ポリネシア、ニューカレドニアなどの切手上にも見ることができます。それが2006年6月26日に発行された数種のフランス新切手群からPhil@poste表示に切り替わり、以後現在に至ります。

 日本切手における最初のPhil@posta製切手です。来年の1月29日は・・・たいへんだ!(笑)

参照▶︎童画のノスタルジーシリーズ第2集

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