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August 24, 2015

台湾”萌えポスト”

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 今年の台風13号のために落下したビルの袖看板の直撃を受けて傾いてしまった2基の郵便ポストが人気。見た目が可愛いってんで”萌えポスト”と呼ばれ、新たな観光スポットになっているとか。台湾の収友がさっそく送ってくれました。萌えポストに投函すると、図のような記念スタンプが押されるという悪ノリぶりです(笑)。


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 観光利用したい気持ちはわかるけれど、やはり中華郵政の当初予定のように、安全な場所に移設するべきだと思いますねえ。写真だけでもポストの構造が弱く設置工事の強度も不足しているのがはっきりわかるからです。
 看板屋に勤めていたことがあるのでわかるのですが、落下したビルの袖看板は鋼材のフレームにトタン板を貼っただけの軽構造で重量は1トンないと思います(参考:軽自動車がだいたい1トン)。その程度の重量物が当たっただけで、こんなにやすやすと傾いてしまうのはいくらなんでも弱すぎます。衝撃を逃がす意味であえて柔構造にしているのか?、とも一瞬思いましたけれど、接地している固定用のベースプレートも持ち上がって曲がっているので、そもそも構造的に強度不足だろうと考えざるをえません。
 設置工事も問題ありです。日本の場合は既製品のコンクリート基礎(いわゆる2次製品)を土中に埋設し、真ん中に開けられた穴の中に支柱を差し込んで固定する土木基礎方式が主流です。萌えポストのようなベースプレート方式でも土中に基礎が埋められていることが前提です。台風被害の大きい台湾で、この程度の建築基準で良いというのはかなり疑問です。
 人が寄りかかって突然落下したら「痛い!」じゃ済まない事態になるんじゃないかと危惧しています。

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